PICK UP INTERVIEW
WEB限定インタビュー


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UNCHAIN

UNCHAINの2大ルーツである「ROCK」と「SOUL」のコンセプトで分けられたベストアルバム「CONCEPT BEST&LIVE DVD~Rock Flavour~」と「CONCEPT BEST&LIVE DVD~Soul Flavour~」を3月にリリースしたばかりの彼らが、オリジナルアルバムをなんと自主レーベルを設立してリリースした。今作「SUNDOGS」は全編日本語詞になったことで、より谷川のキャラクターが前面に押し出された作品となっている。自分達の音楽を、自分達のやりたいように、自分達で届ける。これが今のUNCHAINの強みだろう。

Q.UNCHAINのパブリックイメージってあったと思うんですけど、今回、それをかなり壊してきましたよね。

谷川:そうですね。レーベルが新しくなったこともあって、今が変わるチャンスかなって。UNCHAINとしてやってみたいこともあったし。


Q.それが日本語で歌うことだったと。

谷川:はい。これまでにも日本語で歌ったことはあったんですけど、今回は英語の歌詞は無しでやってみたかったんです。それでアルバム制作前にメンバーに相談して。

谷:歌う谷川自身が日本語でやりたいならそうするべきだなって。


Q.日本語で歌いたいと思ったきっかけは何かあったのですか?

谷川:最近、アコースティックで弾き語りをたまにやるんですよ。弾き語りでは自分の曲と日本の女性アーティストのカヴァーをやったりするんですけど、日本語の曲の伝わり方が違うなって感じたんですよ。


Q.なるほど。確かに日本語だと人となりも分かったりしますからね。

谷川:そうなんですよ。日本語や言葉ってその人のパーソナリティーの重要な一面だと思うんですよ。僕は今まで英語で歌詞を書いてきたけど、それだともしかしたら僕のキャラクターが全部は伝わってないんじゃないかって思ったんです。僕が個人的に音楽を聴くときも、その音楽をやっている人のことを知ったらもっと好きになるんですよ。人間性と音楽がリンクしたときに音楽は何倍も魅力的になると思うんです。だから僕のキャラクターをもっと確立させたかったのが日本語で歌いたいって思ったきっかけです。


Q.谷川君の人間性は歌詞からよく伝わります。今作を聴いて、誰がどんな音楽をやってるかが分かりやすくなりました。

谷川:それが伝わったのならば凄く嬉しいです。音楽的には今までと変わらないことも多いんですけど、今までと今のUNCHAINを掛け合わせたら、もっと立体的に感じてもらえるんじゃないかなって思います。


Q.日本語になって分かったんですけど、歌詞にユーモアがありますよね。

谷川:やっぱり英語だと言葉で遊ぶことが中々出来なかったですからね。そういう部分はうまいこと逆転できたと思います。


Q.今作は「太陽」がキーワードだと思うのですが。

谷川:はい。ずばり太陽が今作のテーマです。太陽がもつ陽気さや解放感、はっちゃけた感じの楽曲を作りたいっていうのがテーマとしてありました。それを意識しながらサウンドも歌詞も考えました。


Q.アルバムタイトル「SUNDOGS」にはどういう意味があるのですか?

谷川:「SUNDOGS」っていうのは、太陽の周りに光の輪が出来る現象なんですけど、幻の陽って書いて偽物の太陽って意味があって。


Q.太陽をテーマにしたはずが偽物の太陽がタイトルなんですね。

谷川:そうなんですよ。最初はテーマに太陽があったんですけど、例えば太陽が「目標」や「憧れ」だったとして、それに向かったところで太陽自体にはなれなかったんですよね。でも太陽を目指してたことで自分自身が光を放つようになるっていう。


