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THE STARBEMS

ヒダカトオル改め日高央がBEAT CRUSADERS以来のパーマネントバンド、THE STARBEMSを結成した。既に話題騒然となっているこのバンド、メンバーはなんと6人という大所帯。ギター3人、ベース、ドラム、そして日高はギターを置きハンドマイクでシャウトしまくっているのだ。ヒダカトオル時代はポップの伝道師としてライブハウスからお茶の間まで彼の抜群のポップセンスを撒き散らしてきた印象が強いが、THE STARBEMSで鳴らされる音から感じられるのは硬派なハードコア、パンク、メタルを昇華したエクストリーム要素の強いシリアスな印象。一体何がどうなってこうなったのか。THE STARBEMSとしての初ライブとなった3月29日の名古屋での「PUNKSPRING2013」会場にメンバーを突撃してきた。

Q.予想以上にラウドな音でびっくりしました。

日高:でしょ?(笑)。もともとBEAT CRUSADERSの後期には構想はあって。吉村(秀樹)さん(bloodthirsty butchers)と「SUMMER END」って曲を作ったときにBPMはそこまで速い曲じゃなかったんだけどうるさいギターが気持ち良くて。あと所謂ロックフェスみたいな大きなステージに吉村さんが立ったときの緊張感が気持ち良くて、じゃあ吉村さんの隣にいるSLANGのKOちゃんやeastern youthなんかも巻き込めたらなって思うようになったの。それでどんどんBEAT CRUSADERSをラウド化したくなっていったんです。(木村)カエラとも絡むけどKOちゃんとも絡んでいられるとか、そんなこと出来るのって俺かTOSHI-LOW(BRAHMAN)くらいでしょ(笑)。そういうのもあってBRAHMANとは少しテイストの違う方向性でBEAT CRUSADERSをラウド化しようと思ったんだけどメンバーから賛同を得られず、結果解散することになったんです。それからはMONOBRIGHTに助っ人外人選手みたいな立ち位置で参加したり、フェッド・ミュージックとユニット組んで遊んだりしながら、ソロではラウドな音を試したりして。そのタイミングでMAN WITH A MISSIONとかFACTがグイグイ出てきたから、お面繋がりとしては負けてられないぞ、と(笑)。


Q.メンバーはどうやって集まったのですか?

日高:最初は千葉の後輩のDOACOCKやasphalt frustrationやfamっていうどうしようもないバンドのメンバー達とやっていたんだけど、その中で一番どうしようもない2人(寺尾、高地)が残って(笑)。LOCAL SOUND STYLEってバンドをやっていたゴスケ(後藤)はYacht.のピロに紹介してもらいました。 西くん(越川)は毛皮のマリーズが所属していたインディーズレーベル「DECKREC」のショボーレに紹介してもらったんだけど一番好きなバンドがSPREADだって聞いて信用できるなって(笑)。あと篤(菊池)はデブがギターを弾く絵面が面白いだろうなって(笑)。

菊池:ヒダカトオルBANDのライブをみて「このバンドに足りないのはデブだな」って思いましたからね。

日高:SICK OF IT ALLみたいでしょ(笑)。

菊池:そもそも僕はベースなんですけどね。まあ日高さんはデブ専だから。(一同爆笑)


Q.ワハハハ。このバンドではどうやって曲を作っているのですか?

日高:作曲は俺、アレンジが西くん、後はその他大勢って感じ(笑)。

菊池:俺はメシ喰ってます。(一同爆笑)

日高:最初は割と単なるメロコアになっちゃってたんだけど、俺と西くんがそのままメロコアをやってもなって悩んでいたときにM-1「THE CRACKIN’」が出来て。シャウトって世間的には特に新しくはないけど俺達的にはハードコア要素を加えることって今までやっていなかったから新しいなって。それが突破口になったというか、足かせが取れたというか。


Q.日高さんがハンドマイクなのも、キーボードが入っていないのも新鮮ですよね。

日高:あらためてTOSHI-LOWも増子さん(怒髪天)も凄いなって思ったよ(笑)。キーボードは最初いたんだけどハードコアのスタイルと鍵盤って最近よくいるから、DJなのか鍵盤なのかわからないような音をギターで出したほうが面白いかなって。


Q.だから3本の中の1本だけギターがウワモノのウワモノのような感覚で聴こえるんですね。

日高:そうそう。飛び道具的な。

後藤:それは僕のギターです!

日高:こいつのやっていたLOCAL SOUND STYLEも飛び道具的な終わり方をしたからね。

後藤:あの…。一応活動休止中です。(一同爆笑)


Q.ワハハハ。THE STARBEMSとしては今日(3月29日)が初ライブなんですよね。

高地:はい。去年の12月にこのバンドの始動を発表したんですけど、結成から今日までがあっという間に感じます。

日高:凄く普通なこと言ったね(笑)。体育祭じゃないんだから(笑)。

高地:はい、今日は体育祭…じゃなくて、ライブ頑張ります。

日高:みたいなボケも入れてみたり(笑)。じゃあ俺に次ぐ年長者の寺尾さんがビシッと決めます。

寺尾:僕は新しいパンクの始まりをPUNKSPRING2013の舞台でどうかませるか試されていると思うのでぶちかましたいですね。

後藤:今日がスタートですからね。頑張ります。

日高:ゴスケは借金も返さないといけないしね。

後藤:借金はないです(笑)。

日高:篤はお母さんがオレオレ詐欺にあったばかりだし。

菊池:はい。怒りとフラストレーションをライブにぶつけます。逆に泣いちゃったらごめんなさい。(一同爆笑)

越川:僕はそういうみんなの気持ちを一切無視して遊ぶだけです。

日高:それであんなに高いギャラを…。(一同爆笑)


Q.では最後に。THE STARBEMSでは日高さんは素顔を公開し、名前も本名の漢字表記ですよね。

日高:震災以降、ネット上の匿名的な議論を見ていたら気持ち悪くなって来て。そこに対する怒りがバンドのモチベーションのひとつでもあったし。原発に関しても、震災に関しても色んな議論があったけど、現地とネット上の温度差を感じたんです。実際、俺達も東北ライブハウス大作戦で東北にツアーに行ったときに、相手の顔がわかるやりとりをしないと意味がないと思ったんですよね。俺も素顔と本名で堂々と言いたいことを言うからそっちも言いたいことを言ってきてよ、っていう。極論、そうじゃない人はもう音楽を聴かなくてもいいよってくらい向き合いたいんです。だから、今アルバムを作っているんだけど曲に込めた思いとかは今までとは全然違うものになったと思う。まあ、ちょけた部分を無くすわけじゃないし、MCでは相変わらず下ネタも言うんだけどね(笑)。


THE STARBEMS:
日高 央(Vo)
越川 和磨(Gt)
寺尾 順平(Ba)
菊池 篤(Gt)
高地 広明(Dr)
後藤 裕亮(Gt)

アルバムジャケット

THE STARBEMS
NEW SINGLE
FUTURE PRIMITIVE e.p.
HICC-3669

NOW ON SALE

525円
4444枚 完全限定生産

THE STARBEMS 1st album release tour
“SAD MARATHON 2013″

7月8日(月)千葉LOOK
7月11日(木)仙台MACANA
7月13日(土)福岡CB
7月14日(日)岡山IMAGE
7月15日(月・祝)静岡 清水SOUND SHOWER ark
7月18日(木)名古屋アポロシアター
7月19日(金)大阪 十三ファンダンゴ
7月23日(火)渋谷CLUB QUATTRO

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