PICK UP INTERVIEW
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SCOOBIE DO

SCOOBIE DOが記念すべき10枚目のアルバム「かんぺきな未完成品」をリリースした。結成18年目を迎えた彼らから届いた新作はバンドの原点ともいえる「ライブ」に立ち返ったシンプルなロックアルバムとなっている。楽曲を作り込むことを突き詰めた前2作「何度も恋をする」「MIRACLES」に対し、今作はバンドの初期衝動とダイナミズムを4人から感じることが出来る作品となっている。10作目にして最高のロックンロール・アルバムを完成させたSCOOBIE DO。マツキタイジロウ(Gt)、コヤマシュウ(Vo)に話を訊いた。

Q.前作「MIRACLES」とは一転して、今作はシンプルなロックを追求したアルバムになっていますよね。

マツキ:そうですね。「MIRACLES」は60年代70年代のロックやソウルをルーツに持ったバンドが、ポップスの名盤を作るっていうコンセプトで挑んだアルバムだったし、その前の「何度も恋をする」くらいから歌モノ路線を突き詰めてきたので、そのままだったら「MIRACLESパート2」みたいなアルバムになったと思うんですよ。でもその路線を突き詰めていくことがあんまり楽しくなくなってきて(笑)。テンションがあがらなかったんですよね。バンドとして求められているものはここなのかなって。それで一旦、方向性をリセットしたんです。


Q.そこで立ち返ったのがライブだったと。

マツキ:手探りで次の何かを探すときってライブに立ち返るんですけど、ライブを沢山やることでSCOOBIE DOが求められているものって4人がバーンと鳴らしたときのエネルギーがダイレクトに伝わる曲なんだって改めて再確認させられたんですよね。それで今回のアルバムはバンドサウンドに立ち返って、結成当初のブルース・ロックのような、原点回帰とは少し違うけど、シンプルな音楽をやることを意識したんです。だけど歌詞や言葉の世界観は「MIRACLES」の次の段階の表現というか、ネクストレベルのコンセプトを打ち立てて作りました。


Q.物凄く衝動的なアルバムだと思うのですが、青写真はどのようなものでしたか?

マツキ:それが結構デモのままなんですよね。ドラムパターン、ベースライン、ギターのダビング、ボーカルの全て入れた状態でみんなにデモを渡したんですけど、みんなこのままでいいんじゃないかって空気になって。だからデモから大幅に変えることもなく、曲に合った演奏や良い音で録ることに重点を置いてレコーディングしました。

コヤマ:デモを受け取ったときに完成している印象を受けたんですよ。聴いてすぐに「わかった!」っていう感覚っていうか。とにかく曲がかっこいいから、俺はかっこよく歌うだけだなって思ったし、それを録音すればかっこいいアルバムになるって確信があったんです。物凄くシンプルなことですよね。コンセプトとかメッセージも勿論あるんだけど、そういったところを俺は考えず、とにかく4人でかっこいい音を鳴らすことを優先したんです。結果、物凄くかっこいいアルバムになりました。


Q.「かんぺきな未完成品」というタイトルも興味深いですが。

マツキ:完全なものって案外欠けている部分があると思うんですよ。何かが足りないというか。例えば渋谷とか、名古屋だったら栄の街をギャルが歩いているじゃないですか。化粧もファッションもバッチリで完璧なんだけど、そのギャルが2、3人集まると何だかみんな同じ顔をしていて、騙されているような概念に捉われるんですよ。あと、日本という恵まれた国で何不自由なく暮らしているけど、実は自分達が思っていないような方向に世の中が進んでいることに気付いていない人もいるっていう。そういう完璧な中に不完全がある感じが今の世の中を象徴しているなって思うんです。「MIRACLES」は「生きているだけで奇跡なんだよ」っていうのがコンセプトでしたけど、そこから一歩進んで、今は世の中のムードをそのまま表現したいなって。


