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Nothing's Carved In Stone

快進撃を続けるNothing's Carved In Stone。活動のフィールドをメジャーに移し完成させた「Silver Sun」は間違いなくバンド史上最高傑作だった。そして届いた5作目となるフルアルバム「REVOLT」はメンバー4人の泥臭い感情がぶつかり合い、悩み、戦い抜いた末に辿り着いた非常に人間味のある生々しい作品となっている。歌詞からは葛藤をリアルに感じることが出来るし、ショッキングな言葉も並んでいる。ただその先にはっきりと希望も見えている。目を背けず向き合ったからこそ見える光がしっかりとある。1枚のアルバムの中でこんなにも成長を感じられる作品も中々ない。今作を完成させたことで更に強靭になった彼ら。バンドのフロントマンとしての説得力がどんどん増していく村松 拓に赤裸々に語ってもらった。

Q.今回のインタビュー、凄く緊張します。

村松:え?本当ですか(笑)。


Q.だって超問題作じゃないですか。もしかしたらパンドラの箱を開けてしまうんじゃないかって(笑)。

村松:アハハハ。何でも聞いて下さい(笑)。


Q.分かりました(笑)。今作、物凄く生々しいですよね。

村松:うん、生々しいですね。


Q.あ、自覚はあるんですね。

村松:ありますね。今回のアルバムは長いスパンで作ってるんですよ。去年の6月にM-5「Out of Control」M-8「Bog」M-9「Predestined Lovers」を作って、その後にツアーがあったり、また制作期間に入ったり、シングルの発売もあってまた制作に入ったり。最初の段階で真一(生形)はやりたいことがあったみたいだけどあまり詰めないで、とにかく掘り下げていく感覚で作ったんです。その中で閉めていた蓋が開いちゃったんですよね。意図的に締めていた鍵がゆるくなっちゃったっていうか。強制的に自然体になろうとしてた部分もあった気も今となってはするんですけど、蓋が開いたことで生々しく感じるのかもしれません。


Q.その生々しさが本当に生々しいから「これはなにかあったな?」って思ったんです(笑)。

村松:バンド内でね(笑)。まあ、簡単に言うと揉めたりもしましたからね。ガチで(笑)。


Q.え!?

村松:揉めましたね(笑)。バンドにおいて誰がイニシアチブをとるとか、楽曲制作におけるコンセンサスとか、やっぱり人間が集まってやっていることなので信頼関係が物凄く大事だと思うんですよ。ナッシングスを4年やってきて、俺達は仲良い方だと思うし、メンバー間の人間関係も構築してきたはずなんですけど、制作していく中で掛け違いがあると「あれ?」みたいなことも感じて。しかもそれを全員が気付いていたんだけど、そこに目を向けないでチグハグなまま制作を長くやっていたんです。それで「これはやばい」と。


Q.それでどうしたのですか?

村松:がっつり話しましたね。「こいつキツそうだなあ。でも俺だってキツいんだよ」みたいに、お互いを思いやれない部分があって。これ、凄いメンタルな話ですけど。だからバランスをとるのに必死だったんです。やっぱり面白いことをしたいし、今の自分達に満足しないで更新したい。そういう意味でも結構やりたいことはやってきたんです。でもどこか雁字搦めになってた部分があって、いつしかいっぱいいっぱいになっていて。でも今回、しっかり話が出来て良かったと思います。音にも凄く出てると思いますしね。


Q.これまで4人の個性や音楽的な部分の擦り合わせはしてきたじゃないですか。今回は人間関係の擦り合わせを改めてしたのかもしれませんね。

村松:うん。それが出来たのがレコーディングの直前だったから、制作中はドロドロしていたんですよね。ぶっちゃけ話すのも面倒くさかったし(笑)。でもそういうストーリーや気持ちはしっかり作品に込められていると思うので、良かったんだと思います。


Q.今作、滅茶苦茶戦ってるし、悩んでますもんね。ドキュメント要素が強いというか。

村松:本当はドキュメントって側面だけで語りたくないんですけどね(笑)。だけど、どうしてもドキュメント要素は強くなっちゃう。真一が歌詞を書いたM-6「Sick」とかM-10「きらめきの花」とか、すげー共感出来ますからね。自然と良い歌詞だなって思ったし、良すぎて歌いたくなかったですもん(笑)。悔しくて(笑)。


Q.「Sick」の歌詞とか、本当にドキドキしますよね。

村松:最初は「何だよ!」って思いました(笑)。


Q.歌詞を書いているのは生形さんですけど、これはメンバー全員の声ですよね。

村松:そうなんですよ。だから、ちょっと危ういくらいのバランスの方が良いものが出来るし、聴いてくれる人に響くのかもしれない。


Q.この曲はショッキングな言葉が並んでるじゃないですか。でもちゃんと先を見てるのが伝わるんですよね。ある種、バンドの決意表明のように感じます。

村松:うん。そういう部分って凄くナッシングスっぽいすよね。凄くもがいているけど、最後にしっかり希望が見えて良かったです。きっと根がポジティブなんだと思います(笑)。


