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WEB限定インタビュー


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serial TV drama

メジャーデビュー直後にヴォーカルが変わるという前代未聞の出来事を乗り越え、更に加速する彼ら。鴇崎(Vo)が加入したことでエンターテインメントに振りきった爆発力はとんでもないし、全身から放たれまくる音楽へのリスペクトも若いリスナーの音楽へのポータルサイトとしての役割も果たしている。アニメ主題歌に彼らの楽曲が使用されることもロックをポップに伝える手段としてかなり面白い。そして何より、メンバーが滅茶苦茶楽しんでいるのが最高にかっこいい。そう、今のserial TV dramaの無敵感ったら本当に凄いのだ。それを決定づけるアルバム「パワースポット」、音楽への愛と情熱と悪ノリでいっぱいの最高傑作です。

Q.元々何でもありのバンドだったのが、更に何でもありになりましたよね。

鴇崎:ありがとうございます(笑)。

新井:なるべくしてなった感が強いですね。色んな歌が歌えるボーカルが入って、俺達のやりたいことが前よりも自然に出来るようになったんです。やっぱりボーカルが変わったのは大きいです。


Q.日本のバンドでボーカルが変わるのって中々ないですもんね。

新井:勿論不安だった人も多いと思うんですよね。やっぱり最初の頃は、昔と比べられることや「変わっちゃったよ」って言われることにネガティブになったり葛藤もしたんですけど、でもどんどん作品を作っていくうちに「今のメンバーが最高でしょ」「この5人で作る音楽が面白いでしょ」っていう自信に繋がっていったんですよね。そうなってからは心の底から楽しめるようになりましたね。


Q.新メンバーとして加入した鴇崎さんはどうでした?

鴇崎:最初は「変わった」っていう声にいちいち敏感になってました。でも今になって思えば「何も変わらない」って言われることのほうがよっぽどへこみますよね。「俺は一体誰なんだ?」って。だからメンバーチェンジに関する峠はもう越えていて、今はこのメンバーで出来ることをどんどん追求していくところに向いています。だから今、かなり楽しいんですよ。

新井:うん。単純に楽しいですね。


Q.そうやってバンドが楽しんでいるのはお客さんにも伝わっていると思いますよ。

新井:だと嬉しいですね。最初の頃はライブで泣いてるお客さんもいましたからね。

鴇崎:最初のツアーではお客さんが明らかに俺を受け入れられないのが分かるんですよ。目も合わせてくれないし、泣いてるし。だから俺はそういう人達を笑わせることだけを考えてやってきましたね。


Q.正直、僕もボーカルが変わるって聞いたときは不安だったんですよ。でも1回ライブを見たらその不安は全部消えたんです。だからもしメンバーが変わったことでライブを見てない人がいるだったら早く今のserial TV dramaを見に来て欲しいと思うんですよ。

新井:そうなんです!本当に今の俺達を見に来て欲しいですよ!

鴇崎:俺が入ってから見てない人もまだまだ沢山いるだろうしね。


Q.そういう人達にこそ見て欲しいんですよね。前のserial TV dramaを忘れられない人にこそ今のserial TV dramaを見て欲しいと思います。

新井:凄く嬉しい。そうやって言ってもらえることが本当に嬉しいです。


Q.今のserial TV dramaからは決意を凄く感じるんですよ。例えばアニメのタイアップやWinkのカヴァーをロックバンドがすることって「どうなの?」って風潮がまだあるじゃないですか。それを思いっきり正面からやれる自信や決意を感じました。

新井:基本的にロックって閉鎖的なんですよね。でもそれって音楽として広く捉えたときに尻つぼみになっちゃうんじゃないかって思うんです。だったらロックと言えど、ある程度のポップさを持たないとアンダーグラウンドになって終わってしまうのが凄く嫌だなって。だったらメジャーっていうグラウンドで使えるものは全部使って「ロック最高だろ!音楽最高だろ!」って広く浸透させたほうがハッピーなんじゃないかなって俺は思いますね。メジャーに行ったことで視野も広がったしこの1年は本当に勉強になりました。


Q.バンドがイメージしたことを実現出来るようにもなったんじゃないですか?

新井:それはありますね。今まではやりたかった事や元々にあった意志を発揮できないこともあったし。それはバンド全体としてエンターテインメント性に振りきれない要素も勿論あったし、俺達の音楽ってポップなところに届けてはじめて面白さがわかってもらえるバンドだと思っているんで。そういう不完全燃焼感はずっとあったんですよ。だからタイアップは本当に大きいですね。音楽に興味のない人にも届く環境っていうのは大きいです。


Q.例えば親子でアニメを見てるときにM-2「桃源郷エイリアン」が流れてきて、お父さんが「お!このシャッフルはディープパープルっぽいぞ!」なんて子供に教えたりして。

新井:そうそう!そういうの最高じゃないですか!


