PICK UP INTERVIEW
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locofrank

2012年5月に、14年間の集大成ともいえる全曲再レコーディングされたベストアルバム「locofrank 1998-2011」をリリースしたばかりのlocofrankから早くもミニアルバムが届いた。前作「STANDARD」やベストアルバムを経たことで、よりバンドとして固まったlocofrank。彼らの新章を感じさせる楽曲や、優しくも力強く感情に訴えかける楽曲、今までのlocofrank節全開の楽曲まで、バンドの今までとこれからが5曲に凝縮されたミニアルバムとなっている。時代を越え、世代を越え、走り続けるlocofrankをこれからも追っていきたい。

Q.ベストアルバムから間髪容れずのリリースですがいつ頃から制作していたのですか?

Tatsuya:曲作り自体はベストアルバムと同時期くらいですね。

木下:レコーディングしたのはベストの後です。


Q.そもそもベストアルバムを全曲再録でリリースしたのは?

木下:単純に録り直したかったんです。「STANDARD」を作ったことで、自分達なりに「これがlocofrankだ」っていうボトムの部分がしっかりしたので、今の自分達が過去の曲を録り直したらどうなるか興味があったんです。


Q.「START」のような最初期の曲から「STANDARD」収録曲までまさに14年間が詰まったベストでしたが、再録された曲を聴くとバンドと楽曲が一緒に成長してきたのがはっきり解りますね。

Tatsuya:「START」とか、ほんまに長い間やってきてますからね。昔の曲を今聴くと演奏や音に粗が目立つんですよ。勿論当時は納得していたんですけど「今だったらこんなこと出来るんちゃうかな」って思っていたことが形に出来て良かったです。


Q.ベストを経たことで今回のアルバムに影響することもあったんじゃないですか?

Tatsuya:それはありましたね。昔と今の曲を比べることが出来たのは大きかったです。過去を振り返ったことによって現状の自分らをよりストレートに出せるようになったんですよ。今までだったら「これはあかんのちゃうか」って自分らで線を引いていたものを取っ払えたんです。そうやってストレートな気持ちになれたのはやっぱりベストを作ったことが大きいんやと思いますね。それがなかったら、「やりたい」っていう気持ちだけを詰め込むことは出来へんかったと思います。


Q.今作に「ONE」と名付けたのは?

木下:メンバーも変わらずに自分達の好きなことをずっとやってこれたのは仲間がいたからやと思うんです。この歳になってより強く思うんですけど、ほんまに色んな人に支えられてやってきた14年だったんです。だから自分達の繋がりなり、これからの行動で生まれる繋がりを大切にしていきたいなって思って書いたのがM-4「ONE」って曲で。「誰かと誰かが繋がっているからやる」ではなくて、やっていく中で繋がっていけたらいいなって俺は思うんですよ。そういうスタンスでこれからも活動していきたい。それでアルバムに「ONE」と名付けました。


Q.14年やってきたlocofrankだからこそ「ONE」というタイトルに重みがあるのかもしれないですね。

木下:まあ、10代のガキに「ワン!」とか言われたらね…。「ニャオ!」みたいな。(一同爆笑)


Q.わははは。ではアルバムの話を伺いたいのですが、M-1「Weakness and Traces」からは弱さというか丸裸な部分を感じました。

Tatsuya:俺達こう見えて全然強くないし、弱さの塊のようなバンドなんですよ。だからこそ負けたくないって続けてきたんですけど、自分にもバンドにも自信なんてなかったのが本音で。

木下:でも今まではその弱さを覆いかぶせるように隠していたんです。そういう部分を見せたくなかったんですよ。でも弱さを認めるからこそ本当の強さが見えると思うようになったんです。


Q.ああ、なんかべジータっぽいですよね。

木下:べジータ!?べジータいきます?(一同爆笑)


Q.べジータもフリーザ戦くらいから弱さを見せることでより強くなったと思うんですよ。

木下:わははは。

Tatsuya:ただ2YOUを読んでる10代の子らにべジータの涙、伝わりますか?(一同爆笑)

