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BALZAC
2013年に発表されたアルバム「BLACKOUT」から1年振りとなるBALZACのニューシングル「WONDERWALL」が完成した。今作には「WONDERWALL」、「アレルギー」、「ONE-EYED」の新曲3曲の他、ボーナストラックとして昨年2013年をもって発売から10周年を迎えた「BEWARE OF DARKNESS」の2013年バージョンの2014MIXを追加した全4曲が収録。「WONDERWALL」はBALZACが積極的に取り入れてきたデジタル要素を従来とは違った手法でアウトプットした実験的作品となっており、常にバンドの可能性を追求している彼らの探究心が表れている。2014年型BALZACを堪能して欲しい。

Q.今作は実験的なシングルですよね。

HIROSUKE:そうですね。自分達的にはこれまでの打ち込みを融合した曲とはちょっと違うアプローチなんですよ。前作シングルの「BLEEDING BLACK」や前々作「DERANGED」の打ち込みはハードなアプローチを全面に打ち出していたんですけど、打ち込みを使ってそれらとは違うアプローチが出来たらなって。ハードな部分だけじゃなくて、もっとエモーショナルな楽曲で融合させたらどうなるんだろうっていうのが今回のシングル制作の始まりで。そういう意味では凄く実験的な作品だと思います。


Q.M-1「WONDERWALL」は打ち込みを前面に押し出すのではなくエッセンスとして取り入れているのが新鮮でした。

HIROSUKE:「WONDERWALL」は主体があくまで生のドラムで、そこに打ち込みをエッセンスとして入れているんです。

TAKAYUKI:今までの打ち込みの曲はリズムトラックありきのドラムが多かったと思うんですけど、今回は曲が出来てからリズムトラックを足して行く形だったので制作過程の成り立ちそのものが違いました。

HIROSUKE:極論を言えば「WONDERWALL」は打ち込みを外してもベース、ギター、ドラムっていうバンド形態だけで成立する曲だと思うんです。その状態で聴かせても問題ないけど、そこに敢えて打ち込みを入れることで今までの僕らの打ち込み曲と違うアプローチが出来たと思います。


Q.前作「BLACKOUT」は“黒”がテーマだったように、最近のBALZACは、自身の持つホラーやダークといった、ある意味必殺技ともいえる表現を使わずにその世界観を作り上げていると思うのですが。

HIROSUKE:いつまでもホラーパンクでやれる限界が来たのかな…と、嘘です(笑)。僕は趣味でホラー映画をよく見るんですけど、ホラー映画もどんどん進化していて。クラシックなホラー映画は当然素晴らしいものが多いんですが、新しいホラー映画には新しい技術を駆使したそれまでには無いイイ映画も多いですよね。古い技術では表現出来なかったことが今日では出来るようになっていますし。何でもそうですけど表現のスキルや可能性は拡がっていると思うんですよね。それはBALZACも自身の経緯を振り返ると同じ事が言えて、今作でも当然ホラーテイストは根底にありながら、別の観点で見て、前作アルバムが作品全体のコンセプトテーマを“黒”という色をイメージしていたのとは全く真逆な方向で、あえてジャケットを”白”にしてみたり。それだけでも印象感が違いますよね。


Q.なるほど。あと今作には「BEWARE OF DARKNESS 2013」がボーナストラックで収録されています。「BEWARE OF DARKNESS」のリリースが2003年なので昨年が10周年だったのですね。

HIROSUKE:「BEWARE OF DARKNESS」は10年間ライブでずっとやり続けてきた曲のひとつなんですけど、昨年10周年記念盤として再録を自主リリースしたんですが、年月を重ね演奏もアレンジも進化してきた事で良い感じで録音出来て、今回10周年記念盤とは別ボーカルバージョンで新たにミックスし直してボーナスで入れました。


Q.BALZACにとって「BEWARE OF DARKNESS」は特別な曲なのですか?

HIROSUKE:この曲には思い出があるんですよね。2002年の10月に初めてアメリカでライブをしたんですけど、丁度その頃「BEWARE OF DARKNESS」のレコーディングが終了し、ニュージャージーで過酷なPV撮影も行ったり。そういう意味で、曲は勿論、作品として発表するための過程を含めてこの曲には特別な思い出があるんです。こうやって昔の曲を10年という節目で自分達の作品を改めて振り返れるのは長くやってきたバンドの強みかもしれませんね。


Q.改めてどういうシングルになりましたか?

AKIO:今回のシングルは「WONDERWALL」のようなある種、自分達的には実験的な曲、M-2「アレルギー」は自分達のベース要素のひとつでもある過激なハードなアプローチ、ポップでメロディアスなBALZAC節のM-3「ONE-EYED」、更に「BEWARE OF DARKNESS 2013」と、シングルだけどアルバムみたいな作品かもしれない。バリエーションのある曲が収録されたBALZACらしいシングルに仕上がったと思います。

HIROSUKE:「前作のイメージが黒なら今作は白」っていう遊び心というか、そのあたり自分の中では凄く楽しんでますよ。まあ、僕だけかもしれないけど(笑)。なんで今回ジャケットを真っ白の壁にしたかって事をAKIOはこのインタビューで今初めて聞いたって顔してるし(笑)。

AKIO:今ここで初めて知るっていう(笑)。

HIROSUKE:あははは。あと正直、これだけ長い間バンドをやってきたら今の自分の限界がどこか分かってくるんですよ。「限界なんて線を引いたらあかん!」って言われるかもしれないけど。でも僕はその時の自分の限界を知ることは大事なことだと思ってて。そこを知っているからこそ、今の自分に何が出来るのかを真剣に考えるし、その上でやりたい事にチャレンジして、そんなことを意識してると、実は限界からもちょっとステップアップ出来るのかもしれないし、何よりも楽しんでレコーディング出来ますし。今回はそんなシングルだとは思います。

ATSUSHI:僕も凄く楽しんで作ることが出来たと思います。ストイックに構えていた部分が良い意味で無くなったというか。勿論プレイに関してはストイックに作っているんですけど気持ちの部分である意味リラックスしてやれたんですよね。それは作品に反映されていると思います。

TAKAYUKI:昔は細かい部分を気にしていたけど「良いやん」って言える余裕が今のBALZACにはあるのかもしれません。そういうノリがパッケージ出来たかと思います。


BALZAC:
HIROSUKE(Vo)
ATSUSHI(Gt)
AKIO(Ba)
TAKAYUKI(Dr)


【HPアドレス】
http://www.balzac.jp/

アルバムジャケット

BALZAC
NEW SINGLE
WONDERWALL
PX-276

NOW ON SALE

販売価格:1,380円(税別)

WONDERWALL TOUR 2014

2014年3月8日(土)大阪心斎橋VARON
2014年4月19日(土)名古屋CLUB UPSET
2014年4月26日(土)東京下北沢SHELTER
2014年5月5日(祝)京都U-STONE MINI

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