Loading the page...

あいくれ

 

東京都立川出身女性ヴォーカルロックバンド、あいくれが初の全国流通盤となる『アンシャンテの手紙』をリリースする。クラシック、ハードコア、エモ、ポストロックなど様々な音楽要素をJ-POPに消化した独自のサウンドと人間味溢れる歌詞、ゆきみの圧倒的な歌唱力が話題の彼らから届いた今作には新たなスタートを切った彼らのドキュメントともいえる「ノンフィクションドラマ」や自主制作盤に収録されていた「リビルド」など全5曲が収録。フランス語で「はじめまして」という意味を持つアンシャンテをタイトルに冠したあいくれからの「はじめましての手紙」を受け取って欲しい。

Q.あいくれはどのように始まったのですか?

ゆきみ:高校の軽音楽部で意気投合した当時のベースの女の子とバンドを組むことになって「ギターとドラムは私が決めたい!」って2人を逆ナンしました(笑)。3人とも同じ学校の同級生なんですよ。

 

Q.結成当時はどんなバンドだったのですか?

ゆきみ:高校の文化祭でチャットモンチーや椎名林檎さんやRADWIMPSのコピーバンドのコピーバンドをしていましたね。

 

Q.メンバーのバックボーンはどういう音楽なのですか?

ゆきみ:それが全員バラバラなんですよ。私は4歳の頃からピアノをやっていたのでクラシックが基礎にあるんですけど、バンドを始めたのも何かに憧れがあった訳ではなくて、歌を歌いたくて軽音楽部に入ったんです。なのでルーツにあるのはクラシックですね。

小唄:僕は母さんがギターが好きだったので中2の誕生日にアコースティックギターをプレゼントしてもらったのが始まりですね。YUIが好きだったので自分でも弾いてみたくて中学の頃からギターを始めて高校でバンドを組みました。

こめたに:自分は高校生の頃から地元のハードコアバンドのスタッフをやっていて遠征に付いていったりしていたので自分のバンドでもそういう活動がしたいと思っていました。

ゆきみ:「こういう音楽がやりたい」って普通バンドを始めるときって話すじゃないですか。でもあいくれは私が独断で「このメンバーでやりたい」ってところから始まっているので、みんながどんな音楽が好きかは蓋を開けてみて分かったんです(笑)。でもそれが上手く融合して今の音楽性になったのかなって。

こめたに:明確なビジョンがあった訳じゃなく、割と初期衝動でただバンドやりたくて集まったメンバーなんですよ。その中で各々がやりたいことを出来ているとは思います。

 

Q.クラシックとハードコアって一見真逆なようでどちらも美しさは共通していますからね。

ゆきみ:そうなんですよね。どっちも美しいんです。そこが伝わるといいな。

こめたに:バンドとしてそこがうまく化学反応出来ていると嬉しいですね。

 

Q.曲はどのように作るのですか?

小唄:大まかに2パターンの作り方があって。

ゆきみ:私がピアノをメインに作るパターンとバンドでセッションしたものに歌を乗せるパターンがあります。

 

Q.あいくれの楽曲は美しさの中に人間らしさ、泥臭さを感じます。

ゆきみ:そこは常に意識しています。変にかっこつけるより人間らしさや泥臭さや私の中の嫌な部分も出していこうって。だからこそ美しいものがあると思うんです。

 

Q.分かります。初流通作品となる今作には『アンシャンテの手紙』と名付けられていますが「アンシャンテ」とは「はじめまして」という意味ですよね?

ゆきみ:はい。まさに「はじめまして」がアルバムのコンセプトになっていて、この音源で初めてあいくれを聴いてくれる人に「はじめまして」と言える作品を作りたかったんです。

小唄:今までやってきたことを作品に落とし込んだ上でちゃんと「はじめまして」と言える作品になったと思います。

 

Q.アルバムの至るところにメンバーそれぞれのルーツが落とし込まれていますよね。

ゆきみ:意識的にルーツを入れるというよりみんなが勝手にやりたいことをやってるんです(笑)。その上でぶつかることもあすけど全員が納得するものが出来たらハードコア好きにもクラシック好きにもJ-POP好きにも刺さる可能性があると思うんですよね。

 

Q.ピンポイントな話になりますけど「回顧展の林檎」の最初のブリッジの「テレテレレー」ってギターあるじゃないですか。あの1フレーズだけでエモやハードコアがバックボーンにあることは分かりますからね。

小唄:そこ分かってもらえるの超嬉しいです。

こめたに:ああやってバレないように散りばめるのが俺の役目なので。

 

Q.そこをバラすのが僕の役目なんですよ(笑)。

小唄/こめたに:あははは。嬉しいです。

 

Q.「はじめまして」のアルバムが「ノンフィクションドラマ」で始まることにも凄く意味を感じました。「始まりの最終章」というフレーズが印象的でした。

ゆきみ:去年11月にベースが脱退して私達は色んな壁にぶち当たったんです。それがそのまま歌詞になってる訳ではないけど、彼はやりたいことがあって新しい道に進んだ訳で。その中で私達も新しいスタートを切るためにこの曲が「はじめまして」の1曲目になったのは必然だったと思います。

 

Q.これまでのあいくれを背負って新しい一歩を踏み出した曲だと。

小唄:はい。だからこの曲以外アルバムの1曲目は考えられなかったんです。

 

Q.「回顧展の林檎」のような物事の捉え方に個人的には凄く共感しました。何かを見るときに角度が違えば見え方も違う訳で、見え方が違うことを批判するのでなく認め合うことで生まれることってあるなあと。

ゆきみ:凄い、感動しちゃう。まさにそういうことを歌いたかったんです。エドワードゴーリーという絵本作家の「おぞましい二人」っていう絵本があるんですけど私はどちらかというと目を伏せたくなるんです。勿論わたしと違う捉え方をする人も居て、みんな違った感覚になることが当然だと考えてます。見え方なんて人にとって違うので。

 

Q.自分の物差しで測るのは違うと。

ゆきみ:まさに。だから「何もかもきっと違うからそのままでいいよ」って歌っているんです。

 

Q.今の話は曲には直接関係ないですが「シロツメクサの指環」のシロツメクサの花言葉ともリンクしますよね。シロツメクサの花言葉って知ってます?

