PICK UP INTERVIEW
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HAWAIIAN6

HAWAIIAN6が「BONDS」より3年ぶりとなる新作「The Grails」をリリースする。2011年1月のTORUの脱退を経て新メンバーとして迎えたのはHARDCORE FANCLUB、FUCK YOU HEROESに身をおき、HAWAIIAN6「FANTASY」を世に放ったSTEP UP RECORDSを主宰するRYOSUKE。旧知の仲であるRYOSUKEを新ベーシストに迎え、さらなる境地を目指すHAWAIIAN6が辿り着いた今作は聴く者の感情に真っ直ぐ訴えかける全6曲が収録されている。新生HAWAIIAN6について、アルバムについてYUTA、RYOSUKEに話を訊いた。

Q.まずはRYOSUKEさん加入の経緯から訊かせてください。

RYOSUKE:まさかHAWAIIAN6に入ることになるとは僕自信が想像していなかったですね。ずっと傍にいたから「誰かいない?」みたいな相談はされていたんですよ。それでいよいよHAWAIIAN6が本当に止まり始めた頃に掛け持ちでやっているバンドのことやレーベルのこと含めて自分の中で時間が生まれてきたから、YUTAとHATANOに「ちなみに俺はどう?」って掛け合ったんです。最初は2人とも「無理でしょう」って言ってたんですけど、メンバーがいないことで震災後にすぐ動けなかったもどかしさを感じていたから、俺が入ることでHAWAIIAN6が動くなら動かしたいっていう気持ちが強くなったんだと思います。


Q.今から10年以上前に開催されてたHAWAIIAN6とLEGGOの共同企画「はちみつ」だったり、HAWAIIAN6とFUCK YOU HEROES の共同企画「1997」だったり、STEP UP RECORDSとHAWAIIAN6の関係を知っている人には、RYOSUKEさんの加入は本当にドラマチックですよね。

YUTA:随分古い話をご存じで(笑)。僕らもやっぱり最初はRYOSUKEがメンバーになるとは考えてなかったんですよ。でも震災があって、すぐに動きたかったのにメンバーがいなくて動けなかったりする中で「俺達どうなっちゃうんだろう」って思うようになっていたんです。そんな時RYOSUKEから「俺どう?」って言われたんですよね。実はその前に別件で「RYOSUKEやってよ」って話してたこともあって、その時はRYOSUKEから「無理だよ」って言われてたんですよ。そこからの「俺どう?」だから、最初は「こいつ何言ってるんだろう」って思いました(笑)。でもいざ一緒にやってみたらRYOSUKE以外は考えられないくらいしっくりきたんですよ。HAWAIIAN6がブッキングでライブをやり始めてから初めて友達になったのもRYOSUKEだったし。ずっと見てくれてるし。

RYOSUKE:HAWAIIAN6をずっと見てきた中で、メンバーになるんだったら「HAWAIIAN6のベースは俺しかいないだろう」って言えるくらいじゃないと駄目だと思うんですよね。そういう気持ちになれるようにこの1年ずっとやってきました。自分に言い聞かせた面もありますけどね。今は「RYOSUKEしかいないな」って周りに思ってもらえるようになりたいと思っていますね。


Q.音を合わせた瞬間ってどうでした?最初からしっくりきましたか?

YUTA:いや。俺が言うのも変ですけど、彼もあまりお上手な人ではないので(笑)。でも3人でいる空気はすぐにしっくりきたんですよ。「この感じ知ってるな」っていう。音に関してはどんなに仲良くてもグルーブを合わせるのは時間がかかると思うんですよね。そこは試行錯誤しながらですけど、逆に人間関係はすぐにしっくりきましたね。


Q.昔から深く知っているから演奏のグルーブより先に人としてのグルーブが生まれたのかもしれませんね。

YUTA:最初のスタジオはなんか変な感じでしたね(笑)。

RYOSUKE:お互いよく知り過ぎているからね。変な感じ(笑)。


Q.隣に住んでいる幼馴染と付き合いだすみたいな。

RYOSUKE:ははは。そんな感じです(笑)。実際バンドに入ってみたら分かることもあったし、何故か余所余所しくなったりしましたね(笑)。全然そんな関係じゃないのに(笑)。

YUTA:何故かお互い敬語だったよね(笑)。

RYOSUKE:「曲、やりますか」みたいなね。(一同爆笑)


Q.アルバムの制作はいつ頃から始めたのですか?

