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Sandy Beach Surf Coaster

結成から5年、愛知県岡崎市というローカルでの活動ながら全国のメロディックパンクシーンに大きな影響を与えてきたSandy Beach Surf Coasterからその活動の集大成ともいえるベストアルバムが届いた。2007年にプレデビューアルバムとして「RIOT GIRL !!」を店舗限定でリリースすると、ノンプロモーションながら瞬く間にその名を全国に知らしめることになり、その後もシングル、スプリット、アルバム、カヴァーアルバムとリリースを重ねるごとに成長していったSandy Beach Surf Coaster。そんな彼らが2012年、ライブ活動休止を発表し、バンド初のベストアルバムをメジャーからリリースする。ずっと彼らを追ってきた2YOUではメンバー全員と所属レーベルBaby Rock Diamondの石川氏にバンドの「今」と「今まで」と「これから」についてたっぷりと話を訊くことが出来た。彼らは必ずライブハウスに戻ってきます。ライブ活動再開まではこのベストアルバムを聴いて待っていて欲しい。

Q.ベストアルバム発売おめでとうございます!

MAYU:ありがとうございます!本当にあっという間の5年間でした!私達、マイペースだから「もう5年も経ってたんだ!」っていう感じです(笑)。

青木:色々思い出しますね。感慨深いです!


Q.MAYUちゃんとメンバーはどうやって出会ったのですか?

MAYU:結成前に私が作った曲のデモ音源をレーベルの石川さんに聴いてもらう機会があったんですけど、その音源を石川さんが気に入ってくれて。「CD出さない?」って突然言われたのを覚えてます(笑)。そこから話が進んで…。

石川:たまたま知り合い伝手に「こんな子いるよ」って1枚のデモCDを貰ったんです。そのCDには1曲しか入ってなかったんですけど、そのたった1曲を会社から家までの帰りの車で何度も何度も聴いてしまったんです。家についても駐車場で30分くらいリピートしてました(笑)。そのぐらいの衝撃で。それでMAYUちゃんにカムホール周りのバンドのメンバーを紹介して。だから最初のメンバーは全員Sandy以外に自分のバンドもやってました。


Q.それで結成したのが初期のSandy Beach Surf Coasterなんですね。

MAYU:はい。当時はドラムがGLORY HILLのKENSAKU君で、ベースがアクセル青春のヴォーカルの村松君でした。

青木:最初の音源「RIOT GIRL!!」をリリースしてすぐにメンバーチェンジがありましたね。ベースの村松君はもともとヴォーカルだったんで自分のバンドの歌に専念するために脱退して。

三友:その頃、僕は岡崎カムホールにしょっちゅう顔を出してたんですけど「RIOT GIRL!!」が流れていて、石川さんに「これ良いですね。誰ですか?」って訊いたら「っていうか今バンドやってないよね?AIR JAM世代だったよね?じゃあベース決定!」って(笑)。

石川:そうだったね(笑)。

三友:メロコアは好きだったけど僕がやってたバンドは全然ジャンルの違うバンドだったからどういうベースを弾いたらいいか迷いましたね(笑)。

青木:最初はベースがうねってたもんね(笑)。

三友:石川さんに「そういう巧さ要らないから」って言われて。(一同爆笑)

石川:懐かしいなあ。昨日のことのように覚えてるよ。

青木:その後、ドラムのKENSAKUがGLORY HILLが忙しくなって脱退することになって健志(榎本)を連れて来たんですよ。

石川:それで後任が健志に決まったんですけど彼はメロコアを叩いたことがなくて。

榎本:僕は青春パンクが好きだったんですよ。2ビートが叩けなくて悩みましたね。

石川:「努力すれば出来る、同じドラムなんだから!」って、僕はよく言ってましたね(笑)。

青木:そうやって今のメンバーが揃いました。


Q.この4人での最初のリリースは「NEW STORY e.p.」ですよね。

青木:そうですね。健志が2ビートが叩けなくて苦い顔してたの覚えてる。(一同爆笑)

榎本:あの頃は全然叩けなかったんですって!

石川:今では2ビートの健志だからね。(一同爆笑)


Q.「RIOT GIRL!!」「NEW STORY e.p.」の反響は凄かったんじゃないですか?

MAYU:自分でも信じられませんでした。

青木:僕は自分のバンドのWATER ROOMがあったから…。

石川:悔しがってたよね(笑)。

青木:複雑な心境でした(笑)。

石川:あの頃は、GLORY HILL、Sandy Beach Surf Coaster、WATER ROOMがレーベルの中心にいて、その中でもWATER ROOMは音楽的にも凄く拘ってやってたもんね。

青木:そうなんですよね。

三友:でもどんどんシンプルになっていったよね。そこはもしかしたら青木君がSandy Beach Surf Coasterをやってたのが大きいのかも。

青木:それはあるかも。悔しかったけど、Sandy Beach Surf Coasterの良い部分はどんどんWATER ROOMに取り入れたから(笑)。


Q.ライブ活動はどうでした?