森:確かにべジータも良い奴になりましたからね(笑)。今までやってきたこと考えると最悪な奴なんですけどね(笑)。

Tatsuya:そうなると俺達も昔はどんだけ最悪な奴らやったんやって話になりますけど(笑)。

木下:自分の弱さと向き合ったときに…。西のべジータ、locofrankです。(一同爆笑)


Q.(笑)。では続くM-2「SECRET」ですが、この曲はlocofrankの王道が炸裂していますよね。

Tatsuya:まさに王道ですね。だからこそ逆にこの曲が一番悩みました。ストレートだからこそ「自分らのやりたいことって何だろう」って悩んだ曲なんです。4、5年前くらいだったらたぶんもっと色付けしていたと思うし、考えんでもいいことにもっと時間をかけてた気がするんです。でもこれもベストを経たことで、シンプルでストレートなものをそのまま出すことが出来たんちゃうかなって思います。


Q.そしてアルバムタイトルでもあるM-4「ONE」はlocofrankの新境地ですよね。

木下:この曲は挑戦でしたね。まさに新境地やと思います。今までやったらこのリズムには踏み出せなかったと思うんですけど、メロディーに違和感なくハマったんです。


Q.優しい曲調なんですけど、メッセージ性がしっかりあるから力強く聴こえます。

木下:かぁ〜!そこ言ってくれます?(一同爆笑)

森:それ俺らが言ったことにして欲しいです。(一同爆笑)

木下:しかも太字で(笑)。

Tatsuya:でも自分で「メッセージ性が…」とか言っちゃうのどうなんやろ(笑)。

森:それ言って許されるの矢沢永吉さんくらいやろ(笑)。

Tatsuya:矢沢さん、ちょうどこの前40周年ライブやってましたよね。

森:じゃあ40周年のときに言います(笑)。


Q.ではあと26年頑張ってもらわないといけないですね(笑)。でも本当に力強さを感じましたよ。

木下:それはほんまに嬉しいです。locofrankらしさもしっかり入れつつ、新しいことがやれたと思っています。


Q.14年間色んな事を乗り越えながらやってきたんだろうなってこの曲やアルバムから感じますね。

木下:もう全部言いましょか?(一同爆笑)

森:すいません、枝豆とビール注文していいですか(一同爆笑)。

Tatsuya:2YOU MAGAZINEを1冊丸々使うことになりますけど(笑)。

木下:ほんまに話し出したらキリないと思います(笑)。まあ、俺達は凄くラッキーだったと思うんですよ。へこむことがあったり悔しい思いをしても、支えてくれる人がいるのは大きかったですね。バンドやってきて唯一自慢出来ることやと思いますよ。支えてくれる人がいたからやってこれたんやとほんまに思います。


Q.この曲を聴いたバンド仲間やお客さん、近くで支えているレーベルスタッフはグッとくるでしょうね。

木下:今のところレーベルからはなにも言われてないですけどね。(一同爆笑)

SAK:…今から歌詞読みます。

森:読んでねえのかよ!(一同爆笑)

Tatsuya:今日で14年の繋がり全部おじゃんです(笑)。


Q.なんかすいません(笑)。そしてアルバム最後のM-5「TOMORROW」ですが、この曲は震災について書かれた曲だと思うのですが。

木下:被災地を自分達の目で見て俺達に何が出来るか考えたらやっぱりライブだったんですよ。現地にライブをしに行って音楽で笑顔を作ることだと思ったんです。俺達に出来ることって明日を見せることなんですよね。


Q.最後の「明日を掴む」っていう歌詞の大合唱には心が揺さぶられました。

木下:あれやりたかったんですよね。あんまりビッグコーラスってやったことがなかったんですけど、ここはみんなで歌ったほうが歌詞の内容も伝わると思ったんです。初めての試みですね。


Q.まるでライブハウスでのみんなのシンガロングが聴こえてきそうなビッグコーラスですよね。

木下:ああ、そうあって欲しいですね。レコーディングは俺らとFOUR GET ME A NOTSのメンバーだけなんですけどね(笑)。ミドルコーラスです(笑)。


Q.最後にこの曲があることで物凄く希望が見えるアルバムになったと思います。

木下:それも太字でお願いします(笑)。

森:そして俺らが言ったことにして下さい。(一同爆笑)


Q.わははは。では改めてどういうアルバムになりましたか?

