PICK UP INTERVIEW
WEB限定インタビュー


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The Mirraz
The Mirrazが超問題作「TOP OF THE FUCKIN’ WORLD」から僅か4ヶ月という短いスパンでニューアルバム「We Are The Fuck’n World」をリリース!その名が表すように前作とは対となる今作は畠山の内面をさらけ出したような丸裸のリリックで構成された新たなThe Mirrazの方向性を示す全8曲!「自分達でやれることを自分達でやって売れたほうがかっこいいでしょ?」と自主レーベル「KINOI RECORDS」を立ち上げてのリリース第1弾!アルバムの話はもちろん、今話題の漫画の規制条例の話まで、メンバーに直撃してきました!

Q.タイトルやアートワークも含め、前作と対になってると思うのですが。

畠山:そうですね。もともと「TOP OF THE FUCKIN’ WORLD」を作ってる段階でこういう形になれば面白いかなっていう想像はしていました。
M-1「We Are The Fuck’n World」と、前作に入ってた「TOP OF THE FUCKIN’ WORLD」はリズムが殆ど同じなんですよ。ダークで攻撃的な曲と優しい曲で対になってて。それで曲名も対にしたら面白いかなっていうのがそもそもの始まりで。
「TOP OF THE WORLD」って曲あるじゃないですか。他にもそういう曲名ないかなって考えたときに「We are the world」を思いついたんですよ。それでまた「FUCKIN’」を付けて、そのまま2枚のアルバムタイトルにもなりました。


Q.そういうコンセプトはみんなで話し合って決めるのですか?

畠山:いや。完全に俺一人で考えました。みんなには一切話してないよね?

中島:うん。もらったデモ音源の中に「We Are The Fuck’n World」の曲が入ってて「これは何?」みたいな(笑)。


Q.楽曲的には前作だとビートルズとHIP-HOPの融合がテーマだったと思うんですが、今作は何かテーマはあったりしますか?

畠山:今回はテーマが無いことがテーマでしたね。
結局なんでこんなに早くリリースしたかったかっていうと、「TOP OF THE FUCKIN’ WORLD」はしっかりコンセプトがあったアルバムだったから、あのアルバムに合わない曲が余ってたんですよ。それにM-2「あーあ」とかM-5「なんでもない、なんでもないよ」は2ndアルバム「NECESSARY EVIL」の頃からあった曲なんですけど、どのタイミングでアルバムに入れようか迷ってて。どこかでまとめてリリース出来たらいいなって思ってたんですよね。
だからコンセプトは無くて「ポップだから」「曲がいいから」って曲をまとめたのが今回のアルバムですね。


Q.歌詞も同じような感じですか?

畠山:前作も今作も歌詞には特にコンセプトは持たせてないですね。前作もコンセプトがあったのはサウンド的なことだけだし。
自分が歌詞を書くときはバランス良く書こうと思ってて。内面性を書くのも大事だし、人に聴いて欲しいし分かって欲しいし、伝えたいってのも凄く大事だし。ムカつくことも悲しいことも嬉しいことも楽しいこともみんなあるだろうし、そういう感情に対してバランスよく作っているつもりなんです。
結果的に内面の部分が集まった「We Are The Fuck’n World」と、外に向けて歌った「TOP OF THE FUCKIN’ WORLD」に分かれたかもしれないですけど狙ってそうした訳じゃ無いですね。


Q.畠山君はずっと「自分達はアークティックモンキーズのパクリだ」って公言してきたじゃないですか。そのアークティックモンキーズは明らかに音楽性が変わって第1章から第2章に突入したと思うんですよ。それで今回のThe Mirrazのアルバムを聴いて、アークティックモンキーズが変わった「先」じゃなくて、「変わること」を真似したのかなって思ったんですけど。