青木:チケット予約が一気にくるようになってびっくりしました。

石川:今だから言えるんですけど、正直ライブは追いついてなかったですね。「RIOT GIRL!!」をリリースした頃はライブも2、3回しかやれてない状況だったんですよ。メンバーみんな自分のバンドがあるからスケジュール調整が大変で(笑)。でもCDが売れて周囲からライブへの期待値も凄かったんですよね。関係者の方も沢山ライブを見に来てくれたんですけど「まだライブは2、3回しかやってないんですよ」って、いつも僕は先にハードルを下げてましたから。(笑)


Q.でもどこかのタイミングでライブでのMAYUちゃんの表情が変わりましたよね。「KIDS ARE ALL RIOT !!」をリリースしたくらいかな。

青木:それはありますね。

石川:Sandy Beach Surf Coasterは曲は良いけどライブはこれからっていう印象が僕の中でもありました。でもいつの間にか所謂「バンド」になってたんですよね。そういうきっかけがどこかであったんだと思うんですけど。

三友:ワンマンが大きいんじゃないかなあ。

青木:確かに。ワンマンライブで自信がつきましたね。

MAYU:私は未だに緊張しますけどね(笑)。でもワンマンライブだとみんなが味方に思えて楽しくやれました。

三友:敵なんかどこにもいないけどね(笑)。


Q.2010年にリリースした「PRIVATE BEACH」はバンドのある種バンドの到達点のようなアルバムでしたよね。

石川:それまでは初期衝動で突っ走ってきたんですけど「PRIVATE BEACH」は自信と経験を持って作ったアルバムでしたね。

青木:僕らの集大成的なアルバムですよね。コンセプトもしっかりあったしアルバムとしても完成度の高いものになりました。


Q.バンドがセルフプロデュースをしっかりできていたのも大きいですよね。

石川:それは大きいと思います。メンバー自身がSandy Beach Surf Coasterっていうバンドのことをよく分かってきたし、何を求められているのかも分かってきた時期のアルバムですね。このアルバムは何年たっても聴き続けると思います。


Q.こうやって集大成のようなアルバムを作ったバンドが次に発表したのがカヴァーアルバムっていう自由さもSandy Beach Surf Coasterらしくて良いですね。

三友:本当にわがままですいません(笑)。完全に遊びましたね(笑)。


Q.こうやって振り返ると色んな思い出がフラッシュバックしますね。このベストアルバムは勿論バンドのアルバムなんですけど、聴く人が自分の5年間を振り返る要素も含んでいると思います。

MAYU:それ素敵ですね。私、ちょっと泣きそうです。

青木:まさに「アルバム」ですよね。色んなことを思い出します。

榎本:僕は加入したのは10代だったし、青春そのものですね。

MAYU:初めてCDを出したときのことや、ライブがうまくいかなくて悩んでいたこと、沢山の人に応援してもらったことを思い出すベストになりました。今、このタイミングで出せて良かったです。新曲2曲も入ってるので、ぜひ聴いてもらいたいですね。


Q.次にバンドが動き出すときはまた成長していると思いますよ。MAYUちゃんもお母さんになることだし!

MAYU:そうなんですよ!私、お母さんになります!

石川:また人として成長すると思いますね。人生観も変わるだろうし。それをバンドに持ち帰ってくるのを僕も楽しみにしています。


Q.バンドって人生に似てますよね。色んな時期があって、走らなきゃいけない時もあれば休まなきゃいけない時期もある。今は、またバンドが集まって音を鳴らす瞬間を楽しみに、まずはMAYUちゃんには元気なお子さんを産んで欲しいです。

石川:本当にその通りですね。

MAYU:ありがとうございます。この先も、Sandy Beach Surf Coasterとして、このメンバーでずっと楽しくやっていきたいですね。

青木:今まで散々好き勝手やってきて、変わらず楽しくやってこれたのは本当に幸せなことです。ひとまずライブ活動は休止ですがまた絶対に戻ってきます。

榎本:マイペースな僕らを応援してくれて感謝しています。

三友:わがままに付き合ってくれて、許してくれてありがとうございました!

MAYU:周りに良い人がいっぱいで幸せです。絶対に解散はしないんで、また新曲やライブ活動を再開する日を待っていて欲しいです!

三友:今日も実は集まるのが久ぶりなんですけど、全然久しぶりの感じがしないんですよ。だから活動再開するときもこんな感じでサラッと始まると思うんですよね。


Q.家族って離れて暮らしていたとしても、例えばそれが10年、20年会っていなかったとしても、次集まったときは一瞬で時間を埋めることが出来ると思うんですよ。一緒にいる時間だけが家族じゃないし、時間とか距離とか関係なく繋がっているのが家族だと思います。Sandy Beach Surf Coasterってそういうバンドですよね。

MAYU:家族…。胸がいっぱいです。そう言ってもらえて本当に嬉しいです。メンバーもお客さんもスタッフも関わってくれた全ての人に感謝しています。また必ずみんなの前で歌うので待っていてください!

 

Sandy Beach Surf Coaster:
MAYU (Vo.Gt)
青木雅文 (Gt.Cho)
三友行人 (Ba.Cho)
榎本健志 (Dr)

アルバムタイトル

Sandy Beach Surf Coaster
NEW ALBUM
ENDLESS SUMMER 〜Independent Best〜
BRSC-1007

NOW ON SALE

¥2300 (tax in)

【HPアドレス】
http://sandybeachsurfcoaster.com/

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