良質なパワーポップ、ポップパンクのバンドを次々と世に送り出す『KOGA RECORDS』のオーナーKOGA氏率いるROCKET Kが、約3年振りとなるNEW ALBUM「KISS MY ROCKS」をリリース!オリジナルパンク、ネオモッズ、パワーポップ、ポップパンク、メロディックパンクetc…の要素を貪欲に飲み込み、ROCKET Kならではのオリジナルサウンドに昇華させている。KOGAからリリースされている、SpecialThanksとの出会いから生まれた『SpecialThanks』という楽曲も含め、SpecialThanksファンにも是非とも聴いてもらいたい!日本のパワーポップ最高傑作だ!!

 

Q.3年振りのオリジナルアルバムになりますが、その間にバンドとして、KOGAさんとして何か変化ってありましたか?

KOGA(Vo.B):まず、ドラムが抜けちゃったんですよ。それで当然、活動がままならない状況になってね。で、新しい若いドラムをみつけて。で、せっかくメンバーチェンジするなら、今までと違うこともやってみようと。
で、「女の子のギター入れたら華が出るんじゃないか?」と思って探したわけですよ。何人か候補がいたんだけど、KOGA(RECORDS)を好きな子が富山から東京に出てくるらしいっていう噂を聞いて。
連絡が取れて、東京出てきて3日目ぐらいには会って、1週間目にはウチのカバー・アルバムのレコーディングに参加させました(笑)。それがAI ちゃん(G.Vo)ですね。


Q.え!?いきなりギターも弾いたんですか?

KOGA:うん、アコギを弾いてもらった。彼女は元々そっち出身だったしね。レコーディングの時点では、AKA (G.Cho)もKAZUYA(Dr.Cho)もAIちゃんに会ったことがなかったっていう(笑)。
というか、レコーディングもAKAとKAZUYAが録り終わったあとから参加してるので、会ってないわけですよ。全部終わってから初めて顔を合わせたという(笑)。そうやって半ば強引に彼女にも入ってもらって(笑)。
そうこうするうちにメンバーの色んな事情で、またしても活動ができなくなっちゃって。まぁちょろちょろ練習やライブはしてたんだけど。で、ようやくレコーディングできる体制が整った頃に、ウチのレーベルから例の新人バンドがリリースされて(笑)。


Q.SpecialThanksですね。

KOGA:そうそう。それであれよあれよという間に、毎週名古屋に行かなきゃならないとう忙しさになり(笑)。まぁ、こんなことは10年に1度あるかないかだと思ってたので、とりあえず自分のバンドよりもSpecialThanksを優先して。レーベル業というか、アーティストを育てることに一生懸命になってた。
バンドもおろそか…おろそかではないけど、なかなか時間も取れなくなって。で、だったらROCKET Kをリリースするのは、自信を持って「これぞ!」っていうものができるまでやめとこうと。…気付いたら3年半ぐらい経っちゃった(笑)。


Q.今回は相当な自信作なわけですね!実際バラエティに富んだ素晴らしい作品だと思います。

KOGA:リリースがなかった時期も、ちょこちょこレコーディングはしてて。それが溜まってきて、そこに足りない曲があれば、またレコーディングしてっていう作業を繰り返してた。3〜4曲を3回か4回に分けて録っていったわけですよ。
だから、その時その時のマイブームもあるし、「こういう曲がほしいな」とか「こういう曲もやってみたいな」とかって考える時間があったんだよね。第三者的というか、ディレクターっぽく見れたっていう。それがあるからバラエティに富んだ作品に仕上がったんじゃないかな。


Q.今までのROCKET Kってオシャレというか、スタイリッシュというか、何となく様式美のあるロックンロール・バンドっていうイメージだったんですよ。それが今回、良い意味で壊れたような気がします。

KOGA:それはある。やっぱり若手2人(AI、KAZUYA)の存在が大きいだろうね。ルーツを自分なりに今風にしていくっていうのが、今までのROCKET Kだったと思うんだけど、2人が加入したことによって、ROCKET Kのそういう部分を壊してくれたというか。
そこが今回のアルバムが前とは一番違うところじゃないかな。そういう意味でも、ホント新人として…新しいバンドとして聴いてもらいたいなって思いますね。


Q.ジャケが!完全にGENERATION Xじゃないですか!遊び心満載ですね。

KOGA:ホント申し訳ないオレがビリーアイドル役で(笑)!ビジュアルやジャケに関してはAKAに主導権を持たせてるんですよ。サウンドに関しては僕が中心になってるんですけど、ビジュアルに関してはAKAは、やっぱりすごい…すごいというか突拍子もないアイディアを出してくるから(笑)。
今回もKOGAの事務所でGENERATION Xのジャケを見て「これパクったらどうですか?」って(笑)。「えーーー!?」って(笑)。


Q.若いお客さんはGENERATION Xは知らないかもしれないですけどね(笑)。

KOGA:知らないと思うよ。でも、知らないからこそ新鮮に思ってくれたらうれしいし、ウチのジャケを見たあとで、GENERATION Xを見て「まんまじゃん!」ってなってくれたら面白いかなと。そういうジャケの楽しみ方もあっていいと思うし。


