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THE MIRRAZ
The Mirraz初のシングル「観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは/ウザいあいつ」が届いた。僕がこの曲を初めて聴いたのは3月20日に名古屋クラブクアトロで行われたThe Mirrazのワンマンライブのとき。ライブ中盤、畠山が「最近、暗いニュースが多いけど、元気になってくれたらいいなと思って書きました」といって演奏されたのが「観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは」だった。これまでのThe Mirrazのパブリックイメージと違った角度からのアプローチの曲に、バンドの意識の変化と、音楽との向き合い方の変化を感じた。本質的なところで音楽を楽しみ始めたThe Mirrazの新章への扉が、今開いた。

Q.ここ最近のThe Mirrazのライブを見て、バンドの意識がかなり変わったように感じました。伝えたいことがはっきりしたのかなって思ったのですが。

畠山:今年はシングル「観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは」に始まり、ロックンロールな感じでいこうと思ってるのでそれがそういう風に見えたのかな?音楽でしか出来ないことをやりたいなと考えていた時、映画や漫画でも、涙や笑いなどの感動は出来るけど、映画や漫画では出来ない、音楽でしかできない「ノる。」ってところをより強化したときに、バンドでできることってロックンロールが最適なんじゃないかなと。
暗いニュースが多い世の中を楽しませて、ノらせることが出来るのが音楽だけなんじゃないかなって思いながら最近は活動しています。


Q.なるほど。あとThe Mirrazのパブリックイメージってこの数年で出来上がったと思うんですよ。でもそのイメージの枠をバンドが超え始めたのかなとも思いました。収まりきらなくなったイメージというか。

畠山:今はそのイメージを壊したいなと思ってます。やりたい音楽性ややりたいことは常に変わるから、その時、その時のイメージ作りは常にしっかりしたいなと思っていて、でも本質は同じ人間が作ってるから変わらないと思うし。毎回、同じことやってもつまらないし、聴いてる方もつまらないと思うから、常に新鮮なイメージ作りはしたいと思ってます。


Q.「観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは/ウザイあいつ」をシングルでリリースしたことも、所謂バンドのイメージとは逆に思う人もいると思うんです。でも今この曲をシングルとして発表したことにバンドの強い意思を感じました。

畠山:最初の質問でも答えましたが、音楽でしか出来ないことってのをずっと考えていたんです。今は情報が多い世の中だし、エンテーテイメントの中心は携帯やPCになりつつあって、音楽ってものが本来の力を失ってきてるんじゃないかなって思っていて。
実は違う曲をシングルでリリースしようとなっていて、その曲のレコーディング中に、「音楽でしか出来ないことはノらせることなんじゃないかな?」って思って。急遽、「観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは」を作ってレコーディングし直しました。それに、今年はこういうロックンロールが来るんじゃないかな?って勝手に思ったりもしてたんですよね。


Q.日本のロックに革命を起こせるのは僕は勝手にThe Mirrazだと思ってるんですよ。学校のクラスの全員が知ってるバンドになって欲しいんです。それって革命だと思うんですよね。ドラゴンアッシュってあの音楽性でクラスのヤンキーも学級委員も普通の生徒も学校の先生も知ってたじゃないですか。それって本当に凄いことだし、それが革命だと思うんです。

畠山:そう言ってもらえるのはとても光栄です。僕もそうなりたいと思ってるし、今、そういうヒーローが必要な気がします。


Q.そこで「観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは/ウザイあいつ」のリリースですよ。もうタイミング完璧です。日本のロックの何度目かの夜明けを確信しました。

畠山:僕も、それくらい確信的に曲が出来てくれたから、自分的にやったぞ俺!ってなったんですが、メンバーやスタッフには最初反対されたんです。前の曲の方がシングルっぽいって。でも俺はThe Mirrazっていうバンドのイメージも壊したかったし、世の中に対するメッセージも、歌詞に任せるんじゃなく音楽に任せたかったし、世の中に対して音楽で何かを表現するという点では変わってない。ただ、形が変わっただけでやってることは同じだってみんなを説得しました。
そんで、今の日本においてこれが一番新しい音楽なんじゃないかって話をしました。シンプルだけど、わかりやすく、普遍的なものをもちつつ新しいっていう形なんじゃないかと。


Q.M-1「観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは」はライブのMCでも「暗いニュースが多いから明るい曲を作りました」と言って披露されてましたよね。暗いニュースに対して音楽でどう向き合おうと思いました?

