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パイプカツトマミヰズ

 

パイプカツトマミヰズが実に5年振りとなるアルバム『SHINE』を完成させた。彼らの結成は2006年。当時大学生だった彼らは前身バンドであるパイプカツトゾンビーズを経てパイプカツトマミヰズとして名古屋のアンダーグラウンドの重箱の隅の隅の隅っこで活動を重ねる。そして時は流れ2017年。いつの間にか結成11年目の突入していた彼らから届いたアルバム『SHINE』はかつての狂気はそのままに大人な雰囲気もほんの少しだけ垣間見ることが出来る。前作から5年の間にメンバーの脱退、ボランティアメンバー(サポートメンバーの意)の卒業という別れもあった。ああ見えてナイーブなヨシダ・F・ヒズムはその都度心が折れかけていたという。彼の心が傷ついているのは5年前から被り続けてきた緑色のキャップの破れにも表れている。それでもバンドを続けてこれたのは仲間がいたからだとヨシダ・F・ヒズムは照れながら話してくれた。3人体制となった彼らが作り上げた『SHINE』を是非手にして欲しい。(ジャケットがメンバー別でありヨシダ盤が人気がないそうなのでライブで購入する際は気を使おう!)

 

Q.遂に出ましたね。

舟橋:5年振りくらいですかね。

ヨシダ:目まぐるしい期間でした。みんなプライベートが激変したので、生活の合間を縫ってのレコーディングだったし僕が名古屋を離れたこともありメンバーで集まることも減って。

 

Q.そうなったことでバンドの在り方ややり方に変化はありましたか?

舟橋:前はもっと自由にやれていたしライブもガツガツやれてましたからね。

ヨシダ:仕事とバンドを共存させる中で打席に立つタイミングが減ってしまった。それが凄くもどかしくて。

舟橋:ちょっと前まで夜中から朝までスタジオに入ってそのま仕事とか平気だったのにねえ(笑)。

ヨシダ:だからこの2、3年はバンド自体に消極的になっていたんです。

 

Q.消極的だったんだ。

ヨシダ:はい。昔はメンバーともコンスタントにコミュニケーションを取っていたから僕が作る曲に対して「良いじゃん!」ってダイレクトに言ってもらっていて。だから自信もあったんだけど、最近はそういうコミュニケーションもとれてなかったので曲が良いのか悪いのかも分からなくて。

舟橋:ヨシダ君がここ4、5年で一番素直に話してるからドキッとする(笑)。

ヨシダ:だから暗い曲ばかり出来る時期があったり。

舟橋:ああ、あの頃の曲にはヨシダ君の精神状態がそのまま出てたよね。

 

Q.ヨシダ君は凄くナイーブな人だと思うんですよ。だからそのキャラクターやSNSの発言や変てこな曲名は照れ隠しなんだろうなって。

ヨシダ:あははは。バレてますね。まさにその通りです。あとはSNSのせいで色んな人と身近になった分、破天荒なとこを見せたくなるんですよ。「なんだこいつ」って思わせたいので(笑)。

舟橋:でもさ、所詮SNSだよ。

ヨシダ:でも10年経ってそこは変わったと思うよ。「ライブ見ました」「CD聴きました」より「SNSフォローしてます」って言われることの方が多いもん。

 

Q.なるほど。この10年で価値観は随分変わりましたからね。

ヨシダ:でも10年やってきたからこその嬉しいこともあって。例えばミソッカスのフェスに呼んでもらったりmudy on the 昨晩の活動がまた活発になったり、10年やってきて周りのバンドの活躍を横で見れるのはバンドを続けてきて良かったと思う瞬間ですね。昔、ライブハウスの人に「お前達は10年やりつづけたら勝ち組だ」って言われたことがあるんですけど、だから僕達は勝ち組なんだなって(笑)。

 

Q.10年続いた要因はなんだと思いますか?

ヨシダ:仲間の存在だと思います。仲間が頑張ってる姿は活力になりますからね。ケツを叩かれるというか。ぶっちゃけ何度も心が折れそうになりましたけど仲間がいるから辞めずにここまでこれたと思うので。メンバーが抜けたときとかきつかったもん。

舟橋:ヨシダ君は「この人じゃないと出来ない」っていうのが強い人なのでボランティアメンバー含め、メンバーが抜けるたびに意気消沈していたもんね。

ヨシダ:しっかりしなきゃね(笑)。

舟橋:でもさ、この3人がいればなんとかなる自信ない?僕はあるなあ。

ヨシダ:ミニマムだけどマックスなことをやれる3人だからね。自信はあるよ。

舟橋:それがセールスや動員に結び付いていないのは残念だけど圧倒的に楽しいことをやる自信はある。

 

Q.でも最近はこれまでとは違う動きをしていますよね。

ヨシダ:ミソフェスとかね(笑)。あれは僕らにとってもターニングポイントだったかもしれない。

舟橋:客層がまず違うからどんな反応があるか未知数でしたし。

コマダ:結果的には凄く良いリアクションを貰えて嬉しかったです。

舟橋:最初はどんな顔してそこにいたらいいかも分からなかったんですけどね(笑)。

 

Q.地底の魚が打ち上げられたみたいな(笑)。

コマダ:気圧の変化でおかしなことになります(笑)。

 

Q.あははは。そんな中で完成したアルバム『SHINE』ですが、それぞれの生活や制限がある中でパイプカツトマミヰズとして集まっているときは輝いているという意味なのかなと。ヨシダ:なるほど。ただそれはよく捉えすぎです(笑)。

舟橋:『SHINE』は「シャイン」だけど「死ね」なんですよ。これはもろヨシダ君のダークサイドだなって。

ヨシダ:まあこれも照れ隠しなんですけどね(笑)。コマダ君もなんか勝手に深読みしてたけど(笑)。

コマダ:生の輝きと死は隣り合わせにあってそれを多角的に見ているんじゃないかって。それをヨシダ君に伝えたら「そんなこと考えてねえよ!」と言われました。(一同爆笑)

 

Q.あとは語弊があるかもしれませんがアレンジが洗練されましたよね。

舟橋:「ギャシャーン!」とか「ドカーン!」じゃなくなったのかな。昔は派手さを意識してたけど違う楽しみ方も覚えましたから。

ヨシダ:だって毎日焼肉を食べてたら飽きるじゃないですか。たまにお茶漬けも挟みたいでしょ(笑)。

 

Q.しかしパイプカツトマミヰズのメンバーは凄くお互いを理解し合っていますね。

ヨシダ:大学の頃から一緒にやってますからね。

コマダ:君が誰よりもナイーブなことも知っているよ。

ヨシダ:やめろ!ただでさえ今回のCDのジャケットをメンバー別にしたことでナイーブになっているんだから。

舟橋:あれはメンバー内で波紋を呼んでるよね。物販で誰のが売れるかドキドキするもの。

コマダ:誰のが売れるかでメンバー間のヒエラルキーが(笑)。

ヨシダ:うるさい!俺のが一番売れてないんだよ!(一同爆笑)

 

バンド名:パイプカツトマミヰズ

タイトル:SHINE

LIVE会場限定発売

 

コマダ盤

 

ヨシダ盤

 

舟橋盤

ヨシダ・F・ヒズム(Vo、Gt.)

舟橋 孝裕(Ba.)

コマダ(Dr.)

 

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