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ATATA

奈部川光義 (Vo、ex.BANDWAGON) 、池谷龍人(Gt、ex.HOLSTEIN)、鳥居大(Gt、ex.HOLSTEIN、 RetromaniA)、金田雅史(Ba、ex.HOLSTEIN、ex.MIRROR)、岩田健太(Key、ex.SWEEF)、大倉大輔(Dr、ex.nenem、ex.3cm tour)が集結したレペゼン新代田を掲げるスーパーバンド「ATATA」がその名を冠した1stアルバム、その名も「ATATA」をリリースした。既定の概念をひっくり返すような活動スタイルと音楽性でシーンに嵐を巻きおこす彼ら。2010年に結成されるやいなや、その名はまるでコードネームのようにバンド仲間、リスナーに拡がり、配信、Twitter、アプリなどを駆使した発信をキャッチした全国のATATA ARMYが続々とライブハウスに集まってくる現象が起きている。そんな彼らが完成させた「ATATA」は雑多でダイナミックでエモーショナルでセンセーショナルな1stアルバムにして金字塔とも言える大名盤となっている。ほとばしるようなATATAの熱量を楽曲から、パッケージから、売り方から、そして何よりライブからビンビン感じて欲しい。

Q.まずは自己紹介をお願いします。

奈部川:ヴォーカルの奈部川です。

池谷:ギターの池谷です。今から味噌カツ定食を食べます。

金田:ベースの金田です。アイスコーヒーを飲んでいます!

岩田:キーボードのイワシです!よろしくぅ!

大倉:ドラムのデンカです。今、豚汁を飲んでます。

鳥居:そして僕がギターの鳥居です。

奈部川:そんな俺達がATATAです(笑)。


Q.そもそも集まったきっかけは?

鳥居:HOLSTEINの解散が決まったときに、新しいことを早く始めないと池谷がバンドを辞めそうだったから、金田と3人で飲みに行ったんですよ。そこで金田が池谷に「辞めんなよ!」って殴りかかって。

奈部川:その話は本当なの?

金田:殴ってはないですけど殴りかかりました(笑)。

池谷:マジで怖かったです。

奈部川:その話、ネタだと思ってたけどマジなんだねー。

鳥居:それでHOLSTEINのローディーだったイワシ(岩田)も誘って。イワシはSWEEFではベースだったけどヴォーカルで誘ったんですよ。

岩田:僕がATATAの初代ヴォーカルです(笑)。でもまあ駄目でしたよね(笑)。

池谷:イワシはヴォーカルの経験は無かったけど、それ以上に人間として好きだし面白かったから。でも普通に歌うにはちょっと駄目かなって(笑)。

岩田:それでやったこともないキーボードを買いました(笑)。

鳥居:それで「ヴォーカルどうするか?」ってなって。

池谷:この際だから言っちゃうけど、HOLSTEINの頃からぶっちぎりでグイグイくるヴォーカルじゃないと駄目だってずっと思っていたんですよ。これは全然disじゃないし、勿論HOLSTEINは僕にとっても大事なバンドなんですけどね。でも次にバンドをやるなら強烈な奴らとケツを叩き合いながらやれるバンドに身を置きたいって思っていたんです。そういう意味ではイワシは文句無しでした。それでデンカ(大倉)も加わって5人でスタジオに入るようになったんですけど、誰も仕切らないから謎の時間が過ぎていって(笑)。

金田:ただジャムってましたからね(笑)。

池谷:それでナベさん(奈部川)をイチかバチか誘ってみたんです。歌がしっかりしたバンドをやりたかったし、やっぱりナベさんは僕らにとって偉大なヴォーカリストだったから。

奈部川:ヴォーカルってルックスじゃないけどね(笑)。

鳥居:いや、ヴォーカリスト然としている人って意味でもナベさんじゃなきゃ嫌だったんですよ。

池谷:うん。ナベさんにどうしてもピンボーカルで歌って欲しかった。だから今考えるとおこがましいんですけど、ナベさんに「ギターを置いてピンで歌って下さい」って声をかけて。

鳥居:でもビビって「あ、全然トリプルギターでも良いんですけど」とか言ってみたり(一同爆笑)。

奈部川:気を使ってるのは分かったよ(笑)。でも俺もATATAやらなかったら日本語ラップをやるつもりだったから、ピンで歌うことに全然躊躇はなかったです。俺は勘が働くほうだからこのメンバーだったら面白いことになる自信もあったし、「まずはお互いの曲を聴かせ合おう」ってお好み焼き屋に呼ばれて行ったんだけど、最初からやるつもりで会いに行きましたね。


