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10-FEET

「Life is Sweet」から実に3年振り、10-FEET、超待望のフルアルバム「thread」がついに完成した。7月には今年で5回目となる10-FEET主催による野外フェス「京都大作戦」を成功させたばかりの彼ら。全ロックファンが待ち望んだ最高傑作ともいえる今作は、シングル「hammer ska」「その向こうへ」や、映画「莫逆家族」の主題歌として書き下ろされた「コハクノソラ」など全12曲が収録。バンドからもリスナーからも絶大な支持を受ける10−FEETの今が凝縮された作品となっている。そして10-FEETは、このアルバムを引っさげ10月から2013年の5月まで全71公演に及ぶバンド史上最大規模のツアーも決行。アルバムとライブで彼らの人間賛歌を存分に感じて欲しい。

Q.今年の京都大作戦はどうでした?

TAKUMA:毎年そうなんですけど本当に濃い二日間でしたね。

NAOKI:今年で5年目だったんですけど大作戦ってその年その年の良さがあるんですよ。毎年やっていくことによって見えてくることもあるし改善することもあって、回を重ねる毎にお客さんも楽しめる環境になってきていると思います。

KOUICHI:でも京都大作戦自体が大きくなっている感覚はないんですよ毎年色んなバンドに出てもらって、その年にしか出せない京都大作戦が出来あがっていると思いますね。


Q.その京都大作戦でリリースが発表された今回のアルバム「thread」ですが、最高傑作だと思います。

NAOKI:ありがとうございます。

KOUICHI:アルバムは3年振りなんですけどレコーディング期間も長かったので、その時その時の集大成のようなアルバムになりましたね。


Q.前作からの3年間で日本を取り巻く状況は大きく変わったと思うのですが音楽への向き合い方に変化はありましたか?

TAKUMA:そうですね。震災があって、当時は音楽をやって良いのか、やってる場合なのかも解らない状況だったし、1週間くらい徹底的に落ち込んだんですよ。実はちょうどこのアルバムの制作期間中だったから傍らに音楽というものがあったんですけど、いつもと同じように音楽に関わるということに自分達の中で違和感も感じました。それで考えて考えて、僕らが生きている中で一番身近にある音楽が何かを良く出来る役割を果たせるのなら音楽で何かしたいと思ったし、あとは各自自分のやらなくちゃいけないことが目の前にあるのであれば、どんなことがあってもやらなきゃいけない、強く生きなくちゃいけないっていう答えに辿り着けたんです。


Q.自粛ムードもあった中、悩んで辿り着いたと。

TAKUMA:はい。ただああいうときに音楽やお笑いやイベントを行うってことがどういうことだっていうことを議題にあげること自体はとても良いことだと僕は思うんですよ。人を尊う気持ち、慈しみ、慎みとか、礼と儀を重んじる国の風潮は凄く大事にしていったほうがいいんじゃないかなって。その中でみんながやるべきことをやってきたから今があるわけで、やっぱりこの先に自分も生きていくわけやし、そこで生きていく人がいるんですよね。そこを守るために自分達のやるべきことは簡単に辞めちゃあかんと思うんです。本当に色々考えましたね。だから歌う内容はそんなに変わらなかったけど、歌に込める思いに変化が出たり、歌う力や歌う理由が増えたような気がします。


Q.M-3「その向こうへ」からはそういう思いがとても伝わってきます。歩き出す勇気を貰える曲だと思います。

TAKUMA:そう伝われば本当に嬉しいですね。


Q.M-1「JUNGLES」、M-5「hammer ska」、M-9「SKANKIN' CHOKE BANGER」も10-FEETらしさ全開の曲ですが本当に力をくれるメッセージが込められていますね。

TAKUMA:ありがとうございます。大切にしていることは、温度の高いものは最高にドライブしているサウンドに乗せるのが一番かっこいいってことなんですよ。ドライに風を切って思いっきりロックするのがかっこいいっていう僕らが最初に選んだ手法をずっとやってきています。


Q.M-4「蜃気楼」は大人になるってことを改めて考えさせられました。

TAKUMA:僕らも歳食ってきて、敢えてやらなあかんことがすごい増えたと思うんですよ。繰り返しやってるようなことも初めての顔してやらなあかん時とか、生活していく中であるやないですか。そういう時にどれだけ迷いなく振り切ってやれるかとかが、結局自分の純粋さであったり感動に対する感度の形成に繋がっていくと思うんです。今もこれからもずっとそうやと思いますよ。どれだけセンスある人も、感謝の気持ちをいつも持っている人も、尊敬する気持ちも、努力家も、少しさぼると人間すぐ駄目になると思うんです。一生懸命やっていても、慣れていくと忘れてしまうことがあったり、容量よく覚えていかなあかん部分も、巧くやれる技術がついても敢えてとぼけなくちゃいけないときも、笑いに変えなあかんときも。より良くしていくための自分との向き合い方を毎日続けていくのって大変やし、心が荒れたり疲れたりすると思うんです。それでも僕らは明日も目を覚まして、生活していくんだろうってことを歌った曲が「蜃気楼」ですね。


Q.こういうメッセージ性の強い曲がアルバムにある中で、M-10「DAVE ROAD」のような思いっきり遊んだ曲があるのも10-FEETらしくて最高です(笑)。

TAKUMA:この曲は完全に遊んでますからね(笑)。僕、油断したらすぐ太るんですよ(笑)。ツアーとか行ったら美味しいもの食べたいやないですか。この人(NAOKI)とか各地でラーメン探しの旅に出てますからね。

NAOKI:あかんとは解ってるんですけど辞められないんですよ(笑)。


Q.名古屋でよく行くラーメン屋さんとかありますか?

