PICK UP INTERVIEW
前のページに戻る
cinema staff
cinema staffが約11ヶ月振りとなるニューアルバムを4月2日にリリースする。「Drums,Bass,2(to)Guitars」と名付けられた今作はタイトルからして今までの作品とは違うテンションで制作されたことが窺える。上京後の彼らの作品は文字通り命を削りながら制作されたような作品であった。そういった経験を経て辿り着いた今作には昨年話題となったTVアニメ「進撃の巨人」後期EDテーマとなった「great escape」はじめ、全10曲が収録されており、アイディアやひらめき重視のテンションの高い作品になったという。レコーディングを終えたばかりの三島にメールインタビューを敢行した。

Q.上京後のcinema staffは作品全てが繋がっていて、まるで大きな1本のドキュメント映画を見ているような感覚を覚えていたのですが、そういう意味でも「into the green」が起、「SALVAGE YOU」が承、「小さな食卓」と「西南西の虹」が転、「望郷」が結だと思っていて。

三島:その通りです。前回のインタビューでもお話させて頂いた通り、上京後に経験したり、考えたことがそのまま音のイメージになっていると思います。当時はこれはなんとか形にしないといけないと思っていましたし、バンドとしては多分、僕以外の3人もそれぞれバンドの今後や、大きな方向性の違いまでは行かないまでも、音楽性に関して考えていることもあったとは思うのですが、「望郷」までの制作に関しては僕が完全にイニシアチブをとって作らさせて貰ったので、形にさせて貰えることがそのまま自分にとっての生活であるということに喜びも感じました。


Q.「望郷」という金字塔を作り上げたことで大海原に飛び出したというか、「great escape」で闇から抜け出したことで、目の前に何もない空間が広がっていて「ここからcinema staffはどこにでも行ける」という可能性を凄く感じました。

三島:金字塔と呼べるものになったのかは…ちょっとまだ断言は出来ないのですが(笑)、金字塔的作品を作りたい、と思って制作しましたので、そう言って頂けて光栄です。本当は望郷の制作の後、本当に何も頭の中に次の展開が思いついて無くて、いっそのこと半年ぐらい何も作らないでいようかと思っていたんですけど、「great escape」に関してはタイミング良く、ある意味「作品依存」のものを制作する話ではあったので、バンドにとって全く新しい刺激でした。それを亀田誠治さんの力をお借りしたこともあり、自信を持って「この制作は凄くベストを尽くした」と思えたので、バンドとしてもポジティブな雰囲気はありましたね。


Q.今作の制作までに飯田君は弾き語りをしたり、三島君と辻君はpeelingwardsの活動があったり、辻君のレーベル「like a fool records」の立ち上げがあったりと、メンバー個々の動きもあったと思うのですが、cinema staff以外の活動がcinema staffに与える影響はありましたか?

三島:全て良い影響だったと考えています。もちろんあくまでcinema staffの活動が生活も兼ねているので軸なのですが、少なからず同じメンバー同じ体制で居ると凝り固まってしまう瞬間もありますし、実際時間に余裕がある時もあるので(笑)、そのバランスが上手く取れたんではないかと思います。僕個人としてもpeelingwards含め今まで色々他でも活動してきて、それはバンドにフィードバックされていると確信できますね。


Q.そして完成した今作は、何かが弾けて拓けた感じが凄くありますよね。まず「Drums,Bass,2(to) Guitars」というタイトルからして今までとはベクトルが全く違う。

三島:ありがとうございます。はっきり言って「望郷」に行き着くまでの作品の流れが、良くも悪くもディープというか…重いというか…そういったことは思っていましたので。今回はあんまりメッセージ性を前面に出すというよりは、シンプルなものにしようという感じでした。あとは「望郷」と全然違うイメージにしたかったので、曲タイトルも全て英語に統一してみました。


Q.アルバムの構想はいつ頃からあったのですか?

三島:今作は正直、イメージみたいなものが最初からなくて、出たとこ勝負で出てきた曲に雰囲気を委ねていこうと思っていました。というか、「望郷」までの流れが自分の中であまりにもメッセージ性が有りすぎて、あの気持ちに対当してくるような言葉が出てこなかったというのも本音ではあります(笑)。そういった流れもあって三島が中心に作った作品というイメージにはしたくなかったし、「望郷」の雰囲気から離れたものにしたい、というのはありましたね。


Q.ではアルバムテーマも特に設けなかった?

