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POLYSICS

結成15周年を迎え、活発な活動にますます拍車をかけるPOLYSICS!8月には「Lucky Star」、10月には「Everybody Say No」とタイプの異なるシングルを立て続けにリリースした彼ら。そして早くも3人体制となり2枚目のフルアルバム「Weeeeeeeeee!!!」が完成!結成15年にして未だ止まらない初期衝動を詰め込んだPOLYSICSらしさ全開の全14曲収録!電子音とバンドサウンドが共存する唯一無比な個性を武器に走りまくるPOLYSICS・ハヤシ&フミの2人にインタビュー!

Q.3人になってからのPOLYSICSはライブや音源を重ねながら、バンドの土台をしっかり作ってきた印象があります。

ハヤシ:そうですね。3人のPOLYSICSのバランスを探りながら、まずはバンドを固めたかったんです。3人になった衝動で曲はどんどん出来たし、とにかく「オリャー!」っていう攻めのモードだったので「Oh! No! It’s Heavy Polysick!!!」のようなアルバムが出来たんだと思います。

フミ:あのアルバムはバンドサウンド全開でしたからね。

ハヤシ:電子音のバランスを改めて意識し直したりもしましたね。四角形から三角形への変化のバランスというか。そこは結構探っていましたね。


Q.以前にも増してメンバーそれぞれのキャラや個性が明確になった気がしました。

ハヤシ:うん、明確にしたかったんです。「eee-P!!!」は3人の顔が「ドーン!」って載ってるジャケットだったんですけど、そういう音にしたかったんですよね。ライブのパフォーマンスに関してもメンバー3人が前に出てくるものにしたかったんです。新しいPOLYSICSを見せつけたかったというか。


Q.はい。「eee-P!!!」や「Oh! No! It’s Heavy Polysick!!!」は新体制になったPOLYSICSの初期衝動が詰め込まれている作品ですよね。

ハヤシ:そういうものを作りたかったんです。コンセプトというか、テーマはバンド感でしたから。


Q.続く「15th P」は、遊び心満載の15周年記念アルバムでしたが。

ハヤシ:「Oh! No! It’s Heavy Polysick!!!」でバンド感はしっかり出せたので、次は15周年っていうメモリアルに乗っかってアイディア重視の企画盤を作ろうと思ったんです。とにかくやりたいことやコラボレーションを楽しみながら作りましたね。総勢67人の友達に参加してもらった「友達ケチャ」とか(笑)。15周年っていう遊び道具を手に入れたので思いっきり楽しんだアルバムになりました。


Q.8月には「Lucky Star」が発売されましたが、シングルとしては久しぶりのリリースでしたよね。

フミ:かなり久しぶりですね。「Lucky Star」は初めからシングルを意識して作りました。3人になってからは、どっちかと言えばハードなバンドサウンドを強調してきたんですけど、思えば最近はPOLYSICS結成時からのテクノポップの可愛らしい部分が作れてなかったので「Lucky Star」で改めて作ってみたんです。

ハヤシ:3人になってからはこういう曲はなかったからね。

フミ:それで3人でトライしてみたんです。


Q.フミさんがメインヴォーカルなのも良いですね。

ハヤシ:フミが歌うことで、POLYSICS流のテクノポップをもう一度作りたかったんですよね。この曲は最初からフミが歌うの前提で作りました。


Q.封印していた得意技を出したような印象があります。

ハヤシ:確かにそうですね。でも封印していたっていうより、まずはバンドを固めることを意識していたので「15th P」まではそういう発想自体なかったんです。

フミ:「Oh! No! It’s Heavy Polysick!!!」と「15th P」を完成させたことで「Lucky Star」のようなシングルを出そうって思えたのかもしれません。


Q.続いて10月には「Everybody Say No」もリリースされましたが、「Lucky Star」と打って変わって全編ヴォコーダーを使用したタイトな曲ですね。

ハヤシ:「Lucky Star」と同じものを作る気はなかったというか。ポップなものは意識していましたけどね。この曲はセッションで出来た曲なんですけど、全編ヴォコーダーの曲ってシングルではやってなかったし、こういうダンサブルな1コード、1フレーズで引っ張っていくような曲も最近やってなかったから新鮮でしたね。


