PICK UP INTERVIEW
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amazarashi
青森県むつ市在住の秋田ひろむ(Vo/G)を中心としたバンドamazarashi。彼らが前作「ねえママ あなたの言うとおり」から僅か7ヶ月、早くもニューアルバム「あんたへ」をリリースする。amazarashiというバンドは実に不思議なバンドだ。聴く者の心に直接触れてくるようなメッセージ性の強い歌詞、張り詰めた緊張感と人間の温度を併せ持つ繊細なサウンド、アーティスト写真やジャケット写真として描かれるイラスト、スクリーンが貼られたライブにおける映像の世界観…。どれをとっても規格外なのだ。2013年はTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」への生出演や、野外フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2013 in EZO」に出演するなど外に向けた活動も展開している。アルバムも今年に入り2枚目だ。「自分に向けたものでも、気持ちを込めて作れば人に伝わる事に気付いた」そう語る秋田は「あんたへ」を完成させた今、何を想うのか。彼の貴重な声を届けるべく、メールインタビューを試みた。

Q.今回のアルバムの構想はいつ頃からあったのでしょうか?

秋田:前作が完成した辺りなので、今年の4月位だと思います。リリースが決まってたわけじゃないんですが、「次はどうしようかな」と漠然と考えていました。


Q.表題曲でもある「あんたへ」は5年ほど前の曲だと伺ったのですが今この曲をアルバムに収録することになった理由を教えて下さい。

秋田:この曲は昔ライブで毎回歌っていた大事な歌だったんですが、ずっと忘れていました。アルバムを意識し出した頃にふと聴いて、なにかこれだっていう確信がありました。単純に自分が感動したっていうのが一番なんですが、これを中心にアルバムを作れたら面白いんじゃないかなと思いました。


Q.昔の曲が今の自分に何かを教えてくれということでしょうか?

秋田:はい。「あんたへ」には伝えようとするむき出しな気持ちがあって、自分自身でびっくりしました。今もそういうハングリーな気持ちはあると思ってたんですが、そういう勢いが、今の僕が欲しかったものなのかなと思います。自分の思ってた限界は、まだ限界じゃないよと教えられた気がします。


Q.当時「あんた」に向けて書いた詞が、時が経ち、秋田さんご自身に向けて書かれているように感じました。「あんた」とは秋田さんのことだったのでは?

秋田:そうですね。「あんたへ」は自分に向けて書いた歌です。amazarashiの歌は自分を肯定しようとか、励まそうという曲が多いんですけど、これもそういう曲だと思います。でも今だったら人に向けて、メッセージソングとして歌える気がしたので、この曲を中心にして、アルバムタイトルも「あんたへ」にして、外に向けた作品にしようと思いました。


Q.確かに外に向いていますね。「あんたへ」は苦悩や挫折を重ねながらもそれでも前を向いて生きている人への応援歌だと思うのですが、歌詞を書かれた当時と今では伝えたいことは同じですか?

秋田:根本的な部分は変わってないと思います。昔は自分に向けて、負けてたまるかみたいな感情で歌ってたんですが、今はなんとかなるから大丈夫っていう気持ちで歌っているような気がします。そういう変化はあると思います。


Q.M-3「匿名希望」を聴いて、amazarashiの状況がどんどん変わっていく中で秋田さんが音楽というものに対して何をどう感じているか気になりました。

秋田:音楽という根元の部分はずっと変わらないものだと思うんですが、それを商品にするという事は、価値を決める事で、価値を決めるという事は、価値が変わるという事で、今まで僕がいかに無自覚にそういう事をやって来たか、っていう事を最近は感じています。ある種の覚悟が必要だと気付きました。これに関してはまだまだ考えなきゃいけないと思ってます。「匿名希望」自体は、昔、僕自身散々文句を言ってた側の人間なので、今言われる側になって、昔の自分に責められている様な感覚に落ち入る時があります。それとどう戦って前に進むか、っていうのがテーマです。


Q.これまでの作品ではポエトリーリーディングはインタールード的な立ち位置にあったと思うのですが今作収録のM-4「冷凍睡眠」は長編となっています。この曲はどのような曲なのでしょうか。

秋田:長編のポエトリーリーディングは今までも挑戦してきたんですけど、初めて上手くできた曲だと思います。フィクションの物語を作るぞ、と割り切って、言葉選びや表現に重きを置いて作りました。自分の表現方法を拡張する為の大事な曲だと思っています。


Q.今年は初の野外フェス出演がありました。どのようなライブになりましたか?

秋田:以前の「ねえママあなたの言うとおり」のツアーで、一つ何かを掴んだ気がして、心を開いてやるというか、全部出し切る感覚があったので、それをできる様に自分に言い聞かせてやりました。結果いいライブだったと思います。お客さんもいつもと違って、拍手や歓声が多くて新鮮でした。あとは他のバンドとか見て回ったりして、すごく楽しかったです。


Q.「あんたへ」を完成させた事で改めてご自身の音楽、メッセージをどのようなものと捉えていますか。

秋田:自分に向けたものでも、気持ちを込めて真摯に作れば人に伝わるという事に気付きました。あとは自分の姿勢次第で、どれだけ自覚するかだと思います。これからのamazarashiは伝えるという事がテーマになると思います。


【HPアドレス】
http://www.amazarashi.com/

アルバムジャケット

amazarashi
NEW ALBUM
あんたへ
AICL2605

2013/11/20発売

¥1,800(tax in)

amazarashi LIVE TOUR 2014「あんたへ」

2014年1月11日(土)東京 Zepp Tokyo
2014年1月18日(土)愛知 名古屋ダイアモンドホール
2014年1月19日(日)福岡 福岡イムズホール
2014年1月25日(土)大阪 Zepp Namba
2014年2月8日(土)北海道 札幌PENNY LANE24

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