Q.結成からとにかくやること成すこと全てが斬新でしたよね。

奈部川:斬新に見えたのかもしれないですね。狙いがあったわけじゃなくて、ケチりたくないだけなんですよ。ヘタに限定したくないっていうか。メンバーそれぞれキャリアもあるけど、ATATAはゼロからバンド始めるつもりでやっているから、入口を広くしたかったんです。


Q.最初に無料配信した3曲の反響は大きかったのでは?

奈部川:いきなりライブでみんなが曲を知ってくれてたのは嬉しかったですね。ほら、新しいバンドを始めるときってデモテープを配ったりしたじゃないですか。あの感覚ですよ。せっかく新しいことをやるんだからライブにも人を呼びたかったし。だから俺達のやってることって全部その発想です。ライブに人を呼ぶためにどうするか。「じゃあ曲を無料で配るべ?」ってノリ。


Q.そうやって奈部川さんが思いついたことをその瞬間にSNSで発言すると(笑)。

岩田:するどい!(一同爆笑)

鳥居:言わなくても良いことまで全部言いますからね(笑)。

奈部川:大人が絡んでたりしたら釘を刺されたりするんだろうけど俺達だけでやってますからね。Twitterは別に宣伝だけの媒体じゃないし言いたいことを言えないようじゃつまらないですよね。まあやりたいと思ったことは全部やりたい性分です(笑)。


Q.アルバムの販売方法も多様でしたね。

奈部川:まずは配信をしたんですけど、配信から始まったバンドだからそれが筋かなって。盤が会場と店で仕様が違うのは、ライブハウスに来てくれる人にまず最初に特別なものを手にして欲しかったからですね。ライブに来てくれる人を優先するのは当然だし、そこに優劣があってもいいと俺は思っています。例えば色んな女がいて、一番尽くしてくれる女に一番良いSEXしたいじゃないですか。それと一緒です。かと言って「モノ」に優劣はつけちゃ駄目だから、店で売る盤も拘って作りました。だからデザインを全部やってるダイボーイ(鳥居)は大変だったと思います(笑)。

鳥居:超大変でしたよ。普通、初回盤と通常盤の違いってデジパックかプラケースかくらいじゃないですか。でも全く別物ですからね(笑)。


Q.ATATAの楽曲はどのように作られるのですか?

奈部川:まず俺がシンプルな曲の元を持っていく。それをみんなでアレンジしていく感じですね。ジャムりながら、構成を作っていきながら、メロディーを乗せながら、っていう作業をみんなで一気にやります。それぞれの持ち場でそれぞれが気持ち良いポイントを探っていくような。

池谷:だからHOLSTEINの頃とは全く違う作業なんですよ。HOLSTEINはある程度練ったうえで形にしていたので。ATATAはみんなが好き勝手やっていくのがスタンダードなんですよ。なんでも有りっていうか。自分としては今が理想的ですね。


Q.なんでも有りなのは、ジャンルに全く捉われていない楽曲からも伝わります。

奈部川:音楽好きが集まるとこうなりますよね。ジャンルとか気にしないでまっさらなところから作った方が何かに捉われなくて済むんですよ。

池谷:「無し」をどう「有り」にするかが面白いですよね。ダサいものをみんなでどうかっこ良くするかっていう。それが出来るのがATATAだし。

奈部川:だから誰かが凄いとかじゃなくて集団で評価されたいしね。

鳥居:それ凄く分かります。

奈部川:別に個人的な評価はいらないからね。この人達がどれだけ凄いかを伝えたいだけっていうか。

池谷:それマジでそうですね。それは声を大にして言いたい。

鳥居:綺麗に乗っかったね(笑)。


Q.任せる部分は任せられる信頼関係がメンバー間でしっかりあるんでしょうね。

池谷:まさに。前のバンドの時はそこが駄目だったんじゃないかな。

岩田:角が立つねえ(笑)。

池谷:全部使ってもらって良いですよ。あの頃は自分も幼かったし、力の抜き方も分からなかったですから。だから我武者羅だったし、ぶつかったし。

奈部川:20代の思春期のバンドは経験しなきゃいけないことだと思うよ。年を重ねていくと自然とうまくやれちゃうこともあると思うしね。まあ、未だに自意識ばっかり強いバンドもいるけど(笑)。

