PICK UP INTERVIEW
WEB限定インタビュー


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TWO FOUR

日本のセントラルシティー、名古屋ストリート初スリーピースジャムバンドTWOFOUR。2YOU MAGAZINEではずっと彼らを追ってきましたが、ここにきてバンドが大きく変わろうとしている。かつてからサポートメンバーであった石井亜希の加入、24-two four-からTWOFOURへバンド表記の変更、新レーベル「」へ移籍、そして2ヶ月連続全12曲の配信リリース。ここ数年の彼らは本当に色んなことがあった。それを全て乗り越えてきたからこそ辿り着いたTWOFOURの今を是非確かめて欲しい。新生TWOFOURはここから始まる。

Q.君達には訊きたいことがいっぱいありすぎるんだけど(笑)。

濱口:ははは。

若杉:なんでも訊いてください!


Q.まずはサポートメンバーだった亜希ちゃん(石井)が遂に…。

若杉:正式メンバーになりました!嬉しい!

石井:へへへ。

若杉:亜希ちゃんは対応力もあるし、サポートの状態でもバンドは進めてこれたんですけどはっきりさせたかったんですよ。なんか気持ち悪かったんですよね。もう随分この3人でやってるのにアー写撮るのは2人でとか、もう嫌で(笑)。

濱口:なんか気を使い合う感じとか(笑)。でもこれでやっと新生TWOFOURって胸を張って言えます。


Q.バンド名も24-two four-からTWOFOURに変わったんだね。

若杉:去年の夏に「Baby Blues & Baby Grooves」をリリースしたときに変えようかって話はしてたんです。2人になったし一からやり直そうかって。でもそのときはそのまま流れちゃって。

濱口:バンド名を変えるなら、亜希ちゃんが入った今しかないなって思ってTWOFOURになりました。心機一転。

若杉:でも表記を変えたからって本質は何も変わらないし、音楽性がガラっと変わる訳でもないんですよ。ただ今井とゆうぴょんとやってた24-two four-とは確実に違うものになっているのは事実なので。もちろん今までの24-two four-も大好きだし大切だけど、これからのTWOFOURをもっと良いものにしていくっていう想いも込めて名前を変えました。新しいスタートです。


Q.そしてなんとレーベルも移籍という。

若杉:去年、名古屋のVetixっていうスタジオのエンジニアをしてる堀さんからいきなり電話があったんですよ。全然面識もないのに(笑)。それで自己紹介もないまま「堀です!レーベルやろうと思ってます!」みたいなこと言われて。(一同爆笑)

濱口:面識ないと思ってるのは厚介(若杉)だけだよ(笑)。

若杉:僕、物覚え悪いから(笑)。でもそう言ってくれるのは嬉しかったんですよね。それで僕はその時ニートだったんだけど、堀さんが働いているVetixで一緒に働くことになったんです。お互い音楽の話をしたり仕事をしたり、そうやって一緒に時間を過ごしていたんです。そして3月に震災があって。それでVetixでチャリティーライブを仲間達や堀さんとやったんですけど、音楽に対する気持ちや自分が何をしたいのか、何を伝えたいのかを凄く考えたんです。
それで、これまで曖昧にしてたことを全部ちゃんとしなきゃって思ったんです。亜希ちゃんのこともレーベルのことも。それで一緒に考えたり悩んだりしてくれた堀さんにレーベルを任せることにしたんです。


Q. 所謂バンドとレーベルの関係性より、TWOFOURっていうチームのようなイメージなのかな。

若杉:うん、本当にそうだと思う。人間的に合致した部分も大きいし、何より音楽に対する熱量がバンドと堀さんが同じだったんですよね。

濱口:厚介(若杉)が誰かに興味を持つことが今まではそんなになかったんですよ。これまでは、どちらかというと僕が先に知り合って厚介に紹介することが多かったし。でも厚介が珍しく自分から「堀さんとやりたい」って言ってきて。正直びっくりしました(笑)。