三島:前作までの流れほど明確には決めていなかったのですが、あえて言うなら「ヒーロー」と「自己肯定」でしょうか。M-1「theme of us」を聴いてもらえればなんとなく伝わるんじゃないかなと思ってはいるのですが…。俺たちが格好いいと思ってやっている事が格好いいのであって、自分は自分のなかでヒーローでありたい、曲げずに信じて進んでいきたいと。環境の変化は山ほど有りますけど、あらためて自戒といいますか。なんか、名古屋のバンドの先輩方のイメージにも通ずるものが有るような気がするんですけど、順次さん(インタビュアー)なら分かってもらえるでしょうか??(笑)。


Q.何となくわかります(笑)。ではアルバムの聴き所や拘わり、レコーディングのエピソードがあれば教えて下さい。

三島:今回はテンションがとにかく高い!制作している際も、「望郷」ほど細かいところを詰めて詰めて、というよりはスタジオで皆でドン、と音を出して「これいいね!」っていうままのアレンジに全部なっている感じです。ある意味、セルフタイトルを作った時の感覚に近いものはあるかもしれません。アイデア全採用、ひらめき大歓迎、全部盛りみたいな…。時間でいうと短い作品なのですが、ラーメン福で例えるなら確実にモヤシは大盛りにしています(笑)。今回最大に拘ったポイントは、拘るポイントを減らした、という事かもしれません。テンションが下がらないうちに気づいたら録音まで済んでいた、みたいな感じでしょうか。楽曲も今回、あえて多くを語るというよりは手に取って聴いて感じてくれ、という想いが強いですね。レコーディングのエピソードはfacebookのcinema staffオフィシャルページでみられるので是非!(誘導)


Q.あと、先日の渋谷AXでのワンマン公演はこれまでの活動の集大成のようなライブでしたよね。

三島:久々に前日から緊張で寝られない状態でした。少しずつライブのスタイルも変わってきているとは思うんですが、今の規模で出来る事、規模が小さい頃から変わらずに磨き続けているものがうまくミックス出来たのではないかと。出来は120%とは言えないながらも、今まで積み重ねてきたものは出せたのではないかと誇りに思ってます。ちなみに僕は過呼吸で発熱して打ち上げを早退致しました…。お恥ずかしい。


Q.このアルバムから新たに始まるcinema staffのストーリーに期待しています。今後の展望はありますか?

三島:ひとまずワンマンツアーですね、今作は前作より更に「ライブで完成する」感のあるものになっていると思っていますので、今から構想を練りまくっております。ファイナルはZepp DiverCityということで…かなりの規模ではあるのですが、イメージは湧いてます。その後はまだぼんやりですが、あれやりたいこれやりたい、という事は出てきています。健康な気持ちでメジャーでやれてることは幸せだなあと、常々思ってます。


Q.では最後にリスナーにメッセージをお願いします!

三島:飯田君いわく、「2014くるバンドcinema staff」11年目永遠のルーキー(阪神タイガースではまだ若手でいられるかな?)です、東海圏の皆様今後も宜しくお願い致します。あと今年もOOPARTS GIFU、やるつもりですよ。乞うご期待!!!


cinema staff:
辻 友貴(Gt)
飯田瑞規(Vo、Gt)
三島想平(Ba)
久野洋平(Dr)


【HPアドレス】
http://cinemastaff.net/

【cinema staff オフィシャルFacebook】
https://www.facebook.com/cinemastaffofficial

アルバムジャケット
【初回限定仕様盤】

アルバムジャケット
【通常仕様盤】

cinema staff
NEW ALBUM
Drums,Bass,2(to)Guitars

NOW ON SALE

)初回限定仕様盤【CD+DVD】
PCCA.04008 ¥3,333+税

通常仕様盤【CD】
PCCA.04009 ¥2,407+税

Death Bandwagon 2(to) Glory

5/17(土)千葉LOOK
5/22(木)神戸 太陽と虎
5/23(金)高松DIME
5/25(日)福岡BEAT STATION
6/1(日)岐阜ants
6/5(木)名古屋CLUB QUATTRO
6/7(土)広島cave-ve
6/8(日)梅田CLUB QUATTRO
6/13(金)札幌ベッシーホール
6/15(日)福島CLUB SONIC iwaki
6/19(木)金沢van van V4
6/21(土)新潟CLUB RIVERST
6/22(日)仙台MA.CA.NA
6/26(木)東京Zepp DiverCity

前のページに戻る
2YOU MAGAZINE編集部
〒453-0837 愛知県名古屋市中村区二瀬町153 ニルヴァーナ101号室
Tel: 052-485-5993