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TWO FOUR

TWO FOURから届いた新作「みらいについて」が物凄いことになっている。自身のレーベル「LifeJamRecords」からリリースされる今作は「僕らは傘も持たずに」「rainfall」「レインバード」「幽霊たちは踊る」「小さな夜の夢」「in rainbow」という6編からなる約25分の大作「Rainbow After Rainfall」を軸にしたコンセプチュアルな作品になっている。楽曲制作は勿論、TWO FOURはレコーディングもレーベル運営も全て自分達で行っている。バンドを取り巻く状況が目まぐるしくが変化した2011年、2012年を経たことで生まれたグルーヴを武器にTWO FOURは確実に未来に向かっている。

Q.物凄いCDが出来ましたね。

若杉:自分でいうのもなんですけどちょっと凄いですよね(笑)。

濱口:無事出来上がって良かったです。正直僕は完成形のイメージが中々持てなかったんですよ。レコーディングも全部自分達でやっているので正解が分からない状態に陥ったんです。だからメンバー各々のイメージが重なる瞬間が見えたときにやっと安心したし、同時に物凄いCDを作ってるんだなって思いました。


Q.今作はまず中心にM-3「Rainbow After Rainfall」がありますよね。

若杉:はい。この曲は昔の曲のセルフカヴァーなんですけど、25分くらいあるアレンジになったんですよ。それで曲のアレンジを考えていく中でONE BY ONE RECORDSの柴山さんに相談したら「ビートルズのアビイ・ロード聴いてみたら?」ってアドバイスをくれて。アビイ・ロードのB面って何曲かが集まって1曲になっているんですよね。それでこの曲もそういう聴かせ方をしたら面白いなって思ったんです。

濱口:「レインボー アフター レインフォール」は僕らにとっても特別な曲だったんですよ。それで「長いレインボーをやろう」って話をしていたのが始まりなんです。

若杉:6曲が集まって1曲の「Rainbow After Rainfall」になりますからね。このアプローチの仕方はまさにアビイ・ロードです。


Q.今までと違った制作方法だったそうですが。

若杉:今回はレコーディングと作曲とプリプロっていう作業を全部一緒にやったんですよ。例えば家で曲を作ってて、完成したときは「やったー!」って思うんだけど、その喜びをレコーディングの日まで覚えておくのって難しいじゃないですか。時間が経てば迷いも出てくるし、そこに音を重ねることで誤魔化そうとしたりしちゃう。そうじゃなくて僕は今回、セッションして各パートのそれぞれの気持ち良いところをそのまま録りたかったんです。不安はあったけど、「せーの!」で合わせた時に「これは凄いことになる!」って確信しましたよ。

石井:こんなにレコーディングに向けて練習しなかったことなかったもんね(笑)。

若杉:確かに曲の練習はしなかったね(笑)。でもレコーディングの練習というか、色んなことを試しましたね。マイクの立て方は勿論、この距離で歌うとどうだろうとか、スネアとマイクの距離とか。それを突き詰めていくと自分の個性ってなんだろうっことまで見つめ直せたりして。今回のセッションで大きな発見もしたし大きな喜びも感じました。


Q.タイトル通り、今作は凄く未来に向かっている作品ですよね。

若杉:伝えたい気持ちを、うまく表現出来なかった気持ちを、このアルバムが表してくれました。過去を見つめるのも大事なことだと思いますけど、今の僕らは未来について語り合うことが大事だと思っています。思い出話に笑うように未来の話で笑いたいんです。それが今の僕らの気持ちです。


Q.TWO FOURはアプローチの仕方は変わったけど、根底にあるものは何も変わってないのが凄く分かりました。これまでのパーティー感やワチャワチャしていた感じが好きだった人にこそ聴いて欲しいですね。

若杉:僕らの核にあるものってグルーヴなんです。歌でも歌詞でもなくてグルーヴ。昔からライブが終わった後もレコーディングの後も「今日はグルーヴが〜」って話で盛り上がってたんですけど、今も何も変わってないんです。僕らのいうグルーヴって何も音楽のことだけいってるわけじゃなくて、本当の意味でのグルーヴなんですよね。僕らのグルーヴ感は仲間感なんです。そこは何も変わってないので。


Q.…泣きそうです。

濱口:ははは。でも確かにその通りですね。正直今回は出来上がるまで不安だったし、今まで自分は大騒ぎする曲ばかりやってきたから、今回のアルバムのような曲を自分でやってることに慣れなかったんです。でも昔路上でやってたときにジャムってた感じに近いことに気付いたときに物凄く感動したんですよ。

若杉:しょうちゃん(濱口)が「バンドを始めたころはもっと訳分かんなかった。だからもしかしたら昔に戻ったのかもね」って言ってくれたことがあって。それを聞いてなるほどなって思ったんです。僕はどこかで自分のアイデンティティを「パーティーでグルーヴィーでお客さんと手拍子だ!」みたいに思っていた時期があって。少なからず自分のキャラをガチガチに固めていた時期はあったし。それが「ポン!」と外れたんですよね。そうしたら本当の意味でのグルーヴだけが残ったんです。


Q.だからこそ3人の距離感が如実に表れた作品になったんでしょうね。

若杉:雑念は入れたくなかったんです。最初はみんな不安だったけど、とにかくメンバーも曲も信じて作りました。そうじゃないものをパッケージにしたら絶対に作品が濁るんですよ。僕らのような音楽が濁ったら絶対に駄目だと思う。最後まで信じ切れた僕の勝ちです。

石井:今日かっこいいこと言うね(笑)。

濱口:でもずっと言ってたね。今回は凄いって。

若杉:絶対良いのが出来るって思ってたからね。そしたら案の定だもん(笑)。ハードディスクを3代壊した甲斐があったよ(笑)。

 

TWO FOUR:
石井亜希(Dr) 若杉厚介 (Vo.Gu) 濱口晶平 (Ba)

【HPアドレス】
http://www.24twofour.co.uk/

アルバムジャケット

TWO FOUR
NEW ALBUM
みらいについて
LJRCD-OO2

2012/11/21 ON SALE

¥2,100

LIVE SCHEDULE

2013年1月14日(月)新栄クラブロックンロール

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