Q.音楽的にもちゃんとリスペクトが見えるし、ROCKET KからGENERATION Xを知るキッカケにもなりえますよね。

KOGA:そうそう。Weezerだって1stのジャケはThe Feeliesなわけでさ。そこに対する愛情があればいいと思うんだよね。


Q.遊び心という点では、M-2『WELCOM TO THE JUNGLEGYM』なんて、タイトルはあのバンドのあの曲のパロディですよね(笑)。

KOGA:(笑) 僕、最近ジムに通ってて。まぁこういう歳なんでメタボにならないように(笑)。
ジムに行くとみんな黙々と自分に対する挑戦をしてるわけですよ。僕もそうなんですけど。そういう歌詞を作ろうと思って。
で、ウチの近所にJUNGLEGYMっていうレーベルがあるのを思い出して(笑)。「WELCOM TO THE JUNGLE…GYM」…これいい!って(笑)。そういう感じで「ジムへようこそ!」みたいなね。ジムでは争いなんかない、戦いといえば自分との戦いだっていう。全然メロディは違うけど、サビの歌詞は、単語変えてるだけですからね(笑)。まぁAKAはGuns N' Rosesフリークだし。


Q.M-3『MUSIC LIFE』みたいな曲は、長年の経験とセンスがないと出来ないと思います。

KOGA:僕は元々Venus Peterっていう渋谷系のバンドをやってまして。そこで、ダンサブルなナンバーもやってたし。4つ打ちっぽくてダンサブルなんだけど、ちょっとハードなナンバーっていうのをやってみたくて。それが思いのほかハマって、いいアレンジに仕上がって。
歌詞はもうまさに僕のMUSIC LIFE、人生のことを歌ってます。それが上手くこのアルバムのコンセプトを1曲で表してるような感じですね。


Q.そのコンセプトっていうのは何なんでしょう?

KOGA:僕の人生です。昔、僕はラジオとかを聴いて音楽を知って、影響受けたりして。そこから色んな音楽を遡って聴いてたんですよ。それが楽しかった。
今の子達は時代の音楽は聴くけど、そこから遡ることはしないじゃないですか。今時は、そういう聴き方が普通ってことも理解はしてますが…。僕らの音楽って、どこかしらに昔のテイストが入ってたりとかするんですよ。そういうところを聴いてもらって、あとから「あ!これはあの曲のオマージュだったんだ」っていうのが分かってくれたらいいな…っていうのを漠然と思ってて。
だから全曲、僕が影響を受けたり、リスペクトする楽曲のどこかしらが入ってたりする。そこにメンバー4人のテイストが入っているので、最終的にはROCKET Kサウンドにはなってると思うけど。


Q.新ギタリストAIさんのボーカル曲も目を引きますね。

KOGA:ホント、それがハマったんですよ。男女のコーラスがしっくり来るまでには時間がかかったんですけど、しっくり来た瞬間はホントに気持ち良くて。AIちゃんとコーラスのアレンジをしてる時、すごい楽しいです。
僕ってBEATLESとかWHOとかの教科書通りのコーラスアレンジしか出てこないんだけど、AIちゃんは自分流のコーラスの仕方を持ってて、それもすごいハマった。リードボーカルを取ってもらったら、それがまた良くて。
だから今回、ホントはAIちゃんのメインボーカルは2曲の予定だったんですけど、急遽1曲増やしたんですよ。それがCardigansの『carnival』のカバー。


Q.特にM-5の『BLACK SHIRTS』なんて、新境地ですよね。

KOGA:AIちゃんが「ROCKET Kにはないタイプの曲を」って持ってきたのが『BLACK SHIRTS』なんですよ。AIちゃんはWATER CLOSETやCIGARETTEMANが大好きで。僕の中にはないメロディやコード進行で「最初大丈夫なのかな…?」って思ったんだけど。AKAはこういうタイプの楽曲も得意だから、アレンジに関しては2人にリーダーシップを取ってもらって。俺はそれにベースを付けるっていう感じで。
そのベースの付け方も今までにない付け方だったから新鮮でさ。ライブでやってても、ベースラインを弾くだけで心地良いというか。


Q.この歳にして新たな発見(笑)。

KOGA:(笑)そういうこと。アレンジも含めてAIちゃんとAKAが中心になって作った楽曲なんで、僕は「なるほど、こうしたらいいんだ」ってベースを付けていったっていうね。


Q.それはROCKET K史上、初めてのことですよね。

KOGA:初めて、初めて(笑)。今までは当然自分が中心になってアレンジしてたから。そういう意味でも、この曲は新境地で。今後の色んな可能性が見えた楽曲です。


Q.今作には、『SpecialThanks』に捧げられた、まさに『SpecialThanks』という楽曲が収録されてますよね。彼らに対する思いを語ってください。

KOGA:全く無名だったSpecialThanksをNOT REBOUNDから紹介してもらい、そのバンドがどんどん話題になり、有名になり、数字も出ちゃって、どんどんカッコ良いバンドになっていく…っていうのを、僕はある意味一から見てきたわけじゃないですか。
その流れが「自分を奮い立たせる何か」になったっていうのがあるし、バンドってこうやって成長していくんだなっていう、僕が忘れてたものを思い出させてくれたっていうのがあって。そこに対する感謝…「SpecialThanksに対するSPECIAL THANKS」っていう想いを歌詞にしました。まぁ…こういうの入れたら話題にもなるんじゃないかな?なん?て(大爆笑)!!!


