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孤独部

名古屋を中心に活動する、演劇ユニット「孤独部」がバンド界隈で話題になっている。主宰かしやましげみつのソロユニットとしてスタートした孤独部は、「目指すは、次のえんげき!」をスローガンに、従来の演劇だけでなく積極的にバンドとのコラボレーションを実現し、演劇とバンドが融合した新しいスタイルで様々なライブイベント、野外フェスなどあらゆる方面で活動している。孤独部を代表してかしやま氏と、ベースで参加する舟橋氏(JONNY、パイプカツトマミヰズ)に取材を決行。新しい扉を開いてみては?

Q.演劇を始めたきっかけを教えて下さい。

かしやま:高校生のときに友達に「今週末、空いてる?」って誘われてついていった場所が劇場でした。それで右も左もわからないまま手伝う事になって。


Q.手伝う?演劇を観に行ったんじゃなくて?

かしやま:はい。いきなり手伝うことになったんです(笑)。それで舞台袖から初めて演劇をみたんですけど物凄く面白くて。それをきっかけに演劇に興味を持ち始めました。その後、大学で「劇団バッカスの水族館」という学生劇団に入りました。僕は音楽やアートへの憧れもあったので「ライブハウスで演劇がやれないか?」と思い、大学3年の頃に演劇ユニット「孤独部」を始めました。


Q.バンド経験は?

かしやま:ないですね。バンドを組みたかったんですよ。僕、テニス部を辞めてバンドをするつもりでしたから(笑)。でもメンバー集まらなかったんです。そんなときに演劇に出会ったんです。


Q.孤独部の演劇の特徴としてバンドとのコラボレーションがありますよね。この発想は?

かしやま:僕らの上の世代にも演劇に音楽を取りいれた劇団はいるんですよ。それを見て「僕だったら生のバンドとやるのにな」って思ったんです。生バンドと演劇が一緒にステージに立つことで、ジャンルを超えることが出来ると思ったし沢山の人に見てもらえる可能性を感じたんですよ。


Q.それで参加しているのが舟橋君なんですよ。

かしやま:舟橋さんとは彼がやっていた犬丸ラーメンで出会いました。DAYTRIVEで行われたイベントに行ったらたまたま舟橋さんが犬丸ラーメンをやっていたんです(笑)。


Q.その時点で面識は?

かしやま:ないですね。

舟橋:かしやま君はお客さんでライブハウスに来ていて、犬丸ラーメンを食べてくれたんです。それで喰いっぷりがいいなあって思ってたんですけど、Twitterで犬丸ラーメンで検索したら孤独部の人だと分かったんです。ちょうど孤独部も犬丸も屋外フェスに参加することが決まってたので食べ終わったあとに挨拶して。あの日が初めてですね。それで縁あってベースで孤独部に参加することになりました。


Q.バンドサイドはインプロですか?

舟橋:ほとんどインプロですね。なんとなくのリズムパターンだったり、始まりと終わり、あと雰囲気だけはざっくりあるんですけど。基本的には決めごとはないです。かしやま君から演劇のイメージだけ聞いて「じゃあやってみよう!」って感じです。自由度はかなり高いですね。


Q.ライブハウスでのバンドマンからの反応はどうですか?

かしやま:まずびっくりされますね。「いきなり何が始まったんだ?」って顔をよくされます(笑)。

舟橋:僕は初見でめちゃくちゃ引き込まれましたね。


Q.バンド界隈の人が演劇に触れるきっかけになったり、逆に演劇関係者がバンドに興味をもってくれるのは素晴らしいですね。その橋渡しにかしやま君がなっている気がします。

かしやま:願ったり叶ったりです。そういう存在になりたいですね。うちの役者が対バンさせて頂いたバンドのライブに行くようになったのは嬉しい出来事でした。逆にバンドの方やバンドのお客さんに孤独部のライブに足を運んでもらえる現象が起きていて本当に嬉しいです。


Q.舟橋君は一緒に活動して感じることはありますか?

舟橋:役者さんって凄いなって思いますね。演劇って基本的にお客さんの空気感に影響されることがないじゃないですか。だからか役者ってライブでもいきなり全開のテンションでいくんですよね。バンドってフロアの空気やその場のバイオリズムに影響されることが良くも悪くもあると思うんですけど、演劇ではそれがない。テンションのあげ方やスイッチの切り替えがとにかく早いですね。孤独部のライブ中も役者さんから物凄い気迫を感じるんですよ。向こうも本気ならこっちも本気で演奏で応えるんです。表現のツールは違っても役者とバンドマンって同じ人種なんだなって思いますね。孤独部をやるようになって確信しました。芸術ごとって美しい形はきっとひとつですね。


Q.かしやま君にとって孤独部ってなんだろう。

かしやま:僕の表現手段を使って役者のその先にあるその人自身の色や手触りを伝える場ですね。根っこは僕なんですよ。役者も作品によって、日によって変わります。演劇だけじゃなく、バンド、展示など色んな表現方法と向き合いながら、孤独部という場の中で、自分の名前でどう戦うか。どうやってその人の面白さを引き出すか。その場所が孤独部なのかもしれません。

 

孤独部 かしやましげみつ:
孤独部の主宰で、ほとんどの作品の作・演出をつとめる。 ときどき出演もする。大学では、名古屋大学で活動する学生劇団、「劇団バッカスの水族館」で活動。 また、他劇団やユニット公演にも、主に俳優として多数参加。 2009年に自身のえんげきユニット「孤独部」を旗揚げする。

【HPアドレス】
http://kodokubu.web.fc2.com/

LIVE SCHEDULE

■11/4(日)@東山公園ZOO STATION
孤独部ワンマンライブ「ひとりぼっちショートケーキ〜4回目だよワンマンライブ!!!!〜」

act: 孤独部
guest: 未確認尾行物体 / KANAMORIN
展示: ヨシダユキ / 吉村桜子 / ぐっさん(名古屋芸術大学)
OpeningAct: かしやましげみつ

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