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LANDFALL DESIGN / ANSWER FOR LIFE
名古屋のスクリーモ、メタルコアシーンを牽引するイベント「ANSWER FOR LIFE」のコンピレーション第4段が完成した。2006年より名古屋を拠点にイベントを開始、現在までの開催数は100回を超える驚異的なハイペースは時に波紋を呼びつつもスタンスを変えずに継続されている。2010年にコンピ第一弾を完成させ、その後はコンスタントに作品を発表。いまや巨大なムーブメントになりつつあるラウドシーンの過去から現在までと、本作への想いを竹山氏 (LANDFALL DESIGN /ANSWER FOR LIFE)に語ってもらった。

Q.イベント「ANSWER FOR LIFE」が始まった経緯を教えて下さい。

竹山:2006年に僕がやっていたバンドの活動休止ライブがあったんですが、当時はまだシーン自体が出来上がっていなくて、数少ないスクリーモのバンドに出てもらったんです。そのとき出演してもらった大阪のバンドから「こういうシーンが名古屋に出来たら俺達も名古屋に来るきっかけになる」って言われて。「ANSWER FOR LIFE」は元々バンドの企画だったんですけどその企画を僕が引き継いで本格的にやることになったんです。


Q.2006年と今では名古屋のスクリーモ、メタルコアのシーンの状況はかなり変わったと思うのですが変換期ってあったのでしょうか。

竹山:名古屋だけじゃなくて全国で言えることですが、それまで小さいコミュニティは各地にあったんですよ。でもそれが一気に拡大したのはFACTの存在が大きいと思います。彼らが成功したことでマイノリティだったスクリーモやメタルコアっていうジャンルが一気に若いリスナーに浸透したし、バンドも増えたんですよ。FACTに次いで当時20歳前後だったCROSSFAITHの成功も影響していると思います。リスナーだけでなくバンドマンにも刺激を与えたことで10代20代のバンドが各地で台頭してきたんです。


Q.その頃の名古屋のシーンはどのような感じでした?

竹山:僕が知る限りはWhen The Leaf Searedや、現SHARK ETHICのメンバーが在籍していたThe Structure Fallsの2バンドの勢いが凄かったですね。県外のバンドが名古屋に来ると大概この2バンドが対バンでした。恐らく名古屋のスクリーモの大本になったのはWhen The Leaf SearedとThe Structure Fallsだと思います。あくまでも僕の意見ですが。


Q.その後、バンドが増えてシーンが盛り上がっていく訳ですね。

竹山:他の地域もそうだと思うのですが、早熟するバンドが増えてシーン自体が盛り上がってきたのを感じましたね。名古屋でもEACH OF THE DAYSがシーンに台頭したのが2009年くらいで、彼らからの刺激も大きかったと思います。彼らはTASTE OF CHAOSに出演したことで一気にフォロワーが増えました。a Soulless Painも同じ頃に前身バンドを始めていますね。当時の彼らはミクスチャーやラップコアを基調にしていたんですが、今の音楽性に接近し始めたのは2009年に僕の企画でWithin The Last Wishと一緒にやったことが大きかったみたいですね。凄く感銘を受けたようで、その3ヶ月後に観たライブでは音楽性が変わっていました。a Soulless Painは地を這うような努力をしながら自分達の足で積み上げてきたものがしっかりあるバンドですね。後輩として一番尊敬しているバンドです。こうやってどんどんシーンが強固されていったんです。


Q.「LANDFALL DESIGN」の始まりはどういう経緯だったのですか?

