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SEBASTIAN X

SEBASTIAN X、待望のフルアルバム「FUTURES」がとにかく素晴らしい。ダウンロード限定販売されたシングル「光のたてがみ」がバンドの新しい扉をノックしたような曲だったが、今作ではその扉が「バーン!」って開いて新しい世界が目の前に一気に広がったイメージ。「どこへいこう?なにをしよう?なにになろう?」自分と向き合い、メンバーと向き合い、リスナーと向き合った永原真夏が、10年後、100年後じゃなくて明日へ向けて歌ったのがこのアルバムだ。生きていく限りどこへも行けるし、何でもできるし、きっと何にだってなれる。

Q.まずはアルバムの前にシングル「光のたてがみ」がダウンロード配信でのリリースだったじゃないですか。このアイディアは?

永原:私から言い出したんですけど、私はダウンロードより盤が好きなんです。どんどん世の中がダウンロードになっていって、例えばインディーズバンドの自主盤も今はCDじゃなくて「ホームページからダウンロードしてください」って言うバンドもいる。それを聞いて私は「断然CD派!」って思ったんですけど、でもダウンロード限定販売をやったことないから胸張って言えないなって思ったんですよ。だったらまずはやってみようって。


Q.自分で体験してみないと否定も肯定も出来ないと。

永原:はい。自分でやってみないと説得力ないし、「私はこうだよ」って正面から言えないなって。


Q.やってみてどうでした?

永原:個人的にはCDのほう好きです(笑)。でもこれでやっと胸張って言えます。ダウンロードのほうが安いし、かさばらないし、地方でCD買えない人もいるだろうから良いところもあるとは思いますけどね。でもやっぱり盤が好きです。


Q.そんな配信を経て完成したアルバムですが、今作、本当に素晴らしいですね。

永原:やった!ありがとうございます!!


Q.今までよりも「伝えたい!」って気持ちが強いように感じました。

永原:ありがとうございます。特にこういうアルバムにしようって話し合ったりはなかったんですけど、なんとなくメンバーもその空気感を共有してたのかな。でもコンセプトとして敢えて挙げるなら、今回は「1対1」のアルバムを作りたかったんですよ。


Q.不特定多数じゃなくてひとりに伝えるっていう。

永原:そうです。「バンド対不特定多数」じゃなくて「バンド対ひとり」のアルバムにしたかったんです。それを突き詰めたら「ひとり対ひとり」だなって。爆音でみんなで聴くアルバムっていうよりか、ヘッドフォンで聴く音楽っていうか。「光のたてがみ」のツアー中に1対1の連鎖を凄く感じたんです。「バンド対みんな」と思ってたのが「これは1対1だな」って思ったんです。だから今回のアルバムは「1対1」のアルバムを作りたかったんです。


Q.ライブに来ているお客さんひとりひとりからの影響も大きい?

永原:めちゃめちゃ大きいです!曲を作るときもお客さんの顔が浮かぶんですよ。去年は80本くらいライブをやったんですけど、そこでのお客さんひとりひとりとのコミュニケーションから出来たアルバムだと思っています。


Q.それはメンバーに対してもそうじゃないですか?今作はメンバーとも「1対1」で向き合っている。

永原:そうなんですよ。これまでは最初に漠然とした世界観をメンバーに持っていって一緒に作り上げていく中で曲が出来ていく感じだったんですけど、今回はメンバーとも「1対1」で向き合おうと思ったから、歌詞も私ひとりで全部完成させてからメンバーに持っていこうと思ったんです。私がひとりで作ったものをメンバーもひとりで向き合って考えて、それを全員で完成させるっていうドラマがあるんです。だから今回はお客さんに対してもバンドのメンバーに対しても「1対1」で作れた作品になりましたね。


Q.実はM-3「光のたてがみ」は僕にとって大切な曲なんです。「どこへいこう?なにをしよう?なにになろう?」っていうのは人生のヒントになったというか。目に見えない感情を歌ってくれたというか。

永原:嬉しいです。30代から40代くらいのばりばりキャリアウーマンっぽい女性がカフェで「将来何になりたいかわからない」って話してるのを聞いちゃったんですよ。それを聞いて「え!!」って思ったんです。会社員だったり40代になっても悩むんだって衝撃を受けたんです。じゃあ私達は一生「どこに行くか、何になるか」考え続けるんだなって。じゃあ「定年退職したら何するんだろうな」とか。この連鎖は生きている限り続くんだなって思ったんです。
真っ暗闇だったら歩けないけど、必ず「光」はあって、それを手探りで探していくんです。でもその「光」に向かう気持ちがもう「光」なんですよね。だから目に見えないし、ものとか場所じゃなくて全ては気持ちなんだなって曲です。。


Q.このアルバムに「FUTURES」と名付けたのは?

永原:M-11「F.U.T.U.R.E.」もそうなんですけど、このアルバムが誰かの未来になればいいなって思うんです。それは10年後、100年後の話じゃなくて、「明日良いことあると良いね」っていう。ずっと先の、大きな大きな未来じゃなくて明日とか一週間後の、みんなのFUTUREを歌っていきたいんです。


Q.永原さんにはずっと歌ってて欲しいし、ずっと歌っているんだろうなって思います。

永原:ずっと歌ってると思いますね(笑)。音楽って凄く浪漫を感じませんか?例えばどこかの民族の人達が音楽をやるのにレーベルとか流通とか売上とか気にしないと思うんですよ。朝陽が昇ったら歌って、陽が沈んだらまた歌う。そういうのにすごく浪漫を感じるんです。だから私も私の歌をずっと探します。探しながら歌ってると思います。

 

SEBASTIAN X:
沖山良太(Dr)
永原真夏(Vo)
飯田裕(Ba)
工藤歩里 (Key)

【HPアドレス】
http://sebastianx.info/
【FUTURES特設HP】
http://sebastianx.info/futures/

アルバムタイトル

SEBASTIAN X
NEW ALBUM
FUTURES
RDCA-1019  ¥2,300(tax-in)

NOW ON SALE

FUTURES TOUR

■11/18(金) 名古屋 UPSET
■11/20(日) 大坂 FANDANGO
■11/25(金)仙台 PARK SQUARE

SEBASTIAN X ワンマンライブ「俺たちFUTURES!」
■12/8(木)渋谷 CLUB QUATTRO

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