Q.タイプの違うこの2曲も収録されたアルバム「Weeeeeeeeee!!!」は、以前にも増してハヤシさんとフミさんの共作が増えたように感じました。

ハヤシ:ああ、確かに増えたかもしれませんね。

フミ:「Lucky Star」を作ったときのスタイルが定着したのかも。デスクトップでシーケンスをハヤシと2人で作っていくのは今までなかったから。でも今回のアルバムの曲は作った時期が結構バラバラだったので従来通りスタジオでゼロから作った曲もあったし、ハヤシが骨組みをしてバンドで肉付けしていくような曲もあったし。

ハヤシ:M-9「Lightning Express」とかは2年くらい前に作った曲だからね。

フミ:私の曲とハヤシの曲を混ぜた曲もあるしね。だから時期によって作り方はバラバラなんです。


Q.バンドと電子音のバランスが絶妙ですよね。

ハヤシ:そこのバランスは相当重要だと思っていますね。ロック過ぎずテクノ過ぎずっていう。両方が主張しないと駄目だし、どっちかが強すぎても駄目なんですよね。そのバランスや関係性は慎重に考えています。


Q.アルバム全体のテーマはありますか?

ハヤシ:それが今回はないんですよ。

フミ:アルバムとしてはノープランでしたね。とにかく曲をどんどん作りました。

ハヤシ:今回のアルバムは作りたいものを自然に作ったアルバムなんです。

フミ:テーマをなくしたことで、縛られることなくそのときの気分で作れたのは良かったですね。

ハヤシ:自分でも新鮮でしたよ。テーマを決め込むとイメージし易いですけどね。今回はそうじゃない作り方だったので新鮮でした。楽しかったですね。

フミ:3人のPOLYSICSをストレートに表現出来たのはコンセプチュアルなアルバムじゃないからこそ出来たのかもしれないです。次はどうなるか分からないけど、このタイミングでコンセプトなし、テーマなしでアルバムを作れたのは大きいですね。


Q.POLYSICSの結成から15年の間にテクノポップの在り方って随分変わりましたよね。どう捉えていますか?

ハヤシ:昔より伝わり易くなったのかなって思いますね。昔はYMOから説明しなくちゃいけなかったのが、テクノポップというジャンルのひとつとして市民権を得ましたからね。そんな中で感じることなんですけど、POLYSICSのようなテクノロジーの使い方をしているバンドってあまりいないなって思います。そこに関しては改めて自分達の個性だと思います。


Q.テクノロジーを駆使しつつも主体はあくまでもバンドサウンドなのがPOLYSICSの個性ですよね。

ハヤシ:大事なのはそこなんですよね。どっちも主張するんだけどお互いが仲良く主張しあってくれるっていう。テクノロジーをエッセンス的に取り入れてるわけじゃないし、機械に支配されるのもPOLYSICSじゃないんですよね。そのバランスは15年やってきて独特だと思います。でもまだまだ突き詰めていきたいしライブもがんがんやっていきたいですね。


Q.3月にはSHIBUYA-AXで通算1,000本記念ライブ“MEMORIAL LIVE OR DIE!!! ~祝!!! 1000本!!!「おめでTOISU!」と言ってくれ!!!~"が開催されましたがやはり1000本目のライブは特別なものでしたか?

ハヤシ:やるまでは「今日は1000本目だ!」っていう特別感は特になくて、いつも通りのライブをやるつもりだったんですよ。でも会場のみんなが物凄く温かくて。まるで気持ち良いお風呂に浸かっているみたいな(笑)。お客さんが「おめでTOISU!」って沢山言ってくれたのも嬉しかったですね。ちょっと間があくと会場から「おめでTOISU!」って声が飛んでくるんですよ(笑)。


Q.今更かもしれませんが、そもそも「TOISU」ってどういう意味なんでしょうか?

