PICK UP INTERVIEW
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Wienners
Wiennersがメジャー1stアルバム「DIAMOND」を完成させた。「蒼天ディライト」「ドリームビート」「LOVE ME TENDER」のシングル3曲を含む全13曲の最高傑作だ。2009年の結成以来、予測不可能な楽曲展開と人懐っこいメロディーを武器にアンダーグラウンドとオーバーグラウンドを股にかけ活動してきた彼ら。吉祥寺や西荻窪といった独自のカルチャーが存在するシーンとメジャーという真逆ともいえる両フィールドでの活動、でんぱ組.incへの楽曲提供、そしてゆずのアレンジを手掛けるなど、活動の幅を広げている玉屋2060%が辿り着いたのが今作「DIAMOND」だ。メジャーという場所について、飽和状態のバンドシーンについて、アルバムについて、玉屋2060%に話を訊いた。

Q.メジャーでは初のアルバムですが心境の変化はありますか?

玉屋:ぶっちゃけ何も変わってないんですよ。スタッフもエンジニアもPAも変わっていないからかもしれないですけど。メンバーがいて今のスタッフがいたらどんな環境でもやっていける気がしていて。だから何処でやるかより誰とやるかですよね。その中で、僕らの音楽を最大限に届けられる場所がメジャーなんだと思うし。


Q.でもバンドを始めた当初はまさかメジャーでやるとは思ってなかったのでは?

玉屋:全く思ってなかったですね。正直、メジャーってダサいなって思っていたこともあって(笑)。というか、メジャーがダサいんじゃなくて、訳も分からないまま祭り上げられているバンドがダサいなって。すっからかんの奴らがテレビで歌っていると「こいつら何も分かってねえな」って思っていましたから。逆に、しっかりと自分のやりたいことをやっていて自分に嘘をついていなければ、何を言われても痛くも痒くもないだろうし。


Q.翻弄されているバンドがダサいと。

玉屋:まさにそうです。最近のバンドを見ていると時代を追いかけているバンドが多いなって思うんですよ。例えば4つ打ちが流行っているからって安易に取り入れていたら、それは流行りを追っているだけじゃないですか。それじゃ新しいものなんて生まれないんですよ。そんなの時代や流行が変わったらお終いだし。僕はそうやってロックが崩れていくのが嫌なんですよ。


Q.今年一番のトレンドが来年一番ダサいものになる可能性がありますもんね。でも本当に突き詰めてやっているバンドにとったら流行っていようが何だろうが関係ない。そういう意味でもM-2「蒼天ディライト」でWiennersが4つ打ちを取り入れたことは痛快でした。しかもメジャー第1弾シングルで。あれは確信犯ですよね(笑)。

玉屋:ざまあみろ感はありますね(笑)。僕、4つ打ちが大好きだからあのビートがダサいものになって欲しくないんです。何年か前にメロコアがそうなっちゃったじゃないですか。Hi-STANDARDやTHUMBやREACHは最高にかっこ良かったけど、その表面だけ切り取って誰でもやれるって勘違いしてやったバンドが物凄く沢山出て来て駄目になっちゃったっていう。4つ打ちもそうやって潰されるのが嫌なんです。そもそも4つ打ちってギターロックから派生したものじゃなくてダンスミュージックじゃないですか。そこをルーツにしているバンドが少ないなって思うんですよ。


Q.対してWiennersはファンクやフュージョンといったルーツを昇華していますよね。本物の4つ打ちを見せつけんとばかり。

玉屋:それが狙いなんですよ。このジャブは2、3年後に効いてくると思うんですけど(笑)。


Q.Wiennersはメジャーシーンとローカルシーンの両方に存在しているのも面白いですよね。

玉屋:自分でも良い立ち位置だなって(笑)。メジャーとも地元のシーンともコミュニケーションを取っていれば自分の立ち位置が立体的に見えるんですよ。どっちかだけでやってると価値観が偏っちゃうし。


Q.しかも玉屋君はでんぱ組.incとの関わりもあって。こんな人中々いないですよ(笑)。

玉屋:あははは。でも西荻窪と秋葉原って似てる部分がある気がして。どっちかがどっちかに影響を受けているとかじゃなくて同時多発的に似た文化が生まれたと思うんです。そこにでんぱ組.incがいてWiennersがいて。それが合わさったときに面白いものが生まれたんだと思います。


Q.今回のアルバムは地元シーンでの活動、メジャーでの出会いや経験、アイドルとの関わりで生まれたものなど、これまで玉屋君がやってきたことが全部詰め込まれていますよね。

玉屋:まさにその通りで、今回のアルバムで今までの活動を全部まとめてみようと思ったんです。今までは自分の中で育ってきた木の枝分かれしたものを伐採していた感覚なんですけど、今作は木の幹の部分をそのまま出荷できるように育てたイメージがあって。今までの延長線上でもあるし、ちゃんと進化もしていると思う。


Q.ずっと磨いてきた石がダイアモンドになったような。

玉屋:まさに!本当に今までで一番良く出来たアルバムなんですよ。6ヶ月もかかったけど、その時間もパッケージ出来たし。


Q.もがき苦しんでやっと生まれたその過程がアルバムから感じられます。

玉屋:僕はプロセスを感じられる音楽に感動させられるんですよ。単純に面白いポップな音楽なんだけど聴いていくうちに音楽的なことや過程を感じれる音楽が好きだし、今回はそれが上手くやれたと思っています。


Q.今作はポップだけど罠だらけですしね。

玉屋:ざまあみろポイントが沢山です(笑)。


Q.ヒントも沢山ある。

玉屋:ファンク、フュージョン、パンクに辿り着けるようなヒントはいっぱい散りばめたので宝探しをするつもりで楽しんでくれたら嬉しいですね。それこそでんぱ組.incから僕らに興味を持ってくれた人が、FRUITYやSCHOOL JACKETSまで辿り着いたら凄く面白いことになると思うんですよ。


Q.そういう人達がバンドを始めたら最高ですね。それこそ石ころがダイアモンドになる可能性をこのアルバムが作ったことになる。

玉屋:それめっちゃ嬉しいですね。うん。想像するとワクワクします。


Wienners:
玉屋2060%(vo/g)
560(b/cho)
マナブシティ(ds)
MAX(vo/key/sampler)

【HPアドレス】
http://www.wienners.net/

アルバムジャケット

Wienners
メジャー1stアルバム
DIAMOND

NOW ON SALE

初回限定盤【CD+DVD】¥3,000(税込) / TFCC-86474
通常盤【CD】¥2,600(税込) / TFCC-86475

Wienners presents DIAMOND TOUR 2014

6月21日(土)京都MOJO
6月22日(日)神戸 太陽と虎
7月13日(日)千葉LOOK
7月18日(金)池下CLUB UPSET
7月19日(土)心斎橋Pangea
7月23日(水)仙台enn2nd
7月27日(日)札幌Spritual Lounge
8月08日(金)新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
8月19日(火)高松DIME 
8月20日(水)米子Laughs
8月22日(金)広島ナミキジャンクション
8月24日(日)福岡graf
8月29日(金)恵比寿LIQUIDROOM

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