前作「DOWN TO EARTH」から約1年半、FOUR GET ME A NOTSが2nd ミニ・アルバム「TRIAD(トライアド)」をリリースする。「3和音」と名付けられたこのアルバムは、その名の通り3人の和音を絶妙に聴かせ、全てにおいて前作以上のクオリティを見せ付けた。特にM-2:Biginningで聴かせる3人の声の絡みは最早芸術の域に達していると言っても過言ではないだろう。そしてM-4:Crescent moonではVo.G高橋が初のリード・ボーカルに挑戦している。これが新たなる彼らの魅力として充分すぎるほどの存在感を示している。

 

Q.「TRIAD」(3和音)というタイトルが先にあって作られた音源なんですか?

石坪(Vo.B):タイトルは(音源が)完成してから付けました。完成してみてメンバー3人それぞれの特技とか、特性を最大限に生かせた音源になったなぁと思って、「TRIAD」(3和音)って付けたんです。とにかく「3」にまつわるものにしたいなって。


Q.最初からイメージはできてたんですか?

石坪:いや、そんなに…。元々ネタとして作ってくるのは僕と智恵(高橋:Vo.G)で…まぁ毎回そういう作り方なんですけど、あるネタを詰めていっただけで。だから特に考えて作ったわけではないですね。


Q.6曲なのにフル・アルバムぐらいの聴き応えがある作品ですよね。

石坪:そうだと思います(笑)!

阿部(Dr.Vo):1曲1曲がすごく濃いものになってると思うので。


Q.敢えて6曲なわけですよね。足すでもなく、引くでもなく。

高橋(Vo.G):曲は他にもあったんですけど、今回は自分たちが今やりたいことっていうのが…嘘偽りなく最大限に自分たちが出せるのがこの6曲だったっていう。

阿部:これはもう、この6曲だからこその作品だと思いますね。これにもう1曲あったら全然違うと思う。かといって減らすこともまた違うかなって。


Q.ミニ・アルバムを作ろうというよりは、「結果ミニ・アルバムになりました」みたいな感じなんですかね。

阿部:どっちかって言ったら、そっちのほうが合ってますね(笑)。

石坪:曲がなくて仕方なくミニ・アルバムにしたとかじゃなくて、この6曲で一つの作品っていう感じですね。

阿部:バーっと並べてみて、そこから選んだ結果の6曲です。


Q.今までの作品以上にツイン・ボーカル+コーラスっていうのが増えたように感じます。

石坪:そんなに意識してそうしたわけではないです。前からもちょろちょろあったはあったんで。曲を作っていく中で自然にそうなっていっただけで。


Q.Aメロは石坪さんで、Bメロは高橋さんでっていうのがハッキリしてる曲が多いように感じたんですよね。そういう「男女混声ツイン・ボーカル」的なバンドになろうとしてるのかなって。

石坪:多少はあるかもしれないですけど、だからといって次の作品を作る時に僕がメインで歌うものを無くすかといったらそういうわけでもないし。ホント自然にできたものがコレっていうだけで。たまたま今回はこういうものに仕上がったというか。

高橋:あと、曲たちの1曲1曲の雰囲気を生かせる声があると思うんです。Crescent moonは私の声がハマったと思うし、逆にM-5のWaysっていう曲には私の声は一切入ってないんです。この曲は男同士でハモったほうが雰囲気が良かったんですよね。そういう感覚的な部分で決めていってる感じです。そういうところが3作目になってより掴めてきた部分があるんじゃないですかね。


Q.今回は高橋さんがリード・ボーカルを取った曲(M-4:Crescent moon)もありますよね。

高橋:初めてのことですね。

石坪:元々、3人のやれることの選択肢としてあったものなんですけど、今までの自分たちだと、智恵(高橋)がリード・ボーカルでやっていこうっていうモードに、まだなれていなかったっていうか。ただそれだけで。今回作っていく中で、3人が「やってみようか」っていう風に思えたんですよね。もう3人のフィーリングでしかないんですけど(笑)。


Q.あ、もう感覚だけの問題だったんですね。

石坪:そう、感覚だけです。で、「今回からやっていこうか」って自然に思えたんですよね。


Q.例えば、フル・アルバム…12曲ある中の1曲としてやってみるっていう感じではなかったと。

石坪:最初はそういうつもりではあったんですけど…。作品を追うごとに変化を付けたいというのが自分たちにもあって。今回の作品にしても新しいことをやってみたくて。だからフル・アルバムだからっていうのではなく、自分たちのモードがそうなった今がベストなのかなって。


Q.高橋さんは自分がリード・ボーカルをやってみてどうですか?

