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CHIKUSA THE MUSEUM 2014 HATE NO FANTASIA
幅広いジャンルのアーティストが、同じコンセプトの元に集結する9日間かけてのイベントCHIKUSA THE MUSEUM 2014 HATE NO FANTASIAが12月20日から開催される。です。名古屋から発信する名古屋にしかないフェスを目指し開催される同イベントは「果てのファンタジア」というテーマをもとに主催の吉兼正和氏が面白いと思った名古屋のイベンターに声をかけ、各日の主催者がそれぞれの観点でイベントを作り上げるという。主催の吉兼正和氏、「こだまちくさ座」の堀氏、「うずうず」主催の龍宮ナイトわかめ氏、HOIP鵜飼氏にCHIKUSA THE MUSEUM 2014について話を訊く。
インタビュアー 柴山順次(2YOU MAGAZINE)

Q.吉兼さんがCHIKUSA THE MUSEUMを始めたきっかけは何だったのですか?

吉兼:前回のCHIKUSA THE MUSEUMは2年前なんですけど、当時僕が働いていたちくさ座で僕の企画として始まったんですよ。名古屋近郊で面白いことをやりたいという思いがずっとあったんです。僕は20年くらい舞台の仕事をしていたんですけど、ちくさ座で面白い音楽をやっている人を集めて2日間開催したのが最初ですね。そのときに手応えもあったのでまたやりたいとは思っていたんですけど、2年経って今回開催することになりました。


Q.今年はなんと9日間に渡り開催ですが。

吉兼:どうせやるなら大きいことがしたいと思い、9日間やることにしました。事の発端は名古屋から面白いことを発信して全国から名古屋に人が来るようにしたいって思いがあって。それで僕が思う面白いことをやっている名古屋のイベンターを集めて一緒にやったら面白いことになるんじゃないかって。


Q.名古屋から発信することに拘りたいと。

吉兼:そうですね。名古屋飛ばしって言葉あるじゃないですか。名古屋独特の文化は勿論あるけど、置いていかれている感じもあるんですよね。僕はそこをどうにかしたい。ムーブメントを誰かが投げかければ輪は広がると思うんですよ。だから、僕の力でどうなるかは分からないけどやってみようと思ったんです。あとは単純に新しいことをやりたい。僕は面白いことをやっている人達を繋げたいんですよ。全回やってパフォーマーやお芝居する人や芸術大学の学生が繋がって面白いことが出来たと思っていて。僕はライブに行くのも好きで年間60本くらい行くんだけど、その中で面白いと思うイベンターに声をかけたのが今回のCHIKUSA THE MUSEUMなんですよね。また新たな出会いのきっかけになったら嬉しいです。


Q.吉兼さんが面白いと思うものを紹介する場でもあるんですね。

吉兼:そうそう。それを一気にやると「何だこれ?」ってなると思うんですよね。そういうことを総合的にやりたいんです。普段中々見ないような事に触れて欲しいんですよ。


Q.バンド、ソプラノ、クラシック、フラメンコと何でもありますからね。

吉兼:そうなんですよね。こんなイベントは中々ないと思いますよ。


Q.今回のCHIKUSA THE MUSEUMは様々なイベントの集合体として開催する訳ですがイベントを選出するポイントは何だったのですか?

吉兼:僕が単純に客として見たいイベントを集めました。特に「うずうず」は客として見たかった。僕がちくさ座で働いていた頃に「うずうず」を1回やってもらったんだけどあのときは色々あって(笑)。