Q.僕も昔からTWOFOURを見てきてるけど、厚介は本当に変わったと思う。

若杉:仕事が大きいかもしれないです。僕、音楽を仕事にしたくなかったんですよ。でも今井が抜けたタイミングで「僕もこのままじゃいけない」って思って音楽の仕事をしてみることにしたんです。そうしたら今まで知らなかったかっこいいバンドがまだまだ名古屋には沢山いることも知って、「もっと頑張らなきゃ」って思ったんです。


Q.スタジオで知り合ったバンドとも積極的に繋がるようになったり。

若杉:はい。nothingmanとか全然面識なかったけどスタジオで知り合って一緒にイベントをやるようになったり、nothingmanやTHEキャンプがやってる「フォークロックファンクラブ」っていうイベントに僕も参加させてもらうようになったり。


Q.厚介のそういう動きがTWOFOURにフィードバックされているのかもね。だから今回のキーマンは厚介だと思うよ。

濱口:その通りです。本当に厚介が変わったんですよ。4人の24-two four-時代は僕や今井のフィルターを通して厚介にいくことが殆どで。対バンしても厚介はあまり喋らなかったし、仲良いのは竹内電気やi GOやsoulkidsくらいで(笑)。でも最近の厚介は凄く人当たりも良くなったし、色んな人とどんどん繋がっていくイメージなんですよね。それがバンドに良い影響を与えていると思います。


Q.新曲もどんどん出来ているんでしょ?

若杉:そうなんですよ。

濱口:どんどん出来てますね。これがまた凄く良いんですよ(笑)。


Q.配信でのリリースにした理由は?

若杉:最初僕達は配信には抵抗があったんです。やっぱり盤には思い入れもあるし、僕らが作った音楽を流通してくれる人がいて、お店で売ってくれる人がいる。それって全て人の繋がりなんですよね。僕達はそこはやっぱり大事にしたい。でも、それこそ震災があったときに僕らがすぐに配信でライブをやったように、気持ちを込めたまますぐに届けられる良さも配信にはあるんですよね。そのスピードとダイレクト感はやっぱり凄くて。変わっていく時代を斜めから見るんじゃなくて、しっかり時代に対応して、前を向いてやっていけば面白いことは出来るんじゃないかって思ったんです。


Q.8月、9月で全12曲配信されるわけだけど、どういうものになった?

濱口:正直、めちゃくちゃ良いですよ(笑)。前と比較するのもナンセンスなんだけど、これまで曲作りはいつも苦労してたんだけど、今のTWOFOURは厚介がもってきた原曲に僕がベースを乗せて、亜希ちゃんがドラムを乗せるその一個一個が奇跡みたいなんですよ。今の3人の波長が合ってるっていうか。

若杉:HIP-HOPのビートに歌メロを乗せてそれを生バンドで演るっていうのが今までの僕らの音楽だったんだけど、この3人になってからは突拍子もないことが浮かんでくるんですよ。何でも出来ちゃう自信もあるし。

濱口:うん。変な自信はある。自分がやりたいと思ってたことがしっかりやれてるんですよね。バンドって個性と個性のぶつかり合いだから遠慮しなきゃいけない部分もあると思うんですよ。でも今回は誰も遠慮してないんです。


Q.誰も遠慮してないけど、どこもぶつかってないイメージはあるかも。今のTWOFOURの自由度がそう感じさせるのかも。

濱口:そうなんですよ。それが本当に楽しい。

石井:うん、楽しい(笑)。

濱口:規制がないんですよ。みんな自由だし、曲を持ってくる厚介だけが引っ張るんじゃなくて、3人の個性が混ざり合って作れてるんです。

若杉:2人が柔軟なんですよ。スタジオに曲を持っていってボーっとしてるといつの間にかベースもドラムも出来あがってて「めっちゃ良いじゃん!」って(笑)。

濱口:奇跡の3人なんです(笑)。


Q.歌詞も以前とかなり変わったよね。

濱口:それは僕も感じてます。これまでは絵が浮かび難かったというか。イメージのすり合わせもバンドで特にしてこなかったからズレが生じたこともあって。でも今の厚介の歌詞はパッと絵が浮かぶんですよ。前より凄く青臭くなったのも良いし。

若杉:顔臭い?

