PICK UP INTERVIEW
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at Anytime
三重を代表するメロディックパンクバンド、at Anytimeがミニアルバム「SEVEN MORNING」を完成させた。2013年9月、3枚の会場限定シングルを経て実に6年振りとなったフルアルバム「at Anytime」をリリース、その後全国58カ所を回るロングツアーを決行。バンドとしての絆を深め、ベクトルを定めた彼ら。これまでのアトエニ節は更に研ぎ澄まされ、新しい世界観にも踏み込んだ今作は間違いなくバンド史上最高傑作と言えるだろう。確実にネクストレベルに突入したat Anytimeに話を訊く。

Q.前作「at Anytime」は、流通音源としては6年振りであったり自主レーベル立ち上げだったりバンドにとって転期になったと思うのですが。

直矢:状況は変わりましたね。僕らはCDをずっと作ってなかったので、会場限定でシングルを作ったときに「やっぱりCD出さなかんな」って思ったんですけど、流通音源を作ってみて「やっぱり流通せなあかんな」って思いました(笑)。自主レーベルも初めてのことやから不安だったんですけどあのアルバムを作って反響をもらったことで自身にも繋がったし。


Q.その自信は今作に凄く表れていますね。いつ頃から制作していたのですか?

直矢:「at Anytime」を2013年の9月にリリースして、そこから2014年の3月までずっとツアーしてたんですよ。全部で58本。その間に曲作りをして、8月からレコーディングに入りました。


Q.今作、間違いなくアトエニの最高傑作ですよね。勢いが物凄い。

直矢:ありがとうございます!前作はそれまでの6年間の集大成のような、ベストっぽいアルバムだったんですよ。今回のミニアルバムはそこから作ったオール新曲なんです。だから今の勢いがよく出ていると思います。

雄斗:メンバーのベクトルが全員同じ方を向いているから作れたアルバムだと思います。

直矢:ツアーを経験して、壊したい部分と研ぎ澄ませたい部分が自分で分かったんですよ。それを踏まえて作ったアルバムなので手応えしかないですね。


Q.各地のライブでお客さんの反応をダイレクトに受け取ることでバンドに何が必要か分かったから生まれたのが今作だと。

直矢:まさにその通りで、それまでは手探りな部分もあったんですけど、やっぱりツアーでの経験が大きくて。現時点で自分達が何を求められているか、どういう曲が必要かが少しだけ分かった気がして。挑戦もしたかったですし。


Q.様々な経験を経て生まれたミニアルバムに「SEVEN MORNING」と名付けたのは?

直矢:M-1「7DAYS WONDER」がアルバムの軸になっているんですけど、収録曲も7曲だし、7にかけてタイトルを考えていたんです。1週間って7日間あるじゃないですか。今作は毎日、毎朝でも聴きたくなるようなアルバムになったと思うんですよね。それで「SEVEN MORNING」と名付けました。


Q.「7DAYS WONDER」は情勢や政治に対する怒りや憤りを歌詞から感じます。

直矢:分かってもらえて良かったです。ただネガティブなものにはしたくないって気持ちもありつつ、やっぱり思う事が沢山あって。例えば震災から時間が経つにつれ報道とかもされなくなっている。でも実際にツアーで東北に行くと僕らの住む三重まで飛んでこない現状がそこにはあるんですよね。何が本当で何が嘘か、騙されたくないんですよ。ネットもテレビも何が本当か分からないじゃないですか。都合ええなって思ってしまう。


Q.こういうメッセージを四つ打ちのリズムに乗せるのも面白い。

直矢:流行りの四つ打ちとは違うんですよね。

雄斗:前のアルバムでも「LIVE BY FEEL」って曲で四つ打ちはやっていたんですけど、それとはまた違う印象で。下半身がカチッとしてる分、上半身で攻めてるんですよ。ドラマーとしてのプレイヤー魂を見せています(笑)。


Q.M-2「TIME OF YOUR LIFE」はアトエニのライブに対する気持ちがよく出ています。

直矢:「TIME OF YOUR LIFE」っていうのは僕らが10年間やっているイベント名なんですよ。ライブって、お客さんの時間を割いて来てもらっている訳じゃないですか。それは僕らも一緒で人生の時間を使ってやっているんですよね。だからお客さんも僕らも、一緒にライブしていると思うんです。


Q.ずっと大切にしてきたイベント名を曲に名付けるほど思い入れの強い曲になった?

