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山中さわお

現在活動休止中のthe pillowsのフロントマンである山中さわおがソロシングル「Answer」をリリースする。これまでにリリースされた2枚のソロ作品では英語詞にこだわっていたが、今作「Answer」ではソロ初の日本語詞を披露。山中は今作「Answer」について「the pillowsが休憩中なので、差別化をはかることなく、今一番やりたい音楽を無心でやり遂げました」と語る。ライブにおいてもソロではこれまで「SAWAO VS. YOUNGSTER」と題した若手バンドとの対バンツアーや、CHEMICAL BUMP SHOW!!の一環としてお笑いと音楽を融合したツアーを開催してきたが、今作のツアーはバンドとして初のツアーを決行する。山中さわおがあらゆる壁を無くし自分に向き合った答えが「Answer」や今回のツアーの先にあるのかもしれない。

Q.2012年はthe pillows、THE PREDATORSのアルバム&ツアーと大忙しの中、ソロのレコーディングもされていたのですね。

山中:はい。でも本人的にはここ5、6年はなんだかんだで忙しいので今年が特に忙しいって印象はないですね。自分のバンドだけじゃなくて、世の中の人が知らないであろう無名バンドのプロデュースもしてるんですけど、それも今年は1バンドしかなかったし。普通ですよ。


Q.どのプロジェクトも大体同時進行で進めるのでしょうか?

山中:同時進行ですね。行ったり来たりしながら。そういうのも全然平気です。


Q.ご自身でモードを切り替えたりするのですか?

山中:THE PREDATORSは元々ニルヴァーナのコピーバンドっていうはっきりしたテーマがあって始まったし、良い意味で学園祭バンドのノリでいいから全く別物としてやっていますね。ソロとthe pillowsに関してはこれまでははっきり切り替えていました。


Q.「ディスチャージ」と「退屈な男」はthe pillowsとの差別化がはっきりありましたよね。

山中:その2作はthe pillowsとの差別化は大きくありましたね。ソロでは色んなベーシストやドラムとセッションしたかったし、どちらかといえばソングライターというよりはギタリストとして作っていたんですよ。ソロではライブをやる予定もなかったのでギターも3、4本入れてライブでは再現不可能なアイディアを詰め込んでいたし、歌のキーをジャストのキーより低い設定でモソモソ歌うイメージで作ったりしたんです。作品として完成したものを自分で聴くのも好きだけど、本来はライブでやるのが楽しみだったりするのである種、達成感の無い感じですよね。やはり思いっきり声を張ったほうがヴォーカリストは達成感を感じやすいんですよ。熱唱したほうが。でもソロではそういう熱のないものを意識的にやっていましたね。趣味の世界というか。


Q.確かにライブ感というよりはオーディオ的な楽しみ方の出来る2作でしたよね。

山中:ああ、そうですね。まさにオーディオ的な楽しみ方が出来るように意識して作りました。


Q.そして今回のソロ「Answer」ですが、これまでとは違い、the pillowsとの差別化が全くないシングルになりましたよね。the pillowsが活動休止していることが大きいのでしょうか?

山中:そういうことです。the pillowsが休憩中なので今回のソロは差別化することもなく自分のやりたいことを素直にやりました。

Q.これまでのソロ2作は英語でしたが、今作は日本語で歌われていますよね。そこもthe pillowsとの差がなくなったからでしょうか?

山中:はい。とにかくthe pillowsと何も変わらない気持ちでやったので英語も日本語も関係なく、今やりたいことを何の意識もせずにやりました。


Q.今作はライブも見据えたうえでの制作でしたか?

山中:そうですね。今回は色んなアーティストとセッションするのではなく、あくまでバンドとして作りました。ドラムは楠部真也、ベースはthe pillowsのサポートベースの鈴木淳、ギターは僕。この3人でバンドのように全曲録りました。ただレコーディングはギターを重ねているからライブでは再現不可能なので、山倉勇太(gold sounds)←イレルにもライブには参加してもらいます。


Q.「Answer」はどのように作られた曲ですか?

山中:この曲は2012年の元旦に作ったんですけど、普段僕は「良い曲を作るぞ」っていう意識で曲を作ることはあまりなくて、なんとなくギターを触っていて曲が生まれたり突然浮かんだものを記録に残す感じなんですけど、「Answer」は2012年の元旦に、絶対に今日中に名曲を作るという明確な意志で作りました。なので、自分の人生でも絶対に忘れられない名曲を作るという強い意志のもとに作った珍しいパターンの曲ですね。


Q.曲や歌詞から決意表明のようなものを感じました。

山中:はい、まさに主人公の男の決意表明ですね。頭で考えることと心で思うことって、頭では損得で考えるけど心はまた違ったりするじゃないですか。例えば、こっちが絶対に近道だって言われても何故か遠周りをしたり、こっちが得だって言われても得っていう理由だけでは選べないことってあると思うんですよね。そういう気持ちが誰しもあると思うんですけど、僕にもあって。それで作った曲ですね。


Q.音楽にも仕事にも恋愛にも当てはまりますよね。聴く人の心況によって捉え方が色々ある曲だと思いました。

山中:そうですね。それはあると思います。


Q.では今作はライブも見据えての制作ということでしたが、これまでのソロでのライブはお笑い芸人とのコラボライブや若手バンドとの企画など、the pillowsでは中々やらないような試みもありましたよね。

山中:やりましたね(笑)。まあ、遊びですよ(笑)。なんでしょうね、凄く楽しかったけど自分の音楽人生に何か影響を与えるものというよりは大人の退屈しのぎみたいなものですよ(笑)。


Q.さわおさんは若いバンドの音源は聴いたりしますか?

