PICK UP INTERVIEW
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cinema staff

cinema staffが、2月20日にdouble single「小さな食卓」「西南西の虹」を2222枚限定リリースした。穏やかで暖かさを感じる「小さな食卓」と、バンドの攻撃性を前面に出した「西南西の虹」というcinema staffの持つ二面性を表現した2作となっている。「小さな食卓」には高橋久美子(ex.チャットモンチー)が手掛けたミュージックビデオとレコーディングドキュメンタリーを収録したDVDが付属、「西南西の虹」にはタイトル曲に加え、「A.R.D」「発端」「いらないもの」の全4曲が収録。彼らの静と動が分かり易く提示されている。常に進化するcinema staffが新たな扉を開いた今、その先に何があるのか。本当にこのバンドにはいつもワクワクさせられる。

Q.「西南西の虹」と「小さな食卓」は同時期に出来た曲なんですか?

三島:実は違うんですよ。「小さな食卓」の原形は「into the green」以前にありました。

飯田:アルバム「cinema staff」の収録曲の候補にも入ってました。でも「バンドとして一歩抜き出た曲だから」って言われて保留にしていたんです。


Q.温存していた曲なんですね。今回リリースに至ったのは?

飯田:「西南西の虹」が出来たことで対等にやり合える曲が出来たのが大きいです。

三島:僕らの二面性が極端に提示出来るやり方でリリースしたいっていうプランは4、5年前からずっとあったんです。それこそ「document」を作った頃から。それを今のタイミングでやったら面白いんじゃないかって。


Q.苦しみながらも「into the green」「SALVAGE YOU」を完成させたことでバンドに確固たる自信がついたのも作用しているかもしれないですよね。

三島:まさに。

飯田:「into the green」「SALVAGE YOU」を出した後の、今のcinema staffだからこそ「小さな食卓」の対比として「西南西の虹」が出来たんだと思います。


Q.cinema staffは攻撃的な部分と優しい部分があるのはこの2枚のシングルでもよく分かるのですが、意識的に表現しているのですか?

三島:昔は意識していました。でも最近は割と自然に出てきたものをチョイスしている感じです。どっちも自分達から出てくるものなんですよね。


Q.「西南西の虹」「小さな食卓」は確かに両極端な曲だと思うのですが、僕はこの2曲はどっちも地元の岐阜や名古屋を歌っているような気がしました。「小さな食卓」からは岐阜や名古屋という帰ってくる場所を感じたし、「西南西の虹」からは地元を思いながら東京で頑張っている姿を連想しました。都合の良い解釈かもしれないですけど。

三島:いや、逆にびっくりしているんですけどまさにそういう意味合いなんですよ。「小さな食卓」は上京してすぐに完成したんですけど、ホームシックの中、地元を思って歌詞を書いたんです。それで「SALVAGE YOU」を出したくらいに「何を地元に持って帰れるか」を意識して書いたのが「西南西の虹」で。僕らの住んでいる埼玉から岐阜や名古屋の方角が西南西なんです。

飯田:後から本当は西だって知ったんですけど(笑)。

三島:そうそう(笑)。でも「西の虹」じゃ何かかっこ悪い(笑)。


Q.歌詞に関してですが、今までのcinema staffは三島君の書く歌詞や世界観をまずメンバーが受け取ってバンドとして表現しているイメージだったんです。

三島:はい。


Q.でも最近の楽曲からはメンバー全員の意思を凄く感じるんですよ。全員の気持ちがしっかり反映されているというか。

飯田:凄く嬉しいです。間違いなくバンドがそうなっていってるのは自分でも感じています。僕は今までヴォーカルとして引け目を感じている部分が多少あって。でも今はcinema staffとしての自覚も自身も凄くあるんです。曲は三島が書いているんですけど、10年くらい一緒にいて考え方や表現したいこともしっかり4人で共有できているんです。

三島:僕も最近は自分で歌詞を書いた後に読み返して「これはバンドの言葉だな」って思うことが多いですね。意識的に「これはバンドの言葉だ!」って書いている訳ではないんですけど、4人で考えてることが自然と歌詞に表れるようになりました。

飯田:上京して一緒に生活するようになって、4人が考えていることが近くなったんだと思いますね。それが楽曲にも表れているんだと思います。


Q.よりバンドとして強靭なものになったと思うのですが、バンド内のメンバー間の立ち位置に変化などありましたか?

三島:そこは凄く変わりましたね。どんどん僕の立場が弱くなってきました(笑)。

飯田:あははは。

三島:凄く良いことなんですよ。みんな色んな発言をするようになったし、それぞれの「こうしたい、ああしたい」が増えたのはバンドにとって絶対に良いことだと思います。今までよりも建設的な議論が出来るようになったきましたし。


Q.せっかくなので今日いない久野君と辻君についても聞かせて下さい。

三島:久野君は陰のリーダーですね(笑)。バンドを一番客観視できるのが彼なんです。僕らが出すアイディアに有り無しをはっきり言うタイプなんです。だから僕とは度々衝突します(笑)。

飯田:久野君は極論を言うので(笑)。でもそれがバンドのためになっているんですよね。

三島:良くも悪くも感情論で動かないですからね。バンドにとってとても重要な存在です。


Q.辻君はどうですか?彼はバンドの外交的な役割を果たしているようなイメージがありますが。

三島:それを本人も自覚していると思いますね。色んなライブを観に行って色んな友達を作ってくるんです。それがしっかりcinema staffに活きているんです。辻君はバンドのミーティングなどでの発言率は少ないんですけど、自分のがバンドに何を還元できるかを常に考えているんですよ。彼がまた新しいことをやろうとしてるので楽しみにしていて下さい。


Q.物凄くバンドとして良い状況なのが伝わります。

三島:物凄く良いと思いますよ。それぞれがやるべきことを全員がやっているし、同じ方向を向いてやっているのが自分達でもよく分かるんです。今回の2枚のシングルにもみんなの意思がしっかり詰め込まれいるので。

飯田:うん。今、凄く楽しいですね。


cinema staff:
久野洋平(Dr) 飯田瑞規(Vo、Gt) 辻 友貴(Gt) 三島想平(Ba)


【HPアドレス】
http://www.cinemastaff.net/

アルバムジャケット

cinema staff
NEW SINGLE
小さな食卓
PCCA-03792

NOW ON SALE

[CD+DVD]1300円

アルバムジャケット

cinema staff
NEW SINGLE
西南西の虹
PCCA-03793

NOW ON SALE

[CD]1300円

LIVE SCHEDULE

2013.03.07(Thu)新代田LIVE HOUSE FEVER
2013.03.10(Sun)宇都宮HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-2
2013.03.13(Wed)新栄CLUB ROCK’N'ROLL
2013.03.14(Thu)心斎橋Live House Pangea
2013.03.20(Wed)新木場STUDIO COAST
2013.03.23(Sat)高知X-Pt.
2013.03.24(Sun)高松DIME
2013.03.30(Sat)仙台MA.CA.NA
2013.03.31(Sun)新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
2013.04.25(Thu)渋谷eggman

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