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オーバーテイク

岐阜、名古屋を中心に活動するオーバーテイクが自主レーベル「ユキレコーズ」を立ち上げて自身初のアルバム「街角リズム」を発表する。これまでに地元・岐阜への全国の様々なツアーバンドの招集、数々のバンドとの交流で実力と知名度を着実に拡げてきたオーバーテイク。そんな彼らが育んだものは、生活に根付いた、街角のリズムのような音楽だった。そんな彼らの記念すべき1stアルバム「街角リズム」が本当に素晴らしかったので3人に話を訊いてきました。オーバーテイク、2YOU MAGAZINE独占インタビューです!

Q.結成はいつ頃なの?

紀藤:今の3人が揃ってから丸4年ですね。

小松:当時、まだ宮ちゃんはメンバーじゃなかったからね。

宮島:はい。もともと僕はOVER TAKE(当時は英語表記)のお客さんでした。


Q.じゃあ当時は別のドラムがいたんだ。

紀藤:いや、僕がドラムを叩いてました(笑)。

小松:最初は隆元(紀藤)がドラムボーカルで、ベースが別にいたんですよ。その頃のOVER TAKEを見に来てくれてたのが宮ちゃんなんです。その頃はみんな大学が名古屋だったから活動も名古屋を中心にやってました。それでベースが抜けたときに隆元が「立って歌いたい」って言い出して(笑)。

紀藤:だって立って歌いたいじゃないですか(笑)。

小松:それでいつもライブに来てくれてた宮ちゃんをドラムでバンドに誘ったんです。

宮島:僕、ドラムなんてやったことなかったんですけどね(笑)。

紀藤:全くの初心者だったんですけど、人柄で決めました(笑)。

小松:宮ちゃんがドラムを叩けるようになるまで、ライブ活動も半年くらい休止したんですよ。


Q.じゃあそれからドラムを始めたんだ。

宮島:僕と隆元で週5くらいでスタジオに入ってひたすらドラムを練習しましたね。

紀藤:スパルタ教育ですよ。エイト・ビートとは何かから教えたんで。ビデオカメラとかまわしながら(笑)。

宮島:だから本当にドラムの先生ですよ。週5でみっちり授業を受けてました。

小松:その間に僕は週5でライブハウスに通ってました(笑)。


Q.大学を出てから地元の岐阜に戻って活動するようになったの?

紀藤:そうですね。

小松:高校の頃は岐阜で活動してたのでそんなに名古屋と岐阜で分けてた訳じゃないですけどね。それは今も一緒です。どこでやるかって言うより「好きなライブハウスでライブがしたい」とか「好きな人達と一緒にライブをしたい」っていうのが大きいですよね。名古屋にも岐阜にも良くしてくれる方が僕らには沢山いますから。
 

Q.結成4年にして遂にアルバムが完成したね。率直な感想はどう?

小松:集大成ですよ。楽曲はもろん、僕らがやってきたことも含めてオーバーテイクの全てをCDにパッケージ出来たかなって。それこそ録音も全部僕がやったし、自主レーベルを設立しての発表なので、本当に全部詰め込んだ作品になったと思っています。

 
Q.全部自分達でやろうと思ったのは?

小松:自分達でレーベルをやるのも、僕がレコーディングをするのも、バンドをやることの延長線上なんですよ。自分達の音楽は自分達でパッケージしてみたいし、自分達で録ってみたいっていう。だから敢えて自主でやるっていうよりか自然とそうなった感じですね。バンドっていうより僕個人の意見かもしれませんが。


Q.出来あがった音源を訊いてメンバーはどう思った?

紀藤:仮ミックスの状態を聴いた時点ですでに感動しました(笑)。

小松:隆元も宮ちゃんも知らないところで僕が進めた部分もあるんですよ。色んなゲストに参加してもらったのも僕が進めてたので。

紀藤:色んな人にお願いしてるのは知ってたんですけど、出来あがりを聴いて本当にびっくりしました。


Q.どんな人が参加してるの?

小松:清薫さん(唇からトカレフズ)、村上友哉さん(明日、照らす)、PARISさん(SUPER USA!.さよならパリス.me)、U-MA さん(kidd)、ぐっちゃさん(ANGRY NERD)、山口さん(marcs.岐阜51)に参加してもらいました。参加して欲しい人はまだまだいたんですけど、自分達でやっているからこそ区切りをつけないと、そのままにしてたらゲストだけで1年くらいレコーディングしてそうだったんで(笑)。

紀藤:それはあるね。

小松:期限を決めてやった結果、茜谷さん(i GO)を忘れてて「なんで俺が入ってないんや」って未だにグチグチ言われます。(一同爆笑)


Q.「街角リズム」ってタイトルが凄くオーバーテイクらしいよね。

小松:ありがとうございます。楽曲もそうなんですけど、僕らって壮大なことは何も歌ってないんですよ。自分達が生活している範囲内で書けることしか書いてないんです。生活に根付いた音楽っていうか。だからこのアルバムには僕らが街角で過ごす中で生まれたリズムが収録されているんですよね。もちろん岐阜で働きながらバンド活動をしていくこともタイトルには含まれています。


Q.楽曲にもバンドの等身大さは表れているよね。M-3「どんしゃり」なんかバンドを続けていく決意表明のような曲だし。

小松:はい。僕らって大物バンドや海外のバンドよりも地元のバンドに影響を受けているほうが大きいんですよ。そうやってずっと見てきた岐阜のバンドが次々と解散していって、僕達含め残った3バンドくらいで週末のライブハウスのブッキングをまわしていくような状況があったんですよ。だからこの曲は辞めていったバンドへの僕らからのメッセージでもあるんですけど。


Q.それはどういうメッセージなの?

