ex.BEATCRUSADERS、ex.SHORT CIRCUIT、ex. SCAFULL KING、Rude Bones、ex.cafeloneのメンバーが一堂に会した!って書くとものすごい大げさになっちゃうけど、実はこれFREAKYFROGの正体なのだ!どうこれ?すごくない?ある意味ドリームチームでしょ。ところがどっこい本人たちの口から出たのは「各バンドの緑レンジャーの集合体」だそうな。確かにそれぞれのバンドの中では比較的地味な存在だったかもしれない。しかし、屋台骨を支える縁の下の力持ちたちを侮ってはいけない。抜群のメロディラインも、秀逸なアレンジも、一度聴いたら忘れられないほどのキャッチーさも、縁の下の力持ちなればこそ成せる業なのだ。インタビュー中も謙遜に次ぐ謙遜で、自虐ネタとして笑いを取っていたが聞いているのは筆者のみ。頑張るところじゃないのに…。断言する!未来は緑レンジャーが作るのだ!!!

 

Q.実はすごい5人がやってるわけなんですけど、どうやって集まったんですか?

umu(Vo.G)(以下:u):一番初めは俺とichi君の2人で、奥脇君(BEEF、ex.CHH)がドラムだったんだけどね。まぁ忙しくてやれなくなって、その頃に久々に3p3bのイベントでmoriyasuに会って。打ち上げで「俺もっとドラム叩きたいんだよね」ってアピってきて(笑)。chibaちゃんはアレだ…

chibamatt:(B)(以下:c):umuがいた頃のビークルとスプリットがあって、知り合って。umuがビークルやめてソロでやるからベース弾いてくれない?って話があって。

u:まぁ却下されたんだけどね(笑)。「お前なんかとやれるか」って。(一同爆笑)

c:いくらくれるんだ!?ってね。(一同爆笑)

u:桁一個足りないって(笑)。で、もう一回チャレンジしてみたら「今ならいいよ」って。多分金に困ってたんだろうね。(一同爆笑)で、しばらくはこの4人で活動してたんだけど、その頃にSCAFULL KINGの再結成ライブが渋谷のAXであって。その時にたまたまshuちゃんに会っちゃったんだよね(笑)。

shuichi(T.Sax.Key&Cho)(以下:s):出演者としてではなく、客として行ってたからね(笑)。

c:古すぎて呼ばれなかったんだよね。(一同爆笑)

s:1日目はメンバーがゲストで入れてくれたんだけど、2日目は「難しいなぁ」って言われてphalanxの大塚さんに入れてもらったんだよね。(一同大爆笑)

u:それで、たまたま会っちゃって(笑)。したら雨に濡れた子犬のような顔して、「最近何にもやってないんだよね」なんて言ってるわけ。その顔見てたら「ここで誘ってあげたほうがいいのかな?」って思えてきちゃってさ(笑)。ちょっとやってみる?なんて…

s:デモのレコーディングする時だったんだよね。

c:「どんな音楽やってるの?」の前に「何曜日に練習してるの?」だったからね!(一同爆笑)

u:音楽は何でも良かったんだろうね。練習の日程が自分の仕事と被らないほうが重要だったんだね(笑)。

s:最初はそのデモだけの予定だったみたいなんだけど、俺勝手にメンバーになるもんだと思ってて…。

c:飲みに行ったら、すっごいやる気になってて。

s:俺頑張るからね!chibaちゃん!って。(一同爆笑)

u:正しくは今も「正式サポート」だからね!

s:一応オフィシャルになってる。(一同爆笑)


Q.じゃあ、音楽性は全然決めてなかったんだ。

u:初めは考えてやってたんだけど、途中から「ま、いっか」ってなってきちゃって。

ichi(Tp.Vo.Cho)(以下:i):最初はumuさんが1曲全部打ち込みで作った状態で、みんなで聴いてたんだけど…。

u:どんどん人が増えていくにしたがってこうなっていったんだね。自分で持ってくるよりも、好きなようにやったほうが面白くなるんじゃないかなって。大枠だけ出来てて、そこからはみんなに任せてるって感じだね。