Q.祭り要素もある曲だから子供が踊り出したりして。それで子供が音楽に興味を持つかもしれないし。

新井:最高ですね。やっぱり子供が飛びついたものにちゃんと意志があったりルーツがあったりすることが大切なことだと思いますね。


Q.ルーツって意味ではM-5「アナログ革命」でもレッド・ツェッペリンやクイーンやディープパープルを連想させる歌詞が出てくるじゃないですか。それで「この歌詞何なんだろう?」って調べた人達がそういったバンドに辿り着いたら、また音楽が楽しくなりますよね。

新井:そこに気付いてくれて嬉しいです!完全にロックオマージュの曲ですからね(笑)。

鴇崎:この曲がアルバムに入ってることに凄く意味があるんですよね。

新井:うん。もしかしたらこの曲は普通のリスナーからは切り捨てられるかもしれないって思ったんですけど、アルバムに絶対に入れたかった。歌詞を辿ってくれればロックリスペクトの曲だって分かってもらえると思います。


Q. serial TV dramaってプログレだと思うんですよ。プログレなんだけど、どんな層にも響くプログレだと思うんです。例えばタイアップから入った若いリスナーにも、音楽に詳しいへヴィーユーザーにも同じように受け入れられるのが凄いと思います。

新井:そういうバンドになりたいですよね。ポップなプログレっていうのは裏テーマだったりしますからね。いかに複雑なことをポップに勘違いさせて聴かせるかっていうことは意図的に考えて作ってますね。


Q.難しいことを難しいままやるんじゃなくて、誰にでもわかるように表現するっていう。

新井:はい。難しいことを突き詰めてやればアンダーグラウンドのカリスマになれると思うし、そういう人達から見たら俺達の音楽は商業的に聴こえるかもしれないんですけど、でも俺らはカリスマになりたいんじゃなくて音楽を世に広めたいっていうのが最大の目標なんですよね。だから例えば色物だと思われたとしても信念持ってやってるからへっちゃらなんです。


Q.なるほど。色物って意味ではM-11「愛が止まらない-Turn It Into Love-」のWinkカヴァーだってそう見られる可能性はあった訳ですもんね。 この曲をカヴァーすることになったきっかけは?

新井:最初はPerfumeの「ポリリズム」をバンドでカヴァーしたらプログレッシブで面白いんじゃないかなっていう発想から始まったんですよ。でも俺達は古い音楽を現在に呼び起こすことをテーマにやってきてるんで今の音楽をカヴァーするのはただカヴァーがやりたかっただけになっちゃうんですよね。それで「昔ニューウェイブが日本のアイドルに来たことあったよね」って会話から「Winkでしょ!」って。


Q.このカヴァーは度肝抜かれましたね。Wink最高ですもんね!

新井:おお!Wink最高なんですよ!(しばらくWink談義)


Q.こうやってWinkをカヴァーすることで serial TV dramaが何を伝えたいのか凄く考えたんですけど、ロックが好きな人ってアイドルを軽視する人が多いじゃないですか。でもserial TV dramaがこうやってカヴァーすることで「アイドルの曲もかっこいいんだ!」ってことを提示してるのかなって。

新井:そう!まさにその通り!ちゃんと聴けばかっこいい音楽もあるのに「アイドルの歌なんて」っていう風潮があるじゃないですか。あれは本当に良くないですよね。だから俺達がカヴァーした楽曲をかっこいいと思ってくれたんだったら「原曲も良いから聴いてみてよ」っていうのを伝えたかったんですよね。あとアイドルって色んな聴き方が出来るんですよ。


Q.奥深いですからね。アイドルの曲って作詞家、作曲家別で聴いても面白いし。

新井:そうなんですよ!!全てわかってらっしゃる!!

鴇崎:いつもお前(新井)が言ってることだね、それ(笑)。

新井:もう本当にそれ!アイドルも歌謡曲も曲が本当に良いんですよ!


Q.そうやって軽視されちゃうアイドルの曲の良さをこうやってserial TV dramaが提示してくれたんで感謝してます(笑)。

新井:嬉しい!

鴇崎:俺、何にも考えてないですけど(笑)。

新井:いやあ嬉しいなあ。Winkのカヴァーやって本当に良かったす(笑)。


QM-7「Overslept Kills The Day Feat.OKD」ではドラムの岡田さんを思いっきりフィーチャーしたHIP-HOPも披露されてますが。

新井:インディーズ時代にもやったことがあるんですよ。それで今回もう一度やってみようって。

鴇崎:割と早い段階で決まってましたね。

新井:最初は本格的な打ち込みのトラックを作ってやろうと思ったんですけど、それだとただの企画物になっちゃうと思ってロックのリフにラップを乗せたんです。


Q.RUN-DMCやビースティーボーイズのような。

新井:そうですね。そういう方向性のほうが俺達っぽいなって。しかもドラムがラップしてるっていう(笑)。


Q.クラシック感というかアナログ感も凄く良い。

新井:実はラップはデモをそのまま使ってるんですよ。デモの安っぽい感じがテープっぽくて良いなって。

鴇崎:サビ以外は全部デモのままですね。

新井:テープ感やアナログ感はすごく出てますよね。


Q.最高のアルバムが出来ましたね。

新井:ロックに興味ある人もない人も是非聴いて欲しいですね。興味ある人には深く突っ込んだところまで聴いて欲しいし、興味なかった人には飛び込んだところから面白い音楽を発見して欲しいし。本当に色んな人に聴いて欲しいです!

鴇崎:やりたい放題やりましたからね(笑)。思いっきり自由を詰め込んだ作品なんで自由に聴いて欲しいですね。あとはCDを聴いてくれたら是非ライブにも遊びに来て欲しいです。思いっきり馬鹿やっても良い場所なんで。俺は存分に馬鹿になりますので(笑)。

新井:ライブで爆音浴びて耳キーンってなりながら帰って欲しいですね(笑)。

 

serial TV drama:
近藤 太 (Ba.)
稲増 五生  (Gt.)
鴇崎 智史 (Vo.)
岡田 翔太朗 (Dr.)
新井 弘毅 (Gt.)

【serial TV drama official web site】
http://www.serialtvdrama.com/
【twitter】
http://twitter.com/serial_TV_drama

アルバムジャケット
【初回限定版】

アルバムタイトル
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