山中:聴きますよ。めちゃくちゃ聴きます。最近はTHE BOHEMIANSが音源もライブも良かった。でも若手バンドを聴くっていうより、好きなバンドが若いか先輩かっていうだけで、僕は聴く音楽に洋楽も邦楽も、先輩後輩も、新しい古いも関係ないですね。好きだっていう気持ちはコントロールしないほうが良いと思っています。あれですよ、おでんの大根も好きだけどチロルチョコも好きみたいな(笑)。そこは比べようがないじゃないですか。そういうことです。


Q.そういう音楽から影響を受けたりしますか?

山中:好きな音楽からはめちゃめちゃ影響受けますよ。「このアレンジかっこいいから取り入れてみようかな」って直接的に影響を受けるパターンと、音楽に夢中な気持ちになったりワクワクしてときめく感じが曲を作らせるパターンがありますね。具体的に影響受けるときもあれば、気分が高揚してモチベーションに繋がるときもあります。


Q.音楽以外で影響を受けるものはありますか?

山中:映画と漫画は大好きなので影響は受けていると思います。映画だろうが漫画だろうがCMだろうが、才能ある人のクリエイティブなものからは影響を受けますね。例えば漫画の名台詞ってあるじゃないですか。僕はそれを名台詞と理解出来た自分の思考回路を把握したいんですよ。「こういう設定の2人がこういう場面でページをめくったら見開きで振り向き様にどう言ったか」みたいなのが、想像と違ったり、想像通りだったり、そこに感動を覚えるし、そうなった思考回路を把握したいんです。例えばお笑い芸人も、どうして面白いかを理解したいんですよ。フリとオチがあって、そのフリがオチを想像させないようにわざと遠周りしていて、こう落とすかみたいな。そこを把握したいんですよね。


Q.音楽にもA、B、サビがあって思いがけないCメロがあるように。

山中:そうそう。だから音楽も論理的に把握したいですよね。


Q.なるほど。さて、2013年はthe pillowsが25周年なんですよね。

山中:正確には来年は24歳なんですよ。25周年目に突入するっていう。だから突入からいうと25年なんだけど2013年は25周年じゃなくて24歳の誕生日です。だから25周年っていうの辞めない?(笑)。


Q.分かりました(笑)。25歳のお誕生日までにはthe pillowsは聴けるのでしょうか?

山中:勿論。そんなに長くは休まないですよ。既にthe pillows用の新曲も作っているので、良きところでレコーディングしてみんなに聴いてもらいたいと思っているし、またthe pillowsでもライブをやれたらなって思っています。


Q.3月からは長いソロツアーも始まりますね。

山中:今回のツアーはバンドスタイルでやるので楽しみにしていて下さい。


Q.「Answer」に続くアルバムも楽しみにしています。

山中:ありがとうございます。次のアルバムは全曲シングルに出来るような曲が連発で入っています。名曲連発のアルバムになったと思うのでそれも楽しみにしていて下さい。

 

【HPアドレス】
http://www.pillows.jp/

アルバムジャケット

山中さわお
NEW ALBUM
Answer

2013/1/16 ON SALE

【CD+DVD】NFCD-27917/B 1,800円
【CD】NFCD-27918 1,200円

Buzzy Roars Tour

2013年3月30日(土) 高円寺 HIGH
2013年4月7日(日) 渋谷 CLUB QUATTRO
2013年4月10日(水) 京都 MUSE
2013年4月12日(金) 広島 CLUB QUATTRO
2013年4月14日(日) 博多 DRUM Be-1
2013年4月16日(火) 松山 SALON KITTY
2013年4月18日(木) 松江 canova
2013年4月20日(土) 岡山 IMAGE
2013年4月22日(月) 浜松 窓枠
2013年5月3日(金) 高崎 club FLEEZ
2013年5月8日(水) 郡山 CLUB#9
2013年5月10日(金) 青森 Quarter
2013年5月12日(日) 札幌 PENNY LANE 24
2013年5月14日(火) 仙台 CLUB JUNK BOX
2013年5月18日(土) 新潟 CLUB RIVERST
2013年5月20日(月) 長野 LIVE HOUSE J
2013年5月22日(水) 金沢 vanvan V4
2013年5月24日(金) 大阪 BIGCAT
2013年5月26日(日) 名古屋 CLUB QUATTRO
2013年5月28日(火) 水戸 LIGHT HOUSE
2013年6月2日(日) 渋谷 O-EAST

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