PICK UP INTERVIEW
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locofrank
2013年6月、パンクシーンを震撼させたlocofrank、dustbox、HAWAIIAN6の3バンドによるスプリット「THE ANTHEMS」で日本のメロディック・パンクの歴史にまたひとつ新たな伝説を残したlocofrankが5枚目となるフルアルバム「Signs」をリリース。震災を受けて完成させた前作「ONE」のその先に到達した今作は僕達が決して忘れてはいけない出来事や想いを未来に繋ぐ指針となるようなアルバムとなっている。結成15周年を迎えlocofrankとしての覚悟がより深まったようにも感じる。木下 正行(Vo、Ba)に話を訊いた。

Q.今作を聴いて、色んな時期や作品を経てバンドが物凄く自然体になったなと思いました。「STANDARD」はバンドの核を提示した作品でしたし、震災と向き合うことで出来たのが「ONE」という作品だったと思うんですけど、今作ではその経験や経緯を自然にまとっているなって。

木下:「STANDARD」が完成して、locofrankの軸なり基盤が出来上 がったと思っています。それからしばらくして震災があって、一個人としてもlocofrankとしても無力さを突きつけられましたし、と同時に人の力や想いの強さも改めて感じさせられた事もあって、locofrankが歌う望みの歌はなんなのかと考え「ONE」に行き着き、忘れてはいけない出来事や想いを繋いでこそ望む未来があると実感できたので、「Signs」にはその想いを込めました。


Q.その結果、意識的なのか無意識なのか、自由度も増しているような気がしました。それは何をやってもlocofrankだと言える自信からなのかなと思うのですが。だからこれだけバラエティに富んだ作品なのに全曲locofrank以外の何ものでもないという。

木下:そうですね。初めにも言いましたけど、「これがlocofrankです」というのが根底にあるので迷いは無かったし、経験した事、感じてきた事は素直に出せたと思いますね。もともとあるメロディックな部分はチャレンジというよりも、もう一回突き詰めたっていうほうが強かったり、ミドルやバラードの曲はコード感や雰囲気を大事にしましたね。あと歌詞の部分で見直すことが多かったですね。


Q.locofrankの存在って自分達の中でどのようなものですか?結成時と今、もしくは震災後で捉え方は変わりましたか?

木下:locofrank=俺たちそのもので、良くも悪くもその間にフィルターみたいなものは無く、一人の男としての3人が15年一緒に歩んできたんですよね。だから結成当時に抱いてた自分たちの存在表明的な価値観に、震災後の今は意思表明的な価値観もプラスされてるとは思います。もちろん今まで無かった訳ではないですけど、自分たちが存在する為の意思表明から存在するからこその意思表明をlocofrankに置くようになったと思いますね。


Q.今作からは大きな意味での愛や、人との繋がり、命を繋ぐということの大切さを感じました。アルバムテーマはどのようなものでしたか?

木下:全体的なテーマがあった上で制作に入った訳ではないんですが、震災があって”あたりまえ”という言葉をいかに軽視していたかを痛感させられたこともあって、自分が今までに包まれていた愛であったり、支えられていた?がりであったり、命というものを見つめ直すタイミングではありました。そうなると、今自分が置かれてる環境であったり、原発であったり、自分が生きる国に対する疑問符が強く思うようになって。自ずと今言いたいこと、伝えなあかん事っていうのは固まってはいましたね。


Q.M-11「garden」は未来へのメッセージだと受け取りました。これは今の年齢や環境だからこそ生まれた歌なのかなって。

木下:こんな俺でも今では人の親で、子供に教えられる事って多くてね。この曲は小さな命への感謝であったり望みを込めた歌です。


Q.「On the way」はdustboxとHAWAIIAN6とのスプリットで感じたことが歌われていますよね。仲間に対する素直な気持ちが込められているとお思います。ツアーを経て感じたことなど聞かせて下さい。

木下:この歌詞は勇介が書いたので全部は伝わるか分かりませんが。HAWAIIAN6とdustboxは昔から尊敬できる2バンドだったので初めハタノさんからスプリットの話があった時は単純に楽しみだったんですよね。で、ツアーを回るにあたってlocofrankの色をちゃんと出さへんかったらあの2バンドに敵うはずが無いと思ってたんですよ。でもいざツアーを回ってみたら、それぞれが今までに築き上げてきた色を持ち寄ったときにすごい力になるって事を痛感させられたんです。そもそも自分たちの色を明確にする事自体大変な作業ではあるんですけど、それをやってきたからこそ向き合える仲間であったりバンド本来の楽しさを再確認できましたね。


Q.「PROMISE」は『風立ちぬ』の「生きねば」というメッセージとリンクしました。

木下:ごめんなさい。『風立ちぬ』を見ていないので何とも言えませんが、その昔に戦争があり、その時代に生きた人たちの想いを写した上で今を生きて、繋いでいかなあかんと思ったんです。もちろん震災が起きる前、原発が爆発する前はその認識は甘いもんでした。でも今、俺たちが愛し生きてるこの国この時代は傷つき痛みを抱えてるんですよね。だったらもう一回選ばなあかんし考えなあかんとおもうんです。命あってこその望む未来を。


Q.今作を聴いて、locofrankは自分達の役目というか、目指すところを意識するようになったのかなとも思いました。「音楽の力で何が出来るか?」の答えがバンドの中ではっきりしたような印象を受けたんです。今の気持ちを聞かせてください。

木下:音楽に直接的な力を期待するのはナンセンスと考える人もいるようですが、音楽には確実に人の心を突き動かす力がある。その力が築き上げる未来はあると確信できたのでlocofrankとして少しでもその未来に寄り添っていきたいと思っています。


locofrank:
森 勇介(Gu/Vo)  木下 正行(Vo/Ba)  Tatsuya(Ds/Cho)


【HPアドレス】
http://www.773four.com/bands/locofrank/

アルバムジャケット

locofrank
NEW ALBUM
Signs
XQEJ-1010(773F-021)

NOW ON SALE

2500円

Signs TOUR

10.08(火) 新代田FEVER
10.11(金) 帯広REST
10.12(土) 旭川CASINO DRIVE
10.13(日) 札幌cube garden
10.16(水) 八戸ROXX
10.17(木) 盛岡Club Change
10.19(土) 福島OUTLINE
11.01(金) 甲府KAZOO HALL
11.02(土) 横浜F.A.D
11.04(月祝) 石巻BLUE RESISTANCE
11.09(土) 福山Cable
11.10(日) 高松DIME
11.15(金) 宇都宮HEAVEN'S ROCK VJ-2
11.16(土) 熊谷HEAVEN'S ROCK VJ-1
11.22(金) 金沢AZ
11.24(日) 京都MUSE
11.30(土) 大船渡FREAKS
12.01(日) 仙台CLUB JUNK BOX
12.07(土) 熊本Django
12.08(日) 福岡BEAT STATION
12.18(水) 宮古KLUB COUNTER ACTION
12.21(土) 水戸LIGHT HOUSE
12.23(月祝) 千葉LOOK

Signs TOUR 2014 -FINAL SERIES-
1.12(日) 名古屋BOTTOM LINE
1.18(土) 大阪BIG CAT
1.30(木) 赤坂BLITZ

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