PICK UP INTERVIEW
WEB限定インタビュー


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GOOD4NOTHING
前作『BACK 4 GOOD』からわずか10ヶ月。GOOD4NOTHINGが作ったのはショート・チューン・アルバムだった。ショート・チューンは彼等の魅力の一つであるし、今までのアルバムにも1曲は収録されてきたわけだから違和感はない。音源が届く前、自分が想像していたのは「速い・短い・分かりやすい」というものだった。恐らく多くの人がそう思ったことだろう。しかし!実際にアルバムを聴いてみると…何というバラエティに富んだ内容!SKAあり、シンガロングあり、バラードあり、アコースティックあり…21種類の色がしっかりと出ている。もちろんお得意のメロディック・パンクも十分に楽しめる。21曲約20分の中に詰め込まれたG4Nの魅力を堪能しろ!

Q.ショート・チューンのみのアルバムを作ろうっていうアイディアはどうやって?

U-tan:昔からアルバムに1曲短い曲を入れてたんですけど、いつかそれを1枚のアルバムにしたいなっていうのが割りと前からあって。当初は今までの曲も入れつつ15曲ぐらいでって考えてたんですけど、やってるうちに楽しくなってきて(笑)。「もう全部新曲でいこうや」と。

MAKKIN:やるならもっと大袈裟にって。15曲やと一瞬で終わってしまうし…まぁ21曲でも一瞬やけど(笑)。


Q.作ってみてどうですか?

U-tan:結構得意分野なんで、イケるかなって思ってたんですけど…12曲目辺りから段々(笑)。「カウントで始まる曲多いよな」とか「ベースで始まる曲入れたほうがええなぁ」とか…結局21パターンの始まりと、ソロと、歌詞の内容と…。普通にアルバム作る倍の労力が必要でしたね。


Q.ショート・チューンのみというコンセプトの中にもしっかりとそれぞれの曲の個性が出てる。

U-tan:あと6曲ぐらいは余分に作ってたんですけど、「これちょっとキャラ似てるな」とか出てきて。真ん中越えた辺りから、「大人しい曲もやってみよや」とか「1分でバラードもありやろ」とか色々考えてやっていきましたね。

TANNY:逆にこういう機会でしかでけへんこともあって。全編SKAの曲とかは、普通の長尺の曲ではできんかったりするし。できる範囲を最大限にやったというか。

U-tan:その中で俺らのルーツとか、「らしさ」とかが出せたらええなって。


Q.ショート・チューンだけのアルバムって他のバンドでもやってますけど、どうしても速い曲一辺倒になりがちだと思うんですよね。

MAKKIN:最初は、僕とかSUNEは「もっと簡単な曲でええやん」って言うてたんですよ。でもU-tanが「それやったら他のバンドと一緒になるから」って。「もうええやん!」ってなってたんですけど(笑)。けど、出来たら…「やっぱちゃうな…他のバンドとはちゃうもんになったなぁ」って…やってみて気付きましたね。

U-tan:僕らが二十歳ぐらいのときFATから全曲30秒のコンピが出て。あれを「メチャええな」と思って聴いてたんで…。

TANNY:各々個性があって。


Q.あれはオムニバスだから各バンドの個性が出るのは当然といえば当然なんだけど(笑)。

TANNY:(笑)まぁそうなんですけどね。でも、あの感じを自分らででけへんかなって。だから似てる曲はなるべく被らんように全然違うものを持ってきて。

U-tan:あのコンピの雰囲気に近いものっていうのはありますね。あと、好きなバンドのアルバムでも、おまけで入ってるような短い曲が意外と一番好きやったりもするし(笑)。


Q.そのおまけ的な短い曲っていうのが今回のアルバムにもありますよね。ショート・チューンのアルバムの中に更にショート・チューンなM-7「WON’T」(8秒)とか。

U-tan:最初は全曲1分っていう打ち出しでやろうとしてたんですけど、1分にこだわるとなかなか曲が出来なくて。「2分以内ならええんちゃう?」ってなって(笑)。結局2分8秒っていうのも出てしまったんですけど…「気にせんとこう」と(笑)。「10秒ぐらいの曲もあってもええんちゃう?」とか言い出して、作ってみたら8秒だったと。


Q.M-1「BLAST OFF!!」インストって初めてじゃないですか?