Q.「この人とやりたい!」って集まったわけではないんですね。

u:そうそう。行き場のない人が集まっちゃったんだね。(一同爆笑)気付いたら、緑レンジャーが5人集まっちゃった!本当は赤と青がほしいんだけど…。

c:「各バンドの緑レンジャーが集まっちゃったね」ってTOSHI-LOW(BRAHMAN)に言われたからね(笑)。


Q.いや、実際「元〜」っていうのを見たら、ものすごいバンドばっかりなんですけどね。

u:確かにね。そこだけ見るとものすごいんだけどね。

s:ものすごいバンドの中の緑レンジャーが集まっちゃった。(一同爆笑)

Q.そのものすごいバンド名を、あんまり出さずにやってきたように感じるんだけど。

moriyasu(Dr.Cho)(以下:m):あんまり言う機会がなかったんだよね。

u:あんまり主だった活動をしてなかったからね(笑)。今やっと言える機会が出来たっていう。やっと「緑レンジャーやってます!」って言える時が来たっていうね。緑レンジャーって言えない緑レンジャーって最低だね…。(一同爆笑)

Q. 個人的には緑レンジャー大好きでしたよ!ブーメランがね。確かに元々やってたバンドの中では脇役だった部分はあるかもしれないですけど、縁の下の力持ちが集まったからこそ、やっぱりセンスがものすごく良いと思うんですが。

c:言われ慣れてないから分かんないや…。(一同爆笑)

s:急に誉められたからドギマギしちゃう(笑)。

u:ずっと縁の下だったからね。いまだに全員が縁の下の気持ちでやってるんだろうね(笑)。家の基礎作りだけすごく得意みたいな。

c:確実に地味〜な仕事だね(笑)。


Q.いや、曲作りって結局「基礎作り」が一番大切じゃないですか。だからこそ、この5人でやると、ものすごいセンスを見せてると思うんですけどね。

u:すごいセンス見せてた?分かんないんだよね。

s:umuの力によるところが大きいんだろうね。

u:棟梁だからね!(一同爆笑)曲自体はずっとライブでやってるものが多いから、その曲がどうなのかっていうのが、もう分かんないよね。客観的に見れないというか。だから出来上がってパッケージにしたものの、「これどうなの?」っていうもちょっとあるはあるんだよね。良いとは思うんだけどさぁっていうのが(笑)。

Q.実はすでにアルバムが出てると思ってたんですよ。ライブでしか聴いてないはずなのに、全然曲を覚えてて、アルバム聴いてても知ってる曲が多かったんです。それってすごいことだと思うんですけど。

u:メロディを作る時に引っかかりみたいなものは大事にしてるかもしれない。どこが引っかかるかなっていうのを考えて作ってるとは思うんだけど…それが過去すぎて覚えてない(笑)。そういうメロディが引っかかってくれるとね、「やったぜ!緑レンジャー!」みたいなね。(一同爆笑)実は緑レンジャーすごいんだぞ!ってね(笑)。

m:赤はもっとすごいけどね。(一同爆笑)

u:赤には敵わないよ〜(笑)。青一人ぐらいなら緑5人集まれば勝てそうだけど(笑)。


Q.赤の武器は所詮ムチですから!緑はブーメランですよ!飛ぶし、最終的には自分のところに帰ってくるっていう。

u:おお!そうだね。

m:飛んでったままにならなきゃいいけど…。(一同爆笑)

u:それは有り得るなぁ…。

m:槍投げみたくなっちゃってね。

u:帰ってくるまでが寂しい感じだよね。その間無力だしね。(一同爆笑)でも、もう投げちゃったからね。だから今、待ってる状態で寂しいよね。

s:何人倒してくるか分かんないしね。

u:すんごい倒してくるかもしれないしね。まぁ帰ってこない可能性もあるから。全然別のものが帰ってくるとか(笑)。


Q.こんなすごいメンバーが集まってるのに、4年間アルバムを出さなかった理由ってあるんですか?

u:何回か機会はあったんだけど…shuちゃんが入って何年だっけ?

