PICK UP INTERVIEW
前のページに戻る
Scars Borough
Scars Boroughというバンドは、普遍的なサウンドを作るタイプというよりは、どんどん色々な物を吸収し変化していくタイプのバンドだ。「Scars Borough」「Stroke」「which one?」と作品を重ねる毎に様々な成長を経て進化してきた彼ら。1年間にも及ぶ長いレコーディングの果てに辿りついた今作「Nineteen Percent」は打ち込みを大々的に取り入れた、現時点での到達点として最新型のScars boroughを感じることが出来る。打ち込みという無機質さが加わったにも関わらずこんなにも人間味を感じるのはヴォーカルKyokoの存在が大きいだろう。今作では本郷とKyokoの男女2ヴォーカル曲も収録。本郷がメインを歌うことで「動」のイメージが強いKyokoの「静」の部分が聴けるのも新しい発見だ。これが2013年のScars Borough。その耳で確かめて欲しい。

Q.今作はかなりレコーディングに時間を費やしたそうですね。

本郷:ここまで妥協なくレコーディングに専念出来たのは初めてですね。

MARCH:去年の冬に録り始めてアレンジも曲も次々入れ替わっていって。自分にとって大切な大きな1年になりました。カオスでしたけど。


Q.今作は大胆に打ち込みを取り入れていますよね。作品のテーマはどのようなものだったのでしょうか。

高橋:個人的に前作から打ち込み中心でアルバムを作ってみたいってメンバーに相談していて。残酷なまでに無機質なグルーヴの中にあるエモーショナルなギターサウンドにKyokoの歌がノったら、良い予感しかしなかったんです。このグルーヴの中でしか成立しないヒューマニズムって言うか。曲もない頃から一人で想像して、無責任にニヤニヤしてました(笑)。

本郷:歌の存在感を最大限に生かすというテーマが一番大きくて。その為には、知らず知らずに生まれていたScars Boroughの様々な「タブー」を破壊することにもなったし、逆に新しい世界が見える事にも繋がりました。打ち込みを多用する事も、バンドの生でのグルーヴに絶対的な自信があったからこそすんなりと挑めたと思います。見失う事は無いだろうと。俺達はもう大人だけど、世を達観して見ている訳でもなく、音楽や生き方に対して、赤子みたいに(笑)未だに手探りで懸命に何かを掴もうとしている。そんな気持ちが作品から映せたら、と思ってました。


Q.無機質なはずのリズム隊からグルーヴを感じたのも気持ち良かったです。

MARCH:生で一緒にやったところは今回ひとつもありませんが、どうもありがとうございます。

高橋:今回はほとんど打ち込みなのでプレイ的には出番は少なかったけど、リズムパターンはほとんど生ドラムで叩き台を作ったんですよ。打ち込みに被せて生ドラムを録った曲もあったりして、かなりエキサイティングでしたね。例えば「flower in a shelter」は、生ドラムをアドリブで被せたりして。ベースとのコンビネーションはですね!MARCHは打ち込みに合わせるのが驚くほどウマくてマジで驚きました(笑)。そんな才能あったんだって!ちょっとジェラシー!


Q.今作も本郷さんのギターの振り幅の広さが炸裂していますね。

本郷:「あたりまえ」とか「自分らしさ」ってものはある意味で、新しい物を生む可能性を閉じ込めてしまうものでもあるって気づいたんですね。「俺+'56年レスポールJr+マーシャルJCM800」の組み合わせは自分の中で無敵ではあったのですが、ではそのスタイルをとっぱらったら何が生まれるんだろうか、と。初めてJr以外の無個性的なギターを使用したり、挙句はノンアンプでファズをダイレクトに卓にぶち込んだり。今までの「良い音」とは真逆の発想で、むしろ個性的でクレイジーなギターサウンドを生み出せたと思っています。結局アンプは殆ど使いませんでしたね。得意技のチョーキングも出来るだけ封印したり(笑)。何がしかの負荷を掛けると新たなものが生まれるんですよね。

高橋:俺もビビりました(笑)


Q.Kyokoさんの歌の存在感もひとつの到達点に辿り着いたと思うくらい突き抜けた印象を受けました。

Kyoko:ありがとうごさいます。でもまだ到達点にはほど遠いですが道が見えている限り進んでいきたいですね。とにかくテクニック等よりもどれだけ気持ちを込めて歌えるかってことに拘りました。


Q.あと今作を聴いて、時代を越えた音楽要素が混合するのがScars boroughの面白さだと思いました。

Kyoko:どの時代にも心に残ったり、耳に残る音楽ってあると思うんですよ。なので年代よりも聴いてくれた方のどこかに残ってくれたらなって思ってます。

本郷:ジャンルとかカテゴリーとか全く関係なく自分の琴線に触れる音楽を愛するタチだからですかね。自分の中では常にポップミュージックを作っている、という意識はあるし、今作も2013年のポップミュージックだと思っています。

MARCH:みんな好きなものや見てきたものがバラバラ、共通点ほぼ皆無なとこが面白いところじゃないかと。

高橋:もしオリジナリティがあるとするなら「あの曲みたいにしたい」とか、全く意識してないからかな。「今の自分たちの全て」とか使い古した言葉じゃ俺にはこのアルバムを語る事ができないし、信念そのものが音楽に反映されて、俺たち自身が作った宝物なのは揺るがない事実で、あとは聴いてくれる人がどう感じるかだから。


Q.では最後にリスナーにメッセージをお願いします。

Kyoko:ありがとう!それ以上の言葉が見つかりません!

本郷:かなり吹っ切ったこのサウンドは万人受けする音楽とは違うかもしれない。だけどもし聴いてくれて気に入ってくれた君は19%の側の仲間です。ようこそScars Boroughへ!

高橋:俺は聴き所とか上手く説明できないけど、何かを感じてくれたら誇りに思うし生まれてきて良かったと心から思います。

MARCH:さーライブで遊ぼう!!

 

Scars Borough:
MARCH(Ba)  高橋宏貴(Dr)  Kyoko(Vo)  本郷 信(G)


【HPアドレス】
http://www.scarsborough.com/

アルバムジャケット

Scars Borough
NEW ALBUM
Nineteen Percent
GUDY-2011

2013/4/3 ON SALE

2520円

LIVE SCHEDULE

「2YOU STYLE」
4/10(水) 新栄CLUB ROCK’N’ROLL 

「Nineteen Percent Tour」
05/12(日) 千葉LOOK
05/17(金) 郡山CLUB♯9
05/25(土) 横浜B.B.STREET
05/26(日) 下北沢CLUB Que
06/01(土) 水戸LIGHT HOUSE
06/02(日) 甲府CONVICTION
06/14(金) 高崎club FLEEZ
06/16(日) 三条ROCKET PINK
06/28(金) 仙台LIVE HOUSE enn 2nd
06/30(日) 伊那GRAMHOUSE
07/13(土) 大阪LIVE SQUARE 2nd LINE
07/14(日) 名古屋ell.SIZE
07/18(木) 下北沢SHELTER
前のページに戻る
2YOU MAGAZINE編集部
〒453-0837 愛知県名古屋市中村区二瀬町153 ニルヴァーナ101号室
Tel: 052-485-5993