ハヤシ:そうなりますよね(笑)。「TOISU」っていう言葉自体には意味なんてないんですよ。ライブで「TOISU!」って叫んだときに「TOISU!」って返ってくることに意味があるんです。そのコール&レスポンスに意味があるんですよね。もともとは友達同士で考えた新しい挨拶みたいなものだったんですよ。2001年くらいから言っているんじゃないですかね。


Q.もう10年以上言っているんですね。

フミ:最初は全然浸透しませんでしたけど(笑)。

ハヤシ:「TOISU」って言わなくなった時期もあったんですけど、そういうときに限ってライブがあまり良くなくて「TOISUって言わなくなったからライブが良くないんじゃないか」って思うようになって(笑)。完全に間違ってますけど(笑)。それでまた言うようになったんです。


Q.TOISUに歴史ありですね。

ハヤシ:叫んでいて気持ち良いんですよね。TOISUっていう言葉の響きが好きだし、楽しいんですよ。


Q.それってPOLYSICSの音楽にすごく通じるものがありますよね。

ハヤシ:確かにそうですね。僕はやっぱり楽しいのが好きなんですよ。クールな音よりすっとんきょうな音が好きなんです。そういう音楽をPOLYSICSは表現したいんです。能天気っぽさっていうか。僕はYMOもクラフトワークも温かみのあるヒューマンな音楽だと思っているんですけど、そういう楽しい部分は自分の音楽性を語る上で大切な要素だと思っています。


Q.最後にメッセージをお願いします!

フミ:アルバムだけじゃPOLYSICSは伝わらないと思うので、CDを聴いてくれたら今度は生で体感しにライブに遊びに来て欲しいです。

ハヤシ:15年やっていますけどまだまだやりたいことだらけです。まだまだ楽しいことが出来ると思っています。初期衝動が止まらないんですよね(笑)。そこはずっと大事にしていきたいです。その感じはライブを見てもらえばよく分かると思いますよ。是非ライブでお会いしましょう!

 

POLYSICS:
ハヤシ:Guitar, Voice, Synthesizer, Programming
フミ:Bass, Voice, Synthesizer
ヤノ:Drums, Voice

アルバムジャケット

POLYSICS
NEW ALBUM
Weeeeeeeeee!!!

2012/12/5 SALE

●初回限定盤
[CD+DVD] 3500円 KSCL 2163/64
●通常盤
[CD] 3059円 KSCL-2165

LIVE SCHEDULE

東海大学 野外音楽堂コンサート
11/02(金) 東海大学湘南校舎野外音楽堂
FM802 GLICO LIVE "NEXT" SPECIAL!
11/11(日) 大阪BIGCAT
GUNMASTAR FES. 2012
11/17(土) グリーンドーム前橋
"All That We Have Now" Release Tour
2012/12/21(金) 名古屋CLUB DIAMOND HALL
COUNTDOWN JAPAN 12/13
12/28(金)・29(土)・30(日)・31(月) ※いずれかに出演

POLYSICS JAPAN TOUR OR DIE!!! 2013
「15周年イヤーが終わっちゃう! イヤー!!!」

2013年1月23日(水)神奈川県 F.A.D YOKOHAMA
2013年1月26日(土)茨城県 水戸ライトハウス
2013年1月27日(日)群馬県 高崎club FLEEZ
2013年2月1日(金)静岡県 静岡UMBER
2013年2月3(日)長野県 長野LIVE HOUSE J
2013年2月6日(水)石川県 金沢van van V4
2013年2月7日(木)京都府 KYOTO MUSE
2013年2月9日(土)鳥取県 米子AZTiC laughs
2013年2月10日(日)広島県 広島ナミキジャンクション
2013年2月11日(月・祝)福岡県 福岡DRUM Be-1
2013年2月13日(水)香川県 高松MONSTER
2013年2月14日(木)兵庫県 神戸VARIT.
2013年2月16日(土)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2013年2月20日(水)北海道 札幌cube garden
2013年2月21日(木)北海道 函館club COCOA
2013年2月23日(土)青森県 青森SUNSHINE
2013年2月24日(日)宮城県 仙台MACANA
2013年3月1日(金)大阪府 なんばHatch
2013年3月3日(日)東京都 新木場STUDIO COAST

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