小松:辞めていくバンドに活動を続けることを強要は出来ないじゃないですか。でも僕達はまだここでバンドやっていきますっていう。
NOT REBOUNDも「STILL」って曲で「僕はまだここにいるよ」って歌っているんですよ。僕は50歳になっても60歳になってもバンドはやっていたいんですよね。それはTHE原爆オナニーズやNOT REBOUNDを見てきたからっていうのもあるんですけど。そういう想いも全部込めて作ったのがこの曲です。


Q.M-8「僕らはきっと正しい」にもバンド名がたくさん出てくるよね。

小松:そうなんですよ。THE原爆オナニーズ、THE STALIN、遠藤ミチロウからBAD BRAINSまで。影響を受けたバンド名を歌詞に入れました。無許可なんですけど大丈夫ですかね…(笑)。でもオーバーテイクを聴いてくれる人がこの曲からそういう音楽に辿り着いてくれたら凄く嬉しいですよね。
僕もTHE原爆オナニーズを初めて観たのがNOT REBOUNDのイベントだったんですよ。そういうきっかけになれたら最高ですよね。

宮島:NOT REBOUNDからTHE原爆オナニーズを知って、衝撃すぎて結成当時はTHE原爆オナニーズのカヴァーをしてましたからね。

小松:でも何故か今僕らがやってる音楽はポップスっていう(笑)。


Q.インプットした音楽のアウトプットの仕方だと思うよ。オーバーテイクはパンクの影響をポップに吐き出しているんじゃない?

小松:それはありますね。表現方法がたまたまこうなったけど根っこにはやはりパンクからの影響は大きいと思っています。


Q. 紀藤君は小松君が書いた歌詞を歌うときにどういう気持ちで歌うの?

紀藤:自分で歌ってて救われる部分が大きいですね。小松の歌詞を僕が最初に受け取ると思うんですけど、なんか救われるんですよね。自分達含め、ごく普通に生活しているような身近な人を救う曲だと思うんです。世界平和とかではなくて身近な人の穏やかな日常のための歌というか。もちろん世界平和は大事ですけど。

小松:一行で良いんですよ。歌詞の一行が誰かの支えになれば本当に嬉しいです。


Q.オーバーテイクはこれからどういう活動をしていくの?

小松:僕はどんどん曲を書いてまたレコーディングしたいですね。

紀藤:僕はとにかく歌っていきたいです。歌える場があれば歌えるだけ歌いたいです。特にゴールは設定せずに出来る範囲で出来る最大限のことがやれればと思っています。

宮島:今まで僕らは県外にも殆ど行ったことがなかったので、このCDをきっかけに県外にもライブをしに行きたいですね。というか県外の人に会って一緒にライブしたいです。岐阜、名古屋以外の土地にどういうシーンがあってどういう人がいるのか凄く興味があるんですよ。だから会いにいきたいです。

小松:僕の好きなバンドは、スタジオで音を合わせること自体が好きっていうバンドが多いんですよ。単純に音楽を楽しんでいるっていう。そういうバンドが滅茶苦茶かっこいいライブをするのを僕は知っているし。だから僕らも音楽を楽しむことは忘れないようにしたいですね。


Q.初期衝動を持続させるのが大事なのかもね。

小松:それは大事にしたいですね。音鳴らすだけで楽しいっていう気持ちは無くしたくないです。っていうかバンドが楽しくて仕方ないんですよ。バンドを辞めることなんて考えたこともないですからね。
働きながら、生活をしながら、バンドはずっと続けていきたいですね。大好きなTHE原爆オナニーズやNOT REBOUNDのように。あとはYUKIちゃんに聴いてもらうまでは絶対に辞めません。

紀藤:それ、小松だけじゃん(笑)。

 

オーバーテイク:
小松健太(Gt) 宮島大輔(Dr) 紀藤隆元(Vo.Ba)

【HPアドレス】
http://overtake.okoshi-yasu.com/

アルバムジャケット

オーバーテイク
NEW ALBUM
街角リズム
YUKI-001

2011/5/25発売

¥1560

LIVE SCHEDULE

■4/9  岐阜REVER     
■5/7  新栄CLUB ROCK'N'ROLL
■5/28  新栄APOLLO THEATER
■6/11  岐阜BRAVO
■12/10  岐阜BRAVO(ワンマン)

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