Q.続けていくうちに忘れてしまった、バンドをやり始めた頃の楽しさなんかも思い出したのかもしれないですね。

KOGA:それもある。ただ、やり始めた頃の楽しさもあるけど、ずっとやっていく上での辛さとか…色んな壁にもぶち当たるだろうし。そういう時には僕が助けたり、教えたりしなきゃいけないなっていう歌詞でもあるんだよね。


Q.彼女たちにとってもKOGAから出せたことは良いことだと思いますよ!

KOGA:ホント、横のつながりも含めたところで、今の状況になってるってことは良いことだと。僕もずっと長くやってきて「もうウチのレーベルダメかな」って思ってた時に、救世主が現れたというか…僕の気持ちが復活したのは、彼らがいたからだと思いますよ。だから今回のアルバムは気合が入ったんだろうし。こいつらには負けられないっていう。


Q. SpecialThanksのファンが聴いても、スっと入れる楽曲だと思います。

KOGA:まぁSpecialThanksのMIX含めたレコーディングも僕が手伝ってるんで、ある程度音の感触も同じだと思います(笑)。歌ってるのが汚いヤツだっていうだけで(笑)。そこを中和するためにAIちゃんがいるっていう(爆笑)。


Q.レーベルとバンドを両立することって大変だと思います。何か秘訣はありますか?

KOGA:両立できてないかもしれないけどね(笑)。やっぱりバンドマンというよりリスナーなんですよ。そしてレーベルも生活の糧にはしてますけど、その前にリスナーとして「これはカッコ良いな」って思った音楽をリリースしてるだけ。
「レーベルで食っていこう」とか「バンドで成功してやる」とか言う前に、カッコ良いバンドと一緒に何かやりたいっていうのが大きいんですよね。それがずっと変わってないので、やれてきたんだと思います。状況が変わっても、この気持ちはずっと変わらないと思います。
そのバンドが売れようが、売れまいが、好きなバンドと苦楽を共にするのが楽しいし、信じてくれる人がいればついてきてくれればいいと思うし、信じられなくなれば離れていくのもいいし。どこまで続けられるかは分からないけど、自分の体力と制作意欲が続く限りは生涯現役としてやり続けたい。
もちろんそれはレーベルに対しても同じ気持ち。こんな時代だからこそ、逆に僕が続けなきゃなっていう想いもあります。


Q.KOGA RECORDSは古くは『ketchup mania(けちゃっぷmania)』『BELLY ROLL』、最近では『SpecialThanks』『NOT REBOUND』と名古屋のバンドを次々リリースしてますよね。名古屋と縁があると思いますので、名古屋について語っちゃってください!

KOGA:自分の人生でこんなにも名古屋にお世話になるとは思ってなかったですね。もう、今となっては名古屋大好きです!
昔は「名古屋はロック不毛の地」ってすっごい攻撃してたんですけどね(笑)。でも、今は本当に好き。土地柄も人柄も。すごい純粋な人たちばっかりで。
東京と大阪の間というか、どことも違う独自の文化があると思います。どのバンドも偶然出会ったわけだけど、名古屋っていう土地がなければ出会えなかったわけだし。だから、微力ながら今後もも名古屋の文化に貢献できればなと。
あと、名古屋といえばカプセルホテル!ホントに素晴らしい!色んな風呂があってマッサージあって居酒屋あって朝食付いて。昔は「カプセルホテル?」ぐらいに思ってたんですけど、名古屋では今はビジネスホテルより、カプセルのほうが安らげる(笑)。


Q.この作品を聴いて集まるであろうみなさんにメッセージをお願いします!

KOGA:色んなロックの楽しさっていうのを感じてもらえればなぁと思いますね。ダイブ、モッシュもいいけど…まあ僕らでダイブやモッシュが起きたら、それはうれしいけど、また違う楽しみ方もあるだろうし、それを味わってもらいたいな。

 

HPアドレス:http://rocketk.com/

 

ROCKET K
3rd FULL ALBUM
KISS MY ROCKS
KOCA-58

2009.1.13 ON SALE

¥2,100(税込み)
全14曲




ROCKET K "KISS MY ROCKS" TOUR 2010

2月20日新代田FEVER
3月20日名古屋新栄SONSET STRIP
3月21日大阪新神楽
3月22日岡山PEPPER LAND
4月3日札幌Sound Lab mole
4月4日札幌HALL SPIRITUAL LOUNGE
4月10日八王子MATCH VOX
4月17日新潟CLUB JUNK BOX MINI
4月18日富山MAIRO
4月24日下北沢Shelter
5月7日 仙台FLYING STUDIO

 


 

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