s:もうすぐ2年かな。

u:えー!?そんなにやってるの?そんなにやっててそれなの!?(一同爆笑)まぁこのメンバーになって2年なんだけど、その間に色んなレーベルから話はあって。でも、その都度その都度で色んなトラブルが発生して、全部流れちゃってたんだよね。で、俺らがすごい高まってきた時には、出すっていうレーベルがなくなっちゃって(笑)。

s:こっちはOKなのにね。

u:で、まぁそれなら自分たちでやればいいんじゃないかなっていうので、今回自主でやることになって。


Q.結果的には自主で正解だったように思うんですが。

c:確かにそれはそうなんだよね。

m:PVをichi君が作ったり、デモに関しては俺が音を作ってたり、ジャケはumuが描いてたりと、全然自分らでも出来ちゃうんだよね。そういうことの延長としてやってるだけっていう感じなんだよね。

u:自分らでやれちゃうっていうのが大きいよね。偶然だけど、そういうメンバーが集まったわけだし。…まぁ結局自主でやるなら、もう少し早くやれば良かったかなっていうのもあるけどね。ほら、どこかのレーベルから出すとなると、そっちの都合もあるから、待ったりする時間もあって、間延びしちゃうっていうのもあるし…だから自分らでやるなら、もう少し早く動けたんじゃないかという気持ちもあるけどね。まぁこればっかりはね。

c:緑レンジャーは踏み出すのが怖いんだよ。(一同爆笑)

u:勇気がないからね!いきなりは行けないから。様子見ちゃう(笑)。


Q.様子見た時間が良かったんじゃないですかね。ライブで曲を覚えてもらったっていうのが。

u:普通とは逆なんだけどね。CD聴いてライブに来るほうが圧倒的に多いと思うんだけど、これはこれで良いと思う。最近ライブで、デモにも入れてない曲でお客さんが盛り上がったりするんだけど、それっていいなって思ってて。この人たちはディスクを何も持ってないのにライブで盛り上がるポイントが分かってるってことは、ちゃんと浸透してるってことだからね。


Q.本来のインディーのありかたってそうだと思います。しかもライブで勝負してるから自然とキャッチーになってるように思います。

u:曲作る時はやっぱりライブ感を大事にしてると思ってる、自分では。それが結果的に良い風に作用していればいいなと思いますね。

c:少なくとも音源ありきではないよね。

s:ライブで出来ないことは(音源でも)極力やらないようにしてるしね。

u:こびりつかせたいっていうのがあるね(笑)。油っぽく。あっさりしようと思えば出来るところもあるとは思うんだけど、メロディとか曲のキャッチーな部分として、聴いてる人に爪あとを残したいっていうのがあるのね、俺の中で。ライブ観て良かったけど曲は覚えられないっていうのよりは、帰りの電車の中でメロディがずっと頭で鳴ってるようなものにしたいなっていうのがあるね。


Q.緑レンジャーだからこそのキャッチーさなのかもしれないですね。もしかして赤レンジャーだったらいきなり誰にも理解できないようなことやってたかもしれないし。

u:そうだと思うよ。それはよく分かる。いるもんね、そういう人も(笑)。

m:で、後々あの人は早すぎたって言われるんだよね(笑)。

s:umuの感性が曲作りのほとんどを占めてるけど、全員がある程度共通してる感覚的な理解はあると思うんだよね。


Q.でも、実はそこに隠されたマニアックなアレンジもあるという。

c:そうやって分かってもらえると、すごくうれしいけど、それは分かる人にだけ分かれば良いと思うんだよね。

u:こっそり笑ってもらえるぐらいなエッセンスで良いと思う。

s:俺に関してはマニアックな部分は全くないけどね(笑)。

u:shuちゃん何かやってたじゃん、サックスで。分かんないけど(笑)。

s:分かんないんでしょ!

u:何かほら、アラブ調の。ありえない音階のヤツ。

s:ああ、アレね(笑)。


Q.やろうと思えば出来るけど、あえてやらない感じですよね。

u:判断基準は難しいけどね。マニアックなことを練習ではやってたりするんだけど、それをアウトプットする時の判断基準はどうしてもキャッチーな方へいっちゃうんで。これカッコいいけど、最終的にどういう形にすればいいのかなっていうのがね。もっとハッキリしてきたら、アヴァンギャルドな部分とキャッチーな部分がもう少し面白く絡んでくるのかもしれないけど、1stとしてはこれが正解なんじゃないかな。あとは、アレだ。妙に仲が良いから。緑レンジャーの結束だね(笑)。

c:裏切るなよ!っていうね(笑)。

m:あいつ最近青ぶってるらしいよとかさ(笑)。

u:(笑)そういうのもホント出てると思うよ。


Q.かなりの頻度で名古屋に来てると思いますが、何か思い出ってありますか?