直矢:作っているときはそういうつもりじゃなかったんですよ。でも歌詞を書いていくうちに、僕らにとって大事な曲になると思ったんです。それで10年間で60回やってきたイベント名を曲名にすることにしたんです。


Q.M-3「GLORY」は未来は僕らの手の中にあって、上を向いて歩いていけば輝かしい毎日がやってくるというメッセージをポップに放つ名曲だと思いました。

直矢:恥ずかしいくらいのポップさですよね。今までの僕らだったらやれなかったアプローチだと思います。歌詞は自分に言い聞かせてる部分もあります。まだ先に行けるんじゃないかって。


Q.サビ前の一瞬だけ歌とアコースティックギターだけになる瞬間、あそこ堪らないです。

直矢:嬉しい!あそこは最初クリーンでやっていたんですけどアコギだけでやってみたら「わ!」ってなったんですよ(笑)。エンジニアさんにも「これはエロい!」って言われましたから(笑)。

雄斗:アコギの後のサビのグローリー感も最高なんですよね(笑)。


Q.M-5「50-MILES」ではバンドの諦めない姿勢や迷いの無さ、追ってきた夢への思いがしっかり歌われているなと。

直矢:まさに。ツアーを経て3人の関係が濃くなったことで、何処までもいける気がするんですよね。考え方も変わったし。「50-MILES」自分で掴まないと誰も助けてくれないっていう決意表明の曲でもありますね。

雄斗:あのツアーを経険したことで前は割と遠くにあった夢や目標が近付いて来ている感覚があって。その現実的な距離が50マイルっていう。あと少しなんですよ。今のバンドの心境がよく出た曲だと思います。これはAYAPETA(DIZZY SUNFIST)が頭から叫んでますね(笑)。


Q.バンドが一体となって夢に進んでいるのは「GLORY」や「50-MILES」から凄く感じます。

直矢:バンドが良い状況にあるんだと思います。今の僕らは意志の疎通も早いし、逆に「それは違うやろ」っていうジャッジも出来る。物ごとを決めるときに3人でしっかり決められるんですよ。これがバンドやなって。


Q.アルバムの中では異色なM-4「UNDER THE DOG」は男の哀愁が漂い過ぎていてバッド・レリジョンかと思いました。

雄斗:あははは。

直矢:Epitaph RecordsとかFat Wreck Chordsの影響がもろに出てますからね(笑)。逆に今の若い子達はもしかしたら知らないかもしれないですけど。僕らはその辺に度肝抜かれた世代なので。「GLORY」とか「50-MILES」のような曲の中にこういうマイナー調な曲があることでコントラストがはっきりしますよね。


Q.歌詞も、今作は夢や決意表明を歌っている曲が多い中、「UNDER THE DOG」はヘイトにまみれていて。

直矢:生々しいでしょ?(笑)。都合の良いときだけ寄ってきて、自分の都合で離れていく奴っているじゃないですか。そういう奴にはバンド辞めて欲しいなって曲です(笑)。自分も含め、そうはなりたくないなっていう戒めもありますね。


Q.では具体的にバンド名を挙げて頂きましょう。

直矢:ここで4バンドくらい出すって書いといて下さい。(一同爆笑)


Q.M-6「DRAG DOWN」も攻めていますね。まるで宣戦布告のような。

直矢:まさに宣戦布告ですね。


Q.歌詞も曲調もなぎ倒していく感が物凄い。

直矢:上に立った人の中で踏ん反り返っている人っているじゃないですか。僕らが憧れていたりお世話になっている先輩や仲間にはそういう人はいないんですけど。そういう人らに「すぐそこまで行くから」っていう宣戦布告の曲ですね。この曲はIGARI (HEY-SMITH)がコーラスで参加してくれているんですけど、彼が歌うことでさらにその意味合いも増したと思います(笑)。