Q.目標に向かってひたすら進んでいたら、いつしか自分だけのオリジナルの光を放ってたっていう。

谷川:まさに。偽物の太陽でも、自分の光を放っていればいつかみんなにとっての太陽になれると思うんですよね。それをタイトルにしたかったんです。


Q.アルバムは実話と物語が入り交じっているように感じました。

谷川:今作はフィクションとノンフィクションが半々なんですよ、今まではほぼノンフィクションだったんです。でもフィクションでも問題ないわけで。そう考えたら力が抜けて想像も膨らんで来ました。今まではリアルのみだったけど、リアリティとしてリアルなものを書けるようになったのかもしれません。


Q.今までのUNCHAINにはそういう要素はあまり無かったですよね。

谷川:はい。あの、僕ってブログやTwitterでふざけちゃうんですよ(笑)。ある日、メンバーに「ああいう部分を歌詞でも出したら?」って言われたんです。今までブログやTwitterでは何も考えないでふざけていただけなんで、そういう部分は歌詞にはしてなかったんです。っていうか歌詞にしちゃ駄目だと思ってました。


Q.歌詞にしても良いんだっていう。

谷川:むしろそのほうが僕のパーソナルな部分がしっかり出ることが分かり始めたんです。
UNCHAINの谷川はクールで頭が良くないといけないみたいなイメージが自分の中であったんです。でも実際はそうじゃないので(笑)。ありのままの僕のキャラクターを出したほうがUNCHAINは面白くなるんじゃないかなって。

佐藤:今までお洒落でクールなイメージを作りこんできて、それはそれで良かったんですけど合う合わないはやっぱりあって、作りこんで格好良くなれる人とそうじゃない人がいるじゃないですか。それで僕らは、作りこんで格好良くなるより、自分らしさを出したかったし、もっと自分を表現できたらなって、ここ2、3年は考えてやってきたんです。ライブもクールより格好良いバンドになりたいし。今まではちょっとずつしか動けなかったけど、アルバムをリリースするタイミングで形としてUNCHAINが変われたと思います。だからこれからももっと突き詰めていきたいですね。


Q.M-5「My Bicycle」は実話と物語が面白くブレンドされてますね。

谷川:僕、自転車を撤去されたんですよ。大阪から東京に持ってきた大好きな自転車だったんですけど。ある日「自転車を取りに来てください」ってハガキが来て。それで撤去所に取りに行ったら見るも無残な姿になってたんです。もう「何で撤去したんですか?」って。パンクしてるし、チェーンは切れてるし、カゴはゴミだらけだし。


Q.めちゃくちゃ悲しいじゃないですか。

谷川:その悲しみを、「自転車」を「女の子」に例えて書いてみました。めちゃくちゃ悲しいです(笑)。


Q. レーベル名にもなってるM-2「スタイル・ミサイル」はかなり攻めてますよね。

谷川:はっちゃけたアルバムを作りたいってテーマにぴったりな曲ですよね。僕らは作品毎に違うカラ―のアルバムを作ってきたし、自分達のスタイルを絞り込めなかったんだけど、それこそがスタイルで良いんじゃないかなって。壊し続けていく、変わり続けていくのがUNCHAINのスタイルだなって思ってレーベル名にもしました。


Q.芯がしっかりしてれば、何をやってもUNCHAINですからね。

谷川:そうですね。日本語にしたのも僕らには芯があるからですし。


Q.M-7「Another Vision」も凄く新鮮でした。

谷川:今回のアルバムで一番最初に出来た曲ですね。歌詞の世界観もサウンド的にも今までと違うところにいけたきっかけの曲です。壁をこえたというか。


Q.M-8「The Game Of Life」は人生ゲームがテーマですよね。

谷川:はい。今作は物語を作るように歌詞も書いてきたので、面白い設定を見つけては歌詞を書いていったんですよ。人生ゲームは僕も何度かやったことがあるんですけど、僕らが人生ゲームのボードの上の世界に行ったらどうなるんだろうって考えて作った曲です。サイコロを振って1が出たときの哀愁とかも書いてみたり(笑)。こういう曲が出来たのも今のUNCHAINっぽいですね。


Q.物語を書くようになって自由度は増えましたよね。何かやってみたいことはありますか?

