PICK UP INTERVIEW
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BUNS RECORDS
2013年に名古屋で産声をあげた新進気鋭インディーズレーベル、BUNS RECORDSがコンピレーションCD「BASEMENT TAPES」をリリース。レーベルを共同で主宰しながらもそれぞれがバンドマンとしても活動しているながさきまこととサカイショウイチ。ライブハウスで出会った彼らの盟友達が集結した今作は、全20バンド、オール新曲という愛で溢れたコンピレーションとなっている。レーベルオーナーであり、バンドマンであり、素晴らしいリスナーである2人だからこそ完成したVA「BASEMENT TAPES」。隅から隅まで聴き尽して欲しい!

Q.昨年、レーベル第1弾としてリリースしたTHE SWiTCHERSとJUNK FOOD PANICのスプリットの反響はどうでした?

まこと:良かったですね。

ショウイチ:友達同士で「これやったら面白いね」って騒いでいたことが世間に通用したのが単純に嬉しかったですね。ただ同世代の友達がワイワイしているのを放出した感じだったので(笑)。


Q.青春を切り取ったようなスプリットでしたしね。

ショウイチ:まさに(笑)。あと変なチーム感がありましたよね(笑)。


Q.まこと君もショウイチ君もバンドマンとしての顔やライブハウスのスタッフとしての顔があるじゃないですか。その2人が集まってどんなレーベルをやろうと思っていますか?

まこと:自分達がいるシーンに一石を投じたいですね。僕だったら周りにTRUST RECORDSやTHE NINTH APOLLOやI HATE SMOKE RECORDSっていうお世話になっている先輩レーベルがいるんですけど、早く同じ目線でやっていけるようなレーベルにしたいんですよ。そのためには仲間が必要なんですけど、僕らに賛同してくれるバンドが沢山いて今回こうやってコンピレーションを作ることが出来ました。


Q.2人がライブハウスで培ってきたことの賜物ですよね。

まこと:嬉しいです。レーベルを始めた時点でコンピは作りたかったので。

ショウイチ:参加してくれた20バンド、全員即答だったんですよ。僕らの思い付きに賛同してくれて嬉しかったですね。

まこと:しかも全バンド新曲なんですよ。


Q.参加バンドもバラエティに富んでいますよね。それぞれの土壌で活動しているバンドが集まっている印象もあります。

まこと:同じ名古屋でも繋がってないバンドが入っていますからね。


Q.ENTHとMILKが同じコンピに入るのはBUNS RECORDSのコンピだけでしょう。

まこと:そうですよね(笑)。

ショウイチ:基準はかっこいいかどうかですからね。僕らもバンドをやっているし、お互いをかっこいいと思っていないと成立しないと思います。


Q.レーベルがバンドと同じ目線なんでしょうね。

まこと:たぶんそれはみんな同世代だからだと思います。それがコンセプトでもあるし。

ショウイチ:このコンピには同世代のかっこいいバンドしか入っていないです!


Q.このコンピは明確な意志を持って同世代の仲間で作られているのがよく分かるんですよね。90年代にSPICE OF LIFE RECORDSがリリースした「SCUM」「Something Else」「A Short Story」「Making up new lines」のような匂いがするんですよ。

ショウイチ:光栄です!濃厚なコンピになったと思っています!


Q.2枚組ですが、それぞれ「まこと盤」「ショウイチ盤」のような感じですか?

まこと:そうですね。DISC1が僕でDISC2がショウイチです。どっちも全く別の顔になりましたね。


Q.お互いのミックステープを交換しているような感覚もあった?

ショウイチ:まさにそうです!同じことを4STEPSのヒサダ君に言われたんですよ。「これ、友達にあげるミックステープみたいだね」って。本当にそういう感覚で作りました。


Q.出来上がった音源を聴いてどうでしたか?

まこと:めちゃくちゃ愛を感じましたね。ふざけているバンドもいれば勝負してきたバンドもいて、みんな最高です。


Q.ENTHやANDMOREは完全にふざけてますよね(笑)。

まこと:俺をネタにしてますからね(笑)。こういう遊びってたぶんコンピじゃなきゃ出来ないと思います。逆に惜し気もなく名曲を提供してくれたバンドも沢山いて、どっちにも愛を感じます。付き合いが長いバンドも、最近出会ったバンドも、このコンピに入っているバンドの奴らは一生付き合っていく仲間ばかりですね。


Q.では1バンドずつ紹介してもらってもいいですか。まずはまこと君から。

まこと:ENTHは僕をネタにしたふざけた曲をやっていて、僕が昔やっていたバンドの曲のフレーズを使うっていう軽いディスが入ってます(笑)。でもそれほど仲がいい証拠です。NOAは6年くらいの付き合いでバンドも勿論かっこいいんですけど飲み友達としても最高です。39degreesは僕が働いているR.A.Dで出会って、ヴォーカルの板東と体系が似ていることから打ち上げでグルーヴが生まれて仲良くなりました。ANDMOREは人生で一番お世話になった尊敬するバンドですね。HAIR MONEY KIDSは90年代のメロコアの影響が強い岡山のバンドでめちゃくちゃかっこいいです。静岡のRING MY HELLは打ち上げで深い話をして一緒にやっていきたいと思って誘いました。Take out brightは僕がR.A.Dに入って3日目に出演していて衝撃を受けたバンドです。THE SNEEZEは自分達でフェスをやったりバンドとしての考え方に共感することが多い尊敬するバンドですね。LUCCIは僕のバンドなんですけど、この中では浮いているかもしれませんがジャンルが違っても楽曲で勝負出来ると思って参加しました。My Hair is Badは最初は打ち上げで仲良くなって、それからライブを見たらもっと好きになった飲み友達バンドです。


Q.まこと君は打ち上げで仲良くなれるかが基準みたいですね(笑)。

まこと:どれだけ音楽がかっこよくても人間が駄目だったら仲良くなれないんですよ。勿論どんなに良い奴でもやってる音楽がかっこよくなければ駄目ですけど。だから今回誘った10バンドは人間としても尊敬しているし曲もライブも好きっていう完璧なバンドばかりなんです。


Q.ショウイチ君はどうですか?