鵜飼:その節はすいませんでした(笑)。

吉兼:イベントを3回くらい止めましたからね(笑)。でも管理側の人間として仕方なかったんですよ。あのときも客で見てたら面白いのになって(笑)。

鵜飼:正直、2度とちくさ座でやれないと思っていました。

堀:あの日は伝説ですよね。

吉兼:僕の飛び蹴りが出ましたからね(笑)。

鵜飼:今回まさか声をかけてもらえるとは思ってもいませんでした。僕とWAKAMEちゃんは普段それぞれ個人で「HOIP」と「龍宮ナイト」という企画をやっているんですけど、5年くらい前に鶴舞公演で一緒にフリーライブをやったのが「うずうず」の始まりで。でもフリーでやるのも限界があり場所を探す中でちくさ座を知りそれで吉兼さんに相談して開催したんです。自分としてはイベントの開催までは理想の形でした。でも当日の内要としては問題点だらけで(笑)。もう出来ないから何処か場所を探さなきゃと思っていたのでまさかのオファーに驚いています。

吉兼:僕もチャレンジャーだよね(笑)。

鵜飼:そりゃ怒られるよなって思います(笑)。

吉兼:今回は俺がちくさ座に怒られるかもしれない(笑)。


Q.「こだまちくさ座」を開催する堀さんはどうでしょう?

堀:吉兼さんと出会ったのは3年前くらいなんですけど、その頃音楽で意気投合して「いつか一緒にやろう」って言ってもらっていたんです。それが今回実現出来て嬉しいです。吉兼さんは長野でやった「こだま」にも来てくれていたみたいで。しかもお客さんで来ていたのに手伝ってくれたそうで。

吉兼:照明のバラシをやりました(笑)。

堀:あははは。僕らも「こだま」をやりたかったんですよね。今回4年振りに開催出来て嬉しいです。


Q.では吉兼さんから見たそれぞれのイベントをご紹介下さい。

吉兼:まず「果てのファンタジア」から説明すると、タイトルをローマ字表記にすると「HATE NO FANTASIA」となりますよね。「HATE」「NO」「FANTASIA」という意味深な単語が並ぶのが面白いし、そこから感じ取ってそれぞれのイベンターがそれぞれのイベントを作ってくれたら良いなって。12月20日の「あおいくま×soluz」は僕の企画でフラメンコをやります。フラメンコって笑いの要素がないんですけど、そこに笑いの要素を入れてやったらどうなるか、そういう発想でお送りします。この日のテーマは笑顔ですね。HATE NO。つまり、みんなが笑顔になるイベントにしたいです。


Q.12月21日は問題の「うずうず」です(笑)。

吉兼:この日はめちゃくちゃで良いと思う(笑)。思いっきりはっちゃけてくれたら嬉しいかな。前回以上に伝説を作って欲しいです。

鵜飼:僕らは他を意識してやることが出来ないんですよ。それは自分達でよく分かっているので任せられた日は自分達の色を出すしかないと思っています。でも単純に同じ屋号のもとに集まる他のイベントが何をするのか、客として楽しみですね。

ワカメ:ちくさ座での「うずうず」は普段ライブハウスでやれないような環境でのライブだから、ライブハウスに行きたいけど行けない人や、家庭を持ってライブハウスから離れていた人にも来て欲しいです。そういう人が来やすい日にしたい。「龍宮ナイト」は私ひとりだから面白可笑しくやれるけど「うずうず」は鵜飼君と一緒だからウチの暴走を止めてくれると思うし(笑)。鵜飼君は「HOIP」と「うずうず」の違いは何?

鵜飼:「HOIP」に関しては僕も子供がいるし家族で行動することが多いから、ライブハウスじゃなくてスタジオライブとか昼間のイベントが増えていて。そもそも「龍宮ナイト」と一緒にやることになったのは似たバンドがそれぞれのイベントに出ていたから「一緒にやる?」っていう相乗効果を求めてやり始めて。

ワカメ:鵜飼君、厳しいからよく怒られるんですよ(笑)。


Q.前回の「うずうず」で色々あったにも関わらず「CHIKUSA THE MUSEUM」から声がかかった意味をどう捉えていますか?

