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灰音
2007年に名古屋で結成された灰音。幾度のメンバーチェンジを経て現在の体制となったのが2014年9月。マイペースではありながらも着実とステップアップしてきた彼らだがここにきてバンドの勢いが加速。12月20日には初のワンマンライブを決行、なんとチケットは即日ソールドアウト。そして現在アルバムのレコーディングも佳境を迎えているという。平成元年世代の不安、不満、そして希望を綴った灰音の音楽は同じ境遇の人間にそっと寄り添ってくれる。バンドの要である林に話を訊いた。

Q.灰音はどういうバンドやろうと思って始まったのですか?

林:特にジャンルを決めずにメンバーが好きなことを好きなようにやろうと始めました。灰音ってバンド名も、定まったジャンルではなく白でも黒でもない音楽をやろうという思いから名付けたんです。中二病っぽい名前ですけど(笑)。


Q.あははは。どのようなメンバーで構成されているのですか?

林:ギターの金山は高校からの腐れ縁です。今さら何も喋ることのないくらい(笑)。お互いをよく理解しているので僕が作った曲に彼がギターを乗せると何も言わなくても理想通りのものが出来るんですよ。それは長年培ってきた信頼関係かと(笑)。ドラムの大竹とも5年くらい一緒にバンドをやっているんですけど、彼は頭が悪くて(笑)。僕らのCDにはボーナストラックで彼の弾き語りが入っています(笑)。そんな彼に僕は凄く救われていて。決して要領が良い訳ではないんですけどバンドの管理などもやってくれていたりムードメーカーとしても大きな存在で。大竹がいなかったらバンドは続いてなかったかもしれませんね。ベースの船越は今年の9月に加入したばかりなんですけど、灰音に入るプレッシャーもあるみたいで。彼は「僕が足を引っ張っている」ってよく言うんですけど全然そんなこと無くて、逆に僕らがしっかりしなきゃなって思います。


Q.それぞれどんな音楽がルーツにあるのですか?

林:みんなバラバラなんですよ。僕は中学の頃からライブハウスに出入りしていたので明日、照らすがスパルタンXという名前の頃から好きで影響を受けています。金山は洋楽からの影響が強いですね。大竹は青春パンクバンドをやっていました。船越は重くて暗い音楽が好きだと思います。


Q.バラバラな色が混ざってグレーになると。

林:そうですね。それぞれバックボーンが違うので僕が持っていく曲に想像もしていなかったようなアレンジが加わることがあるんですよ。それが凄く面白いですね。固まらないことも多いですけど(笑)。


Q.結成から8年、ここにきて活動が活発になってきた印象があるのですが。

林:売れたいっていう漠然とした気持ちはあって。でもそこに向けて具体的に動いてこなかったんです。ライブばかりやってたいら時間だけ過ぎていって。でもベースが入ってやっと本格的に動き始めることが出来たんです。


Q.アルバムのリリース、初のワンマンと目白押しですもんね。

林:はい。今まで結構ユルくやってきたんですけど、最近はバンドのモチベーションがかなり上がっていると思います。


Q.現在レコーディング中のアルバムはどのような作品になりそうですか?

林:今年の2月、5月と、シングルを2枚リリースしたんですけど、その流れで年末にアルバムを作ることは決めていて。僕らの集大成のような作品にはなると思うんですけど、年齢を重ねてきて落ち着いた部分もあって歌モノ中心の聴き易いアルバムになる気がします。シングル2枚が割とガチャガチャしていたのでそことのバランスも考えていて。


Q.ご自身では灰音をどういうバンドだと捉えていますか?

林:自分では躁鬱ロックバンドと呼んでいます。僕ら歌詞が暗いので音楽で元気付けられるようなバンドではないんですよね。それよりも辛いことがあったときに聴いて一緒に落ちることが出来るバンドだと思っています。


Q.不安や不満が歌われた楽曲を聴く事で同じ境遇の人は共感を覚えるかもしれませんね。無責任な応援ソングではなくて同じ不安を抱えている人がいる安心感を得るための曲というか。

林:そうなんですよ。自分と同じような気持ちの人がいて、そういう人も頑張ってやってるんだから俺もやってみようかなって思って貰えるようなバンドでいたいんですよね。聴いてくれる人と、上からじゃなく同じ目線でいたいんです。


Q.初のワンマンも楽しみですね。

林:僕ら、持ち曲が40曲くらいあるので昔の曲を聴きたいって声に中々普段のライブでは応えることが出来てなくて。でもワンマンでは昔から応援してくれている人に楽しんでもらえるセットリストを組みたいと思っていて。勿論、最近僕らのライブに来てくれている人にも「こんな曲もあったんだ」って喜んでもらえるような、来てくれる人みんなの期待に応えられるワンマンにしたいですね。間違いなく僕らの集大成の1日になると思います。


Q.これからのバンドのヴィジョンがあれば教えて下さい。

林:名古屋で8年間活動してきて、気付いたら後輩バンドも増えてきたんですけど、上の世代のかっこいいバンドに中々喰い込めてなくて。名古屋って上の世代がいて真ん中がいなくて下の世代がいるイメージなんですけど、僕らが真ん中にねじ込んでいけたらいいなって思っています。上の世代と下の世代を繋ぐパイプのようなバンドに僕らがならなければいけない気がするんですよね。そうやって名古屋のシーンの底上げをしたいです。そのためにも僕らがもっと有名にならないといけないなって思っています。あと個人的には見返してやりたい気持ちもあって。


Q.というのは?

林:僕、高校を中退しているんですけどやっぱり世間体がよろしくなくて。「バンド辞めて働いたら?」って言われることもよくあります。そんな僕にメンバーは着いてきてくれて。今まで何回もメンバーチェンジがあったけど、辞めていったメンバーの分まで頑張りたいんですよ。バンドで有名になって、「頑張ってきたんだね」って言わせたい。そのためにやらなくちゃいけないことが沢山あって、それを全部やりたいんです。そのひとつが今回のアルバムやワンマンなんですよ。


灰音:
林大介(Vo.Gt) 大竹隼人(Dr.Cho) 金山省吾(Gt) 船越政信(Ba.Cho)

【HPアドレス】
http://09.mbsp.jp/hyne4/

Live Schedule

12月20日 (土)車道3STAR
灰音レコ発ワンマンライブ

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