高橋:やっぱり全然感覚が違いますね。今までは「コーラス」っていう意識でやってた部分が大きいんですけど、メインを張るっていうことになると、歌に対しての気持ちも全然変わるし、色んな部分でのバランスが変わってくるんですよね。そういうことに気付けたというか。


Q.石坪さんも、この曲に関してはベーシストに徹したわけですよね。ベース・ラインも他の曲とは違う感じになってますしね。

石坪:そうですね。自分がメインで歌うわけではないからベースで遊んでみようと思って作りました。


Q.この曲だけ歌詞の雰囲気が違いますよね。

石坪:この曲だけ智恵が書いてますね。

高橋:ボッチ(石坪)と正反対なんですよね。ボッチは現実というか、自分とか物に対して真っ直ぐに伝える歌詞を書くんですけど、私は現実と向き合う歌詞が全然書けなくて(笑)。

石坪:物語調な。

高橋:曲の雰囲気を壊さないような…曲を聴いてて流れる映像だったりとかイメージとかに乗っかるものを文章にしてるって感じですね。


Q.石坪さんの書く歌詞は、どことなく「自分」に向けられてるように感じます。

石坪:それはありますね。自分があってっていうのが第一で、それを周りに伝えてるっていうの部分もありますね。自分ありきで伝えて、それがどう返ってくるのかは気になりますね。


Q.僕は名古屋の人間なので、女性ボーカル・男女混声ツイン・ボーカルというと、どうしてもCIGARETTEMANのイメージが強いのですが、CIGARETTEMAN同様ちゃんとパンク・ファンに受け入れられるバンドだと思います。

石坪:ホントですか?それはうれしいです!

高橋:超うれしい!別に女という部分を売りたいわけじゃないしね。

石坪:智恵がメインの曲も、「女の子」みたいな曲じゃないし。いや、ホント、メチャうれしいです。


Q.「新しいことを」っていう意味で言うと、M-2のBeginningなんかもメロといいコーラス・ワークといいい新境地なんじゃないかと思います。

石坪:これが別に何も考えてないんですよね(笑)。単純に…メロディは僕が作ってきたんですけど、最初にメロディがあって、それをみんなに聴かせて「あーいいね」なんて言いながら作ってったらこうなったっていう(笑)。何か、深く考えて作った曲っていうのは、実は1曲もないんですよね(笑)。


Q.え!?そうなんですか?じっくり練って作ったものだと思ってました。

石坪:まぁ個人個人で練ったりとかはしてるんですけど、3人でっていうのは…。こう言うと語弊があるかもしれないですけど、自然に作っていく中でこうなっただけなんですよね(笑)。


Q.自然体で自分たちの魅力が引き出せるようになったのかもしれないですね。

石坪:そういう部分がだんだんグレードアップしてきたのかなって。歳を取るごとに。


Q.グレードアップといえば、今回コーラス・ワークがものすごいことになってますよね。

阿部:あ〜〜〜〜(笑)。

石坪:もう2人ぐらい居るんじゃないかっていう(笑)。


Q.これコーラス大変だったんじゃないですか?

阿部:まぁそうですね(笑)。今まで以上に智恵が歌うことが増えたんで、自分の入れどころを考えるのに結構悩んだりはしましたね。


Q.入れどころももちろんなんですけど、メロディ・ラインが秀逸すぎるという。

石坪:今回分かったのは、3人の中で一番高いキーを出せるのがベック(阿部)だったっていうことなんですよね。女の智恵じゃないっていう(笑)。僕が下で、智恵がミドルで、ベックがハイみたいな(笑)。それが分かった。


Q.こうなってくると阿部さんのリード・ボーカルの曲も聴いてみたいですね。

高橋:あー、聴きたい!

阿部:うーん、あんまり自分ではその気はないですけどね(笑)。

石坪:いや、でも選択肢としては全然アリだよ。


Q.今回一番聴いてほしいところって、やっぱり3人のバランスだったりするんですか?

石坪:作品全体を聴いてほしいものが出来たと思うんですよ。どこかを突出して聴いてほしいっていう感覚にはあまりなれない作品かな。

高橋:それぞれに感じてほしいしね。

石坪:1枚通して聴いて、「あー」ってなれる作品だと思います。色んな気持ちになれると思いますよ。


Q.そういえばM-3の「Hot water music」はバンドのHOT WATER MUSICから?

石坪:そうです(笑)。これは僕が考えたんですけど、歌詞が「情熱を手に入れる」とか「ぬるま湯につかるな」みたいな感じで。これってHOT WATER MUSICっていうバンド名と合うなって思いまして(笑)。元々HOT WATER MUSICっていうバンド名はカッコイイなって思ってたんですよね。もちろん楽曲も好きだし、リスペクトもありますし。で、パクっちゃった、みたいな感じで(笑)。


Q.もしかしたらFOUR GET ME A NOTSを聴く人はHOT WATER MUSICを知らないかもしれないですけど、これをキッカケに聴いてくれたらうれしいですね。

石坪:そうですね。知らない人のほうが多いかもしれないですけど、ここから知ってくれたらうれしいですよね。


Q.ライブに来るみんなにメッセージをお願いします!

石坪:このアルバムをすごく聴き込んで来てほしいですね。何回リピートしても気持ち良い作品が出来たと思ってますので。



CHOCOLATE CHIP COOKIES:
Minmin(Vo.G)  Tsuyoshi(B.Cho) Yukio(Dr.Cho)

【HPアドレス】
www.773four.com

www.fourgetmeanots.net

 

FOUR GET ME A NOTS
2nd MINI ALBUM
TRIAD
XQEJ-1004 [773F-006]

5/12 RELEASE

¥1,500(税込み)/ 6曲入り




TRIAD TOUR

■5/21(fri) 清水JAMJAMJAM
■5/23(sun) 滋賀B-FLAT
■6/8(tue) 松本ALECX
■6/9(wed) 名古屋HUCK FINN

[シンサカエミュージックサーキット2010]
■5/22(sat) 未定

 


 

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