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ザ50回転ズ
ロックンロール四次元旅行を満喫した前作「ロックンロール・マジック」に続くコンセプトミニアルバム3部作第2弾、「ロックンロール世界旅行」が早くも完成!!今回は「世界旅行」をテーマに、ハワイアン、アイリッシュ、タンゴ、スカ、チャイナ、カリビアンなど、世界中のあらゆる音楽をザ50回転ズが何にも頼らず、何にも調べず、己のイメージだけでなんちゃって解釈!これが滅茶苦茶楽しい!このロックンロール世界旅行をアテンドするダニー氏にた〜っぷり世界の音楽の魅力を語ってもらいました!今回もテンション高め!ザ50回転ズと一緒に世界旅行に出かけよう!!

Q.前作「ロックンロール・マジック」に続くコンセプト・アルバムですが、今回のテーマは?

ダニー:前作は四次元ツアーと言いますか、時空を超えてのロックンロールばら撒きツアーを、我々ザ50回転ズがロックンロール宣教師となってやりつくしてきたわけですよ。じゃあ次はどんなアルバムを作ろうかなって思ったときに、僕らは現実世界で海外に行く機会もあったし海外の色んな音楽に触れてきた経緯もあったので、じゃあこの際、ザ50回転ズが世界の音楽をやったらどうなるんだろうかと、不安半分なところもあったんですが、これがやってみたらねえ…。


Q.やってみたら?

ダニー:ザ50回転ズにしか出来ないであろうなんちゃって感(笑)。例えば「アイリッシュ」をやるというより「アイリッシュ風」をやるみたいなインチキ感ね(笑)。そうやってザ50回転ズ流に世界中の音楽を租借して「プリッ」って排出した結果、こんなにもロックンロールなアルバムが出来ましたね!


Q.ザ50回転ズの音楽を聴く人はロックンロールやパンクが好きな人が多いと思うんですけど、世界の色んな音楽に触れるきっかけになるかもしれないですよね。

ダニー:そうなんですよね!前のインタビューでもお話させてもらいましたけど、僕は今でもザ・ブルーハーツやラモーンズばっかり聴いてますし、相変わらずチャック・ベリーのような古いロックンロールが大好きなんです。
でもね、たまたま知ってしまったレゲエの魅力とか、街で偶然耳にしたロシア民謡が実は凄く切なくて良いやんかとか、世界には面白い音楽が溢れてるんですよね。だからロックンロール一辺倒なおっちゃんにも聴いて欲しいようなアルバムになったかなとは思いますね。


Q.では一緒に世界を旅しながら世界の音楽に触れていきたいと思います。

ダニー:いいですね!行きましょう!


Q.と思ったんですけどM-1「首狩り族の逆襲」はいきなりアマゾンに不時着(笑)。

ダニー:いきなりアマゾンかよ!って(笑)。そもそも60年代のガレージパンクって、お金が無くてチャック・ベリーやリトル・リチャードみたいなレコーディングは出来ないけど情熱と思い込みだけは激しいキッズ達の音楽だったと思うんですけど、そういう人達って臆面もなくやりたい事やってるんですよね。
ペルーのガレージバンドが「エメニーハルモニーウナジャラマミー!!」みたいなよくわからない掛け声を混ぜて作ったようなアルバムもあったりして、じゃあ僕らもウンババウンバで面白おかしくステレオタイプなジャングルミュージックをザ50回転ズ流ロックンロールでやってみたんですけど、大成功でしょ!ど根性ガエルみたいな「ビヨヨヨヨ〜ン!!」って音も聴きどころのひとつでございます!


Q.90年代にジャングルがクラブで流行したこともありましたけど、バンドでジャングルをやってるのは初めて聴きました。

ダニー:ありましたね!小室ファミリー的なね!でもバンドでジャングルっていうとかなり遡ると思いますよね。70年代の怪しげなムーブメントの人達が取り入れてはいたかもしれないですけど、ここまでウンババで槍持って走ってるような絵が浮かぶような音楽をやってる人達はいなかったんじゃないでしょうか。着想は60年代のガレージなんじゃないかなとは思いますね。またこれを2011年にやっちゃうザ50回転ズね!そしてそれを発売してくれるソニーさん!心からお礼を申しあげておきましょう!


