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fifi

昨今の90年代エモリバイバルと同調しつつも日本人らしい解釈で昇華した独自のサウンドでエモからJ-POPまで幅広く展開するfifi。3rdミニアルバム「orange.ep」シングル「約束」でバンドの在り方や方向性が定まった彼らが、その活動の集大成ともいえる2013年3月に行われた初ワンマンライブ「Battle of Egypt」を収録したライブレコーディングアルバム「BANQUET!!」をリリース。まるでベスト盤ともいえる選曲からはfifiの歴史を感じることが出来る。Vo/G.植谷 佳之に話を訊く。

Q.「orange.ep」で見えていたfifiのオリジナリティの輪郭が「約束」で確立したと思うのですが自覚はありますか?

植谷:「orange.ep」を作っている時はひたすらガムシャラにやっていたので、狙って自分達のアイデンティティを出せたのは確かに「約束」からという自覚はあります。やりたいことと、やれること、が重なったのもあの2曲が完成してからだと思います。すごく意味のある一枚でした。


Q.結成以来、コンスタントに作品を発表してきていますが状況の変化など感じることはありますか?

植谷:バンドの中では、リスナーに対しての意識が0か100かっていうくらいに変わりました。結成当初は割と主観オンリーでの曲作りだったのが、今はかなり俯瞰というか、誰かの為に曲を作っています。バンドの外の状況としては、内側の変化に伴って、僕達に気付いてくれる人が増えたことが一番の変化ですね。気付いてもらえる今の環境には本当に感謝しています。


Q.バンドの知名度があがり、経験を積むことでライブにも変化があったのではないでしょうか?

植谷:演奏を見せるだけだった頃から比べると、今はライブというものの捉え方が全然違いますね。僕らとお客さんが向き合ってる、その空気や意識が音楽と共にあると思います。ライブは僕にとって、生きがいでもなく趣味でもなく仕事でもなく、ただただ聴いてくれる人と向き合う場所だと思うようになりました。


Q.今回、ライブアルバムをリリースしたのは?

植谷:ワンマンをやるってことが先に決まっていたのですが、せっかくなら残したいって気持ちから始まりました。あとは純粋に、ライブに来てもらいたいから、知ってもらう為にきっかけを作ったという感じですね。


Q.この日はどのようなライブになりましたか?

植谷:最初から決めていたのは、今まで応援してくれた全ての人の為の一日にしようってことでした。言うなればお客様感謝デーです。ある曲は全曲やって、どんなライブが見たいかとか、どんな僕らを見せればいいかとか、考えて流れを作っていきました。結果としては、思いっきり自分達を曝け出すことしか出来ないし、それが一番伝わるって思えた日でしたね。音楽をやってきた上で、あんなに自分達が許された日は無いし、4人とあの場所にいた全員で喜びを共有出来た一日でした。


Q.歌詞も演奏も、よりダイレクトに伝わってきました。ライブでのお客さんとの関係性や距離感も随分変わったのでは?

植谷:笑ったら笑いかえしてくれたり、泣きそうになるとお客さんも泣きそうになってるんですよね。歌ってると、その感情の通じ合いが嬉しくてしょうがないです。逆に言えば、通じ合えるように、もっと上手くなりたいと思ってやっています。演奏も、歌も。まだまだ、きっとダイレクトに届けられてはいなくてもどかしい限りなんですが、もっともっと近くにって願いながら歌っています。


Q.「orange.ep」で確立したものを突き詰めたのが「約束」でした。そして現段階のfifiの集大成をライブを通して提示したのが今作のような気がしました。こうなると次にfifiは何を見せてくれるか非常に楽しみです。

植谷:バンドとしてやりたいことは、昔よりずっと固まってきていて、僕らはそれをより分かりやすい形で皆に届けるだけだと思っています。まだまだ、分かりづらい部分や伝わりきらない部分が多いですからね。集大成を見せれたとは思ってなくて、今までの僕らなんて全然、何も成せていないと思ってます。この先に出すフルアルバムが集大成になると思います。


Q.楽しみにしています。では最後にfifiにとってライブとはどのようなものか聞かせて下さい。

植谷:ライブは顔を合わせて伝えられる唯一の方法だと思っています。日々の生活や、スタジオや、移動の車の中で、フカしてきた想いを伝えられる唯一の場所です。あと僕らは今まで、色んなバンド、仲間の支えの元でここまでやってこれました。その仲間達との約束の場所だと思っています。決して自分達だけでは完結しないですし改めてライブは対話だなと思います。誰かの為に歌ってるんだと思うようになった時、ライブってものがさらに好きになったように思います。そういう気付きが、何より僕らの一番の変化かもしれませんね。

アルバムジャケット

fifi
NEW ALBUM
BANQUET!!
XQFK-1014

NOW ON SALE

1500yen (tax in)

fifi:
中村 勇介(Vo、Gt) 坪井 敦史(Ba、Cho)仲 翔太郎(Dr、Cho)植谷 佳之(Vo、Gt)

【HPアドレス】
http://fifi-music.com/

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2YOU MAGAZINE編集部
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