石井:青臭いや(笑)。厚介の顔は臭いけどな。(一同爆笑)

濱口:ははは。でも今の歌詞は自然体ですよね。

若杉:僕の周りにはパワーを与えてくれる人が沢山いる。それが音楽の捉え方を少し変えたのかもしれません。僕はサーフミュージックやジャムバンドが好きでやりたい音楽が明確にあったけど、良い意味でそれが崩れたんですよ。周りのバンドの音楽を聴いて「あれもかっこいい、これもかっこいい」って純粋に思えるようになったんです。
そういう意識の変化が歌詞や音楽を変化させたんだと思います。でも僕の歌詞は相変わらず変なのも多いですよ(笑)。この前、茜谷さん(i GO)にも「おまえ、あの歌詞なんやねん!」って言われたし。(一同爆笑)


Q.ははは。でも全12曲通して歌詞も曲も本当に自然体なんだね。

濱口:全曲統一したイメージとして「ナチュラル」ってキーワードがあって。アーバンでナチュラルなイメージ。ナチュラルな音楽ってやっぱりかっこいいと思うんですよ。

若杉:TWOFOURはそこをしっかり意識してやっていきたいですね。


Q.これからのTWOFOURはどういう活動をしていくの?

若杉:まず自分達の環境で地に足つけた活動をしたい。地に足をつけつつ、スピード感は出していきたいです。イメージしたものをアウトして音楽を作ってライブをするまでのスピード感って今の僕らには本当に重要なんです。いかにイメージのまま表現できるかっていう。
一番大事なことはシンプルなことなんです。シンプルに考えて、シンプルに伝える。伝えることが本当に大切なんですよ。僕達は器用じゃないし、自分の中だけで完結してた部分がいっぱいあったけど、伝えなくちゃ駄目だったんですよね。ときには鬱陶しいくらい。そうやって伝えてきてる仲間のバンドが周りにいっぱいいるから。


Q.ここでインタビューを終えるのが綺麗な終わり方だと思うんだけど、敢えて訊くね。ぶっちゃけTWOFOURはもう駄目なんじゃないかって時期あったでしょ?

若杉:…ありましたね。


Q.そういう場面に何度も居合わせたし状況も知ってたから、よく辞めずに続けてくれたなって思う。

若杉:それは僕らが頑張ったんじゃなくて周りの仲間に支えられたからですよ。僕は一度バンドを辞める決意もしたんですよ。でもしょうちゃん(濱口)が「俺は絶対に辞めたくない!」って言うから葛藤したんです。でも良く考えたら音楽的にも友達としてもこんなにも気の合う奴いないなって思って。それに、亜希ちゃんや堀さんみたいに新しく関わってくれる人や、ずっと僕らを応援してくれる柴山さんや大手さん(ラストラム)が物凄く僕らを理解してくれるんですよ。それが本当に大きかった。

濱口:みんな優しいんです。

若杉:僕らメンバーは3人だけど、15人くらいメンバーがいる感覚なんですよ。柴山さんもメンバーですよ。そうやって支えてくれるみんなでチームTWOFOURなんです。だから僕達はもう大丈夫です。

 

【HPアドレス】
http://www.24twofour.co.uk/

アルバムタイトル

TWOFOUR
配信限定2ヶ月連続ミニアルバム
Triangle Jam Theory

SIDE A(11.8.10発売)
1 Sparkling Hour
2 スニーカーブルース
3 ならそう
4 Park Jam
5 Think of LG-1
6 ダンスダンスダンス(2011ver.)

SIDE B(11.9.7発売)
1 Street Poet
2 Ready for the blue...
3 Coast to coast
4 Clappers delight
5 Stardust 〜あの娘を照らすのさ〜
6 ステイフレッシュ(2011ver.)

LIVE SCHEDULE

■7/17(sun) 岐阜 各務ヶ原 村国座 OUR FAVORIT THINGS
http://www.ourfavoritethings.jp/
■8/12 (fri) 長野 Live House J?"howlow?"
■9/23 (fri) 新宿MARZ "SHOW DOWN"

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