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ヒトリエ
謎に包まれたバンド、ヒトリエがついにそのベールを脱いだ。VOCALOID楽曲を動画サイトに投稿し活動してきたwowakaを中心に、シノダ、イガラシ、ゆーまおの4人が集結したヒトリエ。彼らには所謂一般的なロックバンドとは少し異なるバックボーンがあるという。ネットシーンで絶大な支持を受けた彼らが敢えてインターネットとは一定距離を置き、本格的にライブ活動を開始したのが2012年。瞬く間にバンドシーンにその名を知らしめ、2014年1月、ソニー・ミュージックグループ傘下に自主レーベル「非日常レコーズ」を立ち上げメジャーデビューすることを発表。まずはヒトリエの謎に迫りたいと思う。そして次号では更に彼らの音楽性を追求するインタビューも決行予定。ヒトリエから目が離せない。

Q.みなさんが音楽を始めたのは?

wowaka:僕は中学生の頃にクラシックギターを始めたのがきっかけですね。バンドは中3くらいから遊びで始めました。

イガラシ:僕は高校の頃に吹奏楽部でコントラバスを始めたのが最初です。

シノダ:僕は中2の頃にギターフリークスっていうゲームにハマったのがきっかけでギターも弾ける気がして始めました。

ゆーまお:僕もドラムマニアというゲームをやってドラムを叩けるんじゃないかって思い始めました。音楽自体は4歳からピアノをやっていたんですけど。

wowaka:メンバーの半分がゲームに影響を受けているバンド(笑)。


Q.wowaka君がインターネット上での音楽に興味を持つようになったのは?

wowaka:大学のサークルでバンドをやっていたんですけど、友達に教えてもらってニコニコ動画に触れる機会があって。最初はあまりにも異文化すぎて混乱したんです。でもそこで面白いものに触れていくうちに、所謂VOCAOIDと呼ばれるものを自分でも能動的に調べていくようになって。決定打になったのはlivetuneの「Last Night, Good Night」という曲を聴いたことですね。こんな曲をパソコンで一人で作っているということに衝撃を受けました。それで2009年にバンド活動とは別に初音ミクを使った音楽活動を始めました。


Q.メンバーの出会いもインターネット上なのですか?

ゆーまお:そうですね。僕も動画を投稿していたんですけど、当時はまだ(世間からの)偏見もあって。

wowaka:うん。今と比べ物にならないくらい偏見がありましたね。

ゆーまお:でも人間が作っている以上、ニコニコ動画の世界にも面白いものや自由なものがあるのを知って感動したんです。そこで僕はドラムを叩けたので何か出来ないかと思い所謂「やってみた」でドラムを叩いていたんです。そこで色んな縁で沢山のボカロPさんと知り合えたんですけど、その中にwowakaさんもいたり、そことは少し違う場所にシノダさんもイガラシさんもいて。


Q.なるほど。名古屋でシノダ君がこっそり色々やってるなとは思っていましたが(笑)。

シノダ:こっそりやってました(笑)。


Q.そこからバンドになったのは?

wowaka:書ききれないくらい沢山の色々があって、2011年にVOCAOIDアルバム「アンハッピーリフレイン」をBALLOOMというレーベルから出したんです。じゃあ次どうしようって思ったときに、このままの延長線上でやり続けることに疑問を持つようになって。勿論僕はVOCAOID文化を愛しているし、これからも自分と切り離すことは不可能だと思っています。でも自分の音楽を直接お客さんの前で歌ってみたいっていう欲求にかられたんです。音楽っていう生き物が空気となってお客さんの耳に入るその前で歌いたいって思うようになったんです。その形態で一番かっこいいのはやっぱり僕の原点でもあるバンドなんですよね。それを自覚したのが2011年の夏くらい。それで、インターネットの世界で同じ時間や空気を共有した人とバンドをやろうと思って結成したのがヒトリエなんです。


Q.インターネットでの経験を踏まえて原点に戻るような。

wowaka:はい。今はネット上で姿を見せないバーチャルな音楽が評価される時代になったし、僕らもそこにいたからこそ、次は肉体に立ち返ったバンドをやりたいと思いました。メンバー各々がそれぞれインターネットのフィールドで活動してきて、色んな過程を経て現実社会で活動しているバンドが意外と少ないなって思うんですよ。インターネットがきっかけではあるけど、地に足をついたバンド活動をしっかりやるのが僕はかっこいいと思うし面白いと思っています。


Q.バンドの目指すものってどういうものだったりしますか?

wowaka:ヒトリエの楽曲は単純に僕が歌いたい欲求や僕の世界観が根っこにあって。そういうものを音として吐き出した結果、ついてきてくれる人が増えたら嬉しいなって思います。なんて言うか、現実味のある愛され方をしたら嬉しいです(笑)。

シノダ:現実味(笑)。

wowaka:実感として持ちたいんですよ。インターネットじゃ実感を持てないとかじゃなくて、自分の欲求として今それを求めているんです。


Q.語弊を恐れずに言いますと、ヒトリエの情報だけを見てVOCAOIDやニコニコ動画というワードのパブリックイメージから受けるヒトリエの勝手な印象って少なからずあると思うんです。

wowaka:そうだと思います。


Q.でも実際は物凄くバンドだし、ライブも肉々しい訳で。それは今後どんどん明らかになっていくのかなって今回のシングルを聴いて思いました。

シノダ:まあメンバーがメンバーですからね(笑)。

ゆーまお:その感覚は凄く分かります。つまり僕らを見て聴いて、めちゃくちゃバンドだなって思って頂けたのなら、それを僕らは既に3年前に色んなところで感じてたということなんですよ。僕らが今やってることを昔からやってた人は色んな規模でいて。勿論今もたくさんいますし。

wowaka:その中でヒトリエが一番わかりやすい形で提示してやる!っていう感覚です。


Q.わかりました。次回のインタビューではアルバムの話や自主レーベルの話も訊かせて下さい。

wowaka:よろしくお願いします。


Q.では最後はシノダ君に締めてもらいましょうか。

シノダ:俺ですか!?じゃあ…えっと…。杏花村に行きたいです(笑)。


ヒトリエ:
イガラシ(Ba) wowaka(Vo、Gt) ゆーまお(Dr) シノダ(Gt)


【HPアドレス】
http://www.hitorie.jp

アルバムジャケット
【初回盤】

album【通常盤】

ヒトリエ
NEW ALBUM
センスレスワンダー

2014年1月22日(水)発売

≪初回生産限定盤≫CD+DVD
SVWC-7977,7978
¥2,100(税込)
≪通常盤≫CD
SVWC-7979
¥1,260(税込)

CBA×GARDEN presents JUNK ROYALE vol.4

2014年1月25日(土)
at 下北沢GARDEN
出演:SUPER BEAVER / undervár / LARGE HOUSE SATTISFACTION / THE NAMPA BOYS / ヒトリエ

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