u:ichi君はいつもは飲まないけど名古屋では飲むよね。

i:やっぱり名古屋は楽しいんで飲んじゃいますね。

u:名古屋はやっぱテンション上がるよね。

c:まず味仙があるっていうね(笑)。

u:元々ビークルの頃からよく来てるから友達も多いし、実家も近いし。食べ物がさ、ソウルフードじゃない。味噌カツにしてもスガキヤにしても。他のバンドの人に聞くと名古屋は苦手だって人多いけど、俺はそうは感じないんだよね。名古屋ってお客さんが暖かいイメージがある。

s:で、また9部9厘HUCK FINNだから。HUCK FINNが好きっていうのもあるね。

u:まぁそんなに遠くもないしね。もっと頻繁に来たいな。何だろうね、名古屋。

s:何かテンション上がっちゃうんだよね。


Q.名古屋にいる緑レンジャー、主役になれない人にメッセージをお願いします!

u:赤レンジャーばっかりだったら堅苦しい感じになっちゃうと思うんだよね。でも、緑レンジャーばっかりだったら、そういう緊張感はまずないわけじゃない。油断しかないから。敵も油断してるかもしれないけど、こっちも油断してるから(笑)。今のこのご時勢そういうのが心地良いんじゃないかなっていうのもね。みんなが赤レンジャーになってもしょうがないし。緑レンジャーでもしっかりやってりゃいいんじゃない?

c:マリオよりルイージっていうね。(一同爆笑)

u:緑レンジャーが5人集まれば、何とかなるんじゃないかってね。


Q.元々ロック好きになる人って、色んなところに対する劣等感や疎外感を持ってる人が大多数だと思うんですよね。ということは、緑レンジャーこそロックなんじゃないかと思うんですよ。

u:そうなんだよね。絶対ロックだと思うよ。このバンドもロック以外の何ものでもないもん。上手く言えないけどロックだよ(笑)。


Q.一個だけ世界の緑レンジャーたちにアドバイスするとしたらどんなことがありますか?

全員:…。

c:そういうのがすぐに出てこないところが緑レンジャーだよね。(一同爆笑)

u:あんまり人のこと気にするなっていうことかな。自分の、緑の生き方でいいじゃん!っていうさ。幸せって相対的に考えるとしんどくなっちゃうじゃない。誰かと比べてどうかっていうのを考えるのは赤レンジャーになろうとしてるヤツなんですよ。緑レンジャーはそんな風には考えない。緑は自分の信じたものをやっていくんだよ。

s:それで社会的な成功を得られるかどうかは知らないけどね(笑)。

u:でも、自分として満足な生き方は出来る。そういう生き方が良ければ緑レンジャーですよ、これからの時代。逆に緑レンジャーになれる人も少ないんでしょ?って思うんだよね。

 

Member:
umu / vo & guitar
chibamatt / bass
moriyasu maeda / drums
ichi / trumpet & vo
shuichi tamura / tenor sax & key

 

FREAKYFROG
1st Album
FREAKYFROG

NOW ON SALE!

税込¥2,300(税抜2,190)

01: TEACHER'S PET
02: GREEN MILE
03: SECOND LIFE
04: POP MUSIC
05: BYE BYE GIRL
06: OVERALL
07: B×G M×C FAN
08: GRASSHOPPER'S
    SYMPHONY
09: 420
10: REALITY BITES
11: SNOBBERY
12: FOR LIFE
13: DEVICE(労働賛歌)
14: BELIEVE
15: I'M A LOSER
16: SO LONG


"FREAKYFROG" TOUR 2009-2010

12/13(日) 高円寺HIGH
1/16(土) 心斎橋新神楽
1/17(日) 名古屋HUCK FINN
2/6(土) 四日市CLUB CHAOS
2/7(日) 京都WHOOPEE'S
2/11(木祝) 仙台FLYING STUDIO
2/27(土) 宇都宮HEAVEN'S ROCK
2/28(日) 熊谷HEAVEN'S ROCK

3/6(土) 八王子RIPS
3/7(日) 甲府KAZOO HALL
3/13(土) 千葉LOOK
3/14(日) 横須賀PUMPKIN
4/3(土) 十三FANDANGO
4/4(日) 名古屋HUCK FINN
4/17(土) 下北沢SHELTER

 


 

2YOU MAGAZINE編集部
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