YUTA:RYOSUKEがHARDCORE FANCLUBのレコーディングがあったから、その裏でネタ集めを初めて。

RYOSUKE:HARDCORE FANCLUBのレコーディングが1月頃に終わって、そこからシフトチェンジしました。


Q.今作は目の前にあることそのまま歌っているアルバムだと思うのですが、そこに物凄く希望を感じました。

YUTA:ありがとうございます。仰る通り、目の前にあることを歌いたかったんです。自分が経験したこと、見たこと、感じたことが歌詞に如実に表れていると思います。


Q.RYOSUKEさんが加入したことで勿論曲にも変化が生まれると思うのですが、まずはM-1「Rats On The Run」のRYOSUKEさんのコーラスにびっくりしました。意外と綺麗な声だなって(笑)。

RYOSUKE:わははは。裏切ることのない高音が出ました(笑)。俺が入ったことでコーラスのイメージがあまりにも変わったら、俺の好きなHAWAIIAN6じゃなくなっちゃうんで。勿論TORUちゃんとは違う人間なので全く同じコーラスは出来ないけど、自分で聴いても「いけるじゃん」って思うコーラスが出来たと思います。あいつじゃないと出ない超音波みたいなコーラスは作らないようにして(笑)、自分のキーで、HAWAIIAN6のコーラスのイメージを壊さないものが出きたと思っていますね。


Q.CDを再生してRYOSUKEさんのコーラスが入った瞬間に、今までのHAWAIIAN6を受け継ぎつつ、新しいHAWAIIAN6になったのを実感しました。不覚にも涙が出ましたからね。1回CD止めましたもん。

YUTA:わははは。RYOSUKE、良かったね(笑)。

RYOSUKE:俺もそうだったからね。アルバムが出来て初めて家で聴いたときに「うわ!」って思ったもんなあ。コーラスが入った瞬間に「俺もHAWAIIAN6になったんだな」って思いましたね。うわ、これ恥ずかしい。(一同爆笑)


Q.M-5「TODAY」は今までと違うアプローチですよね。

YUTA:今回のアルバムで最初に作ったのが「TODAY」なんですけど、物凄く試行錯誤しながら作りました。RYOSUKEが入って初めて作った「one by one」って曲の方法論というか。

RYOSUKE:「one by one」はメロコアバンドが初めて作ったような分かりやすい簡単な曲なんですけど、YUTAは色んな音楽に触れてるが故に曲にアイディアを詰め込むんですよ。もとの曲があって、そこに色んなアイディアを重ねるんだけど、俺は最初の部分が好きだったりするんですよね。だからそれを全部ぶっ壊してやろうと思って(笑)。それこそ「FANTASY」の頃の感覚というか、あそこからまた作りたかったんですよね。それで「one by one」が経て「TODAY」を作るときにYUTAが今までと違うアプローチで作ってきたので「しめしめ!」って(笑)。レーベルオーナーは「あまり良くない」って言ってましたけど。(一同爆笑)

YUTA:そうなんですよ。「TODAY」が出来て聴かせたら「この曲ピンとこない」とか言うから、何度も作り直したんですよ。なのに出来上がったら「これを押し曲にする」とか言いだして(笑)。

RYOSUKE:先行で配信しようとかね(笑)。

YUTA:PVまで作っちゃって(笑)。しかもこの話を別のインタビューで話したらばっさりカットされてたし。(一同爆笑)


Q.じゃあ2YOUはそのまま載せておきます(笑)。

YUTA:お願いします(笑)。

RYOSUKE:まあでも気持ちはわかるよ。金を動かすのはレーベルだからね。(一同爆笑)


Q.わははは。でもHAWAIIAN6がSTEP UPから「FANTASY」をリリースしたときの関係のままメンバーになっている部分もあるのかもしれませんね。

RYOSUKE:青春ですよね。曲を作って「やばくねえ?」って言ってる感じはあの頃と同じですよね。年を重ねた分、あの頃みたいになにも考えてないわけじゃないけど「この曲やべえな!」って言い合ってる感じは「FANTASY」の頃に近いですね。


Q.ああ、ゴウさん(IKKI NOT DEAD)は嫉妬しているのかもしれないですね(笑)。

RYOSUKE:わははは。嫉妬じゃなくて売れるか売れないかだけですよ。(一同爆笑)

YUTA:嫉妬なんか絶対しない!ドライの極みみたいな人間ですから!

