The Mirraz超問題作「TOP OF THE FUCKIN' WORLD」投下!はっきり言って事件です!「俺達はArctic Monkeysのパクリ」なんて公言したかと思えば、誰もが黙視してきたタブーに土足でズカズカ入り込んでは次々と暴き、不景気でCDが売れないと嘆く音楽業界において「100万枚売るよ」とさらっと宣戦布告、言葉の意味はよくわからんがとにかく凄い自信だ的確信犯、The Mirraz。最高傑作にして最高に問題作「TOP OF THE FUCKIN' WORLD」を紐解くべく、畠山承平(Vo.Gt)と関口塁(Dr)にぶっこみかけます!!

 

Q.さあ何から訊いてやろうか。

畠山:ハハハ。何でもどうぞ(笑)。


Q.そもそもどうやって結成されたのですか?

畠山:前身バンドでギターロックみたいなバンドをやってたんだけど、このままじゃ売れないなって思ってた時にたまたまArctic MonkeysのPV見て「あ、コレだ」って。それでそのままのメンバーでThe Mirrazに移行したんですよ。


Q. 反響はどうでした?

畠山:The Mirrazになってからはまず音源を自主盤で作ったんですけど、最初の手応えはシングル出した後くらいかなあ。雑誌にとりあげられるようになったり。でも「もっといけるかな」って思ってたのでそういう意味では手応えはあまり無かったかもしれないですね。


Q. The Mirrazって先の先の先くらいまで計算して動いてる気がするんですけど。

畠山:やりたい事がそれくらい長いスパンで考えてあるんですよ。目標が元々デカイし。だからもっと早く売れると思ってたんですけど、結構時間かかってるからだるいです(笑)。日本ってだるいなあって(笑)。


Qまあ日本は段階踏むの好きだし(笑)。

畠山:そうなんですよねえ。面倒臭い世の中ですよ(笑)。


Q.その面倒臭い世の中も含めて「TOP OF THE FUCKIN'WORLD」って事?

畠山:3rdアルバムを作るにあたって何かデカイものを作りたくて、「WORLD」って言葉を使いたいなって思ってたんですよ。それでたまたまやってた「グランドセフトオート」っていうゲームの中の台詞で「TOP OF THE FUCKIN' WORLD」って言葉があって。それで決めました。特にかっこいい意味があるかっていうとそんなに無いです(笑)。


Q.今回のアルバムもやっぱり歌詞が注目されると思いますが、畠山君が歌詞を書くときはテーマを決めたりするんですか?

畠山:そうですね。小説っぽくしようとか、発音だけで作ろうかなとか、とにかく長い歌詞書こうとか、そういう大雑把なテーマはありますね。

関口:人が思ってる不満とかをはっきり言ってくれたり、真逆でギャグみたいな歌詞があったり、意味は無いけど何か面白い歌詞があったり。畠山さんの詩って痛快さと人に響くものの二面性があるから、アルバム聴いていてもバリエーションがあって面白いですよね。


Q.漫画やゲームやネット用語っていうみんなが知ってる固有名詞がバンバン出てくるのもリアルですよね。前のアルバムで自身のパクリをテーマにした曲で「技を借りるぜ天津飯」って出てきた時は吹きましたからね(笑)。

畠山:ハハハ。いやでも「他に何書くの?」って思うんですよね、俺は。漫画もゲームもそうだけど目の前にある物しか分からないですからね。


Q.ああ、ファンタジーじゃなくて自分の目で見た事を歌詞にするっていう。どこかHIP-HOP的だったりするのもそういう考えから?

畠山:そうですね。The StreetsとかM.I.Aとか、HIP-HOPの影響は大きいですね。HIP-HOPって音楽的に進化してると思うんですよ。


Q.今作の面白いのは進化したHIP-HOPと60年代のビートルズサウンドを同居させた事ですよね。

畠山:実はそれが今回のアルバムのテーマでもあって。Arctic Monkeys手法で、彼らとは違ったリフの形でやれないか考えてたらTHE BEATLESだったんですよね。時代的にも暗いものより明るいもの聴きたくないですか?だから手法としてのArctic Monkeysですよね。


Q. 確信犯だと思ったのはM-4「ハッピーアイスクリーム」、M-7「君の料理(レシピNo.2027)」、M-10「ただいま、おかえり」のような曲。こういう曲がThe Mirrazの入り口になる人もいると思うんですよ。蜜が撒いてあって、でもその先には罠が待ってるっていう(笑)。

関口:カブト虫戦法ですね(笑)。

畠山:ハハハハ。でもそういう要素ももちろんあります。やっぱりこの3曲は自信もあるしシングルっぽい曲なんですよ。こういう曲がアルバムに3曲あっても良いくらいスケールのデカイものが作れたしこれきっかけで他の曲を聴いてくれれば嬉しいし。


Q.じゃあ遂にぶっこみます。今回の超問題曲M-9「Make Some Noizeeeeeeeeeeee!!!!」ですが、こんなの雑誌に書けません(笑)。※気になる人はCDを買って歌詞を読んでみて下さい。