竹山:ずっとイベントをやってきて「ANSWER FOR LIFE」が100回を超えたんですよ。「ANSWER FOR LIFE」は個人イベントなので「TAKE presents」でやっていたんですけど、レーベルも始めてコンピもリリースしたし、フライヤーやバンドのマーチのデザインもしていたので個人名義じゃなくて名前を付けようと。それで2011年に「LANDFALL DESIGN」を始めました。


Q.「LANDFALL DESIGN」とう名前からデザインがメインかと思いきや、イベントやレーベルからアパレルまでやっているんですよね。

竹山:はい。アパレルはまだ本格的に始められていないんですけど、いずれちゃんとやりたいですね。色んなことをやりたいです。


Q.つまり「LANDFALL DESIGN」は竹山君の総称なんですね。

竹山:僕自身ですね。ちょっとクサい話になっちゃうんですが「LANDFALL」を辞書で調べると「長い航海から陸地を発見する」って意味があるんですよ。実は2011年の5周年イベントで力を使い果たして迷走していた時期がありました。そんなときにこの言葉を見つけて、迷走から陸地を発見して次の陸地を自分でデザインしていくって意味を込めて「LANDFALL DESIGN」と名乗ることにしたんです。デザインブランドではなく自分の道をデザインするっていう意味なんですよ。


Q.なるほど。竹山君から見た今の名古屋のラウドシーンはどうですか?

竹山:ラウド系と言っても捉える側によって違うと思うのですが、メタルコア、スクリーモ、モダンなハードコア、昔ながらのミクスチャー、メタル全般、メロコアだって聴く人によってはラウド系じゃないですか。それをひとつひとつのコミュニティと捉えたときに、どこのコミュニティもシーンを背負って立つバンドが今の名古屋にはいる気がするんです。どこも刺激し合いながら全体で盛り上がっている印象はありますね。


Q. そんな中、コンピレーションCD「Save Our Scene.vol-4〜Nothng Gold Can Stay〜」がリリースされる訳ですが、沢山のバンドが名を連ねていますね。

竹山:26バンド参加しています。前作より若手中心になりました。今回のコンピは制作が難航したんですよ。バンドから音源を集めてマスタリングする段階で活動休止や解散するバンドが出て来て。それで新たにバンドを追加して再編したんです。だからといって代打ではなく空いた穴を埋めても遜色のないバンドが決まりました。このコンピレーション1枚で今年、来年にかけて台頭するバンドを一気に聴けると思うので、今のうちにチェックして欲しいですね。


Q.シーンを先取りできるコンピレーションなんですね。

竹山:そうですね。これからのバンドが沢山参加してくれています。


Q.ずっと見てきた竹山君が思うシーンの未来はどういうものでしょう。

竹山:バンドとオーディエンスの壁が良い意味でなくなっていくと思います。シーン全体の年齢が早熟することでステージとフロアの壁がなくなったのかなって。昔よりファミリー感もあるし、コミュニティは出来ていると思います。この状態を維持しつつ各バンドが更に活発な活動を展開出来ればシーンがさらに強固なものになると思いますね。それが僕の願いでもあります。名古屋にはメロコア、ギターロック、ポストロックって色んなシーンがあって色んなコミュニティが存在するじゃないですか。そこに肩を並べられるくらい名古屋のライブハウスシーンとしてもラウドシーンが持ち上がって欲しいですね。昔はスクリーモってマイノリティな感じがあったけど確実に流れが変わってきているんですよ。


Q.その一役を買っているのがLANDFALL DESIGNでありANSWER FOR LIFEなんですね。

竹山:恐縮です!頑張ります!


【Save Our Scene.vol-4】収録バンド一部紹介

●ALPHASE
ALPHASE
愛知県岡崎市を拠点に全国で活動するscreamo/ posthardcoreバンド。4.23に1st Mini Albumで初の全国流通音源"A Hawk Lost His Beak"を自身の為のレーベル、Romulus Recordsから発売。現在全国のCD店で取り扱い中。5.23にはレコ発ライブが決定、HER NAME IN BLOOD等の名立たるバンドと共演する。会場は岡崎CAMHALL。

●JilliJili
JilliJili
2006年栄宏(Gt)と哲(Gt)を中心に結成。その後寛明(Gt) 一希(Ba) 徹(Dr)が加入し現在の編成となる。post rock/ambientとmetal/hardcoreを融合した“Healing Metal”を掲げ活動中。Bandcampにてデモ音源フリーダウンロード可能。活動情報はTwitter、Facebookにて。

