PICK UP INTERVIEW
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nothingman
nothingmanというバンドは常に挑戦している。1300人を動員した屋外無料ワンマンライブ、音源のフリーダウンロード、更には2013年8月に彼ら主宰のフェスの開催を発表するなど、とにかく何か新しいことを探しては実行している。全てはバンドを知ってもらうために。その種蒔きが実を結び着実とその名はシーンに拡り、2011年12月に発表されたミニアルバム「夜をあける」は多くの人の心に届いた。そして今回、既に廃盤となっている数々の音源からセレクトされた曲をリテイク、リマスタリングし、更に新曲も加えた編集盤としてリリースされる。より多くの人にnothingmanの音楽を届けたいという気持ちが形になった今作。是非彼らに出会って欲しい。

Q.今作はこの数年のnothingmanの軌跡を辿るような作品ですよね。

宮下:過去にリリースした僕らの作品の大半が有難いことに完売しているので何らかの形でその楽曲達を再リリースしたかったんです。それで単に再発するんじゃなくて、今の僕達を曲に落とし込めるようなリミックスやリマスタリングをしたり、再録したり、更に新曲も収録して、改めて新しいアルバムとしてパッケージしてリリースすることにしました。


Q.バンドと一緒に曲が成長しているのがよく分かります。生まれ変わったような曲もありますし。

宮下:特にM-4「beautiful world」は生まれ変わりましたね。

太田:ライブでずっとやってきたのでかなり熟したと思います。

今井:今回は曲の冒頭に遊びも入れているんですよ。

宮下:あれもライブで普段やってることを音源として形にしたかったんですよね。スタッフや仲間にコーラスに参加してもらって、新しい「beautiful world」になりました。


Q.どのように選曲したのでしょうか。

太田:基本的にライブでよくやっている曲がメインになってますね。

宮下:ライブでやっているのにCDで聴けないっていう状況を何とかしたかったので自然と今回のような選曲になりましたね。


Q.改めて自分達の曲を振り返ってみてどうでしたか?

宮下:並べて聴いてみたら全部良い曲だなって思いました。(一同爆笑)

太田:自画自賛(笑)。


Q.今回、改めて聴いて感じたのですがnothingmanの曲の主人公ってどの曲も同一人物なのかなって思いました。

宮下:ああ、そうかもしれませんね。時代とか場面とか環境とか年齢とかは違うとしても同じ視点のような気がします。とはいえ、自分の人生の歩みとともに楽曲の時代背景も変わるし、見てきたこと、表現したいことは10年前と今じゃ違うと思うんですけどね。自然と出てるのかな(笑)。


Q.出てますよ(笑)。一人の人間の成長や歴史を感じるっていうか。

宮下:枝葉は変わっても根っこは同じなのかもしれないですね。M-2「あと少し」とM-11「sands of time」とかも、表現は違うけど同じことを歌っていますし。


Q.あと個人的にはnothingmanを聴くと、曲の主人公の子供時代まで遡って、その子供がどんどん成長していく過程を俯瞰しているような気持ちになるんです。これ、何なんですかね(笑)。

宮下:知りませんよ(笑)。

太田:でもさっき宮下が言ったように「sands of time」の主人公が成長したのが「あと少し」の主人公だったりしますからね。僕もそれは凄く分かります。

宮下:僕は石川出身なんですけど、その「石川時代」っていうバックボーンがあっての表現なんですよね。だから子供時代の僕のエッセンスが曲から感じられるのかも。「あと少し」は石川から名古屋に出て来た僕の気持ちだったりしますしね。


Q.だから凄くドキュメント要素があるんですよね。宮下少年の。

宮下:そういう意味のタイトルを付ければ良かったかな(笑)。


Q.今回のタイトルにはどういう気持ちが込められているのですか?

宮下:色んな意味があるんですけど、活動している中で感じてきたことや葛藤を表現したのがこのタイトルなんですけど、例えばCDショップの試聴機でCDを聴いているときに「自分達のほうが良いのに何で評価されないんだ」って憤りを感じて腐ってた時期もあったんです。ずっと大きなステージでやりたいって思ってたし、フラストレーションを原動力にやっていましたから。でも活動を続けることで素直になれるようになったんですよ。だから今、若いバンドマンが「誰も理解してくれない」って悩んでいたら「大丈夫だよ」って言ってあげたいんです。そういう気持ちも込められていますね。

太田:バンドマン・アンセムです(笑)。


Q.それにしても11トラック1000円というのは思い切りましたね。

太田:入門盤っていうとちょっと違うかもしれませんが、沢山の人にバンドを知ってもらえるきっかけになれば良いかなって。

宮下:今までワンマンとかイベントとか、節目となるライブでその日限定のシングルとか結構作ってきたり、ライブ会場でしか買えない音源が沢山あったりして。そういう曲をいつでも手に取ってもらえる状態にしたかったのが今回のそもそものきっかけだったので、ずっと追ってくれた人への感謝も込めた価格ですね。勿論、新しい出会いにもワクワクしていますしね。


Q.nothingmanは自分達の音楽を知ってもらうために色んな挑戦をしていますもんね。

太田:ここ数年はとにかくそこに拘ってきました。勿論CDもライブも安売りしている訳ではなく、とにかく間口を広げたいんですよ。

宮下:知ってもらわなきゃ始まらないですから。胡座をかかず、まだまだ誰も自分達を知らないと言い聞かせて、とにかく知ってもらう努力はずっとしていきたいです。


Q.更なる挑戦として8月31日にnothingman主宰のフェス開催、11月16日にはクラブ・クアトロでのワンマンも決定しています。

宮下:自分達のやってきたことや活動の節目として挑戦したいなって。フェスもそうだし、今回のアルバムもそうなんですけど、僕らに限らず、どんなバンドも色んな手段で新しい風穴を開けられないか探していると思うんです。僕らも何か新しいことが出来るんじゃないかっていつも探しては実行しての繰り返しです。とにかく風穴を開けていきたいんですよ。何をもって成功かは分からないですけど、何が起きるか一緒にワクワクしていて欲しいですね。


nothingman:
今井昂(Ba,cho) 太田幸伸(Dr,cho) 宮下浩(Vo.Gt)


【HPアドレス】
http://nothingman.biz/

アルバムジャケット

nothingman
NEW ALBUM
小さなライブハウスのステージの上から
OBOCD-018

2013年07月17日発売

1050円

Live Schedule

7/6(土)
[見放題 2013]
7/7(日)
「シモキタメロディックTV presents KITAZAWA TYPHOON 2013」

7/20(土)@金沢VANVAN V4
7/21(日)@上越EARTH
8/31(土)@鶴舞公園・普選記念壇
nothingman主催野外フェス[ワルフェス]

9/22(日)京都・長岡京ソングライン

9/29(日)京都nano

11/16(土)名古屋クラブクアトロ ※ワンマン
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