Q.だからこそアルバム全体にリアリティを感じるのですね。

マツキ:楽曲がルーツに立ち返った景気の良いロックが並んでるじゃないですか。そこにリアリティのある鋭い言葉をのせたかったんです。歌詞やコンセプトの部分は今の時代や世の中のことをリアルに、シンプルに歌いたかったんです。


Q.つまり奇をてらってないんですよね。

マツキ:ああ、そうかもしれないですね。SCOOBIE DOを18年やってきて、アルバムも10枚作ってきて、段々外側より内側に目を向けるようになったんですよ。「世の中でこういうのがウケている」とか「こういう音が新しい」じゃなくて「自分達が何を鳴らしたら自分達らしいか」っていう感覚にどんどんなってきているんです。奇をてらってないっていうのはそういうことだと思いますね。自分に向き合って自分に相応しい音を鳴らすことに焦点を合わせるように自然となってきたんだと思います。


Q.そういう意味ではSCOOBIE DOはフラワーカンパニーズや怒髪天と共通する部分が多いですよね。

マツキ:恐れ多いですけどね(笑)。でも怒髪天もフラカンもアルバムを毎回じっくり聴きますけど凄く正直な音に感じるんですよ。「こうしてやろう、ああしてやろう」より「こう鳴らしたい」っていう強い気持ちが音よりも先に届くんです。そういう嘘臭くない音楽を自分もどこか欲しているから合致する部分はあるかもしれないですね。


Q.では最後にリスナーにメッセージをお願いします。

コヤマ:2013年の最新盤にして完璧なアルバムが出来ました。アルバムを聴いてくれたら是非ライブにも来て欲しいです。

マツキ:ライブはとにかく楽しくやっています。アルバムを気に入ってくれたらライブの魅力も味わって欲しいですね。


SCOOBIE DO:
マツキタイジロウ(Gt)コヤマシュウ(Vo)ナガイケ ジョー(Ba)オカモト"MOBY"タクヤ(Dr)


【HPアドレス】
http://www.scoobie-do.com/

アルバムジャケット

SCOOBIE DO
NEW ALBUM
かんぺきな未完成品
HICC-3608

NOW ON SALE

2625円

SCOOBIE DO「Funk-a-lismo! vol.8」

2013年6月12日(水)千葉県 千葉LOOK
2013年6月15日(土)京都府 京都磔磔
2013年6月16日(日)静岡県 浜松メスカリンドライブ
2013年6月22日(土)秋田県 秋田CLUB SWINDLE
2013年6月23日(日)岩手県 盛岡CLUB CHANGE
2013年6月29日(土)岡山県 岡山CRAZY MAMA 2nd Room
2013年6月30日(日)鳥取県 米子AZTiC laughs
2013年7月13日(土)新潟県 新潟CLUB RIVERST
2013年7月14日(日)福島県 福島Out Line
2013年7月20日(土)神奈川県 横浜CLUB Lizard
2013年9月14日(土)香川県 高松DIME
2013年9月16日(月・祝)愛媛県 松山SALON KITTY
2013年9月19日(木)鹿児島県 鹿児島SRホール
2013年9月21日(土)大分県 大分CLUB SPOT
2013年9月22日(日)福岡県 福岡CB
2013年10月3日(木)兵庫県 神戸太陽と虎
2013年10月5日(土)石川県 金沢vanvanV4
2013年10月6日(日)長野県 長野LIVE HOUSE J
2013年10月12日(土)青森県 青森QUARTER
2013年10月14日(月・祝)宮城県 仙台PARK SQUARE
2013年10月19日(土)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2013年10月20日(日)福井県 福井CHOP
2013年10月26日(土)北海道 札幌PENNY LANE24
2013年11月2日(土)広島県 広島Cave-Be
2013年11月4日(月・祝)大阪府 umeda AKASO
2013年11月9日(土)東京都 赤坂BLITZ

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