ワカメ:前回ちくさ座でやった「うずうず」のときに、ライブハウスで普段やっていることがほとんどNGだったんですよ。でもそれが世の中の常識なんだなって思って。沢山怒られましたし。だけどイベントが終わって帰るときにスタッフさんから「楽しかったよ」って言ってもらえたんですよね。だから今回はあのときのリベンジだと思っています。ルールとか条件がある中で自分達が面白いと思うことがやれることを証明するのが私のCHIKUSA THE MUSEUMですね。


Q.では12月23日の「こだまちくさ座」をご紹介下さい。

吉兼:「こだまちくさ座」は落ち着いて音楽を楽しめるイベントですね。勿論それだけじゃなくディープな音楽も揃っているしブレイク寸前のバンドも出演するので色んなことを感じとって貰えたらと思います。

堀:最初に声をかけてもらったときに「HATE NO FANTASIA」というテーマを頭に入れて考えたんですよ。でもそのテーマが中々分からなくて吉兼に相談したら「HATE NO FANTASIAというキーワードはあれどこだまらしくやったらいい」って言ってもらえて。そもそも「こだま」の原点は僕が見たくて見れないバンドを呼ぶことから始まったので、そこに立ち返って自分でも楽しめるイベントにしようと。「こだま」に来てくれた人が幸せになれる空間を作れたら最高ですよね。


Q.12月24日は「スタジオイノセント Presents 〜HOPE International Christmas Jammin’ Festival 2014〜」が開催。

吉兼:この日はチャリティーイベントですね。サンダルフォンとChronoが出演します。知名度こそなかれど、サンダルフォンは僕も大好きなアーティストです。見たら絶対にびっくりすると思います。Chronoは曲ごとに編成も変えて実験的なことをやっているのでチャレンジ的なイベントになると思います。チャリティーイベントなので沢山の人が来てくれたら嬉しいですね。


Q.12月27日28日開催の「果てのファンタジア!!!」はどういう日になりそうですか?

吉兼:最後の2日間に関してはとにかく誰も見たことのないものを作りたいです。クラシック目当ての人も来ると思うけど大丈夫かな?って心配もありつつ(笑)。でもクラシックしか聴かない人を驚かせたいんですよね。勿論その逆も。この日は僕が思うトップクラスの映像作家も参加するのでアートの視点で見ても面白いと思うし「何だこれ!すごい!」って思ってもらえたら嬉しいですね。


Q.今後のCHIKUSA THE MUSEUMの展望は?

鵜飼:大きい広場みたいなところでそれぞれの町があって、行き来出来るように同時開催出来たら面白いですよね。

吉兼:本当はそれがやりたいんですよ。今回のCHIKUSA THE MUSEUMはその為の第一歩になると思う。そのいためにこうやって色んな人間が融合していかないとなって思う。お客さん含めてどんどん取り込んでいきたいんですよ。「一緒にやりたい」って思う人が1人でも出てきたらなって思ってます。「名古屋は遊ぶ所がない」って人に「CHIKUSA THE MUSEUMがあるじゃん」って言えるとこまで持っていきたいですね。


Q.まさにミュージアムですね。

吉兼:そうなると今度はちくさ座との戦いになりますけどね(笑)。

CHIKUSA THE MUSEUM 2014 HATE NO FANTASIA

12/20(sat)
あおいくま×soluz
open 17:30 start 18:30
adv:4000yen door:4500yen

12/21(sun)
龍宮ナイト×HOIP共同企画「うずうず」
open 12:30 start 13:00~20:30予定
TICKET:3000yen

12/23(tue)
こだまちくさ座
13:00open adv:4000yen
door:4500yen

12/24(wed)
スタジオイノセント Presents 〜HOPE International Christmas Jammin’ Festival 2014〜
open:17:45 start:18:15
adv:3000yen door:3500yen

12/27(sat) 12/28(sun)
果てのファンタジア!!!
12/27(sat) 18:00open 19:00start
12/28(sun) 12:30open 13:30start
adv:3500yen door:4000yen

名古屋市千種文化小劇場(ちくさ座)
名古屋市千種区千種三丁目6番10号
052-745-6235

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