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ondo records

長年の大手メジャーレコード会社勤務を経てインディーズレーベルとして2009年に設立されたondo records。その業務は多岐にわたり、レーベル業務は勿論、イベント開催、USTREAMを用いた箱フェス「WEB ROCKS」開催など、様々な分野で活動を続けている。そして全てに「温度」を感じるのがondo recordsが愛される理由でもある。そして今回、ondo recordsが新しいサービスとしてCDプレスを開始する。その名もondo disc。従来のプレス業者とは一線を画す、コミュニケーションを取りながらの物作りは、まさに温度を感じながらCD制作をすることが出来る新しいツールとして名古屋のバンドマンを支えてくれるだろう。ondo records代表・中川氏に話を訊く。

−CDプレス開始

●プレス業務を始めたきっかけは?

中川:メジャー、インディーズ含め、20年くらい制作業務を担当してきた中で、ずっと頭を悩ませていたのがプレスコストでした。制作バジェットの中でプレス価格の締める割合は非常に高いものでした。昔から「なんでこんなに高いのかな」って思っていたんですよね。それで2009年に自分でレーベルを持つことになり、CDを制作するにあたってやっぱりプレスコストは目の上のたんこぶでした。それでコストのストレスを解消するために国内外問わずプレス業者を徹底的に探したんですよ。実はCDプレスの世界シェア9割が台湾なんですけど、直接台湾に行き自分の目と耳で何社か視察し台湾のプレス工場と契約を締結しました。これを自社だけでなく地元のインディーズバンドにオープンにしたらシーンの役に立つんじゃないか。そう思い業務の一環として始めました。


●インターネットで検索すれば様々なプレス業者が出てきますよね。テンプレートに従い、分からないままオーダーしているバンドも多いと思います。

中川:だと思いますね。細かいことかもしれませんがジャケットに記されているマークや文言含め、意味も分からないまま載せているバンドも多いと思います。そこでondo discは顔を合わせながら、コミュニケーションを取りながら、一緒にものを作ることを大事にしたいなと。僕は実際に盤を作る台湾のプレス工場の窓口の顔も分かるし性格も分かってます。レスポンスも早くコミュニケーションもしっかり取れています。大事なCDを作るんです。顔を知らない人と作るよりコミュニケーションを取りながら作りたいですよね。


●CDの仕様も色んな種類があると思いますが、例えばジャケットの紙質、盤面の印刷など分からないことが多いと思います。

中川:はい。例えば盤面ならシルク印刷とオフセット印刷がありますよね。その違いやどちらがデザインに合うかも相談しながら作っていきたいです。分からないことは何でも相談して欲しいですね。ondo discのホームページの価格表には基本形が乗っているのですがそれ以外の仕様も是非相談してきて下さい。一緒に考えて作っていきたいです。事務所にプラッと来て頂ければ嬉しいですね。


−新事務所設立

●ライブハウスの密集する新栄に新しく事務所を開設されましたが、バンドマンも気軽に遊びに来てもいいんですか?

中川:勿論。むしろ気軽に遊びに来て欲しいですよ。ライブのリハーサルの合間に顔を出してくれるだけでも嬉しいですね。たまに言われるんですけど、僕の敷居が高いって思われているみたいで。全然そんなことないと思うんだけどな(笑)。その敷居は先入観なのかイメージなのか…。気軽に遊びに来て欲しいですね。


●中川さんはバンドの提案を一緒に面白がってくれて力を貸して頂ける方だと思います。

中川:面白がりたがりですからね(笑)。メジャー含め、随分長いことこの世界で仕事をしてきたので知恵袋として使ってくれれば嬉しいかな。バンドのみんなが難しいことなんて知らなくて当然だし近くに僕がいるんだから使ってくれれば良いと思いますね。メジャー、インディー問わず、個人力を求められている時代だと思うので僕をどんどん利用してください。


−WEB ROCKSについて

●WEB ROCKSの6回目が年明けに開催されるようですが。

中川:次回は2013年1月27日に開催します。青山のビクタースタジオの301スタジオで行います。今までは内々に声をかけて開催していたのですが今回は間口を広げて募集をかけようと思っています。単純に僕も刺激を受けたいし、色んな方面から参加したいとの声も頂いているんですよ。なので今回はオープンソースにしてみようかなと。


●過去5回開催されていますが毎回凄い反響ですね。

中川:有難いですね。間違いなくエンジニアは世界一のクルーですからね。5回やった情報の蓄積は凄いですよ。USTREAMは良い意味でも悪い意味で少し落ち着いたとも思います。でもWEB ROCKSはずっとUSTREAMで開催してきたのでこのバリューは活かしていきたいですね。間違いなく僕の代名詞になっているのではないでしょうか。


−ondo recordsについて

●レーベルとしてのリリースの予定は?

中川:今のところ決まっていないのですがアーティストは広く探してますね。今は絶賛堀り起こし中です。出来れば名古屋のバンドを出したいですね。そう簡単に一緒にやるバンドには出会わないのですが常に探していますよ。巡りあいたいです。


●ondo recordsに興味があるバンドは音源を持ちこんでも良いのですか?

中川:持ちこみ大歓迎ですよ。是非来て欲しいです。メジャー時代は分母が大きかったので持ちこみNGにしていたんですけど今は僕個人でやっているので是非持ってきて欲しいです。良い音源は毎週やってるUSTREAM番組「ondo records放送部」でオンエアしますよ。


●常に面白いことを探している印象があります。これからも楽しみにしています。

中川:ありがとうございます。面白いことばかり探していますね。同調してくれる人達と出会いたいです。ondo recordsの4年目の目標はそこかな。積極的に色んな人と絡んでいきたいです。

 

「温度」のあるCDプレス。
ondo records中川さんはいつでも一貫しています。
大先輩の中川さんの新しいアイディアに驚かされたのはつい先月の事でした。
その頃TWO FOURはレコーディングの真っ只中で、自主レーベル第二弾の入魂の音源をどこでプレスしようか考えていました。
僕らTWO FOURは10年近くバンドをやってきて、沢山のCDを制作してきました。
僕らがプレス業者を選ぶ時に「品質の良さ」「周囲からの評判」「金額」を基準に考えます。
メールでジャケデータを入稿して後は完成を待つだけ。
これまではそうでした。
ただ中川さんはそこに「温度」をプラスしました。
中川さんの熱い想いに共感した僕らは、ondo discに大切なCDをお願いしました。
そして、昨日自宅に届いたばかりの段ボールを開いた時に、ondo discで良かったと思いました。
次作の音源もTWO FOURはondo discです。

若杉 厚介 TWO FOUR

 

【HPアドレス】
http://www.ondorecords.co.jp/

【プロフィール】
代表取締役 中川竜雄
95年からビクターエンタテインメント株式会社でA&Rを担当。竹内電気、PLINGMINらを発掘育成しメジャーデビューに導く。2009年に株式会社オンドレコードを設立。社名に「レコード」と名付けているが、映像制作なども含めて様々な意味での「記録屋」として活動中。レーベルとしての最新作は竹内電気4th AL「OH!マイ・ガール」。

【業務内容】
レーベル運営/音楽制作/音源制作/CD、DVDプレス/ネットストリーミングプロデュース/
ソーシャルメディアコーディネート/Ustream中継請負/アートワーク制作全般 and more…
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