Q.あと今回、バンドの見えてなかった部分がはっきり見えていると思うんです。

村松:それはナッシングスってバンドの成り立ちが関係しているんだと思いますね。普通、バンドを組んで最初にやるライブって2、3人のお客さんの前で歌うことから始めるじゃないですか。でもナッシングスは最初から期待されていたし、常に注目されているバンドだったわけで。それを言い訳にしたくなかったから、表に出さない感情もあった筈で。


Q.なるほど。

村松:影の部分にスポットライトを当てなかったんですよ。それが今回、必然的にメンバーの口から洩れてきて当てざるを得なかったんです。みんな色んなバンドをやってきたし、ぶつかって生まれることがあるのも分かってたんですよね。だから本当に削って削って出来たアルバムですよ。言い訳にしたくないからこそスポットを当ててこなかった部分に、ちゃんと目を向けたことでプラスに作用したんです。勿論やってる間はきつかったですよ(笑)。でも足掻いた分、ソリッドな作品になったと思うし。


Q.僕はM-3「You're in Motion」が引っ張ってる気がしました。この曲から感じるパワーこそナッシングスだと思います。

村松:嬉しいです。この曲で歌ってることって、ナッシングスがずっと歌ってきたことなんですよね。それをこのアルバムでも言いたくて書いた歌詞なんです。こういう歌が歌えたってことはちゃんとブレずにやれてるのかなって自分でも思います。


Q.何か凄く安心しました(笑)。最初に言ったように今回のインタビューは怖かったんですよ(笑)。

村松:怖いですよね(笑)。


Q.最初に歌詞を読んだとき、ぶっちゃけ解散しちゃうんじゃないかって思いましたから(笑)。

村松:アハハハ。大丈夫、大丈夫(笑)。


Q.はい。解散するバンドにM-10「きらめきの花」は歌えないですからね。

村松:確かに。これ、良い曲ですよね(笑)。「Bog」「Predestined Lovers」からの流れで聴くと余計にそう思いますよね。


Q.生形さんが日本語で歌詞を書くときって凄い説得力があるように感じるんですけど。

村松:そうなんですよ。やっぱり真一はバンドの支柱だし、何処か責任を感じて引っ張ろうとしてきた部分はあると思うんですよね。だから凄く説得力のある歌詞を書くんです。しかもどこを切り取ってるかだけの違いで、歌ってることは一貫してるんですよ。俺はそういうとこが凄く好きですね。


Q.今日、話が聞けて良かったです(笑)。

村松:アハハハ。だからね、最近アルバムを聴いてくれた人に言われるんですよ。「何なんだ」と(笑)。


Q.でもバンドがネクストステージに行くためには避けて通れなかった道ですよね、きっと。

村松:本当に。音楽って綺麗な部分だけじゃなくて汚い部分も出した方が美しいと思うんですよ。そういう意味でも今回のアルバムで俺達の中に渦巻くものがしっかり出せたと思います。こんなにドロドロしたものが自然に出ちゃったのは初めてですから(笑)。でもそれってバンドとしてネクストステージに行けた証拠だと思うんですよ。俺はそれを、ナッシングスを信頼してくれているオーディエンスに伝えたいんですよ。その為にもっともっと強靭なフロントマンになりたい。見てくれる人、聴いてくれる人、信頼してくれる人に訴えかけるためにも早くでかくなりたいですね。


Nothing's Carved In Stone:
日向 秀和(Ba) 村松 拓(Vo、Gt) 生形 真一(Gt) 大喜多 崇規(Dr)


【HPアドレス】
http://www.ncis.jp/

アルバムジャケット

Nothing's Carved In Stone
NEW ALBUM
REVOLT
ESCL-4066

NOW ON SALE

2800円

Tour REVOLT

7月25日(木) 横浜 BAY HALL
7月26日(金) 仙台 Rensa
7月28日(日) KLUB COUNTER ACTION MIYAKO
8月06日(火) 松山 SALONKITTY
8月07日(水) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
8月20日(火) HEAVEN’S ROCKさいたま新都心
9月04日(水) 金沢 EIGHT HALL
9月06日(金) なんば Hatch
9月07日(土) 福岡 DRUM LOGOS
9月13日(金) 名古屋 CLUB DIAMOND HALL
9月15日(日) 札幌 ペニーレーン24
9月20日(金) Zepp Tokyo
※全会場ワンマン公演

8/3(土)ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013
8/16(金)RISING SUN ROCK FESTIVAL 2013 in EZO

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