Q.M-2「ハワイはいいわ」は絵に描いたようなハワイが目に浮かびますね。

ダニー:ピーカンのヤシの木が目に浮かぶようなね!ザルと小豆で浜の音もレコーディングしましたからね。ラジオドラマはそうやって放送してたみたいなんですよ。今回も放送局の大道具さんから借りてきたんです(笑)。これも曲自体はパンクロックに近い作りなんですけど、ウクレレ入れたり間抜けなコーラス入れてみたらあっという間にハワイアンになったんですよね。


Q.「ハワイ」って聞いて連想する全ての要素が入ってる気がします。

ダニー:そうなんですよ。ここは真面目に話しますけど、今回全曲通して僕らの引き出しの中からだけでやってるんですよ。今はネットで調べれば全部わかっちゃうと思うんですけど、何も調べないで僕らの想像やイメージだけでやってるんです。だからこの曲だってハワイアンミュージックを研究すればもっとそれっぽい曲がいっくらでも出来たと思うんですけど、それをやっちゃったらインチキ臭さがなくなっちゃうんですよね。
だから今回はインターネットも新しいレコードを買うのも禁止で、写真集だけ見ながらイメージを膨らませて大いなる勘違いをもとに作ったアルバムなんですよ。だからハワイも、加山雄三さんかエルヴィス・プレスリーの「ブルーハワイ」くらいしかイメージがなかったんです。
でもよくよく考えたらハワイの音楽ってメロディーが綺麗なポップミュージックなんですよ。実は書き溜めてた曲の中にイギリスのパンクバンドのザ・ボーイズっぽい曲があってそこにハワイ要素を入れたのがこの曲です。イギリスを目指してたのに何故かハワイに来てしまったという(笑)。


Q.歌詞の最後が「行ってみたいハワイ」っていうのも良いですね。「行ったことなかったんかい!」っていう(笑)

ダニー:そこそこ!最後にガクッと肘から落ちる感じですね(笑)。そこを感じてもらえて嬉しいです。


Q.M-3「ベラルーシより愛をこめて」はロシア民謡ですね。

ダニー:いや、ロシア民謡風です(笑)。バラライカも弾いてみたかったけど「マンドリンでそれっぽい音出るなあ」とか、「アコーディオン入れたらそれっぽくなるんちゃう?」とか、あと雪降ってるから「ハンドベルでシャンシャンやったらそれっぽいちゃう?」みたいな。これも勘違いの賜物ですね。イメージはレニングラード・カーボウイズのようなキャッチーで哀切感漂うシンガロングスタイルだったんですよね。それをザ50回転ズがやったらロシア風味のシンガロングパンクソングになりました。


Q.次はスペイン、アルゼンチンを彷彿とさせるM-4「荒野のタンゴ」。

ダニー:スペインやアルゼンチンの音楽の引き出しを開けたら何も入ってなかったんですよ(笑)。でもどう聴いてもタンゴ風にはなってるんですよね。研究者には出せない勘違い感はしっかり出せたかなって思いますね。


Q.M-5「KILLER」はスカ・ナンバーですね。

ダニー:スカのリズムでやろうと思って数少ない引き出しを開けてみたらロックステディー、レゲエ、スカ、ネオスカが思い浮かんで、これをどうザ50回転ズ流に解釈したらいいか考えてたら、ドクター・フィールグッドがネオスカをやってるような音が浮かんだんですよ。ザ50回転ズによるネオいスカナンバーですね。だからちょっとロンドンっぽい雰囲気もあったりしますね。


Q.これも所謂スカのマナーにのっとったバンドだったら絶対にやらないような解釈ですよね。

ダニー:絶対にこうはならないでしょう(笑)。でも僕は再現することに躍起になってるバンドって嫌いなんですよ。それやったらスカタライツ聴けば良いと思いますからね。僕らは3人っていうミニマムなスタイルで、いかにザ50回転ズ解釈でお客さんを楽しませることが出来るかを主眼においてやっているんですよ。そこ重要ですよね。


Q.M-6「ロッキン・カンフー」はもう説明もいらないくらい中国ですね(笑)。

ダニー:説明いらないです(笑)。みんなが思う中国がそこにあります(笑)。アチャー!