NAOKI:それが名古屋はあまり知らないんですよ。どこかお勧めありますか?


Q.大丸ラーメンって知ってますか?深夜しかやってないんですけど。

TAKUMA:あ、知ってる!OUTRAGEに教えてもらった!マキシマム ザ ホルモンのみんなもよく行くって言うてたし。大丸のおっちゃんもお客さんにOUTRAGEの話ばかりするんですよね?


Q.いつもOUTRAGEの話になります(笑)。8月で閉店しちゃうんですよ。

NAOKI:えええ!!

TAKUMA:それは絶対喰わな!!何とかして行きます(笑)。


Q.すいません、話が逸れました(笑)。M-11「淋しさに火をくべ」は諦めずに生きていく強い意思を感じました。

TAKUMA:例えば戦力外通知を受けまくってるような野球選手がいるとするやないですか。それでその選手が最終的に入団した球団で活躍しまくるのとか、めちゃくちゃ勇気貰うんですよ。そういうのって色んな人に勇気を与えてると思うんですよ。マイナー契約から頑張ってきたり、しがみついてやってきて、また結果が出たりするのを見るとホンマに勇気貰うんです。そういう風に自分もありたいなって思って書いた曲ですね。


Q.ボクシングでも1勝も出来なくても戦い続けるボクサーとかグッときますよね。

TAKUMA:ああ、それグッときますね。立ち向かってる姿ってホンマかっこいいですよね。負けにいってないじゃないですか。あくまで勝ちにいってる。そういう姿はホンマ素晴らしいし、感動を覚えますね。


Q.曲の中に言葉が詰め込まれていることが、より切なさを加速させますね。

TAKUMA:言葉を羅列する勢いと、曲のテンポ感も含めたテンションを合わせてやってみたかったんですよね。それがこの曲で初めて出来たと思います。


Q.アルバムを締めるM-12「コハクノソラ」は映画「莫逆家族(バクギャクファミーリア)」の主題歌となっていますが、今までの10-FEETとはまた違ったアプローチの曲ですよね。

TAKUMA:そうですね。10-FEETでは割と珍しくリフから出来た曲なんですよ。まず冒頭のアルペジオがあって、その世界観を拡げるように曲を作っていきました。あまりそういう作り方はしたことがなかったから面白かったですね。映画のエンディングに使われるってことでスタジオでその映画を見させてもらって、明りを全部消してエンドロールに合わせて演奏したんですよ。ある種、描写に基づいた作曲というか。映画を見ながら世界観を感じて、そこからイメージして曲を作り上げていくのは今までやったことがなかったので新鮮でしたね。


Q.改めてどんなアルバムになりましたか?

NAOKI:3年前の「Life is sweet」に比べたら曲の振り幅はそんなにないかもしれないんですけど、10-FEETの芯は物凄く強くなったアルバムになったと思います。

KOUICHI:アルバムが3年空いたり、制作期間が長かったり、映画のイメージから曲を作ったり、今回は新しい刺激がありましたね。割と今までやってこなかったことをやれたからアルバム全体通して新鮮でした。7枚目にして(笑)。やってこなかったことに挑戦したアルバムでもあるので面白い作品になったんちゃうかなって思いますね。

TAKUMA:アルバムを作るときっていつも特別なモードに入るんですよ。音源ってこれから10-FEETがやっていくことを思い描いて、それをアルバムの中で表現していくのが基本だと思っていて。今までやってきたこと、最近のライブのイメージ、曲の作り方、曲の持っていき方、MCやメッセージ含め、ありのままを音源にしようって思っているんです。今回もレコーディング後半になるにつれ、そういう傾向が強く出てきましたね。今の10-FEETらしさが凝縮されているアルバムだと思います。これまで10-FEETを聴いてくれていた人にも、聴いたことない人にも、早く聴いて欲しいアルバムですね。


Q.アルバムの楽曲がライブで聴けるのも今から楽しみです。

KOUICHI:お客さんの反応も楽しみですね。今回のツアーは10-FEET史上、過去最高に長いツアーなんですよ。1本1本楽しんでやりたいです。行ったとこ無いことに行けるのも楽しみです!

TAKUMA:うん、行った「こと」無い「とこ」な(笑)。

 

10-FEET:
NAOKI(Ba./Vo.)TAKUMA(Vo./Gt.) KOUICHI(Dr./Cho.)