畠山:最初はそれに対して真っ向からぶつかっていってた気がするんです。「TOP of THE FUCK’N WORLD」とかみたいに。リアリズムと怒りの方面でぶつけていくっていう。ただ、それだけが全てじゃないってのはわかってたから、一度やった方法はもう一度やりたくはないので、違う方面から攻めた場合、色々考えたんだけど、音楽で出来ることの中に「夢を見させる」っていうのもアリだよなと。
例えば、「ドラマでしかありえねーよこんな恋愛、だけどこんな恋愛してみてーよなー」って気持ちでドラマとかみるわけで。日常あり得ないから興味をもつっていう側面ですね。
ミイラズは今まで日常を描いてきた、で、その日常の一番ロマンチックな部分を描こうかなって。ありえなくはないけど、ギリギリありえるっていうか。その日常の一番ロマンチックな部分を音楽に乗せるとめちゃくちゃロマンチックになるっていうか。


Q.ジョンレノンがオノヨーコに対してラブソングを歌い続けることが結果として最高の反戦ソングだったのにも近い印象を受けました。

畠山:まぁそこまで深く考えてもらえるのは聞き手の自由かなって思ってて。なるべく意味深にならないように歌詞は考えて書きました。バンドとしてのメッセージとかそういうのは隠れてていいというか。単純にいい曲ってだけでそれでいいなと。アーティストとしてのエゴはこっちで勝手にもってればいい。リスナーは楽しめればそれでいい。そういう感じですね。


Q.M-2「ウザいアイツ」は歌詞だけ読んだらウザいですけど、今の時代を凄く表してると思いました。Twitterにしろ、mixiにしろ、誰かと繋がっていたい時代だと思うんです。そこは意識されましたか?

畠山:そういうのはいつも意識してますね。音楽を売るっていうことがそもそもそういうことだと思うし。繋がっていたいっていうのもあるけど、自分の意見を言いたいって感じがするんですよね。ちょっと前まで2ちゃんみたいに匿名だったのが、最近は、「私が言ってます!」じゃないけど。そんな感じ。みんな言いたいことが沢山あるって感じ。
それってある意味、「私ここにいます!」っていう自己アピールなんじゃないかな。つまり誰かと繋がりたいけど自分中心的な繋がり方な気がします。「自分の考えはこうです、だからあわない人は無視してください。」みたいな。お互いを尊重してわかりあおうってツールじゃなくて、最初から分かり合える人だけで盛り上がろうっていう。人とのつながりの最初の努力を排除したやり方。それはすごく便利だけど、何かが欠如しちゃう気もしますね。


Q.このシングルを発表することでThe Mirrazが完全体になった気がするんです。これまではもしかしたらThe MirrazがThe Mirrazになろうとしてたのかもしれない。でも何をやったってこのメンバーが音を出したらそれはThe Mirrazなんだってことを証明したシングルだと思いました。

畠山:そうですね、僕もそう思います。だから次のアルバム名は「THE MIRRAZ」にしようかなってちょっと思ったりしてます。本当の意味で1stアルバムっていうか。そんな気分なんです。さすがですね。


Q.佐藤さんと中島さんが正式加入して一緒にツアーをまわったこともバンドに大きな影響はあったんじゃないですか?

畠山:ギャグのレベルが高くなりました。


Q.わかりました(笑)。では最後に、このシングルに込めた想いをメンバーそれぞれ訊かせてください。

畠山:音楽を聞き始めた頃の、中学生とかの気持ちっていうか。初心ってやつですね。僕はそういう気持ちを込めました。ただ、いい曲で、頭で理解するんじゃなくて、耳に入った瞬間、「あ、いい曲!」って思える、そういう音楽。ただ音楽を純粋に楽しんでほしいです。

関口:僕は曲も詞も書いていないから特別なエピソードや素敵な想いみたいのはないのですが、このシングルの曲は「これぞロックンロール」っていう曲なので聴いてくれた人が自然と体が動いて楽しくなってくれたら素敵だなと思います。

中島:これからのThe Mirrazの代名詞の一つだと思ってます。2分ちょっとのシンプルな曲だし、パッと聴いてすぐ覚えられるメロディーなので、音源やライブで楽しんでもらえればと思います。ライブでもそんな気持ちを込めて演奏してるので、思い思いの楽しみ方をして下さい!

佐藤:初シングルなんで沢山の人に聴いてもらいたい。2分で終わる恋しさとせつなさと心強さを感じて下さい。

 

The Mirraz:
畠山承平(Vo.Gt)佐藤真彦(Gt)  中島ケイゾー(Ba)  関口塁(Dr)

【HPアドレス】
http://the-mirraz.com/

アルバムジャケット

The Mirraz
1st single
観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは/ウザイあいつ
KINOI-1001

NOW ON SALE

\1050

LIVE SCHEDULE

●“AFOC THE MIX” × “Getting Roll” W Release Tour
7月3日
名古屋CLUB QUATTRO
●JOIN ALIVE
7月23日
いわみざわ公園〈野外音楽堂キタオン&北海道グリーンランド遊園地〉
●ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011
8月5日
国営ひたち海浜公園
●SUMMER SONIC2011
8月13日
QVCマリンフィールド&幕張メッセ
www.summersonic.com
●Re:mix2011
8月20日
名古屋CLUB DIAMOND HALL & APOLLO THEATER
(同時開催・出入自由)
●SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2011
8月27日28日
山中湖交流プラザ きらら

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