ショウイチ:僕は楽曲メインで話しますね。be unconscious zizzはとにかくエモ好き必聴な東京のバンドです。JUNK FOOD PANICはJ-POPから局地的なシティーポップまで全部さらってるバンドなのでレキシとか好き人は是非聴いてみて下さい。Sentimental boysは今回入ってる曲はちょっと変化球なんですけどもともとは日本の清涼なメロディーにシューゲイザーの要素を取り入れてやっているバンドなので個人的には銀杏BOYZ好きにもお勧めしたいですね。ONIONRINGはASPARAGUSやSHORT CIRCUITのような90年代メロコア好きはマストですね。MILKはFRUITYやU.G MANのようなスコスコのパンクを聴かせてくれるB級感満載のS級バンドです。そして4stepsは MILKとは違う視点からFRUITYを捉えているというか、FRUITYがLESS THAN TVから7インチを出していたことを拾い上げたのがMILKだとしたら、FRUITYが西荻WATTSでやっててSNOTTYとかの後輩を生んでいったっていう方向から見ているのが4stepsだと思っています。岡崎のポロイロシティは竹内電気やthe chef cooks meのようなギターポップを鳴らしているバンドです。Sounds Like ShitはHUSKING BEEのような、エモを取り入れたメロディックパンクが好きなら絶対ハマると思いますね。僕がヴォーカルを務めるTHE SWiTCHERSは銀杏BOYZやYOUR SONG IS GOODやWiennersが好きな人に通じれば嬉しいですね。この曲の元ネタは東京スカパラダイスオーケストラの「銀河と迷路」です(笑)。CAR10はギターにリヴァーヴをかけまくっているようなインディーポップからビートルズのようなソフトロックまでを70’Sのパンクで放出しているような稀有なバンドですね。

まこと:めっちゃ音楽の話するね。僕、打ち上げの話しかしてないのに(笑)。

ショウイチ:あははは。


Q.このコンピレーションがきっかけで色んなバンドに出会えそうですね。

まこと:聴いてくれた人が少しでも聴くバンドの幅が拡がったら嬉しいですね。参加してくれたバンドもジャンル関係なく繋がっていったら絶対に面白いことになると思います。僕は人間性重視なので大好きなみんなと面白いことをやって美味しいお酒が飲めたら最高です。

ショウイチ:全バンド新曲なんですけど、いつか別のテイクが単独作とかに入ったらこのコンピを振り返って聴いて欲しいですね。そういう楽しみ方もあると思うんですよ。


Q.分かります。VA「A SHORT STORY」に入っているSHERBETの「REMEMBER IN THOSE DAYS」とか興奮しますよね。

ショウイチ:それです!SHERBETのアルバムの1曲目ですよね!音とか全然違って、でもそれが堪らないんですよ!

まこと:コンピにしか入ってない曲とかもありますよね。遡って聴いたときに「何これ?」みたいな。


Q.このコンピだってENTHの「まこっつ走れ」とか絶対アルバムには入らないでしょうし(笑)。

まこと:ライブでも僕のイベントのときしかやらないんじゃないですか(笑)。

ショウイチ:コンピってコンセプトや条件があるとオリジナルなものになりますよね。STEP UP RECORDSが出した「...out of this world 4」とか最高でしたから。


Q.63バンド全曲1分縛りですよね。

ショウイチ:マジ最高ですよね。そうやってレーベルがコンセプトを持って作るコンピって最高だし、そこに賛同するバンドも良い意味で音楽に対しておバカさんだと思うんですよ。僕はそこに「やってやるぜ」って空気感を感じるんですよね。僕らのコンピも、参加してくれたどのバンドからもそれが伝わって来るんですよ。それが切磋琢磨ってことだと思うし。


Q.話を聞いていて思ったのですが、ショウイチ君もまこと君もレーベルオーナーであり、いちリスナーなんですよね。だからこういうコンピを作ることが出来たんだと思いますよ。

ショウイチ:嬉しいです!

まこと:リスナー目線なのはショウイチですね。YOU TUBEで良いバンド見つけるとすぐ連絡してくるし(笑)。

ショウイチ:僕はその時々の閃きだけでやっているからビジネスセンスは皆無なんですよ。そんな僕の閃きをビジネスにしてくれるのがまこっちゃんなんです。これからもマジでよろしくお願いします(笑)。

まこと:あははは。でも本当に作って良かったですね。一生の宝ものが出来ましたから。

ショウイチ:本当それ!

まこと:だから全バンド聴いて欲しいです。そして出会って欲しいですね。

ショウイチ:ちゃんと聴けよ!って感じです!よろしくお願いします!

アルバムジャケット

V.A.
NEW ALBUM
BASEMENT TAPES
BURC-002

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