U-tan:そうなんですよ。もうイメージはOPERATiON iVYで(笑)。

MAKKIN:U-tanがフレーズ弾きだしたんやんな?

U-tan:そうそう。

MAKKIN:で、ベースもユニゾンでいこかと。

U-tan:一箇所だけみんなで合唱して。たまたま映画かなんか観てて「BLAST OFF(発射)」って言ってて。これ何かええな、1曲目っぽいなって。


Q.M-2「MxSxN」ではさらっとレーベル名の由来を入れてて。(L.M.N.O.P〜エレメノピー)

U-tan:特に狙ったわけではないんですけど、歌詞にもちょっと遊びがあったら面白いかなと思って、ABCの歌の歌詞を入れてみようと思ったんですよね。「L.M.N.O.P」の部分が日本とアメリカでは違ってるっていうのが分かったら面白いかなと。


Q.4曲目までは勢いとスピード重視な曲が並んでて、「速い・短い」だけのアルバムかと思いきや、M-5「Slack’s Song」でややミッドな曲が来るという。これを1分ちょっとにまとめるのは大変だったんじゃないですか?

TANNY:そうですね…いかに変化球を上手く投げるか…みたいなところは結構みんなであーでもない、こーでもない言うて。一番時間かかったんちゃいますかね、編曲が。


Q.こういう曲って「もう一回サビを」とか考えちゃうじゃないですか。

TANNY:そうなんですよね。そこはコンセプトに沿って削ったりして。

U-tan:やってみて思ったんですけど、曲の良いところが分かりやすいんじゃないかと。いらないところを全部削いで見せたいところしか残ってないから、割りと入りやすいというか、良いところが全部出てるんちゃうかなって。


Q.遊び心がありつつも作品としてのクオリティの高さがあるのは、速さだけに頼ったものではないからなんでしょうね。

MAKKIN:高いですよね!(一同爆笑)濃縮してるから…すぐ聴けるし、すぐ1曲目に戻るじゃないですか。だから…聴きやすいんじゃないですか(笑)?

U-tan:引き出しからっぽですけどね、もう(笑)。

TANNY:引き出し全開けです(笑)。もう終った瞬間すっからかんでした。「うわ、何もない!」みたいな(笑)。

MAKKIN:まだないです、まだ!(一同爆笑)


Q.そうは言っても、このアルバムを作ったことによって、今後の作曲に何か変化があるんじゃないかと思うんですけど。

U-tan:それは結構あるんですよ。先月シングル録ったんですけど、今回の反動で4分近いものになって(笑)。やっぱ長いのも気持ちええなって。

TANNY:サビのリフレインとか、ショート・チューンではできへんかったことが、いっぱいできて。その都度新鮮なんですよね。

U-tan:潔さというよりも、説得力…例えばサビが2回あるとしたら1回目よりも説得力が出てくるとか、そういう気持ち良さが再確認できましたね。


Q.ショート・チューンのアルバムなのに、M-18「Time To Breathe」みたいにメロウな曲や、M-20「Freedom」のようなバラード、M-21「Wait here」のようなアコースティックもあったりするのがすごいと思うんですよね。

U-tan:いつもアルバム作るとき、1曲目から最後の曲までで一つのストーリーになるものを目指してて。割りと最後の方にバラードとかゆるい曲を入れてたんですけど、今回もこのコンセプトの中でやってみようと思って。ショート・チューンのアルバムだけど、普段のアルバムと同じ感覚で作ってるんですよね。


Q.バラードとか多分もっと長くしようと思えば全然できますよね。例えばなんですけど、今回のアルバムの曲を色々アレンジして長くして次のアルバムに入れたりとかはしないんですか?

