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バイザラウンド

バイザラウンドがミニアルバム「GOOD BYEE TO YOU」をリリースする。2003年の結成から着実に活動を続け、満を持して2012年にメジャーデビューを果たした彼ら。その圧倒的な演奏力と存在感のある歌でライブシーンに旋風を起こしている。メジャー移籍第2弾となる今作は人間味溢れるメッセージが込められた全7曲で構成されており、バンドとリスナーの距離を感じさせない等身大の作品となっている。タブーとされていること、アンタッチャブルなことに正面からぶつかるバイザラウンドの音楽は決意と覚悟に満ちている。

Q.みなさん青森出身なんですか?

松山:3人青森です。ベースのオオイだけ埼玉ですね。出会ったのは高校の頃なんですけど、それぞれ上京して。僕が大学に入ってバンドをやりたいと思ったときに楽器をやっているのを知ってた同郷の高橋とSO、あとオオイを誘って結成しました。


Q.どういう音楽をやろうと結成したのですか?

松山:そういうのが僕らはなかったんですよ。「僕が書いた曲をやったら絶対にかっこいい」っていう勘違いだけでメンバーを誘ったんです(笑)。

高橋:普通「こういうバンドやろうと思うんだけど」とかあるじゃないですか。でもこのバンドに関しては一切なかったですね。


Q.だから特定の何かではなくメンバー全員の個性が強く出ているんですね。色んな要素。みなさんのルーツはどういう音楽なのですか?

松山:僕はザ・ビートルズとレッド・ツェッペリンが2大巨頭です。

高橋:10代はX JAPAN、Hi-STANDARD、20代はレッド・ツェッペリン、スティーヴィー・レイ・ヴォーンを聴いていました。

オオイ:僕はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとBLANKY JET CITYに傾倒していました。

SO:僕はHi-STANDARDと米米CLUBです。


Q.米米CLUBですか!そういうバックボーンが混ざるから音楽って面白いですよね。

SO:ありがとうございます!僕もそう思います!


Q.各楽器の個性も滅茶苦茶強いですよね。歌とのバランスは考えたりしますか?

高橋:正直僕は何も考えずに弾きまくっています。そこはメンバーに助けられています(笑)。

オオイ:ベースなので立場上、意識せざるを得ないのでフレーズは晃太(松山)に相談して決めることもありますね。その分、音は自分の好きな音をとことん拘ります。

SO:僕は大きい音を出したいのでぶっ叩くだけです!


Q.その個性の強い演奏陣全てを引っ張れる松山さんの歌の存在感が凄いですよね。

松山:ヴォーカリストとして楽器には負けられないですからね。かといって歌ばかりに寄るわけでもなく、バンドでやる以上、ギリギリのところでヒリヒリしていたいと思っています。


Q.結成8年目でメジャーでの活動を選んだ理由があれば聞かせて下さい。

松山:沢山の人に聴いて欲しいからですね。インディーズでそれができないとは思ってないけど、単純に聴いて貰える層が拡がるじゃないですか。音楽にさける時間も増えるし。それが一番大きいですね。僕らを知ってくれる、聴いてくれる可能性が増えるのであればメジャーでの活動を選ぶ。それだけですね。もっと若かったらまた違ったかもしれないですけど、バンドのベースはしっかり固まっている自負もあるのでメジャーに行くからってブレる不安もなかったですし。


Q.だから節目でもなんでもなくバンドをより知ってもらうための選択のひとつだと。

松山:その通りです。前作「ハローイエロー」をリリースして、聴いてくれる人が増えたことは実感しましたし、動員も増えた。ステージから見えるお客さんの反応も単純に嬉しいなって思うんですよ。だからって生活が特別変わったわけではないし、単純に僕らの音楽を聴いてくれる人が増えていくっていう。凄く良い環境です。


Q.今作は「GOOD BYEE TO YOU」という印象的なタイトルですがどういう意味が込められているのですか?

