PICK UP INTERVIEW
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the band apart

the band apartが前作「Scent of August」から約2年振りとなるフルアルバム「街の14景」をリリースした。今作は「2012e.p.」で垣間見ることが出来た日本語詞を更に昇華させた全14曲全て日本語詞で構築されたthe band apartの新たな魅力が開花した作品となっている。作詞をメンバー全員がすることで拡がった世界観にも注目。結成以来、常にシーンの最前線で活動してきた彼らの更なる進化を是非その耳で確かめて欲しい。荒井岳史に話を訊く。

Q.今作はthe band apartにとって進化の作品だと思うのですが。

荒井:ありがとうございます。


Q.前作からの2年間で何か変化はありましたか?

荒井:まず、震災があってバンドで何か出来ないかを考えたときに、僕らは武道館のライブが決まっていたのでそこに合わせて沢山の人の力を借りてチャリティーCD「detoxification e.p.」を作ったんですよ。そうこうしている間にメンバー各々が色んなことを考える時間もあったり、僕は木暮と一緒に弾き語りをやる機会も増えて。そこでバンドの曲を日本語でセルフカヴァーしたり、日本語のシングル「2012e.p.」を作った流れもあって今回のアルバムは全編日本語になりました。


Q.日本語で歌うのは自然な流れだったんですね。

荒井:そうですね。分かり易い変化はあったと思うのですが路線変更したわけじゃないんですよ。やっていることは変わってない自負もありますし。


Q.確かに日本語の違和感は感じませんでした。言葉の響きが感覚的でありながら歌詞の意味もちゃんと伝わるのは新しいと思いましたけど。

荒井:実はもともと英語より日本語がハマってたんじゃないかっていうふしもあって(笑)。やっぱりずっと英語でやってきたから日本語に変えることに抵抗があったメンバーもいたみたいですけど、いざやってみたら自分達自身が持っているイメージも簡単に崩れましたね。


Q.曲作りに影響はありましたか?

荒井:日本語になって全員が作詞するようになりました。英語のときは木暮がほぼ書いてたんですけど、今回は曲を作った人が歌詞を書いているんです。


Q.だから歌詞の世界観が様々なんですね。

荒井:はい、全然違いますよね。


Q.「街の14景」というタイトルも印象的ですが。

荒井:このタイトルは木暮が考えたんですが、アルバムの曲が出揃ってきたら見事にバラバラだったので曲を順番に並べたときにまるで街の景色みたいに感じたので「街の14景」と名付けました。…と木暮が言ってました(笑)。

Q.日本語に変わったことだけでなく、M-1「いつか」、M-2「ノード」、M-9「泳ぐ針」のような楽曲からは今までとまた違ったthe band apartを感じました。

荒井:その3曲は木暮が作った曲なんですけど、バンドを長く続けていると年々趣味に寄るというか(笑)。でも自分が普段聴いているような音楽や好きな音楽をこの4人でやれば、何をやってもthe band apartになるのが分かったんですよね。


Q.一方、M-10「black」のようなミクスチャー感は凄くthe band apartらしい手法だなと。

荒井:これは川崎が作った原曲にみんなでアイデアを出し合いながらレコーディングしていったんですけど、川崎のイメージと僕らのイメージの刷り合わせが楽しかったですね。そういう意味でもミクスチャー感を感じてもらえたんだと思います。


Q.M-8「師走」はインストですが展開が物凄いですね。

荒井:レコーディングも物凄かったです(笑)。これは原が温めていた曲なんですけど、実は結構前からフレーズ自体はあって何度か合わせてたんですが完成はしなくて。当初はインストにする予定じゃなかったんですけど曲を作り込んでいく中で歌を入れる余地がなくなったんですよ。でもインストにしたことでアルバムのスパイスになったと思います。


Q.意外と初インストなんですね。

荒井:ちゃんとしたインストは今回が初ですね。録音は大変でしたけど、まあ僕らは元々やってることが忙しいバンドなので(笑)。割とリラックスして出来ました。


Q.そうやって色んな挑戦もしつつ、M-4「夜の向こうへ」やM-12「アウトサイダー」のようなthe band apartど真ん中の楽曲には思わずニヤリとしてしまいます。

荒井:その2曲は僕の作った曲なので凄く嬉しいです。自分に正直に作った曲なのでそれがthe band apartの真ん中だと思ってもらえるのであれば嬉しい限りです。とにかく聴き易いものを作りたかったんですよね。メンバーそれぞれ色がある中で僕の思うキャッチ―を作ろうと思った曲です。


Q.the band apartの楽曲からいつも感じるのですが、テクニックとキャッチーさを併せ持った上で、しっかり音から感情を感じるのって物凄いことですよね。

荒井:ありがとうございます。でも僕らって評価して頂いているほど演奏が上手いバンドじゃないんですよ(笑)。練習も一生懸命やってないですし(笑)。ただ最近は詰め込むことより引き算のアレンジを覚えたことで、無駄がなくなってソリッドなものになってきたとは思います。バンドの年輪ですね(笑)。


Q.では改めて今作はどういうアルバムになりましたか?

荒井:思い出深いアルバムになりましたね。なんせレコーディングが2ヶ月伸びたので、アルバムを聴くと色んなことが頭をよぎるんですよ。心地良い部分もあるし引っかかりもあるし。だから物凄くリアルな作品になりました。是非聴いて欲しいです。


Q.最後にリスナーにメッセージをお願いします。

荒井:このアルバムを聴いてくれたみなさんの日常や生活に僕らの音楽が溶け込んだり、感情移入して聴いてくれたり、何か小さなきっかけになったら嬉しいです。


the band apart:
川崎亘一(G)、原昌和(B)、荒井岳史(Vo.G)、木暮栄一(Dr)


【HPアドレス】
http://www.asiangothic.org/the_band_apart/

アルバムジャケット

the band apart
NEW ALBUM
街の14景
asg-025

NOW ON SALE

2800円

SMOOTH LIKE BUTTER TOUR

5月18日(土) 松山 SALONKITTY
5月19日(日) 高知 X-pt.
5月21日(火) 大分 LIVEHOUSE DRUM Be-0
5月23日(木) 鹿児島 CAPARVO HALL
5月25日(土) 松江 AZTiC canova
5月26日(日) 岡山 IMAGE
5月31日(金) 新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE

6月2日(日) 長野 LIVE HOUSE J
6月4日(火) 金沢 vanvan V4
6月5日(水) 神戸 太陽と虎
6月7日(金) 京都 MUSE
6月8日(土) 奈良 NEVER LAND
6月14日(金) 水戸 LIGHT HOUSE
6月16日(日) 横浜 F.A.D YOKOHAMA
6月18日(火) 高崎 club FLEEZ
6月21日(金) 東京 Shibuya O-East
6月24日(月) 山形 MUSIC SHOWA SESSION

SMOOTH LIKE BUTTER TOUR×東北ライブハウス大作戦
6月25日(火) 石巻 BLUE RESISTANCE
6月27日(木) 宮古 COUNTER ACTION MIYAKO
6月29日(土) 大船渡 LIVEHOUSE FREAKS

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