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ぶどう÷グレープ
ぶどう÷グレープが前作「彼の名前を思いだせない」から2年振りとなるニューアルバム「アムステルダム」をリリース。2度のイギリスツアーから得た強烈なエネルギーをギュッと凝縮レコーディングした今作は、これまでのぶどう÷グレープのキュートでキャンディーポップな印象は影を潜め、バンドの本質にメンバー自らが迫ったことで新しいぶどう÷グレープを感じることが出来る作品となっている。アルバムについて、バンドが変化していく過程について、ぶどう÷グレープに話を訊く。

Q.アルバムを聴いてバンドに変化を感じました。

ながい:今回、周りの人にも結構そう言われるんですけど自分達では特に意識的に変わろうとしたわけではなかったんですよ。前作からの2年間でイギリスツアーを2回行ったのが変化の要因だとは思うんですけど。

くみんこ:74÷グレープが加入してバンドの音や方向性が2年かけて自然に変わっていったんだと思います。

ながい:この2年間は10年分くらいに感じるもんね(笑)。


Q.濃い2年間だったんですね。

ながい:やっぱりイギリスツアーが大きいですね。物凄い体験だったので。あと個人的には書籍を書いたことで自分の立ち位置を再確認する機会もあったり。

くみんこ:メンバー個々がそれぞれ自分を見つめ直す期間でもあったんですよ。

74:私も自分のキーボードに対する捉え方というか考え方を変えて。これまでは前キーボードのミドリ÷グレープを意識していた部分があったんですよ。やっぱり急に音が変わると聴く人も戸惑うと思っていたし。でも今回はそういうことに捉われずに自分のキーボードを弾くことにしたんです。ぶっちゃけ「シンセサイザーの74÷グレープです」っていうのがしんどくなってきて(笑)。「キーボードでいいじゃん」っていう(笑)。

くみんこ:今まではピコピコしたシンセのイメージがあったけど、オルガンも合うんだなって。

74:スペシャルズとか好きなのでそういう要素も入れていて。今回は本当に自由にやらせてもらいました(笑)。


Q.マツイ÷グレープさんも今作ではシンセベースを取り入れていますよね。

マツイ:悲願のシンセベースです(笑)。どうしてもバンドに取り入れたくて「是非弾かせてくれ」と。

ながい:彼はYMOが好きなんですよ。

マツイ:細野晴臣さんの真似です。(一同爆笑)


Q.アルバムの制作はいつ頃から始めていたのですか?

ながい:僕は日常的に曲を沢山作っているんですよ。アイディアが常にあるんです。そういう思い付いたネタを敢えて膨らませずにレアな状態でレコーダーに入れておくんです。そういうネタをリハーサルの度にバンドで合わせるから曲がどんどん貯まっていくんです。なのでアルバムを作るときはそういう曲を聴き返して面白そうなものをピックアップする作業から始まるんです。

くみんこ:曲の人気投票(笑)。

タイチ:今回は割と早く曲が決まったのでレコーディングに向かう気持ち的な部分も早く固まったんです。


Q.今回のアルバムは良い意味でマニアックだなって印象を受けました。今までのポップでキュートな部分が影を潜めたというか。

ながい:ぶどう÷グレープの底抜けに明るいキャンディーポップなイメージって、実はミドリ÷グレープの存在が大きかったんですよ。前作はまだその影が残っていて。でも今回はそこを意識せず本当にやりたいことを突き詰めてやったんです。そしたら「ぶどう÷グレープってそんなに明るくないかも」っていう所に辿り着いて(笑)。

くみんこ:意外と暗かったっていう(笑)。

ながい:「オアシス」のような明るいヒットチューンをアルバムに入れなきゃぶどう÷グレープじゃないっていう強迫観念があったんですけど、今回はそれを捨てたんですよ。自然と出てこないのであれば無理して明るい曲を作る必要はないなって。

くみんこ:今までは「キャンディーポップでヘンテコな女の子バンド」っていうぶどう÷グレープを始めたときのイメージに則って私に求められるものを表現してきたんですけど、今作は自然体というか、今の私達がやりたいことを追求したんです。

タイチ:ごく自然に変化を求めていたんですよ。保守的になってないというか。だから変化を自分でも凄く楽しめましたし。そういう作業の積み重ねが今回のアルバムを作ったんだと思います。

マツイ:アルバムのジャケットを含めて渋いよね。やっと渋い事が出来るようになったというか。

ながい:大人÷グレープです(笑)。


Q.長く活動を続けるバンドが変化を選ぶことって簡単なことではないと思うんです。でもその進化を楽しむことが出来るのも長く活動を続けているバンドならではなのかと思いました。

くみんこ:そうですね。ライブも常に進化したいと思っています、いつも一番新しいぶどう÷グレープを見て欲しいと思っています。今回、本当に最高傑作が出来たと思っているんですけど、次はもっともっと良いアルバムを作りたいです。

74:私がバンドに入って2枚目なんですけど、前よりシンプルに、かつソリッドにやれたので自分でも気に入っています。

タイチ:変化や進歩を自分達で凄く楽しめたので、聴いてくれた人にも楽しんで聴いて欲しいです。

マツイ:もっと変化したいしもっと面白くしたいですね。

ながい:長いことバンドをやっていると何でも当たり前になってくると思うんです。でも例えば今回イギリスツアーを行ったことで日常から逸脱したような体験をして当たり前になっている活動に触媒があって。だから刺激は自分で取り入れていかなきゃなって思っているんです。また海外にも行きたいし、色んなことに挑戦したい。それがバンドをたくましくするんですよ。メンバーがビックリするようなことをやっていかないと(笑)。まだまだ刺激的な道を行きたいですね。


ぶどう÷グレープ:
くみんこ÷グレープ
ながい÷グレープ
マツイ÷グレープ
タイチ÷グレープ
74÷グレープ

【HPアドレス】
http://budogrape.net/

アルバムジャケット

ぶどう÷グレープ
NEW ALBUM
アムステルダム
MOR6929

NOW ON SALE

2000円(+税)

LIVE SCHEDULE

8/9(土)名古屋 今池Tokuzo
8/31(日)東京 代々木Zher the ZOO
9/6(土)豊橋ハウスオブクレイジー
10/11(土)名古屋 円頓寺パリ祭
10/12(日)名古屋 円頓寺パリ祭
10/19(日)名古屋 今池Tokuzo

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