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WEB限定インタビュー


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ATU

2006年の結成以来、岐阜、名古屋を中心に次世代エモーショナルロックバンドの台頭として活動を続けているARU。彼らの集大成ともいえるフルアルバム「All Things In The Moment」はメロディックパンク/エモーショナルの要素と、メロディーを重視した歌モノの奇跡的なバランスで構成された最高傑作だった。しかしその直後、3人のメンバーが脱退するという衝撃の事件が発生。だがARUは決して歩みを止めなかった。すぐに新メンバーが加入。ツアーを重ね、新生ARUのニューアルバム「CRYSTAL MIND & SENSE」を完成させた。そこにあるのは、ありのままをさらけ出した丸裸のARU。新境地に立った彼らから目が離せない。

Q.前作「All Things In The Moment」はARUの集大成のようなアルバムでしたよね。

Yu-ichi:そうですね。これまでのARUの要素だったメロディックやエモーショナルな部分と、歌モノの部分が混在したような、まさにARUが目指したアルバムになりました。


Q.そのアルバムが出来た直後、まさかのメンバー3人脱退と。

Yu-ichi:もう真っ白になりましたね。何も考えられない状態というか。本当に不意打ちだったんですよ。

Hayashi:しかもアルバムのツアー前に言われて。

Yu-ichi:そうだね。だからツアーも出来なくなるんじゃないかって思いました。でもキャンセルはしたくなかったんで脱退の話は聞かないフリをしてました。とにかくツアーは全力でやりたかったし。だから脱退の件はツアーをやりきった後にもう一度しっかり考えようって思ってましたね。


Q.じゃあそのツアーでは色んな事を考えたんじゃない?

Yu-ichi:考えましたね。考えた結果、「All Things In The Moment」がARUの第1章が終わる締めくくりのアルバムなんだろうなって思えたんです。当時のARUの力をMAXでぶち込めたような本当に自信のあるアルバムだったんですよ。もうこのアルバム以上のものはこの5人では作れないかもしれないなって。


Q.ある意味やりきった感はあったと。

Yu-ichi:ありましたね。それにメンバーの脱退が決まったからこそツアーもやりきろうと思ってましたから。そう気持ちを整理してから「All Things In The Moment」を聴いたらやっぱりもうやりきってたんですよね。だからあのアルバムを作れたことでARUの第1章は締めくくることが出来たと思っています。


Q.新メンバーのYasuo君とKazuki君の加入の経緯は?

Yu-ichi:Yasuoは元々名古屋でバンドをやってて、昔ARUも対バンしたことがあったんです。でもそんなに絡みがあったわけじゃなくて。それでARUがドラムを探してるときにレーベルの綿谷君が「今度Yasuoを連れていくよ」って言ってきたんだけど「Yasuo?誰?」みたいな感じだったんです(笑)。それで会ってみたら気もあうし、馬鹿だし(笑)。

Yasuo:ハハハ。家で寝てたら綿谷君から「ARUでドラムやらない?」って電話がかかってきたんですよ。それで寝起きだったから半分寝ぼけながら「やるわ〜」って(笑)。

Yu-ichi:寝起きだったんだね(笑)。Kazukiは岐阜でCHUCKYってバンドをやってた頃からの知り合いでした。岐阜でARUとCHUCKYは本当によく一緒にライブをやってたんですよ。でもCHUCKYが解散してKazukiは岐阜でくすぶってたんです(笑)。

Hayashi:俺がARUに入る前にKazukiはサポートでベース弾いてたよね。

Kazuki:はい。もともとベースでしたから(笑)。

Yu-ichi:キーボードを探すっていうより一緒にやりたい奴を探してたんです。そんな時にKazukiが打ち込みとか四つ打ち系の音楽をやってるって聞いたんで、じゃあキーボードも弾けるんじゃないかって声かけました。

Kazuki:CHUCKYを解散してからはエレクトロとかクラブミュージックが好きで部屋をスタジオみたいに改造して一人でやってたんですよ。だからキーボーディストでもなかったし、ARUに誘われてからキーボードも買いました(笑)。去年の3月にARUに誘われて5月にはFREEDOMに出てましたね(笑)。


Q.それも凄いね(笑)。じゃあ現メンバーでの初ライブは去年のFREEDOMなんだ。

Yu-ichi:そうですね。

Hayashi:第1期ARUの最後のライブを3月にやったんですよ。そこから間を空けたくなかったから5月のFREEDOMでいきなり新生ARUで出演したんです。

Yu-ichi:メンバーが脱退したからって動じたくなかったんですよ。活動を止めるつもりもなかったし。バンドのタフさはみせたかったんです。あとやっぱり意地でも音楽は続けたかったんですよね。ARUのオリジナルメンバーはもう僕だけだし、ARUは僕のライフワークだから、必死に守りたかったんです。そういう気持ちが大きかったからとにかく早く新しいARUを始めたかったんです。FREEDOMのような大きいステージで新しいARUの最初のライブが出来たのは本当に良かったですね。


Q.新しいメンバーでやり始めてどうでした?