池谷:勿論そうやってバチバチやってるバンドも好きだしリスペクトもしています。でも僕らみたいなバンドは周りにいる面白い奴らを巻き込んでやりたい気持ちのほうが大きいですよね。

奈部川:例えばキーボードの健太君は全くの素人だったけど何も不安はなかったんですよ。だって努力するのはわかってたし。何より一緒にやってて楽しいし。

池谷:そうそう。誰とやるかってことを大事にしたいですよね。

奈部川:最初から音楽で金儲けする気なんかないんだから、一緒にいて面白い奴とやりたいよね。


Q.CDのプレスにしても、グッズの制作にしても、誰とどう作っているかまで全部オープンですよね。

奈部川:普通あそこまで見せないでしょ(笑)?でもケツの穴を見せて、それでも好きになってくれる人にファンになって欲しいですからね。俺達はスカさず隠さず全部見せますよ。

鳥居:年取ってきて本当は隠す場所ばかりなんですけどね(笑)。

奈部川:隠すのをやめたら意外と気楽だべ?(一同爆笑)


Q.ATATAの活動スタイルに影響を受ける若いバンドも出てくると思います。

奈部川:それを俺は「美川憲一スタイル」って呼んでいます。将来、若いバンドがコロッケになって落ち目の俺達を引っ張ってくれるのを期待している(笑)。

岩田:コロッケになって?(一同爆笑)

奈部川:コロッケが真似することで美川憲一をフックアップしたじゃん。ああいう感じ(笑)。


Q.若いバンドだけじゃなく、同年代のバンドにも火を点けますよね。

鳥居:昔バンドをやってた人がATATAを観てまたバンドやりたくなったって言ってくれたりするのは嬉しいですね。

奈部川:俺達は運が良くて、この年になってバンドを精力的にやれている。やって分かったことかも知れないけど歳もキャリアも関係ないから、同年代でくすぶっている奴がいたら続いてきてくれたら嬉しいですね。


Q.では最後に一言ずつメッセージを下さい!

鳥居:僕はデザインもしているので、会場盤と流通盤の違いを楽しんで欲しいです。

大倉:2ndアルバムも楽しみにしててください。

岩田:30歳になって楽器を始めても面白いことは出来るのでみんな頑張っていきましょう!

金田:ベースは細かいアレンジをいっぱいしているので…。

岩田:おいー!発言が玄人だなー!

鳥居:「面白いベースラインを弾いているので参考にしてください」

岩田:「ベーシストのみなさん、ドリドリしていますか?」

金田:やめてくれる?(一同爆笑)

池谷:アルバムを聴いたら是非ライブハウスで会いましょう。

奈部川:アルバムを聴いてピンときたら絶対にライブに来て欲しい。ライブに来てもらうためにアルバムを作ったし、色んな人が手に取りやすいように販売方法にも拘った。アルバムも大事だけどライブはもっと大事かな。俺達はライブハウスにいるから。

池谷:ライブで判断して欲しいですね。

奈部川:本当それ!ライブ見ないでアルバムだけ聴いてどうこう言ってたら俺、超怒るからね!(一同爆笑)

 

ATATA〜The Sound Of Fury Tour 2012〜
2012/07/16 APOLLO THEATER
ATATA / LAGITAGIDA / SuiseiNoboAz / mudy on the 昨晩
DJ LEF!! CREW!!!

※写真をクリックすると拡大します。

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photo by takeshi yao

ATATA:
鳥居大(Gt) 金田雅史(Ba) 奈部川光義 (Vo) 大倉大輔(Dr) 岩田健太(Key) 池谷龍人(Gt)

【HPアドレス】
http://www.atataweb.com/

アルバムジャケット

ATATA
NEW ALBUM
ATATA
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アルバムジャケット

ATATA
NEW ALBUM
9 SONG LP
FLAKES-064

2012/09/16 ON SALE

\2,940

LIVE SCHEDULE

2012.9.1(土) 東京 新代田 FEVER
2012.9.8(土) 東京 新宿 RED CLOTH
2012.9.16(日) 名古屋 HUCK FINN
2012.9.17(月・祝) 大阪 PANGEA
2012.10.6(土) 東京 代官山 UNIT
2012.10.13(土) 愛知 新栄DIAMOND HALL

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