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SCOOBIE DO
日本屈指のライブバンド、SCOOBIE DOが通算11枚目となるフルアルバム「結晶」を完成させた。「結成19年目のデビューアルバム」をテーマとした今作「結晶」は、コンセプチュアルな作品であった「MIRACLES」「かんぺきな未完成品」から一転、迸るバンドのエネルギーを全身から放出したダイナミックで衝動的な作品となっている。最新作が最高傑作。走り続けるSCOOBIE DOを代表してマツキタイジロウ(Gt)とコヤマシュウ(Vo)に話を訊く。

Q.今作、物凄く直感的というか、ロックンロールの衝動的なかっこよさが全開のアルバムですよね。

マツキ:凄く勢いのあるロックンロールアルバムになったと思います。今年で結成19年なんですけど、今回のアルバムは19年目のデビューアルバムを作るつもりで作ったんですよ。


Q.なるほど。「MIRACLES」と「かんぺきな未完成品」のどちらの要素も含みつつ、更にスピード感やダイレクト感が出ている気がします。

マツキ:そうですね。前2作はある意味コンセプトアルバムだったんですけど、その質感もありつつ、今回はもっと単純にかっこいいロックアルバムを作りたくて。勢いがあって元気があって若々しい、そういうイメージのアルバムになったと思います。


Q.そういうアルバムを作ろうと思ったのは?

マツキ:やっぱりロックバンドは元気じゃなきゃ駄目だと思うんですよ。勿論今までも元気でしたけど(笑)。CDを聴いてくれたりライブに来てくれる人に向けて元気なエネルギーを放出したいんですよ。聴いてくれた人の力が湧くようなバンドでいたいって去年くらいから強く思うようになって。それでより直接的な表現で力付けれる作品を作ろうと思ったのがきっかけですね。


Q.カヴァー・アルバム「GRAND-FROG SESSIONS」でルーツに立ち返ったことも作用しているのでないですか?

マツキ:それもあると思います。THE NEATBEATSの真鍋さんの所有するヴィンテージ機材しかないようなスタジオで録ったんですけど、50〜60年代のソウルやリズム&ブルースのカヴァーをしたことで改めて曲の良さを実感して。今までの経験やノウハウを抱えたままテクノロジー的に次にいくことも出来るけど、よりプリミティブに、本能的に、感情の赴くままに演奏する方が今のSCOOBIE DOっぽいかなって。


Q.「行こう 何度だって」と歌うM-2「転がる石」や「生きてることは何度も始められるってことさ」と歌うM-4「いいぜ いいぜ」のように、今作では「始まり」がテーマでもありますよね。

マツキ:そうですね。ゼロからの始まりじゃなくて、再生というか。


Q.19年やってきても常に何かが始まるような感覚ってあるのですか?

マツキ:ありますね。ずっと同じことをやっているんだけど毎回新鮮な気持ちでやっているから、何回ライブをやってもステージ前は緊張するし、レコーディングするときは上手くいくか不安になるんですよ。

コヤマ:ライブって同じセットリストでやったとしても毎回別物なので常に新しいことが始まっているんですよ。1本のライブが終わって、またやりたいから1本のライブが始まる。ライブをやることでしか得られないものがあるから俺らは毎回始めてる。こういうアルバムになったのはライブばっかりやっているからだと思うし、そういう自分達に影響されているんじゃないかな。


Q.エネルギッシュなアルバムの中でM-10「行っておいで」の存在も凄く意味がありますよね。この曲に勇気を貰う人は多いと思います。

マツキ:SCOOBIE DOのライブに来てくれる人って、勿論色んな人がいると思うけど、日常生活で溜まったものを吐き出しに来ている人もいると思うんですよ。そういう人を俺は肯定してあげたくて。彼らがSCOOBIE DOを選んでくれてることに俺達も勇気を貰っている訳ですし。

コヤマ:ライブに来てくれる人全員を肯定してあげたいから俺はいつも1対1で歌っているつもりで。だって俺らのライブを選んでくれてCDを買ってくれている時点で凄いことだから。実際その人がどういう生活をしていてどんな仕事をしているのかは分からないけど、SCOOBIE DOが好きっていう一点だけで全肯定出来るんですよね。そういう人達に向けて歌ったのが「行っておいで」なんです。


Q.改めてどういうアルバムになりましたか?

マツキ:今一番自分が聴きたいアルバムになったかと。やっぱり新しいアルバムが一番良いバンドでいたいですよね。


Q.それは「常に始まっている感覚」とリンクしているのかもしれませんね。

マツキ:そうですね。長いことやっていると何処がゴールか分からなくなることもあるんですけど、でも「こうしたい」「ああしたい」って思いが全然消えないから常に始めているんです。バンドは面白いですよ。辞められないなって本当に思います。


Q.いよいよ来年は20周年ですね。

マツキ:そうですね。あんまり普段やらない所でもやりたいし、20周年に因んだリリースもライブも考えているので実現させたいですね。でもそれっていつもやってる事と何も変わらないんですけどね(笑)。


Q.結成当時、20年後の想像ってしていましたか?

マツキ:全然!

コヤマ:具体的には想像してないですね。でもバンドとして産声を上げた瞬間に「すげーもん見つけた」って思ったし、メシを食えるとかお金を稼ぐとかは分からないけど「勝ったな」「これで一生楽しいじゃん」って思ったんですよ。それはね、SCOOBIE DOを辞めない限りずっと続くんですよ。それはバンドを組んだ最初に思った。大いなる勘違いかもしれないけど(笑)。でも20年経ってみてもその気持ちは変わらないんですよね。これからもっと楽しいことが起きるって未だに思ってますから。


SCOOBIE DO:
マツキタイジロウ(Gt)コヤマシュウ(Vo)ナガイケジョー(Ba)オカモト “MOBY” タクヤ(Dr)

【HPアドレス】
http://www.scoobie-do.com/

アルバムジャケット

SCOOBIE DO
NEW ALBUM
結晶
HICC-3808

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2,700円(税込)

Funk-a-lismo! vol.9

10月24日(金)千葉LOOK
11月1日(土)福岡LIVE HOUSE CB
11月3日(月・祝)広島Cave-Be
11月15日(土)青森Quarter
11月16日(日)仙台MACANA
11月23日(日)札幌ペニーレーン24
11月29日(土)梅田AKASO
11月30日(日)名古屋APOLLO BASE
12月7日(日)長野LIVE HOUSE J
12月14日(日)新潟CLUB RIVERST
12月21日(日)渋谷TSUTAYA O-EAST

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