畠山:ハハハ。でもまあ、そんなに大した事言ってないんじゃないですかね?会社名出ちゃってるくらいですよ(笑)。


Q.それが危ないんです(笑)。でもアーティストがこういう事を言っていかないと駄目だとは思いますけどね。

畠山:いや、本当にそうなんですって。結局バンドが音楽でメシ喰っていきたいってなったらメジャー行くしかないし、だからと言って成功する訳じゃないし。
結局新しいスタイルのロックをやってるバンドがメジャーに行っても、分かり易い音楽作らなきゃ日本は変わらないじゃないですか。だけどそれを変えないと望んでる音楽は生まれないと思うんですよ。だからアンダーグラウンドで言いたい事言ってる奴らが立ち上がる時なんですよね。


Q.でも日本のシーンってそれを良しとしない風潮があるじゃないですか。すぐ商業主義って言われちゃうし。

畠山:「売れないで欲しい」とか「大衆受けしないで」とか言ってる人は何か勘違いしてるんじゃないかな。アメリカでロックが流行った時だって大衆受けを狙ったからヒットした訳じゃないだろうし。今の日本は「こういう物が売れるからこういう物を出す」っていう、だから同じようなものばかりなんじゃないでしょうかね。


Q.異端児は嫌われるのかも。そういう意味では嫌われ要素満点のThe Mirrazですけど(笑)。

畠山:(笑)。でももっと頑張らなきゃいけないですよ。バンドもレコード会社もリスナーも。バンドやってる以上、売れなきゃ駄目でしょ?って思うんですよ。俺達100万枚売るつもりでいますからね。その先には武道館やドームも視野に入れてるし。
でもだからといって俺達はシーンを大きく変える事は出来ないと思ってるんですよ。Dragon Ashはシーンを変えたけど、俺達はジャンルとしては新しくないから。


Q.2000年以降の音楽業界って物凄く混沌としてるじゃないですか。何かもう誰にも触れられないような爆弾をこの10年で抱えた気がするんですよ。それをこの辺でリセットして新しい事を始める時なのかも。

畠山:それはあります。最近よく思うのは、新しい事をやってきた奴が何でも残ってる気がするんですよね。今は全然駄目な会社とかも始めは新しかったのかもしれないし、存続するためにやり方を変えちゃったのかもしれないし。
俺ね、ゲームよくやるんですけど、ゲームって物凄く時代を感じるんですよね。進化の仕方とか凄くて。アメリカのゲームを輸入してやったりしてるんだけど、ゲーム業界って進化に貪欲なんですよ。もっと綺麗な映像にしてやろうとか、もっとシステム面白くしてやろうとか。新しいものを作るって事を感じる場所なんですよ。だから刺激を受けるし。
音楽も本当はそれくらい進化しても良いと思うんですけど、どこかで依存してる部分があるじゃないですか。恋人感覚というか。制作って意味ではそういう愛着は無駄だと思う時もあるし。
例えば俺達が次のアルバムでいきなりテクノとかやりだしたら「もう聴かない!」って人の方が多いと思うんですよね。でも「The Mirraz好きならそれでいいじゃん」って思ったりするんですよ。


Q.それこそTHE BEATLESなんてアルバム出す度に音楽性変ってた訳で。「LOVE ME DO」を歌ってたバンドが数年後に「Revolution 9」みたいな曲を作るなんて誰も想像もしてなかっただろうし。

畠山:そうそう。しかも進化の仕方がかっこいい。


Q.来年いきなり進化してThe Mirrazの次のアルバムが演歌だって良いわけだし。The Mirraz、4thアルバム「なんとか岬」みたいな。

関口:やばいね。畠山さんがコブシ利かせたりしちゃって(笑)。

畠山:「なんとか侍」とかね(笑)。でもそれくらいぶっ飛んだ事をやっても有無を言わさず受け入れられたら凄いですけどね。まあ、その前に今回のアルバムをしっかり売らないとね。こんだけ色々言ってきたくせに俺達まだまだなんで(笑)。


Q.でもThe Mirrazには音楽聴かないような一般層にまで届くような主張をして欲しいって思ってるんですよ。昔「未成年」っていうドラマで学校の屋上から主張するシーンがあったんですけど、あのシーンと今回のアルバムがリンクするんですよ。

畠山:っていうか、まさにそのイメージなんですよ。あのドラマにはどんハマリしましたからね。結局あれだって主張した所で何も変らないかもしれないけど、主張しないと何も変らないって事だし。まさに「未成年」のイメージです。


Q.今日はそれが伝えられたらもう良いかなって(笑)。あとは最後にメッセージを頂ければ。

関口:それを伝えに名古屋から起こし頂いたと(笑)。まあ、俺は畠山さんが言う事にビートを乗せるだけですね。それだけです。

畠山:まあ、歌詞で色んな事言ってますけど、そういう歌を聴いてくれた人が勘違いして自分もそうなのに自分の事を言われてるって気付いていない人ばかりだと思うんですよ。なので勘違いしないで下さい(笑)。


【HPアドレス】
http://the-mirraz.com/

 

The Mirraz
NEW ALBUM
TOP OF THE FUCK'N WORLD
ZMUFF-2009

2010/09/08 ON SALE

税込価格:\2,400 mini muff records/Zealot




■2010.9.17(金) "ROCK the ROCK!!"
  池下CLUB UPSET

The Mirraz /Top of the fuck'n world tour 2010
 〜世界には行きません〜

■2010.11.19(金)
  池下CLUB UP-SET

 


 

2YOU MAGAZINE編集部
〒453-0811 名古屋市中村区太閤通9-20 ミヤウラビル302
Tel: 052-485-5993 Mail: info@info@2youmag.com


opyright(C) 2009 2YOU MAGAZINE All rights reserved