Q.では具体的にバンド名を挙げて頂きましょう。

雄斗:ここで12バンド出すって書いといて下さい。(一同爆笑)

直矢:増えてるやん(笑)。


Q.ロックバラードであるM-7「SONG OF YOU」は何故か憎めない、情けない男のラブソングですね。

直矢: UKロックやアメリカンエモのようなスローテンポでバラードっぽいけどみんなで歌える曲を意識して作りました。ちょっと駄目な男の通り過ぎる恋を歌ったラブソングですね。駄目な男が歌詞を書いているので、駄目の極みです(笑)。この曲では初めてビートルズという固有名詞が出て来て。「ワインで乾杯して少し酔っ払って二人でビートルズでも歌いたい気分」のような。


Q.普段ああやって女の子を口説いてるんだなって思いました(笑)。

直矢:あははは。めっちゃキザやないですか(笑)。

雄斗:「SONG OF YOUだよ」とか言って。(一同爆笑)

直矢:こっ恥ずかしさは捨てて書きました(笑)。駄目な男に送ります(笑)。


Q.男の子は共感する部分があると思いますよ。逆に女性は全てお見通しかも(笑)。

直矢:その駄目さが最高なんですよ。昔のアメリカンエモのひ弱な感じが堪らないですよね。「君はどうせ僕のこと嫌いなんだ」みたいな歌詞あるじゃないですか。ああいう駄目な感じで聴いて貰えたら嬉しいです。


Q.ちなみにビートルズの曲で落とすなら何を歌いますか?

直矢:「HELP!」かな。(一同爆笑)


Q.あははは。では改めてどういうアルバムになりました?

優樹:僕個人的にはベースとしてもやりたいことがやれたと思っています。

雄斗:ミニアルバムなのでアルバムに比べると単純に早く聴き終るじゃないですか。そのスピード感が凄く良いんですよね。前作の重厚さとは違う角度で切れ味のある作品になったかと。自分でも何回も繰り返して聴いています(笑)。

直矢:僕はこういうタイム感で聴けるミニアルバムが好きで。それでいてちゃんとバラエティに富んでいると思うから楽しんでもらえるかと。今までとは少し雰囲気が変わったかもしれないけど、分かり易いテーマだと思うので聴いてくれたみんなの反応が楽しみです。必聴です!!


at Anytime:
宮崎 雄斗(Dr、Cho) 山本 優樹(Ba、Cho) 中村 直矢(Vo、Gt)

【HPアドレス】
http://www.at-anytime.net/

アルバムジャケット

at Anytime
NEW ALBUM
SEVEN MORNING
BJR-02

NOW ON SALE

¥1800(+税)

SEVEN MORNING TOUR 2015

02/22 三重鈴鹿 ANSWER
03/13 長崎 STUDIO DO!
03/14 大分 SPOT
03/15 福岡 TENJIN ONTAQ
03/17 熊本 Django
03/20 松山 Double-U studio
03/27 福井 CHOP
03/28 金沢 VANVAN V4
04/12 八戸 ROXX
04/13 仙台 MACANA
04/14 石巻 BLUE RESISTANCE
04/17 高崎 SUNBURST
04/18 宇都宮 HELLO DOLLY
04/19 八王子 MATCH BOX
04/24 横浜 FAD
04/25 静岡 UMBER
04/26 磐田 FM STAGE
05/06 熊谷 HEAVENS ROCK
05/08 水戸 LIGHT HOUSE
05/09 北浦和 KYARA
05/10 千葉 LOOK
05/16 岐阜 ANTS
05/22 神戸 太陽と虎
05/23 岡山 CRAZY MAMA2
05/24 京都 GROWLY
05/30 札幌 KLUB COUNTER ACTION
05/31 苫小牧 Club ROOTS

-ツアーファイナルシリーズ-
06/12 東京下北沢 SHELTER
06/14 大阪心斎橋 BRONZE
06/27 愛知名古屋 RAD HALL -ONE MAN LIVE-

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