U-tan:それは…ないですね。

MAKKIN:このまま引き出し空っぽだったら次のアルバムでやるかもしれへんやろ?(一同爆笑)


Q.ライブで全曲やっても30分かからないですよね(笑)。

U-tan:こないだツアー1本目終ったんですけど、全曲やりました(笑)。全曲やってMC込みで25分ぐらいで、レコ発本編終了して、その後アンコールでいつものセットで30分ぐらいやって(笑)。


Q.バンド数の多いイベントで、持ち時間30分でもアルバム全曲できるってことですよね(笑)。

TANNY:いきなりアルバム全曲できる(笑)。

U-tan:全曲やっても30分ないから、MCでちょっと時間かせがな(笑)。

TANNY:曲順も全部このままで(笑)。


Q.この作品がこの先のG4Nにとって重要な作品になるんじゃないかと思います。

TANNY:今までに6枚ガッツリしたアルバムを出してきて、ここでちょっと分岐というか、ちょっと違うことをやって。また新たなステージというか、次のアルバムの制作にすごい役に立ってくるだろうなとは色んな面で思いますね。ショート・チューンばっかりっていうところから見えてきた部分もすごいあって。構成然り…バンドの中で出来ることも色々増えて、次が楽しみになるアルバムになったなぁと思います。


Q.端目には「遊び心のあるアルバム」って感じですけど、本人たち的にはかなり全力で制作したアルバムなんでしょうね。

TANNY:30歳もまわって、自分らの出来る中で新たな遊びというか…そういうことをすることによって、また次に繋がっていくというか。

U-tan:何をやるときも、最初は遊び心で考えるんですけど、いざやりだしたら…みんなメッチャ真面目やから(笑)、グワーってなってまうんですよね。結果クオリティが上がっていくっていう。


Q.今回、SUNEはどうだったの?

SUNE:僕的にはクリックなしで録った曲もあったり…短い曲ばっかりなんで、あんまりクリック気にせずに、グルーブの方を重視して、ミスったら「もう一回お願いします」ぐらいの感じで。結構いいもんが録れたと思います。

MAKKIN:ちょっと頭こんがらがってるときあったけどな(笑)。いきなりリズムが跳ねだして…「何か跳ねたよ?」みたいな(笑)

SUNE:ああー。それは俺のええ部分で(笑)。

MAKKIN:曲が多すぎてこんがらがったんやな(笑)。

SUNE:あ、ここそうでしたっけ?みたいな(笑)。短い曲だからこそストレートにズバっといけたんで…クリックなしとかドラマーにとってはメッチャストレスから開放されるし(笑)、ライブ感みたいなのも出せるし楽しく録れました。

U-tan:意外と手間はかかりましたけどね。21パターンのスネアの音、21パターンのキックの感じとか、一個一個確認するじゃないですか。その作業がすごい時間かかりましたね、もちろんギターもそうやし。


Q.20分で終る作品だけど、作る手間は長い作品と変わらないか、それ以上ってことだ(笑)。

U-tan:録りだしたら早いんですけど、そこまでの準備は普通のアルバムと一緒ですからね。

TANNY:曲ごとの色味を出すのが大変でしたね。普段の倍の曲数なんで、当然色も普段の倍用意せなあかんので。音色をちょっと凝ってみたりとか、ベースも竿変えたりして…あの手この手で。持てる武器全部使って。


Q.SUNEが入って2作目なわけだけど、こうやって遊び心のある作品を一緒にやれたことが良い方に作用するんじゃないでしょうか。

SUNE:硬さはなくなったんちゃうかな。前はもう一つプレッシャーみたいのがあって。クリックが流れ出すと硬くなって、音符的にはあっててもテイク的にはあんまり良いドラムが叩けなかったり。最近はメンバーも俺も「これ来たでしょ!」っていうのが分かってきたというか。


Q.この先もコンセプト・アルバムはやろうと思ってますか?

U-tan:やりたいですね。例えばアコースティックだけのアルバムとか、今回とは逆に長いバラードだけのアルバムとか。自分らにとってもすごい為になるし、聴いてくれてるお客さんたちの期待も良い意味で裏切れるし。そういうことをちょこちょこやっていきたいなと思います。

MAKKIN:まぁコンセプトにもよるけどな。(一同爆笑)


Q.でもMAKKINは決まったら一生懸命やるんでしょ?

MAKKIN:ガヤガヤ言いながら(笑)。


Q.今回もガヤガヤ言いつつ?