【HPアドレス】
http://www.10-feet.com/

アルバムジャケット

10-FEET
NEW ALBUM
thread

2012年9月19日(水) ON SALE

●初回限定盤【CD+DVD】
UPCH-29086 ¥3,200(tax in)
●通常盤【CD】
UPCH-20283 ¥2,600(tax in)
2012年9月19日(水) 発売

10-FEET "thread" TOUR 2012-2013

2012年10月6日(土)福岡県 Zepp Fukuoka
2012年10月8日(月・祝)広島県 広島BLUE LIVE
2012年10月10日(水)大阪府 Zepp Namba
2012年10月12日(金)大阪府 Zepp Namba
2012年10月14日(日)愛知県 Zepp Nagoya
2012年10月16日(火)愛知県 Zepp Nagoya
2012年10月23日(火)神奈川県 横浜BLITZ
2012年10月25日(木)東京都 Zepp Tokyo
2012年10月27日(土)新潟県 新潟LOTS
2012年10月29日(月)宮城県 仙台Rensa
2012年11月6日(火)東京都 Zepp Tokyo
2012年11月9日(金)北海道 Zepp Sapporo
2012年11月21日(水)徳島県 徳島club GRINDHOUSE
2012年11月23日(金・祝)高知県 キャラバンサライ
2012年11月25日(日)香川県 高松MONSTER
2012年11月27日(火)愛媛県 松山サロンキティ
2012年11月29日(木)山口県 周南TIKI-TA
2012年12月1日(土)島根県 松江AZTiC canova
2012年12月3日(月)鳥取県 米子AZTiC laughs
2012年12月5日(水)岡山県 岡山CRAZYMAMA KINGDOM
2012年12月7日(金)兵庫県 神戸WYNTER LAND
2012年12月9日(日)和歌山県 和歌山GATE
2012年12月11日(火)奈良県 奈良NEVER LAND
2012年12月13日(木)滋賀県 大津CLUB B-FLAT
2012年12月22日(土)京都府 京都KBSホール
2012年12月24日(月・祝)京都府 京都KBSホール

2013年1月10日(木)福井県 福井CHOP
2013年1月12日(土)富山県 富山MAIRO
2013年1月14日(月・祝)石川県 金沢EIGHT HALL
2013年1月16日(水)岐阜県 岐阜club-G
2013年1月18日(金)三重県 松阪M'AXA
2013年1月20日(日)静岡県 浜松窓枠
2013年1月22日(火)静岡県 清水ark
2013年1月24日(木)山梨県 甲府KAZOO HALL
2013年1月26日(土)長野県 松本SOUND HALL a.C
2013年1月28日(月)長野県 長野CLUB JUNK BOX
2013年1月30日(水)群馬県 高崎Club FLEEZ
2013年2月1日(金)栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
2013年2月3日(日)福島県 郡山CLUB #9
2013年2月5日(火)福島県 いわきclub SONIC
2013年2月7日(木)茨城県 水戸ライトハウス
2013年2月17日(日)神奈川県 川崎CLUB CITTA'
2013年2月19日(火)神奈川県 厚木Thunder Snake
2013年2月21日(木)千葉県 千葉LOOK
2013年2月23日(土)千葉県 木更津KAVACHI
2013年2月25日(月)埼玉県 HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1
2013年2月27日(水)埼玉県 HEAVEN'S ROCKさいたま新都心 VJ-3
2013年3月12日(火)山形県 山形ミュージック昭和Session
2013年3月14日(木)山形県 酒田MUSIC FACTORY
2013年3月16日(土)秋田県 秋田CLUB SWINDLE
2013年3月18日(月)岩手県 盛岡Club Change WAVE
2013年3月20日(水・祝)青森県 青森Quarter
2013年3月22日(金)北海道 函館CLUB Cocoa
2013年3月24日(日)北海道 小樽GOLD STONE
2013年3月26日(火)北海道 札幌PENNY LANE24
2013年3月28日(木)北海道 岩見沢MP HALL
2013年3月30日(土)北海道 稚内HEART BEAT CAFE
2013年4月1日(月)北海道 旭川CASINO DRIVE
2013年4月3日(水)北海道 北見ONION HOLL
2013年4月5日(金)北海道 釧路CLUB GREEN
2013年4月7日(日)北海道 帯広MEGA STONE
2013年4月9日(火)北海道 苫小牧音楽館
2013年4月25日(木)宮崎県 宮崎SR BOX
2013年4月27日(土)大分県 大分T.O.P.S Bitts HALL
2013年4月29日(月・祝)長崎県 長崎NCC & スタジオ
2013年5月1日(水)佐賀県 佐賀GEILS
2013年5月3日(木・祝)熊本県 熊本Django
2013年5月4日(金・祝)熊本県 熊本Django
2013年5月6日(日)鹿児島県 鹿児島CAPARVO HALL
2013年5月10日(金)沖縄県 宜野湾HUMAN STAGE
2013年5月12日(日)沖縄県 桜坂セントラル

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