PICK UP INTERVIEW
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CLUTCHO
名古屋出身3ピースポップパンクバンドCLUTCHOがメジャー移籍第1弾アルバム「WICKED」を完成させた。前作「CLUTCHO」はバンドの勢いが詰め込まれた衝動的な作品であったが、数々のライブやツアーを重ねることでネクストステージに突入したことが今作からは如実に感じることが出来る。5曲のアニメタイアップ曲を収録したある種ベストアルバムともいえる全11曲からなる最高傑作を創り上げたCLUTCHOに話を訊いた。

Q.今作、間違いなく最高傑作ですね。

YUTO:ありがとうございます!マスタリングが終わってみんなで聴いたときは「これ以上ないな」ってくらいの出来になったと思いました。次の日にはまた新しい曲を作りたい意欲が湧いて来たんですけど、とりあえず現段階での最高のアルバムが出来たと思っています!


Q.「CLUTCHO」から2年半振りのアルバムですが、制作はいつ頃から?

YUTO:録り出したのは1年半前くらいですね。「CLUTCHO」のツアーが半年くらいあって、それ以降もツアーをしながら曲を作ってはストックして。なので結構長いスパンで制作したアルバムですね。


Q.今作は物凄く振り幅の広いアルバムになりましたよね。

YUTO:そうですね。ツアーをする中で自分達にどういう曲が合っているか、どういう曲を欲しているかを考えたんですよ。あと「こうじゃなきゃいけない」っていう概念も捨てました。ル―ルを決めず、その時のマイブームを曲に落とし込んだ結果、振り幅の広いアルバムになりました。


Q.その上で、通して聴いたときの一体感もしっかりあって。

YUTO:そこは自分でも驚きました。1曲1曲、別物として作っているので、曲の繋がりとかあまり考えてなかったんです。でも出来上がったアルバムを聴いたら不思議と一貫性があって。それってきっと芯の部分や嘘のつけない部分が一緒だったり、新しいことにも挑戦しているんですけど核が一緒なんだろうなって。


Q.あと今作で改めて感じたんですが、これだけ骨太なロックだとメロディーも歌もオラオラになる気がするんですけど、CLUTCHOのメロディーは物凄く綺麗なのが面白いなって。

YUTO:そこは拘ってますね。僕はポップなメロディーが得意なんですけど、バンドのルーツを考えるとサウンドは骨太になるんです。


Q.みなさんのルーツはどういう音楽なんですか?

SHINICHI:僕はRANCIDです。

SHINGO:僕は何でも聴きますね。

YUTO:僕はGREEN DAYですね。


Q.なるほど。確かにM-9「L.J.B.F」からはGREEN DAYの要素を感じますね。

YUTO:GREEN DAYは楽曲的な部分だけじゃなく、人間性も好きなんですよ。おちゃらけた部分もかっこいいじゃないですか。この曲はアメリカナイズな歌詞なんですけど、捻くれた男が女の子にフラれる話なんです。相手を中傷するような捻くれた感じが面白い歌詞になっています。


Q.曲の冒頭に街の音が入ってるじゃないですか。その街の音の中で、女の子の「300円しか〜」って声が聴こえてしまって気になって仕方ないんですけど(笑)。

YUTO:アハハハ。あれは街で拾った声なんですよ。よく気付きましたね(笑)。あの声の女の子、まさか自分の声がCDに入ってるとは思ってないでしょうね(笑)。


Q.確かに(笑)。あと歌詞についてなんですが、英語と日本語のバランスはどうとっているのですか?

YUTO:バランスをとるというより感覚的な部分が大きいかもしれません。でも最近は英語詞が増えてきましたね。今までは意図的に日本語詞を多くしてたんですけど、シングルを出した頃から段々英語詞が楽しくなって来たんです。1曲の中での割合もアルバム全体での割合も前に比べたら英語が増えたと思います。英語ってリズム的にもハマるし、突っ込んだ内容の歌詞は英語にしたほうがサラッと聴けるんですよね。


Q.日本語だとダイレクトに伝わり過ぎることもありますからね。

YUTO:そうなんです。伝わり過ぎることが逆に足かせになっちゃうときもあって。まあ、英語を増やすことは僕らにとっては挑戦ですけどね。音のタッチ感は妥協出来なくなるし。