松山:「GOOD BYEE TO YOU」の「BYEE」はバンド名のBYEE the ROUNDから取ってるんですけど、「良いバイザラウンドをあなたに」って意味を込めました。あと今回、歌詞を全部書いてみて気付いたんですけど別れをテーマにした曲が多くて。それでこの言葉が浮かんだんです。


Q.M-2「ラブソング」はアルバムを象徴する曲ですよね。

松山:そうですね。でも今回のアルバムは全部の曲をリード曲にしたいくらい全部に思い入れがあります。「ラブソング」は僕らを知ってもらったりアルバムを聴いてくれる間口になればいいなって思っていますね。


Q.M-1「穴」はアルバムの幕開けを感じさせます。

松山:この曲は作っている段階でアルバムの1曲目に決めていました。このアレンジになるまで4回くらい形態を変えたんですけど、今が一番良い状態ですね。


Q.M-3「Hush!!」はバンドの原動力ともいえるフラストレーションが爆発したような楽曲ですね。

松山:Hushって言葉には「黙らせる」とか「口止め」って意味があるんですけど、表現者として言っちゃいけないことや言い辛いことを言葉にしていくと、匿名でやってない分責任が生じるじゃないですか。でも言いたいことを素直に言うことや、表現していくことを辞めちゃいけないと思ってて。それを敢えてHushとして表現しました。日本に今向けるべき歌詞を説教臭くない形で書きたかったので満足しています。


Q.顔を出して、名前を公表して歌っているからリスクはあるし、その分覚悟は決めてるぞ、と。

松山:それが凄く大事なことだと思うんです。誰が書いたか分からないものより、どこの誰が書いて歌ってるか分かった方が僕は気持ちが入り易いと思います。


Q.M-4「ホームアローン」は高橋さんのギターが炸裂していますね。

高橋:すいません!(一同爆笑)


Q.いや、こういう古き良き時代のハードロックのリフを現在に持ってきて、ちゃんと2013年の音楽として聴こえるのが最高にかっこいいと思います。

松山:すっげー嬉しい!

高橋:あざす!

松山:普通にやったら60年代、70年代みたいな感じになるけど、ちゃんと2013年を突っ込んでこそ、こういう曲は生きると思うんですよね。


Q.この曲のギターを聴いて若いリスナーがルーツを探ったら面白いですよね。

松山:凄くそう思います。それはバンド冥利に尽きますね。


Q.M-5「ウミネコ」は歌詞が他の曲とは少しテイストが違うように感じました。

松山:青森が天然記念物として指定する鳥がウミネコなので、僕の中では海といえばカモメよりウミネコで。今回、どうしても1曲、故郷についての気持ちを書きたかったんですけど言葉の選び方とか、一歩間違えたら演歌になっちゃいそうで(笑)。あくまでもロックバンドが歌う故郷への歌として歌詞には自分なりの挑戦はしています。なので他とはテイストが違うんだと思いますね。


Q.M-6「反逆のmm」は軽快なリズムとは裏腹に、歌詞は人生のスパイラルが物凄く表現されています。この手法はまさにバイザラウンドですよね。

松山:もうちょっと垢抜けた歌詞だと曲も映えるんですけどね(笑)。僕が今感じている気持ちを書いたんですけど、2013年に音楽をやっていることって偉くも何もなくて、凄く身近なことだと思うんです。CDが売れないって言われていて、昔のように音楽で一攫千金を狙う世の中でもない。派手な生活をしているわけじゃなくて、みんなと何も変わらない生活をして、フラストレーションや憤りを持っている人間が音楽をやっているんです。でも愚痴っぽくなるのは嫌だったので、楽しくシニカルに四つ打ちのリズムに乗せて踊ろうぜっていう。今の子は「バンドマンって大変なんでしょ?」って知ってるじゃないですか。だったら隠す必要もないし、それを飲み込んだ上で踊りたいんですよね。


