PICK UP INTERVIEW
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Climb The Mind

Climb The Mindの過去音源が再発される。2004年にblueblueblueからリリースされていたミニアルバム「繋がる瞬間にシャッターを」とStiff Slackからたった100枚のみリリースされた幻のEP「世界が一斉に笑いを堪えたEP」、更に現メンバーで再録した彼らの中期の代表曲「ロードムービー」など、Climb The Mindが今に至るまでの過程を再確認することの出来る編集盤が今作「とんちんかん」だ。彼らは2010年発表の「ほぞ」でClimb The Mindを確立、そして2012年には7"ヴァイナル「デスマッチ」で更に突き詰めた世界観を披露した。ほぼ同時期に「デスマッチ」と「とんちんかん」を提示してきたClimb The Mind。次は何処にいくのか。楽しみで仕方ない。

Q.「繋がる瞬間にシャッターを」をリリースした2004年当時のバンドの状況はどのようなものでしたか?

山内:当時はTHE ACT WE ACTやSAME PLACE EMPTYやJERKBAITとよく一緒にやっていました。「繋がる瞬間にシャッターを」のレコ発で当時のドラムの酒井君が脱退しました。その1週間くらい前にTOKUZOでBraid再結成後のジャパンツアーで前座をやったのはよく覚えています。


Q.「繋がる瞬間にシャッターを」とその前の作品「DE-NATURIZATION」はblueblueblueからのリリースでしたがどのような経緯だったのですか?

山内:2002年にMATES OF STATEのジャパンツアーに出たのがきっかけだと思います。


Q.あの日はblueblueblueとstiff slackの共同企画でしたね。

山内:そうです。それでblueblueblueの稲垣君に「うちから出してみない?」って誘ってもらい初めてCDを発売することが出来ました。blueblueblue から2枚CDを出した後、stiff slackからリリースすることになりました。


Q.当時は複雑な曲展開や手数の多いドラムなど、マスロックやエモの影響が強かったですよね。どのような音楽を聴いていましたか?

山内:結成当初はメロコアとかエモをよく聴いていました。それと並行してbloodthirsty butchersやfOULやeastern youthも聴いていましたね。SEROTONINやTHE LADDERBACKに影響を受けていた頃で、僕なりの安易な解釈で当時は足し算すればかっこいいと思っていました。色んな要素をどんどん詰め込んでいた時期ですね。


Q.「よく晴れた朝は地下を探索しに出かけよう」「ほぞ」と作品を重ねるごとにどんどん歌に寄っていったイメージがあります。

山内:そうですね。最初の頃は歌詞はあまり重要じゃなかった気がします。…いや、違うか、昔から歌詞に重きを置いていました(笑)。TV dinnersに強く影響を受けていたので僕らもポリティカルなバンドになりたいなって思っていました。ポリティカルな活動は一切していなかったのですが、ただただ憧れていたんです。


Q.TV dinnersも初期のClimb The Mindも、所謂「歌詞」というよりは主張する「言葉」でしたよね。

山内:最初は見様見真似で書いていたんですけどすぐにネタが尽きてしまい。真似しても駄目だと。それで日常を書くようになっていきました。そこからは今のような流れになっていきました。


Q.では今回「繋がる瞬間にシャッターを」を「とんちんかん」として再発した理由を教えて下さい。

山内:「ほぞ」を出してから前のアルバムを聴いてくれる人が増えたので廃盤になっていた音源も出してみようってstiff slackの新川さんが提案してくれました。今の僕らとは違うアプローチなので少しうるさく感じるかもしれません。


Q.「ほぞ」で確立した世界観の先に「デスマッチ」があって、「ほぞ」に辿り着くまでの過程に「とんちんかん」があると思うのですが、この2作が同時期に聴けるのが面白いですね。

山内:確かに。なので「とんちんかん」を出すタイミングはちょうどよかったのかもしれません。でも今やっていることとは違うので、あくまでもリマスター盤として聴いて欲しいとは思っています。なので、過程ですよね。


Q.「デスマッチ」の話も聞きたいのですが、凄いところに辿り着きましたね。

山内:3曲作るのに2年かかっています。歌詞の面で言えば、「ほぞ」でかっこつけるのはやりきったよねとメンバーとも話していて、今回はもうちょっと違う視点でもいいかなと思い書きました。


Q.鯖の視点で書かれているのが面白いですね。

山内:しめ鯖をご飯屋さんで食べていたときに思いつきました。僕が最初に「タッチ」という曲を書いたんですけど、そしたら富田君が「じゃあ次の曲名はスコッチだね、その次はデスマッチだね」って言ったんです。それで「デスマッチ」から連想して鯖と人間のデスマッチを歌詞にしました。


Q.今後のバンドの方向性はどうなっていきそうですか?

山内:今まで作品を出す毎に、次は新しいアプローチをしてやろうと試行錯誤してきましたが、経験上それは出来ないバンドだと、14年やってきてやっと分かってきたので、ゆっくり良い方向に進んでいけばいいなと思います。別に無理に変わらなくても、その時に良い曲が作ることができればと思っています。


Q.しかし「とんちんかん」を聴いているとバンドの歴史や軌跡を感じられて楽しいですね。

山内:そうですね。バンドの歴史…。僕ら、stiff slackからリリースするようになって随分状況が変わりましたよね(笑)。でもstiff slackも変わったと思いませんか?僕らを出す前はマスロックな印象でしたけど、Climb The Mindみたいな田舎臭いバンドをリリースするなんて(笑)。


Q.Hello Hawkやsoraのリリースからも土着感は感じますよね。

山内:土着感、ありますよね。新川さん、これからもレーベル頑張って下さい。

 

Climb The Mind:
富田昌樹(ベースとキーボード) 山内幸次郎(歌とギター) 村松裕太(ドラム)

【HPアドレス】
http://www.climbthemind.com/

アルバムジャケット

Climb The Mind
NEW ALBUM
とんちんかん
STSL-66

NOW ON SALE

1890円

live schedule

2013年1月13日(日・祝日前夜)
渋谷タワーレコード
13:00start
無料(CD購入者特典あり)
インストアライヴ

2013年1月13日(日・祝日前夜)
渋谷O-nest
19:00open 19:30start
adv2,000yen day2,500yen
ワンマンライヴ

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