畠山:アークティックモンキーズって1stでめちゃくちゃ売れたんですよ。だから2ndも3rdも売れることを考えずに音楽的にかっこいいことをやれると思うんです。でも俺達はまだ売れてないんで、成功するまでの道を作らなきゃいけないんですよ。だからよりポップに変わっていこうっていう意識が凄くあるんです。
でもそれはアークティックモンキーズとは完全に逆の道に向かってると思うんです。単純にアークティックモンキーズの3rdはかっこいいけど日本じゃ受け入れられないなって思ったんですよ。だからサウンドをパクッても売れないと思ったし、俺らの1stに入ってる「CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい」とか自分ではキャッチーで新しいものが作れたと思ったんですけどどこかダーティーな部分があったから上手く伝わってないのかなって。
アークティックモンキーズは2nd、3rdってどんどんダーティーになっていったけど、俺らはまず売れないといけないから。今はアークティックモンキーズがやってる本質を真似するっていうか。


Q.音楽性じゃなくて方法論として参考にしているっていう。

畠山:そう。アークティックモンキーズが何でこの時代に売れたのかとか、サウンド面での新しさとか、何でこういう音楽が生まれたのかっていうところでのアークティックモンキーズっていう発明品は今でも真似しているつもりなんで。サウンドは全然違ってもやっぱり参考にしてますね。


Q.こうなってくると次のThe Mirrazが何をやってくるのか本当に楽しみです。

畠山:次のアルバムはセルアウトしたいなって思っています。そこをテーマにやろうかなって。


Q.それはバンド全体の意見として?

中島:私達はもうね、畠山大先生についていくだけですよ。(一同爆笑)

関口:右に同じです(笑)。

佐藤:…同じです。(一同爆笑)


Q.今回、自分達のレーベルを作ったのは?メジャーからのオファーも沢山あったと思うんですけど。

畠山:結局メジャーで売れるのってお決まりごとのルールに当てはめれば売れるんだろうなっていうのが最近分かってきたんで、そこにThe Mirrazってバンドを当てはめて成功しても面白くないなって思ったんですよ。
あと色んなメジャーの会社と話させてもらったんですけど俺らとセンスが合わないなって。きっとそれやっても5、6万枚売れてお終いだと思うんです。
広告をどこどこに出してタイアップ決まってっていうのは分かるんですけど、例えば「We Are The Fuck’n World」がめちゃくちゃ良い曲でも「FUCKIN’」って言葉を使っているのが問題になったとして「じゃあ曲名変えましょう」って「We are the world」になったら曲としての意味が無くなっちゃうじゃないですか。あえて「FUCKIN’」って言ってるから曲が凄く良くなってる訳だし、本音を言えてるからバランスも取れていて伝わってると思ってるんですよ。
そういう表現を規制されちゃうのがやっぱり俺らとは合わないなって分かってるんですよね。そういうこともあって自分達でやれることは自分達でやりたいなって思ってレーベルも作りました。やっぱり自分達でやったほうがかっこいいし。


Q.誰かの作ったレールじゃなくて自分達で道を作ったほうが面白いんじゃないかって。

畠山:メジャー行ってお決まりのパターンで売れていくThe Mirrazを見たって誰も面白くないと思うんですよ。それよりはThe Mirrazが自分達の力だけで売れていく様を見せれたほうがみんな面白がってくれるんじゃないかなって。


Q.少数精鋭っていうか、自分達と顔の見えるスタッフだけでやっていくことを選んだっていう。

畠山:うん。でもスタッフだけじゃなくて、こうやってインタビューしてくれる人や応援してくれる関係者も、自分で選んでいる気がするんですよ。「あの人が良いから話したい」とか「あの人は面倒くさいからもういいや」とか自分で言えるし、The Mirrazとしての世界が広がっているのも自分で人を選んで出来てるんじゃないかなって思う瞬間がいっぱいあって。
仕事だけの付き合いだけで「The Mirrazかっこいいですね」って言ってる人は俺らの周りにはいないっていうか。The Mirrazを本当に応援してくれてる人達と一緒に大きくなっていきたいんですよ。そういうことを凄く感じるようには常にしていたいですね。


Q.あの…。俺、今めっちゃ泣きそうなんですけど。

全員:ハハハハ。(大爆笑)

関口:前の取材でも泣きそうでしたよね(笑)。

畠山:最高です(笑)。


Q.すいません(笑)。あともう一個畠山くんに訊きたいことがあって。さっきの「FUCKIN’」の話もそうですけど表現の規制の話を踏まえて、今話題になってる都の漫画規制条例についてはどう思っていますか?