●on the whole Ugly
on the whole Ugly
名古屋にて2013年夏に結成。まだ全員が十代であるがダークなリフにブルータルなドラミング、トリプルギターのデスコアという特異なスタイルで結成後からライブを重ね、名だたる多くのバンドと共演し成長を重ねている。5/18 Caboose Tour@reflect_studio
7/5 The Way To Survive Fest @上前津club Zion

●In Bed With Madonna
In Bed With Madonna
2013年1月から名古屋を拠点に活動を開始した、平均年齢22歳のポストハードコアバンド。海外のラウドシーンを意識した最先端のサウンドを展開。重苦しく刻むモダンなスクリーモサウンドに、浮遊感に溢れる美しいエモパートを織り交ぜ、ストリングスやピアノでシンフォニックに演出した壮大な楽曲が特徴。力強いハイトーンのクリーンボーカルと、巧みに音域を使い分ける凶悪なシャウトの対比が、鮮烈なコントラストを描く。

●HEXVOID
HEXVOID
2007年結成。東京のニューメタル・グルーブメタルバンド。DIYな地下活動を続けつつも、その範囲は各地に及ぶ。2013年には初の海外公演としてUSA・NYCでライブを敢行。現地チカーノコミュニティにて伝説的なライブを行い、マーチ等も完売。海外試聴サイトでは日本アーティストとして異例のファン数を獲得。また、2014年にはSADS公式トリビュートアルバムRESPECT ALBUM 『M』に参戦し多方面より注目を集めている。2014年よりDJ、SAMPLERとしてKO-KIを迎え新体制での活動をスタートさせる。

 

東海地方ラウドシーン関連バンド紹介

●MinorityGame
MinorityGame
2010年結成。名古屋を中心に精力的に活動している。国内アーティストとの共演に留まらず、現在までにMANAFESTやDJ Lethal(Limp Bizkit,House Of Pain)といった豪華アーティストとの共演を果たしミクスチャーシーンにおいて絶対の地位を築き上げている。
サウンド面では、MC.$HINGOが繰り出すラップとエモーショナルなメロの絶妙な掛け合いは圧巻。ラップと所々におりこまれたシャウト、そして美しいメロディーラインはLinkin ParkやLimp Bizkitを連想させ、トライバルなバンドサウンドを支える重厚なギターリフとリズム隊のグルーヴ、そして洗練されたサンプリングは唯一無二のスタイルを確立させている。

●walking through embers
walking through embers
名古屋にて2012年末に活動を開始したポストハードコア/スクリーモバンド。
最近のバンドには珍しく、エレクトロやシンセ等を一切取り入れないストレートな楽曲を武器に活動中。若干の叙情性とタイトなサウンド、悲痛なスクリームを個性とし、今年より東海地方から全国に歩を広げていく。2014年夏、1st EPを発売予定。

●COAST TO COAST
COAST TO COAST
名古屋を中心に活動する6人編成pop punk/easycoreバンド。TomoとYuichi以外は海外出身、オーストラリア出身のBrent, ブラジル出身のMatty, アメリカ出身のChris, カナダ出身のAdrianという国境を超えたワールドワイドなメンバー構成。バラエティのある楽曲と外国人2人によるツインボーカルそして圧巻のライブパフォーマンスが魅力。


【HPアドレス】
http://ameblo.jp/watashiwa-maboroshi/

アルバムジャケット

V.A.
NEW ALBUM
Save Our Scene.vol-4〜Nothng Gold Can Stay〜
AFL-004

2014年初夏発売

\1,200 (+税)

Event Information

2014/06/14 sat 名古屋R.A.D
「ANSWER FOR LIFE」
出演:BREAK YOUR FIST (東京)、Runs In Bone Marrow、他…

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