Yu-ichi:駄目でした(笑)。最初は不安な日々が続きましたね。

Hayashi:今まで数年かけてやってきたものをいきなり新しいメンバーで再現するのは絶対に無理なんですよね。パートも減ってるし。その葛藤はありました。でも昔から一緒にやってたバンドからは「ARU、良くなったね」って言われることが多くて。

Yu-ichi:言い聞かせてましたね。「俺達は良くなった」って。


Q.でもそれが確信に変わった瞬間って絶対にあったと思うんですよ。

Yu-ichi:ありましたね。それはやっぱりツアーに出たときに感じました。めっちゃ楽しかったんですよ。「今のメンバーでいける!」って確信したんです。その結果、「今のメンバーでアルバムも作れるんじゃないか」って思ったんです。演奏面ではまだまだ不安はあったけど、そこじゃないなって思ったんです。
今まで「ここのアレンジはこうしろ」とか「ここはもっとこうしなきゃ!」ってメンバーと喧嘩ばかりしてたんですよ。そうやって音楽をやることがストイックだと思ってたんだけど、実はネガティブだったことに気付いたんです。その結果僕はメンバーを3人辞めさせてしまったと今は思っているし、そのしこりを取ってくれたのが今のメンバーだと思っているんで。ありのままを出すことは全然悪いことじゃないってあのツアーで思ったことが、きっと今のARUでやっていける確信に繋がったんだと思いますね。


Q.新メンバーはどう?

Yasuo:最初は中々うまくいかないし新メンバーとしての葛藤もありましたよ。でもいつしかそういうことも考えなくなって気付いたらバンドに馴染んでました。

Kaziki:僕は馴染むとか馴染まないとか以前にパートがベースからキーボードに変わっているんでまずは自分の中の壁と何度もぶつかりましたね。これまでのARUの曲を再現するのも音数が減ってるから自分の中で噛み砕いて表現することを意識してたんですけど、ある瞬間を境にこれまでのARUがどうとか関係なく、自分のやりたいことをやりたいようにやったら良いんじゃないかって思うようになったんですよ。今までの曲も全然違うメロディーを弾いたり、本当に自分が思ったようにキーボードを弾くようになったんです。だから今はどんどん新しいことをARUでやりたいなって思っていますね。


Q.今のARUを見て一番感じるのは、昔のARUの影を全然追ってないなって思うんですよね。それは新メンバーがそういう意識だからなんだろうね。

Yu-ichi:嬉しいです。そうやって思って欲しかったです。

Hayashi:前のメンバーとは出来なかったことが新しいメンバーとならやれるかもしれないっていう期待もあったしね。だから全く新しいARUを始めるつもりでもいたんで。

Yu-ichi:今のARUは全然違うバンドだと思ってるんです。聴く人がどう捉えるかはわからないんですけど、ゼロから新しいことをやりたいと思っています。


Q.だからなのか、今回のアルバムは物凄く1stっぽさがあると思いました。

Yu-ichi:まさにそこは意識したんですよ!アルバムタイトルの「CRYSTAL MIND & SENSE」っていうのは「明鏡止水」って意味なんですけど、自分が今何をすべきか解ったんですよね。何が解ったかってARUの4人で笑ったり怒ったりムカついたりしながら4人で作ったアルバムなんだから、飾らなくてもいいや、丸裸でいいやってことがやっとわかったんです。だから生まれ変わったARUの1stアルバムだと思っています。戦略を練って曲を作るんじゃなくてただやりたいことを詰め込んだアルバムなんですよね。

Hayashi:前はライブの構成を考えたりアルバムのコンセプトを考えて作ってたんですけど、今回は何の計算もせずに、ただただやりたいことをやりまくりました。

Yu-ichi:凄く精神的なアルバムになったとは思いますね。


Q.ARUを自分達のものにしたんだろうね。

Yu-ichi:まさに。僕らが立っている場所が解ったし、そこに立っている理由も解ったんです。間違ってようがズレていようがARUのありのままを見せたいんです。そうやってアルバムを作ったら初めて自分達のCDが流通にのってお店に並んだときと同じ感覚でCDを作っていたんですよね。勿論、至らない部分や不甲斐ない部分もあるんですよ。でもそれを隠さずに出せるのも今のARUの強みだと思っています。


Q.では新生ARUがこれから目指すものは?

Yu-ichi:やりたいことがはっきり見えたから、ツアーをして、また成長して、一段階段を上った状態でまた次の作品を作れたら良いなって思います。


Q.楽しみにしてます。では最後に、唯一のオリジナルメンバーであり、今日50分の遅刻をしてきたYu-ichi:君にメンバーから何かあれば(笑)。

Yu-ichi:すいませんでしたーッ!!(一同爆笑)

Kaziki:本当に勘弁してください。

Hayashi:最低だよね(笑)。まあでも某J○NNYってバンドのボーカルよりはきっとマシでしょ?(一同爆笑)

Yu-ichi:上には上がいるってことで(笑)。

 

ARU:
Yasuo(Dr)  Yu-ichi(Vo/Gt) Hayashi(Ba/Cho) Kazuki(Key/Cho)

【HPアドレス】
http://radcreation.jp/aru/

アルバムタイトル

ARU
2nd Full Album
CRYSTAL MIND&SENSE
RCTR-1013

2011/8/3 ON SALE

\2100(tax in)

LIVE SCHEDULE

■7月24日(日)FREEDOM NAGOYA 2011
■8月27日(土)岐阜RAD REVER 【CRYSTAL MIND&SENSEレコ発初日】

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2YOU MAGAZINE編集部
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