畠山:はいはいはい。あれはね、言いたいことは凄く分かるんですよ。裸やエロが教育に良くないっていうのはね、凄く分かるんですよ。
でも表現者から言ったらそれも大事なことだったりするんですよね。だから表現の自由っていう枠を、ちゃんと表現者と政治家が話せる場を設けたほうが良いんじゃないかな。上の人達だけが「これNG、これもNG」ってやっていくんじゃなくて、ちゃんと表現者に理由を言ってあげて欲しいし、表現者も問題になっているような描写を「あれは表現だから」って説明する機会があれば良いのになって思いますね。
まあ俺達は誰に言われてもやっちゃうだろうし(笑)。俺達はこういう場にいるから大丈夫ですけどそうじゃない場にいる人はちゃんとみんなで話し合って決めたほうが良いんじゃないかなって思いますね。反対されて、揉みくちゃになって、「あの政治家最悪だよ」ってなるより、ちゃんとそいつらと話しあって、表現の自由ってことに対してみんなで改めて考えることが大事なのかもしれないですね。
今って何でも規制されちゃうから、この件でこ規制されなくなったら俺達もやり易くなるし。でも問題視するのも分かるし。まあ俺は、少年誌に裸の絵が載ってて、それで少年が性に気付いて勉強するのって大事だと思うんですけどね。いきなり少年がAV見るより漫画から順に知っていくっていう歴史があったから今まで良かったんだろうし。
でも規制して10年20年後に性犯罪が減りましたっていったらそれが正解だったのかもしれないし。だから表現者としては表現の自由は維持したいけど、それが絶対的に正しいかどうかは分からないから、そこはもう常に人の心や気持ちを見てちゃんとやっていくっていうのを考えなくちゃいけないんじゃないかなって思いますね。


Q.考えるきっかけは必要だと。でもあの条例が音楽に適用されたら…。

畠山:まあThe Mirrazは一発でアウトでしょうね(笑)。それはそれで面白いですけどね(笑)。


Q. 面白いですね(笑)。では最後にアルバムを聴いてくれる人にメッセージを。

中島:アルバムを買ってライブに来て下さい。

関口:良いものが出来たので買って下さい。

佐藤:買ってください。そして今後ともよろしくお願いします。

畠山:音楽の聴く楽しみ方ってアルバムを聴いて気に入っってくれた曲があったとして、ライブで「あの曲を生で聴いてる!」っていう不思議な喜びを感じてくれたら俺は凄く嬉しいです。そういう音楽そのものを楽しんでくれたら嬉しいかな。

 

The Mirraz:
佐藤真彦(G) 畠山承平(Vo.Gt) 関口塁(Dr) 中島 慶三(B)

【HPアドレス】
http://the-mirraz.com/

dustboxアルバム

The Mirraz
New Album
We Are The Fuck'n World
KINOI-2001

2011年01月19日

\1980 KINOI RECORDS

The Mirraz 2011年ワンマンツアー!
We are the fuck’n World 〜第一章、夢の印税生活篇、完〜

■03月02日(水) 横浜 CLUB LIZARD
■03月04日(金) 新潟 CLUB RIVERST
■03月10日(木) 岡山 ペパーランド
■03月11日(金) 福岡 BEAT STATION
■03月13日(日) 高松 DIME
■03月20日(日) 名古屋 CLUB QUATTRO
■03月25日(金) 仙台 CLUB JUNK BOX
■03月27日(日) 札幌 CUBE GARDEN
■03月31日(木) 大阪 BIG CAT
■04月02日(土) 東京 SHIBUYA-AX

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