谷川:実は僕、小説を書いてみたいんです。とにかく物語を書きたい。例えば、小説を書いて、それをもとにアルバムを作ったりしたら面白そうですよね。あ、それやってみたいなあ(笑)。あとサウンドに関しては、毎回変わっていくのも面白いと思ってます。このアルバムを作ったことで面白いものが出来る自信がつきました。


Q.きっとまだ見たことのないUNCHAINの顔を隠し持っているんでしょうね(笑)。

谷川:かもしれないですよ(笑)。次はいきなりローラースケートでライブするかもしれませんし(笑)。

佐藤:バック転するかもしれないです(笑)。


Q.裸にノースリーブのGジャン、期待してます(笑)。とにかく革命的なアルバムが出来ましたね。

谷川:今までUNCHAINとして心の鎖を解き放つことを心掛けてきました。そして今回、新しい鎖が解き放たれた気がしますね。

谷:曲の作り方は基本的には変わってないけど一番大きく変わったのは谷川の歌や歌詞だと思います。よく考えてみたら今まで英語でやってきたけど、日本語もちょこちょこやってみて、今回は全部日本語。でもこうやってスタイルを変えれることを武器にして、次も面白いものをつくりたいですね。

佐藤:日本語でも英語でも、メロディーはずっと大事にしてきました。今回、新しい角度から日本語で歌うことになって、今までよりも言葉にしてキャラクターを出すって意味では責任感も増えたのかなって思うんです。突き詰める部分はまだまだあると思うし、これからどうなっていくかワクワクできるアルバムが出来たと思っています。

吉田:きっと若い時はこういうのはやってないと思うし、やりたくないって言ってたと思うんですよ。考え方も変わってきて全てのことが柔軟に見えるようになってきた。許容範囲が広がってるのがドラムのプレイにも出てきたので、これからも期待しててください。

佐藤:それはある年齢からあるかもね。自分を貫くことって物凄く大事だけど、途中から色んな人の意見も吸収することで更に根が広がることが分かるからね。

吉田:うん。でもまあ悪く言うと、適当になってくる(笑)。

佐藤:ハハハ。でもそれも含めて楽しめるようになってくるっていうか。自然に楽しめるようになると思うんですよね。

谷川:スーパーサイヤ人からスーパーサイヤ人2になったようなことだよね(笑)。より自然体に。よりUNCHAINに。だからどんどん楽しくなってますよ。結成15年目にして(笑)。

 

UNCHAIN:
吉田昇吾(Dr) 谷川正憲(Vo、Gt) 谷浩彰(B、Cho) 佐藤将文(Gt、Cho)

【HPアドレス】
http://starlinemusic.jp/unchain/

アルバムタイトル

UNCHAIN
NEW ALBUM
SUNDOGS
YZSM-20001

2011/09/07 ON SALE

\2500

LIVE SCHEDULE

UNCHAIN Presents "Get Acoustic Soul"
09/05(月) @shibuya 7th FLOOR?

UNCHAIN presents "Get Acoustic Soul"?
"UNCHAIN×土岐麻子 "

?w/ 土岐麻子 (support keyboard/ 渡辺シュンスケ)
10/06(thu) @shibuya 7th FLOOR?

UNCHAIN presents "Get Acoustic Soul"?
" UNCHAIN×浜崎貴司 "

?w/ 浜崎貴司 (from FLYING KIDS)

UNCHAIN 4th Album Release One-Man Tour
"SUNDOGS 〜太陽に寄り添う者たち〜"

09/10(sat) @名古屋 池下CLUB UP SET?
09/13(tue) @大阪 心斎橋CLUB QUATTRO?
09/16(fri) @福岡 BEAT STATION
09/17(sat) @広島 Cave-Be
09/21(wed) @仙台 LIVE HOUSE enn 2nd?
09/23(fri) @札幌 KRAPS HALL?
10/01(sat) @東京 渋谷CLUB QUATTRO

イベント出演
09/08(mon) @新潟 GOLDEN PIGS RED

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