ゆきみ:約束ですか?

 

Q.はい。「約束」なんですけど、もうひとつ「復讐」という意味もあるんですよ。この曲には関係ないですけど(笑)。

ゆきみ:あははは。この曲はシロツメクサが咲いている道を歩いているときに頭の中にパッと浮かんだんです。シロツメクサってただの雑草ですけど、その雑草で作った指輪を喜んでくれるのって愛だなって。

 

Q.この曲の歌詞に出てくる「バスタブに愛を溜める」っていう表現のパンチライン、物凄い破壊力ですよね。泣きそうになります。

ゆきみ:あははは。

こめたに:この歌詞は俺も気に入ってます。

ゆきみ:この歌詞も考えて書いたんじゃなくてパッと頭に浮かんだんですよね。ちょっとしたものをもらった経験や景色がフラッシュバックして。

 

Q.家族の暖かさ、恋人の温もり、人の優しさ、全部この一節に現れていますよ。

ゆきみ:大事な人が家に帰ってきて「いいもの見つけたからあげるね」ってシロツメクサで作った指輪んもらったら、バスタブにお湯じゃなくて愛を溜めてあげたいなって思って書きました。

 

Q.最高です。そうやって愛を注ぐことはとても大事です。そして「愛を注ぐ」に繋がる訳ですが、この曲のノイズから始まり音数が減ってピアノと歌が刺さるアレンジはめちゃくちゃエモいです。

こめたに:これこそエモとクラシックの融合ですよね。

ゆきみ:バンドを続けていくにつれ愛すべき人が増えたんですよ。そういう人にどうやったらこの愛を伝えられるか、愛してくれてる人に返せるかを考えて歌っています。「愛を告ぐ」でも良かったんですけど「愛を注ぐ」の方が柔らかいかなって。「愛している」と伝える為の歌なんです。

 

Q.テーマとしてはEP『アポトーシスの愛し方』と繋がっていますよね。

ゆきみ:そうですね。本当にその通り。そこを汲んで頂いて嬉しいです。

 

Q.「リビルド」はベースが印象的な曲ですが現体制で再録してみてどうですか?

小唄:ベースが抜けて再出発する中で「リビルド」も新しいあいくれとして再録したいなって。

ゆきみ:やっぱりこの曲はベースありきだと思われているので、ベースが抜けた今あいくれの曲として改めて提示したかったんです。

小唄:自分達にケジメをつける為にも再録する必要があったと思います。

 

Q.新体制になりバンドを建て直すという意味でもリビルドなのかもしれませんね。

小唄:繋げますね(笑)。

ゆきみ:でも本当に建て直しだと思う。ここからまた始める決意の再録ですね。

 

Q.バンドを再構築し新たなスタートを切った今バンドの目標やビジョンはありますか?

ゆきみ:野望はあるけどゴールは定めていないですね。今やりたいこと、やりたい気持ちを率先した上で何処までいけるかだと思います。あとはどれだけ楽しいか、どれだけ自分を満足させられるかですね。

 

Q.そういう意味ではバンドを始めた軽音楽部時代と何も変わっていないのかもしれませんね。

ゆきみ:そうだと思います。楽しいことをやりたいって気持ちで続けてきたのでそこは変わってないです。

 

 

バンド名:あいくれ

タイトル:アンシャンテの手紙

1500円(+税)

DDCR-1010

2017 年3 月22 日発売

 

メンバー

ゆきみ(Vo)

小唄(Gt)

こめたに(Dr)

※掲載順

こめたに(Dr)ゆきみ(Vo) 小唄(Gt)

 

1stミニアルバム「アンシャンテの手紙」リリース記念

"読まずに食べないでツアー"

 

4/2(日)東京都・立川BABEL ※ツアー初日

4/4(火)大阪府・OSAKA MUSE

4/5(水)兵庫県・神戸太陽と虎

4/7(金)愛知県・名古屋新栄RAD HALL

4/14(金)長野県・松本ALECX

4/16(日)新潟県・新潟CLUB RIVERST

4/20(木)千葉県・千葉LOOK

5/2(火)千葉県・柏ThumbUp

5/9(火)神奈川県・横浜FAD

5/13(土)岡山県・岡山PEPPERLAND

5/14(日)山口県・周南rise

5/16(火)広島県・広島CAVE-BE

5/18(木)大分県・大分club SPOT

5/19(金)福岡県・福岡Queblick

5/21(日)福岡県・小倉FUSE

5/23(火)京都府・MOJO

5/24(水)石川県・金沢vanvan V4

5/28(日)宮城県・仙台RIPPLE

5/31(水) 茨城県・水戸LIGHT HOUSE

6/16(金)東京都・渋谷TSUTAYA O-crest

 

http://aikure.com/

 

 

2YOU MAGAZINE編集部

〒453-0837 愛知県名古屋市中村区二瀬町153 ニルヴァーナ101号室

Tel: 052-485-5993

e-mail:info@2youmag.com

Copyright(C) 2015 2YOU MAGAZINE All rights reserved
>