MAKKIN:ガヤガヤ言うてましたよ。(一同爆笑)「もうええやん!もっと短いのパッパと作ったらええねん!」って。まぁ僕作らないからアレなんですけど…(笑)。でもやっていくうちに「ああU-tanが言うてる意味分かるわ…そやなぁ」みたいになっていって。出来上がったら「こっちで良かったな」って思いましたけどね。(一同爆笑)


Q.同時に発売されたDVD『8balls struggle』ですが、どんな内容になっているのですか?

U-tan:前回のBACK 4 GOODのツアーの東名阪のファイナルの大阪をメインに、中国のツアーとそのオフショットを散りばめた感じですね。今まで2枚ライブをガッチリ撮ったのを出してるんで、今回はそこまでライブ、ライブじゃなくて、ツアーの最中のオフショットを織り交ぜつつ。


Q.見どころを教えてください。

U-tan:中国ツアーのところはどれも結構面白い感じになってます。文化の違いとか、食の違いとか。

TANNY:演奏ももちろんなんですけど、今回はオフショットが結構入ってるんでそこも見どころですね。

U-tan:ライブハウスも日本とは全然違って。下手から僕、TANNY、MAKKIN、SUNEっていう並びで(笑)。

SUNE:メンバーの方見て叩くんですよ(笑)。見た目だけオシャレなバンドみたいになってました(笑)

U-tan:で、わけの分からんアクリル板に囲まれてて(笑)。

SUNE:BON JOVIみたいなヤツ。(一同爆笑)

U-tan:そこのライブハウスは、俺らが行って「こうしたほうがええんちゃう?」みたいなことを言ったら、後日ドラムがちゃんとした位置になってたらしいですよ(笑)。


Q.CHINAツアーはどうでしたか?

TANNY:いや、良かったですよ。結構お客さんも来てくれて…日本と違って色んな人がおるというか、パンクばっかり聴く人とかじゃなくて、一般に流れてる音楽を聴く人も沢山おって、楽しかったですね、刺激もあって。

U-tan:速いビートに免疫がないらしくて、8ビートのちょっと速いぐらいのヤツやとワーッってなるんですけど、曲が速くなった瞬間…。

TANNY:ポケーってなってたな(笑)。

U-tan:前回は北京と上海だけだったんですけど、今回は16本回って。


Q.中国なんて広いから箇所箇所で全然違うんじゃないですか?

U-tan:全然違うし、渋谷みたいな街が100個ぐらいあるんちゃうか?っていうぐらい、どこ行っても賑わってて。

MAKKIN:ただ移動は大変でした。荷物いっぱい持って、機材背負って、新幹線みたいなのとか飛行機とか乗って。電車降りたらエレベーターがなくて全部階段なんですよ。みんなで荷物を上げて、次は階段下りて…そしたらもう一回階段があるんですよ。意味の分からん作りになってて。

U-tan:この前事故したのと同タイプの電車ですよ(笑)。で、時速が出るんですけど、380kmやったっけ?メッチャ速かったですよ。とにかく人が多いからホームも電車もメッチャ長いんですよ。そこを歩くのだけでも大変で。そういうところもオフショットで入ってます。


Q.東海地方の皆さんにメッセージをお願いします!

SUNE:サクッと聴けるアルバムだと思うので、ドライブがてら聴いて楽しんでください!

TANNY:人生は短いということで、ショート・チューン・アルバム。太く、短く、楽しく行きましょう!

MAKKIN:またすぐあなたの街に行きますよつ!

TANNY:最後の「つ」ヤバい(笑)。行きますよつ。(一同爆笑)

U-tan:今日本がこういう時期なんで、音楽聴いて、ライブハウス来れるときは来て、一緒に燃えるもんがあればいいかなと。そうですね、ライブハウスで会いましょう!

 

GOOD4NOTHING:
TANNY(Vo.G)、SUNE(Dr)、MAKKIN(B.Cho)、U-tan(Vo.G)

【HPアドレス】
http://g4n.jp/

アルバムジャケット

GOOD4NOTHING
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GOOD4NOTHING
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8 balls struggle 〜BACK 4 GOOD TOUR〜CHINA TOUR 2011〜
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LIVE SCHEDULE

■10/1(土) 名古屋CLUB QUATTRO
(東海地方のみ抜粋)

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