RYOSUKE:それも載せといて下さい(笑)。


Q.分かりました(笑)。アルバムを締めるM-6「IN MY LIFE」は、聴いていると大事な人の顔が浮かぶような曲でした。

YUTA:「IN MY LIFE」は受け取る人にとっては究極のラブソングって言われますね。確かにそういう側面はあるかもしれないです。この曲こそ希望ですね。生きることに対しての希望です。今までもしっとりした曲はやってきたんですけど、その中に激しさがあった。ここまで突き抜けた曲はRYOSUKEが入ったことが大きいですね。

RYOSUKE:バラードをやっちゃいけないなんてルールはないですからね。流石にFUCK YOU HEROESでバラードは入れ辛いですけど、でもそれだって入れちゃ駄目っていうルールはないですから。6曲なら6通りの顔があって良いと思うし、それだけ振り幅のあるバンドですからね。HAWAIIAN6のバラードは俺は違和感ないし、メンバーとしても、ファン代表RYOSUKEとしても全然ありですね。この曲が出来きて更に拡がるんじゃないかな。

YUTA:作ったときはバラード過ぎるかなって思ったんですけどRYOSUKEが「良いじゃん」って言ってくれるから踏み込めたというか。今までやれなかったことに挑戦も出来ましたね。


Q.最後の子供のコーラスもそうですよね。

YUTA:そうそう。俺じゃ思いつかないですからね。RYOSUKEが「子供にコーラスしてもらおう」って言ったとき「ウソだろ?」って思いましたから(笑)。そういう発想をHAWAIIAN6に持ち寄ってくれるのは面白いですね。


Q.HAWAIIAN6は3人の遊び場になったのかもしれないですね。メンバーが面白いと思ったものを共有し合える場所というか。

YUTA:その感覚に近いですね。今HAWAIIAN6、本当に面白いですね。遊べる部分が拡がったことでバンドがどんどんステップアップしているので。

RYOSUKE:ステップアップ…!?(一同爆笑)
アルバムジャケット

HAWAIIAN6
NEW ALBUM
The Grails
XQDB-1006

2012/11/7 ON SALE

1680円

The Grails TOUR

-2012-
11月16日(金) 下北沢SHELTER
11月18日(日) 滋賀B-FLAT
11月20日(火) 小倉FUSE
11月21日(水) 熊本Django
11月23日(金) 大分SPOT
11月24日(土) 宮崎SR BOX
11月26日(月) 名古屋HUCK FINN
11月29日(木) 横須賀かぼちゃ屋 
12月19日(水) 十三FANDANGO
12月20日(木) 静岡SUNASH
12月22日(土) 八王子RIPS
12月23日(日) 柏DOOM

-2013-
1月25日(金) 熊谷HEAVENS'ROCK VJ-1
1月26日(土) 千葉LOOK
2月02日(土) 水戸LIGHT HOUSE
2月9日(土) 横浜FAD
2月11日(月) 京都MUSE
2月12日(火) 徳島GRIND HOUSE
2月14日(木) 松山SALON KITTY
2月15日(金) 岡山IMAGE
3月01日(金) 宇都宮HEAVENS'ROCK VJ-2
3月02日(土) 仙台JUNK BOX
3月04日(月) 帯広REST
3月05日(火) 旭川CASINO DRIVE
3月07日(木) 札幌cube garden
3月09日(土) 盛岡wave
3月10日(日) 弘前MAG-NET
3月16日(土) 郡山HIP SHOT
3月17日(日) 新潟RED STAGE
3月20日(水) 甲府KAZOO HALL
3月21日(木) 長野JUNK BOX
3月23日(土) 金沢vanvanV4
3月24日(日) 岐阜ants

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