森:伝えたい事、やりたい事を30過ぎたおっさんたちが素直に表したアルバムになりました。今まで出した音源もやっていることは基本的には一緒なんですけど、今回は気持ち的に「良い曲」だけじゃなくて「伝えたい曲」を詰め込めたと思っています。

Tatsuya:今回のミニアルバムは確かに新しいことをやってますけど、それはあくまでも俺達の中の新しいことなんですよ。世の中的に新しいことだとは思ってないし、そこに対しての新しいことをやらなきゃいけないとも思っていないんです。ただ俺達のありのままを形にしたときに、今までにないくらいメッセージ性が詰まったアルバムになったんだと思います。楽曲や歌詞からメッセージを汲んで聴いてくれたら嬉しいです。

木下:今まで歩んできた中での自分達との約束、夢、ロマンを見つめ直したからこそ出来たアルバムやと思います。14年やってきて、自分らの足元をちゃんと固めた上でまた新たに歩んでいきたい思いが詰まったアルバムになりました。俺らは何も変わらず前を見てやっているバンドだってことは提示出来たと思っています。


Q.locofrankっていつの時代も自分自身と向き合ってるバンドだと思うんですよ。夢に向かっているとき、悩んでいるとき、辿り着いたとき、新しい何かを始めるとき、そういったバンドのありのままが毎回そのままアルバムになっているような気がします。

木下:おわ!よくご存じで!嬉しいですねえ。

Tatsuya:なんだったらちょっと恥ずかしいです(笑)。

森:やばいですね、あれもこれもばれてるかも(笑)。

木下:SAKが紙資料に書いてるんじゃない?(一同爆笑)

森:あの時あいつが女抱いて、地方でオイタしてとか。(一同爆笑)

Tatsuya:そこまで紙資料に書いてあるんや(笑)。

木下:それを書いてるはずのSAKが歌詞を読んでいないっていうね(笑)。

SAK:…今読んだけど、良かったよ。

Tatsuya:わははは。「今読んだけど」じゃねえよ。(一同爆笑)

SAK:良い歌詞だと思います。

木下:わははは。SAKがそう言ってくれるなら俺らは言う事ないっす。(一同爆笑)

 

locofrank:
Tatsuya(Ds/Cho) 森 勇介(Gu/Vo) 木下 正行(Vo/Ba)

【HPアドレス】
http://www.773four.com/bands/locofrank/

アルバムジャケット

locofrank
NEW ALBUM
ONE
XQEJ-1008 (773F-018)

NOW ON SALE

1500円

locofrank TOUR 2012-2013 "ONE"

11/1(thu) 千葉LOOK
11/7(wed) 高松DIME
11/8(thu) 松山SALONKITTY
11/10(sat) 長崎Studio DO!
11/12(mon) 熊本Django
11/13(tue) 鹿児島SR HALL
11/19(mon) 熊谷HEAVEN'S ROCK VJ-1
11/20(tue) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
11/22(thu) 甲府KAZOO HALL
11/24(sat) 韓国 弘大V-HALL
11/25(sun) 韓国 弘大Club FF
12/4(tue) 八戸ROXX
12/5(wed) 盛岡CLUB CHANGE WAVE
12/7(fri) 大船渡FREAKS
12/9(sun) 石巻BLUE RESISTANCE
12/11(tue) 宇都宮HEAVEN'S ROCK VJ-2
12/12(wed) 水戸LIGHT HOUSE
12/16(sun) 十三FANDANGO
12/18(tue) 京都MUSE
12/20(thu) 広島Cave-Be
12/21(fri) 岡山IMAGE
〜2013〜
1/9(wed) 横浜F.A.D
1/12(sat) 旭川CASINO DRIVE
1/13(sun) 苫小牧ELLCUBE
1/14(mon) 札幌KLUB COUNTER ACTION
1/17(thu) 宮古KLUB COUNTER ACTION
1/19(sat) 仙台CLUB JUNK BOX
1/20(sun) 福島OUT LINE
1/22(tue) 富山SOUL POWER
1/24(thu) 浜松MESCALIN DRIVE
1/26(sat) 名古屋DIAMOND HALL
1/28(mon) 福岡BEAT STATION
2/8(fri) 渋谷AX

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