Q.M-7「カリブ野郎に気をつけろ!」は曲からはカリブの楽しさが滅茶苦茶伝わってきますが、歌詞は?

ダニー:歌詞は本当に意味がないですよね(笑)。カリブ海に旅行に行く女の子はラテン野郎に気をつけろっていう旅行者に対する危機意識を高めるための曲です。H.I.S.のタイアップを狙ってます(笑)。嘘です。全部嘘です(笑)。


Q.この曲もカリブのイメージだけで作ったんですか?

ダニー:そうですね。アルバムの中でも一番小さい引き出しを開けて作りました(笑)。カンツォーネに近いようなソウル・カリプソっぽいイメージで作ったらなんとなくカリブっぽい感じに仕上がったんじゃないでしょうか。僕らがキューバ音楽をロックンロールにしたらこうなりましたね。


Q.M-8「Trip!Trip!」は旅の総括のような曲ですね。

ダニー:まさに「ロックンロール世界旅行」の総括ですね。このアルバムの意味合いを全てこの曲に凝縮したようなナンバーですね。この曲はどこかの国を意識したかっていうのはそこまでなかったんですけど、自分達で世界旅行って縛りを設けたので北アメリカっぽいスウィングナンバーを意識しました。
でもやっぱりスウィングのイメージもないんですよ。だからスウィングをやろうとすればやろうとするほどロカビリーになるんですよ。シャッフルで、ご機嫌で、ロックンロール進行でってなると、結構ロカビリーに近いところを感じたりするんですよね。
イメージだけでやってると、世界の音楽が頭の中で繋がったり離れたり、「ルーツはここ一緒やな」とか勉強にもなった曲でしたね。


Q.M-9「船乗りたちのメロディ」はギネスが飲みたくなるようなアイリッシュ・ナンバーが最高です。ポーグスからの影響ももちろんあると思いますが。

ダニー:いいですね!もちろん僕もポーグス大好きです。ポーグス・チルドレンのドロップキック・マーフィーズやフロッギング・モリーも好きなんですけど、彼らは彼らのやり方でポーグス・チルドレンな訳で、だったらポーグスを好きなザ50回転ズだってポーグスにわかチルドレンなんですよ。だからアイリッシュ・パンクに目配せせずに、あくまでザ50回転ズ流ポーグス解釈なんですよ。つまりアイリッシュ・ロックンロールなんですよね。


Q.このアルバム聴いてたら世界の音楽に興味が出てきました。音楽だけじゃなくて楽器に興味持つ人も絶対にいますよね。

ダニー:そうでしょう、そうでしょう!そう思って歌詞カードに使用した楽器も書いてあるんですよ!楽器に興味ある方はそちらもぜひチェックして頂きたいですね。


Q.楽しい旅行でした!

ダニー:ありがとうございます!また一緒に音楽の旅をしましょう!

 

THE50回転ズ:
徳島の酔いどれ「ダニー」(G・Vo)
出雲の妖怪「ドリー」(B・Vo)
浪速のドラ息子「ボギー」(D・Vo)

【HPアドレス】
http://www.50kaiten.com/

アルバムジャケット

THE50回転ズ
NEW ALBUM
ロックンロール世界旅行
AICL 2260

NOW ON SALE

\1,890(tax in)
★初回生産限定:紙ジャケット仕様

LIVE SCHEDULE

全国ワンマンTOUR 「50回転ズのロックンロール世界旅行ツアー」

■9月6日(火) 高松 DIME
■9月10日(土) 札幌 BESSIE HALL
■9月12日(月) 仙台 LIVE HOUSE enn 2nd
■9月19日(月・祝) 金沢 vanvanV4
■9月21日(水) 名古屋 ElectricLadyLand
■9月24日(土) 福岡 DRUM Be-1
■9月25日(日) 岡山 IMAGE
■9月28日(水) 赤坂 BLITZ
■10月1日(日) なんばHatch

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