Q.アルバム最後のM-7「飛行船に乗って」は物凄く哲学的な曲ですね。

松山:まずは生命の捉え方の話なんですけど、入れ物に魂が入ってるイメージがあって。極端な話、僕の次の人生は時空を跨いで誰かの人生になるかもしれないっていう。小さい人間が大きい宇宙を想像できるように、思考と想像力は凄く先まで行けると思うんです。でも結局は年を取っていくし、諦めながら、受け入れながら生きて行くんですよね。僕はそれが生きることだと思っているんです。諦めて受け入れることはネガティブなことではなくて、年を重ねていくってことはそういうことなんだと思う。ただそれを哲学的に言っても面白くないので飛行船をテーマにしたんです。Wミーニングでレッド・ツェッペリンへの愛を込めて(笑)。


Q.この曲は聴いたときの年齢によってきっと捉え方が違いますよね。、10代で聴いたときと20代で聴いたときでは絶対に違って聴こえると思います。

松山:うわ凄い!そこを狙ってたんですよ!「10代と20代で聴いたら違うと思うんだよね」ってメンバーと話しながら作ったんですよ。とても嬉しいです。色んな世代の方の感想が聞きたいですね。


Q.ではリスナーにメッセージをお願いします。

高橋:今時こんなバンドいないだろってくらい僕らはロックバンドです。僕が昔憧れたようなロックバンドを今僕がやってることに自分で興奮します。ロックがかっこいいことを伝えていきたいです。

オオイ:「バンドって何だろうね」から始まって、4人でとことん話し合いをしました。音楽をやる上で色んなジャンルがある中でバンドを選んだ以上、バンドがどれだけかっこいいかをパッケージしたいと思って僕らは活動しています。それがアルバムに詰め込んだので是非聴いて下さい。

松山:今作で聴き手と距離感を縮めることが出来たと思っています。僕らを好きになって欲しいので、あなた達が好きですって気持ちを沢山込めました。あなたにとって、生活の中で時々ドキっとさせられるアルバムになれば嬉しいです。

SO:ライブで待ってます!一緒にロックしよう!


バイザラウンド:
松山晃太(Vo、Gt)
高橋”Satoshiante”( Gt)
オオイユウスケ(Ba)
SO(Dr)


【HPアドレス】
http://www.byeetheround.com/

アルバムジャケット

バイザラウンド
NEW ALBUM
GOOD BYEE TO YOU
SRCL-8263

2013年5月8日 RELEASE

1800円

LIVE SCHEDULE

“GOOD BYEE TO YOU” Release Tour 〜俺ら結構良いんじゃね?ツアー〜 対バン編
2013年5月10日(金)群馬県 高崎club FLEEZ
2013年5月11日(土)埼玉県 HEAVEN'S ROCK Kumagaya VJ-1
2013年5月17日(金)広島県 広島Cave-Be
2013年5月18日(土)岡山県 岡山PEPPER LAND
2013年5月22日(水)兵庫県 神戸太陽と虎
2013年5月23日(木)京都府 京都MOJO
2013年5月25日(土)香川県 高松DIME
2013年5月26日(日)高知県 高知X-pt.
2013年5月31日(金)長崎県 長崎DRUM Be-7
2013年6月1日(土)熊本県 熊本DRUM Be-9 V2
2013年6月2日(日)福岡県 福岡DRUM SON
2013年6月6日(木)千葉県 稲毛K's Dream
2013年6月7日(金)静岡県 浜松FORCE
2013年6月11日(火)新潟県 新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
2013年6月12日(水)福島県 福島PEAK ACTION
2013年6月14日(金)青森県 八戸ROXX
2013年6月15日(土)宮城県 仙台MACANA
2013年6月16日(日)北海道 札幌BASSIE HALL

“GOOD BYEE TO YOU” Release Tour 〜俺ら結構良いんじゃね?ツアー〜 ワンマン編
2013年6月22日(土)大阪府 大阪2nd LINE
2013年6月29日(土)愛知県 名古屋APOLLO THEATER
2013年7月12日(金)東京都 代官山UNIT
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