Q.エフェクターを踏む感覚で日本語と英語を使い分けているような印象を受けました。

YUTO:まさにその感覚ですね。単純に日本語がハマらないときに英語で歌うっていう選択肢も増えたんですよ。まさにエフェクターを踏む感覚ですね。


Q.楽曲のクオリティーも格段に上がっていますが、まるで3ピースとは思えないくらいダイナミックですよね。打ち込みも効果的に曲に作用していますし。

YUTO:ありがとうございます。やっぱりロックバンドの固定概念を壊したいんですよね。ロックって本来何をしてもOKじゃないですか。だから僕は打ち込みを導入することにも何の抵抗もなくて。打ち込みを入れることで新しいものが生まれる可能性が拡がるなら挑戦したいんです。そうやって単純に音楽を楽しみながら作りたいんです。勿論、基本はギター、ベース、ドラムの3人の音で構成されているんですけど、それ以外の音が乗ったときにかっこ良ければどんどん取り入れていきたいですね。


Q.ライブでどう表現するかも楽しみですね。

YUTO:はい。ライブでは同期したり3人だけでやれるアレンジを考えたりすると思うんですけど、アルバムを聴いてライブに来てくれたらどうアレンジしているか楽しんでもらえると思います。


Q.打ち込みの導入とは裏腹に、削ぎ落とされている部分はシンプルにシェイプされているじゃないですか。そこにバンドの成長を凄く感じますね。

YUTO:嬉しいです。音数を増やして派手さを出すのは初期段階だと思っていて。特にドラムとか、手数を減らした上でどう派手に聴かせるかって部分を意識したんですよ。そこに時間も費やしましたし。そういうところも成長という意味で分かり易いポイントになっていると思います。


Q.M-10「Just Do It」からはバンドの決意表明のようなものも感じました。

YUTO:「Just Do It」で歌っていることは自分の中のテーマでもあって。この曲は今回のアルバムで最初に出来た曲なんですけど、それまで1年くらい満足する曲が出来なくて。そんな中、自分を掘り下げてどんな曲を歌いたいか考えたときにこの曲で歌っていることが一番ヒットしたんです。CLUTCHOとして何が歌いたいかっていう確固たるテーマを掘り下げることが出来た曲ですね。ライブで歌っていても一番気持ちが入るんですよ。


Q.この曲がアルバムの道標になった部分もあるのでは?

YUTO:そうですね。この曲が出来たことで拓けた部分は大きいです。この曲が出来た直後にM-3「I Believe in All」が出来たんですけど打ち込みを入れようと思ったのは自分が歌う歌に嘘をつきたくなかったんですよね。「今しかない」っていうテーマなんですけど、今しかないんだったら今やりたいことをやろうって意味ですんなり打ち込みも入れることが出来たんだと思います。


Q.今回のアルバムの中で個人的にグッときたのがM-6「ダイアモンドリング」なんです。この曲はまるで前作に収録されていた「LOVE SONG」の主人公のその後が描かれているようで。

YUTO:ちょっとドキッとするくらい的を射られた感じがするんですけど(笑)。この曲はまさに「LOVE SONG」で描いた2人の成長した姿というか、その後の物語を歌っているんですよ。ちょっとびっくりしました(笑)。


Q.これは恋愛だけじゃなく、色んなことに置き換えられますよね。

YUTO:その通りです。この曲には「最高の時間をずっとこのまま続けていたい」っていう気持ちも込められているので、例えばそれが仮に男女じゃなくても、ライブの30分だとか、誰にでもどんな状況にも置き換えることが出来るんじゃないかなって思いますね。


Q.それにしても濃いアルバムになりましたね。

YUTO:濃いですね(笑)。時間がかかった分、自分のパワー以上のアルバムが出来たなって思っています。本当に良いアルバムが出来たので、またバンドの歯車のスピードがアップしたというか。また次に向かうための活力になるような作品になりました。

SHINGO:このアルバムを引っさげて、とにかく早くライブがやりたいですね。是非ライブに来て欲しいです。

SHINICHI:聴きこんで欲しいですね。1曲1曲は勿論、アルバム全体を通して聴いて欲しいです。

YUTO:音楽を聴くシチュエーションって色々あるじゃないですか。車でサラッと聴いたり、通勤とか通学中に聴いたり。勿論その人に合った聴き方をしてもらえば良いんですけど、もし時間があるとすれば、1回だけでも良いので映画を見るくらいの感覚で、お菓子とかコーヒーなんか用意したりして、ゆっくりでっかい音で聴いてもらえたら嬉しいです。


CLUTCHO:
SHINGO(Dr) YUTO(Vo、Gt) SHINICHI(Ba)


【HPアドレス】
http://clutcho.com/

アルバムジャケット
【初回限定盤】

アルバムジャケット
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